【>>*33→>>*35】火災は発生した。炎は一時燃え広がり、建物や人々に損害を与えたが、イクリールという“王の側近”の指揮を得た警備兵たちは取り乱さず冷静に対処した。被害こそあれど、状況は次第に落ち着いていくだろう。気が緩みかけた警備兵たちが緊張感を取り戻すきっかけともなった。市場では中には商人たちも消火に関わっていたようだ。臨時医院を訪れる負傷者がいるかもしれない。イクリールの書簡は近いうちに白耀城へと到着するだろう。>>*20>>*21