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21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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─ シアタールーム ─
[どこに行こうと悩んで、結局今日も足を向けたのはシアタールームだった。
アーネストが昨日話してくれた裏話。>>42
強い者の庇護にあることを当然としてしまえば、あの弟妹たちは弱いままで終わってしまう。
それを良しとするのがヒーローだろうか。
弱さを許すことはきっと大切だ、でも弱さに甘えることは違うのではないか。
だからこそ、お前達もヒーローになるんだというあの台詞はとても響いた。
彼女の言葉が無ければあの台詞はなかったのなら、
主人公の台詞は上滑りに感じられたはずだ]
……それだけの、経験があったのかな。
[守られるままでなく、守れるように。
自立して、自分の足で。自慢の弟妹なんだから。
その言葉を出すだけの過去を、私はアーネストに問うたことは無い。
アーネストだけじゃなく、誰からも]
(145) 2024/05/31(Fri) 21:45:11
![](img/flag.png)
(-24) 2024/05/31(Fri) 21:46:12
[だって、人の事情を聞けば少なからず私の中に入ってしまう。
私の書くものの中に、入ってしまう。
それを良しとしてくれる人ばかりなら良い、
良いと思われることばかり書けたら良い。
でも私にはそれが出来ない。
出来ないから、自分から事情に踏み込めない。
欠落した人間なのだろうと、自分で思う。
それでも良いと、地球にいる間は思っていたけれど
まさか、たった1か月程度の旅で
出会った人達に、もっと近づきたいと思うようになるなんて]
思いもよらなかったなぁ…
[そんな呟きは、中に誰かいるとは思っていなかった為思いの他大きく。
スクリーンに映る映像>>144と、中にいる人に気付いて、あ、と口を塞いだ*]
(146) 2024/05/31(Fri) 21:47:06
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― シアタールーム ―
[名前もしらないスタッフロールが流れている中
このまま寝ちまうのもありだなー。なんて思っていたところで声>>146が聞こえて、姿を確認もしなかった]
よぅ。サンシア。
何が思いもよらなかったんだ?
[今日はクロッキー帳は開かれておらずに、ただ観賞していただけだろうと察せられただろうか。]
聞かれたくなかったんだったら聞き流しちまって、好きなのみていいぞ。
[明らかに独り言だった様子なので必要なら誤魔化してもらうことにして、もう1,2分もすれば映像は終わるだろうからと好きなのを見ていけと促すのであった*]
(147) 2024/05/31(Fri) 21:57:25
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― ―
[その日の私は、珍しく不機嫌だった。
原因は地球に残してきたハイスクールの元同級生からの、突然の連絡。
自分を揶揄う内容が気に食わず、通信端末を自室ベッドの上に放り出し、乱暴に扉を閉める。
向かう先は――、
さて、何処に行こうか。]
(148) 2024/05/31(Fri) 21:58:30
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― いつかの:食堂エリア ―
[歩みは普段よりも早く、乱暴に、まるで風を切るように。
いつものダウナーな雰囲気を放り出し、モヤモヤを抱きながら食堂の扉をくぐる。
なんとなく歩きたかっただけで、目的地なんて最初から無かった筈だが、気付いたら食堂に到着していた。
多分、此処が通い慣れた場所の1つだったからだと思う。
ジムのランニングマシンに向かい、がむしゃらに走っても良かったのかもしれないが、こんな不機嫌な状態でアーネストやカラントと顔を合わせても気まずいだろう。
そんなギリギリの理性が働いたから、食堂に足を運んだのかもしれない。
――ジムよりも知り合いに出会う確率が高い、と言うのはさておき。]
(149) 2024/05/31(Fri) 21:58:58
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[せっかく食堂に来たのだから、何か食べて行こう。
ケーキとか、ジェラートとか、ジュースとか。何でもいいや。
設けられたテーブルの間を縫うように歩き、出来るだけいいポジションを探ってみる。
そんな時だったか。
香ったのは、珈琲豆の香ばしい香り。
周囲を見渡せば、カウンターの中に男性が一人。不思議な道具を扱うその人の方へ、気まぐれに足を向ける。
その道具類はいつかの映像記録――、古い映画等で見た珈琲ドリッパーと言う品で、リアルでは初めて見る物だった。
その頃には、不機嫌を抱えた自分より興味深々な自分が勝っていて、吸い込まれるかのようにカウンター席に納まっただろう。]
(150) 2024/05/31(Fri) 21:59:21
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[よくよく記憶を探ってみれば、この眼鏡の人は、いつもカウンターの中に居た気がする。
単に、それが当たり前の光景になっていたから気づけなかっただけ。
当たり前を当たり前だとスルーして日々を過ごして居た事を少し反省しつつ、カウンターの彼に話しかけた。]
こんにちは、
あの、それって、
手動の珈琲ドリッパー?ですか?
