[だって、Nixは役者じゃないのだ。普段と異なる舞台で歴戦の猛者と肩を並べ、対等に戦っている。その痛みが彼女が真摯に向き合った結果であるなら、敬意を払い、労う以外のことをしたくないのだ。] でも、身体は大事に。痛いのは、その……痛いから。 かっこよかったですよ。[しかし、無理はしてほしくない。一応声掛けはするが、残念なことに先輩の威厳は皆無だった。取り繕うような軽い咳払いの後に素直な感想を述べ、彼女を困らせないようなら、暫く、蹲る背を撫でていただろう。]*