星狩りの国-暁の街-


21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して


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望郷 グリーディア


    ── ?? ──

私には時計技師の父とデザイナーの母がいた。
人当たりが良くて、頼まれごとをほいほい引き受けてしまうような人。

一人娘の私が寂しくないように、
家族というものをしっかり感じられるように。
14歳程度の見た目のアンドロイドをオーダーした。

私の記憶の一番深いところには、既に永遠の14歳の姉がいた。

リーリア姉さん。
私の、一番最初に無くしたもの。
*
 

(225) 2024/05/30(Thu) 23:00:02

一人旅 レット

 ― いつかのスポーツジム:アーネストと ―

 へ?ぁ、
 ふぇああ?!

[ねぎらいの言葉と共に頭を撫でまわされ、大混乱する。>>186

男の子と間違えられることには慣れている、普段からスーツを着ているのだから当たり前だ。
でも、頭を撫でられる事には慣れていなかった。
だって大抵自分の方が背が高くて、周囲の女の子は背が低くて、母さんの背もとうの昔に追い越してて。
それに18歳にもなれば、親が子の頭を撫でる機会は滅多に無い。

あやすような彼女の眼差しは、立ち上がった自分より視線が高くて。
自分より身長のある女性は久しぶりに見たと、暫く呆けていたかもしれない。]

(226) 2024/05/30(Thu) 23:00:04

一人旅 レット

 いいんです、
 だってそう見えるようにしてるんですから

[自己紹介の後、性別勘違いの謝罪を受けながら、謝られるような事では無いのだとフォローを入れる。
だが合掌までされれば流石の此方も慌ててしまって、余計な個所まで口走ってしまったかもしれない。>>187

普段の自分の服装が本当に好きかどうかは、分からない。
これは単に、意地悪や悪戯をしてくる異性に対しての牽制。自分を守る為の戦闘服。>>44
そういうのに慣れてしまったし、身長があって似合うのだから、今更どうでもいいやと思って居た。]

(227) 2024/05/30(Thu) 23:00:35

一人旅 レット

[だから、話題の切り替わりに少し感謝した。
だって服装の事は、広げて楽しい話では無かったから。
無茶なトレーニングの方を指摘されれば、あははと気まずい笑みを浮かべただろう。]

 トレーニングの事、よく分からなくて
 こういうの、取り合えず走ればいいかなって、
 何となく

[何となくで無茶なトレーニングをするな?
はい、大変そう思います。
若いが故、無茶をしても何も気づかない。そんな状態なのであった。]

 継続、ペース、コツコツ…

[彼女の言葉を反復する。>>188
成程、彼女の言う通りだろう。勉強と同じだ。
一気に知識を詰め込んでもそれは単なる一夜漬けで、本当に学んだとは言い難い。
トレーニングもそういう物であったかと反省しながら――、
しながら――……、]

(228) 2024/05/30(Thu) 23:01:13

一人旅 レット

[ん?筋肉?
話がだんだん変な方に。でも、これも絶対大事なことなんだ…!

懇々と語られる何かを真剣に聞きながら、何度も頷く。
輝く彼女の視線は真っすぐに。そして話は更に発展し、コーチングの方まで広がっていく。>>189]

 コーチング…、
 までは、流石に申し訳ないというか

[彼女は常駐アンドロイドでも、船のスタッフでもない。自分と同じ船の乗客だ。
ヘボヘボの自分のトレーニングに付き合わせたら、あちらのペースが崩れてしまう。
勿論、自分にとっては嬉しい誘いだ。
だからこそ、このまま彼女の好意に甘えて良いのかと、不安に思った。
その辺りであったか、急ブレーキが踏まれたのは。>>190]

(229) 2024/05/30(Thu) 23:02:02

一人旅 レット

 え?あぇ?
 大丈夫!です!
 私別に、グイグイとか、なにも気になんて

 嫌とかそう言うのも、無いです、し!

