[ 本当に貴方の為を想うのであれば 少年が言っていた通り、間違いを正すべきだったのでしょう 誰にも罪はあり、正義があり 善悪どちらのみを背負った人間などいないのだから。 貴方が、真実、"王"でしかなければよかった。 私はあの時、貴方が見せてくれたささやかな微笑みで 貴方とて ひとりの人なのだと 触れてしまった。 ……今の今までずっとずっと 私の目には 貴方は愛に溢れた優しい王だった。 ]