私、初めて見ました
なんだか楽しそう
[興味深そうに手元を覗き込み、言葉を漏らす。
自宅にあった家電類はほぼ全て自動化されていて、何かアクションを起こさなくとも、何時でも望む結果が手に入った。
自分一人の朝も、目が覚めれば暖かい朝食がテーブルに用意されていたし、カーテンのシェードは光を感知して勝手に開閉、部屋は知らない内に掃除されている。
仕組みを知らないブラックボックスに囲まれて育った世代。手動で何かするなんてレトロ趣味な人だけ。
かく言う自分もアイロン掛けルーチンが、そのうちの一つに数えられる。>>17]
(151) 2024/05/31(Fri) 21:59:41
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[彼の居たカウンターからは、不機嫌を振り撒く自分の入室が丸見えだっただろうが、さて彼は気づいていたか。
一人の船旅は虚しいだけ。
メニューにあるジェラートに心を躍らせていたのは最初の内。>>0:56
食堂なんて、食事を口に運ぶ行為のみを行う、とうに昔に飽きた場所。
だから、いつもの私はつまらなさそうな顔をするばかり。
けれど今は、そんな気分も雰囲気も、すべて揃って放り出し済み。
今は歳相応好奇心の赴くまま、初めて見る品を観察していただろう。
彼から珈琲の話が聞ければ、何度もそれに目を瞬かせ、不思議そうに仕組みを観察する。
もし香り高い珈琲が振舞われたのならば、ちびりちびりと口にし、満足そうにしていただろう。]
(152) 2024/05/31(Fri) 22:00:46
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[そんな時間を過ごしながら、ふと思い出した話題を口にする。]
あの、突然失礼な事を聞いてしまう、
と、思うんですが
[それは、珈琲とは全然関係ない話題。]
恋に落ちるって、
どういう感じ、なんでしょう
[人生経験豊富に見える相手に、若者が落とす小さな疑問。
……まさか彼がアンドロイドとは夢にも思わない。]
(153) 2024/05/31(Fri) 22:01:17
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[ずっと引っかかっていたのは、元同級生からの突然の連絡。今日の不機嫌の原因その物。
一か月と言う長い船旅の中、気になる相手を見つけたか聞かれた事。
付き合えば?とか、そのまま駆け落ちしちゃえ等と言う揶揄いの事。
冗談にしては行き過ぎなソレが、自分にとって、とても不愉快だった事。
話を強制的に切り上げるような返信をして、携帯端末を自室ベッドの上に放り出して来た事。
そのまままっすぐ食堂エリアに来た事。
聞かれれば、そんな言葉が幾つも出てきただろう。
私は、珍しく饒舌に、私の事を語る。]
感覚、刺激の類は
ニューロンネットワーク上に発生する
電気信号って習いました
感情も脳深部、システム上で発生する物だって
(154) 2024/05/31(Fri) 22:01:50
![](img/flag.png)
ホルモン分泌からなる恋愛感情も
本当にその一部なんですか?
[けれど、そういう物だけじゃあ片付けられないとも、記録で読んだことがある。]
人を愛する……
愛おしく思う仕組みって、
一体何なんでしょうね
[眼鏡の向こうを真っすぐ見つめながら、疑問を投げかける。*]
(155) 2024/05/31(Fri) 22:02:27
![](img/flag.png)
(-25) 2024/05/31(Fri) 22:03:00
一人旅 レットは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A31) 2024/05/31(Fri) 22:04:45
庭園があることは知っていたけれど、そこで読書だなんてなんだかおしゃれ。
私もウィンドウショッピングなんかより、そういう時間の潰し方の方がよかったかも。
持ち上げられたビニール袋に視線を下げて、>>124
その読書のお供というならお菓子?なんて思いながらいれば。
「え、秘密?」
お菓子が秘密に関係するって、なんだろう。
(156) 2024/05/31(Fri) 22:08:38
![](img/flag.png)
「き、気になる……」
あまりこういうのることはないのだけれど、
こんなところで出会った人に急に秘密の話を持ち掛けられたら
それはここでしかしれないことで。
「……守るので、教えてもらえませんか」
いったいどんな秘密だろうと、緊張と期待を持って聞いてみる。*
(157) 2024/05/31(Fri) 22:08:56
![](img/flag.png)
望郷 グリーディアは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A32) 2024/05/31(Fri) 22:10:36
(-26) 2024/05/31(Fri) 22:12:39
曇硝子 スイッセスは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A33) 2024/05/31(Fri) 22:14:53
(-27) 2024/05/31(Fri) 22:25:22
(-28) 2024/05/31(Fri) 22:25:55
─ シアタールーム ─
[映画の邪魔をしてしまったか、と慌てたものの
スクリーンを見れば丁度エンドロールの最中で少しだけほっとした。
声>>147から相手がカラントだというのも分かったので
そのまま中に入って、隣に座り]
うん…なんていうかこう…
私ね、こういう仕事だからあんまり人に踏み込まないようにってしてきたんだ。
でも、ここでの生活で、知り合った人…
カラントさんも勿論だけど、アーネストさんとかもね。
もっと、知りたいな。
近付きたいなぁって思うようになるって、思わなかったなぁって。
…ていうか、それよりカラントさんこそ、何観てたの?
[隠す程のことではないから答えはしたものの、
なんだか当人にいうのは気恥ずかしいものだと気付いてちょっと目線を泳がせエンドロールも終わり際の映像について問い返した*]
(158) 2024/05/31(Fri) 22:26:23
![](img/flag.png)
小説家 サンシアは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A34) 2024/05/31(Fri) 22:32:04
─ いつかのスポーツジム ─
[さて。
結構な人数が利用しているらしいジムに私もお世話になっている。
というのも自分自身が意識しないと、いくらでも机の前に座ったまま動かずにいられるからだ。
そんなわけで毎日──は流石に無理だったけれど、週5ぺースでジムには通った。
手や肩を痛める可能性は避けないといけないのでアーネストやカラントのように本格的なトレーニングは無理だったけれど、軽いランニングやストレッチなど大体1〜2時間くらいの有酸素運動を主にして。
ペンギンさんアンドロイドなトレーナ―の励ましやらに乗せられて頑張っていたから終わり際には毎回へとへとになっていた。
その姿はジムを利用している人達なら一度は見たことがあるだろう*]
(159) 2024/05/31(Fri) 22:36:39
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