[彼女の苦笑いに焦った言葉を返す。
嫌ではない。でもそれを直球で伝えるにはどうしたら良いのか。脳内で幾つかの言葉をぐるぐる回しながら、微笑みと共に改めての自己紹介を。]

 はい、時間が合えば

[ジムには通い慣れていないものの、週に通う回数ぐらいは決めてあったから。
時間帯が重なれば、今後会う機会も増えるのだと思う。
勿論、ジムの外でも同じこと。自己紹介を終えれば、アーネストはもう知り合いだ。
差し出された手を握れば、久しぶりの他者の体温に少しドキッとした。>>191
人と触れ合うなんて、何時ぶりだろう。]

(230) 2024/05/30(Thu) 23:02:38

一人旅 レット

 じゃあ……
 よろしくお願いします!
 しッ、師匠!!!

[師匠〜〜?!
両手で彼女の片手を握りながら、勢いのまま師匠呼びをした。
…この言葉は、彼女の熱に感化された物だったかもしれない。*]

(231) 2024/05/30(Thu) 23:03:02

望郷 グリーディア


    ── ショッピングモール ──

マリーは目的のない散歩が好きじゃなくて、
そうなると決まって私はウィンドウショッピングしましょうって誘うの。

   でももう、彼女は隣に居ない。
   私が捨てたから。

でもさっぱりした性格だから、きっとメッセージは来ていない。

   本当は、電子端末に連絡が来ているのも
   来ていないということも怖くて
   部屋に戻りたくない、だけだった。

こういう時、姉さんに会いたいって思ってしまう。

目当てのものもないけれど、癖になってるのね。
いつの間にか、ショッピングモールを歩いていた。*
 

(232) 2024/05/30(Thu) 23:04:10

一人旅 レット


[真剣に、夢中になれる事があって羨ましいな。
だからそんな所も、彼女から学びたかったのかもしれない。*]

(233) 2024/05/30(Thu) 23:04:33

一人旅 レット、メモを貼った。

(A55) 2024/05/30(Thu) 23:06:16

渡航者 カラント

― いつかのシアタールーム ―

[自分は趣味でその場にいた。
頻度が多い人間が居ればそれなりに会っていたことだろう。
ただ誘い合わせることもないため最初は一人であることが多かっただろうか。

部屋で映像媒体を覗くことだってできたが、そんな移住する前も後もできることをわざわざ航海中にする理由も浮かばなかった。この場にはこの場の雰囲気があるし、何より1人の時であれば見たいものがみれる贅沢さがあった。]

 手間暇が贅沢で道楽…なんてなぁ。

[時代の変化を笑いながらぼんやりと流すのは映画や作品というよりは映像と言うものが多かっただろう。
建物や美しい風景。あるいは昔の暮らし。それらが見える作品というのもあったが、そういうただの映像が一定のBGMと一緒に流れるものも多かった。

だがそれって穏やかで、そして眠くなる。眠くなる。有体にいって寝落ちていることも多かった。]

(234) 2024/05/30(Thu) 23:12:32

渡航者 カラント

[そうして寝落ちた後に誰かがシアタールームを利用して、その音で目覚めることも多々あっただろう。]

 ん…ん…っ…ふぁぁ……おはよ。

[寝起きの彼が挨拶したのは特撮ものをみたりしていたアーネストや一緒にみていたサンシアや、あるいは誰かだったかもしれないし、誰しもだったかもしれない。
それぐらいには寝落ちていることが多い...であった。*]

(235) 2024/05/30(Thu) 23:12:48

さすらいのライダー アーネスト、メモを貼った。

(A56) 2024/05/30(Thu) 23:15:28

籠の鳥 ドルチェ


[一つの広い部屋の中が私の世界だった。
 あなたと友達になってくれる子よ、と
 ぬいぐるみや人形を大量に贈られて
 その子達と遊んで暮らしていた。

 欲しいと思ったものも欲しいと思わなかったものも
 与えられるままに身の回りにあって
 困った事なんてほぼなかった。

 裕福な家でなければこんな道楽みたいなこと
 出来るわけもなく、お金だけは家に沢山あった。

 ――― ひとりの少女を愛玩のように扱うなんて。]
 

