[ 少将の許可が下りるにせよ、そうでないにせよ 私はきっと夜も更けた外の世界へ走り出す。 もしも少将が私の気迫でも感じ取って 護衛や足を用意してくれるなら、楽にはなるが。 そうでないなら私はきっと、 痛みさえも振り切るように 城の方へ。 ]