……なにが……『助けて』だ……、 助けてほしいのはこっちのほうだ。 オマエはオレを否定し続ける。 オレだってこんな愛ほしくないのに、 オレだって唯一人(ただひとり)に向けられる愛がほしいのに! 無いものばかり求めやがって。 どうして“今”で満足しない? オレが独占を許したのなんか後にも先にもオマエだけだ! オレが一人だけを愛する日なんて来ないよ、 それでもオマエだけのものになりたいと思って オレを縛ってほしいと望んだのに。 その価値すらわからないんじゃ何も与えてやれない!