(236) 2024/05/30(Thu) 23:33:23

籠の鳥 ドルチェ


   しあわせ……それは、いいことね。


[寂しそうな顔。
 でも、嘘の気配は感じられなくて
 確かに彼女は不幸ではなかったのかしら、と
 少し首を傾げた。>>159
 
    どうして幸せだったならそんな顔するの? ]
 

(237) 2024/05/30(Thu) 23:35:36

籠の鳥 ドルチェ



   ……次の場所では決められるわ。
   決められるんじゃないかと思って
   私はこの船に乗ったから

        そう、だといいな。なんてね。


[小さく笑うと、
 独り言、ですけどね。なんて付け足して。]
 

(238) 2024/05/30(Thu) 23:36:04

籠の鳥 ドルチェ



   わたし、は…………。

   幸せな顔は見ていた。
   あなたは幸せな子なの、といつも言われていた。

   だからきっと、幸せだったのね。


[行き過ぎた過保護。
 私の目に映るおかあさんはいつも幸せそうだった。

 あの世界に幸せは確かにあった、はずなのに。]
 

(239) 2024/05/30(Thu) 23:36:26

籠の鳥 ドルチェ



   でも、幸せを見つけられなかったの。
   おかしな話、だと思われるかもしれないけれど。


   不幸だと思ったことはなかったはずなのにね。

 

(240) 2024/05/30(Thu) 23:36:39

籠の鳥 ドルチェ



[嫌な顔をするでもなく、淡々と
 …………話していたはずだけど
 どこか哀しさを漂わせて。

 幸せが何かはわからなくとも
 これは確かに言える。]


   ……今の時間は好きだわ。
   幸せ、なのかどうかは分からないけれど。**

 

(241) 2024/05/30(Thu) 23:36:53

曇硝子 スイッセス

――カラントとの出逢い(回想)――

[この船に乗り込んでから、私は日課として食堂に足を運んでいた。
食事を取る為ではない。アンドロイドである私は、人間と同じ食事を口にする事は可能であるが、それが動力源として必須かと言われたらノーだ。

私の目的は珈琲を淹れる事。
本来は従業員型ロボットたちや、珈琲サーバーの仕事であるが、私は勝手に器具を持ち込んで珈琲を点てていた。
それを喜んで飲んでくれる方がいるのは大変有難い事である。

その日も私は黙々と珈琲の準備をしていたと思う。
私のそんな所作が目に止まったのであろうか、彼の人が声を掛けてきた。

眼鏡型の電子機器を装着した大柄な男性。薄オレンジ色のフィルター越し、此方に注がれる眼光は鋭い。眠気を伴っている状態そうなっていたのかもしれないが、少なくとも私にはそう見えた。]

(242) 2024/05/30(Thu) 23:52:43

一人旅 レット

[幼い頃の私の記憶は、母さんとの思い出ばかり。
母さんは温かい人で、でもとっても忙しい。
結婚前から人工臓器の研究開発に携わっていた母さんは、業界ではそこそこ名の知れた人。
彼女の所属する研究機関は、今はホワイト・マーブルで他知的生命体の知識を掛け合わせた、新たな臓器開発事業に乗り出している。
あの時ツァリーヌさんに自分のフルネームを名乗っていたら、この姓は聞き覚えがある物だったかもしれない。>>202>>214

レジストルの家の、一人娘。
だからそう、私もきっと、母さんと同じ職に就くのだと思う。

沢山勉強して人の役に立つ、きっと素敵な事ね。]

(243) 2024/05/30(Thu) 23:53:02

一人旅 レット


[でもそれって、
本当に私自ら選んだ将来なの?*]

 

(244) 2024/05/30(Thu) 23:53:24



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