21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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若いのに、と聞いた瞬間は思った。
けれども、ああ、と納得もした。
きっと、過去にその怖さを知ってしまうような出来事があったのではないか。
自分は、そんな風に考えたこともなかった。
そして今、縁も所縁も興味もなかったこんなところにいる。
自分も、必要なものを無くしてしまったのだろうか。]
怖い、か
[抜け殻のような、何かふわふわと、自分が無いようなこの状態。
自分と彼女の今までの経験は違うから、当然彼女が怖いと感じる状態と、自分の今の状態が一致すると考えることはおこがましい。
けれども…]
(278) 2024/06/01(Sat) 15:48:03
ちゃんと、考えなければならんのかもしれないな、俺も
[本を芝生の上に置いて、目を閉じた。
不思議と穏やかな風まで感じられ、やはりいつものように最後は寝入っていた。]**
(279) 2024/06/01(Sat) 15:48:44
有象無象 シャムは、メモを貼った。
(A51) 2024/06/01(Sat) 15:49:23
─午後・庭園─
[午前中はクッキーでお腹を満たし、コラーダさんと話したあとにも誰かにお裾分けすることはあったでしょうか。たくさん作ったと思うので誰でも大歓迎なのです。
そして一度目のワープを経てお昼を軽く食べ、わたしは船内を歩きます。お出かけ用の小さな鞄には必要最低限のものと絵本が入っておりました。どこかでのんびり本でも読めたら、と思ったのです。]
…あら?
[読書の場所を求めて辿り着いた先の庭園では、どうやら先客がいらっしゃるようでした。>>279 起こさないように…という気遣いに加えて、ふと心に思い浮かんだのは「あの芝生気持ちがよさそう…」という好奇心。
庭園は来たことがないわけではありません。だからかの先客ともお話をしたことがあったかなとも思います。
船の中で無いかのような美しい景色と、やわらかな芝生に心奪われながら、その先客よりももう少し離れた場所に座ろうとします。
でもそのとき、わたしの不注意で、鞄が手から離れてぽふ、と芝生に落ちました。
そんなに大きな音ではなかったので、彼を起こさずには済んだでしょうか。起こさなかったのならば、そこで暫くひとり絵本の世界に浸るでしょう。起こしてしまったら、すみません、と謝罪を述べて。 *]
(280) 2024/06/01(Sat) 16:22:01
かたわれ リーンは、メモを貼った。
(A52) 2024/06/01(Sat) 16:23:10
― いつかの食堂エリア:スイッセスと ―
[その人は、とてもやさしくて親切で、まるで御伽噺に出てくる魔法使いみたいな人だった。
テーブルの上に並んだ道具達は、リアルワールド上では初めて見る物ばかり。>>182>>184
1つずつ丁寧に説明される道具や工程に何度も目を瞬かせ、歳相応な表情を浮かべただろう。
振舞われた珈琲は、どことなしか輝いて見える気がする。
薔薇の花が描かれたカップを両手で包み込むように持ち、出来立てのソレを少しずつ口にすれば、何処か満たされたような気持ちになった。
苦みの中に酸味があって、香ばしくて、これはきっと大人の味。>>188]
(281) 2024/06/01(Sat) 17:03:58
[その後、切り出したのは恋の話題。>>189>>190
ハイスクールの元同級生達が好んで、けれど私が知らない世界の話。
みんな気になる人が居たり、実際に恋人が居たり、くっ付いたと思ったらすぐ別れたり……、それが当たり前。
けれど私には何も理解できなかった。
何故なら私は、恋愛と言う物の存在は知っていても、恋愛をしたことは無かったから。
だから、私には分からない事。
それを揶揄われて、ムッとしたんだと思う。
私が「まだ」って言う事、皆知ってる筈なのに。]
(282) 2024/06/01(Sat) 17:04:24
[知らない世界の話を紡ぐ彼を、私はじっと見つめる。>>191
食堂のざわめきは、既にはるか遠く。
言葉の他にあるのは、洗浄の為の水音と、器具同士が触れ合う音だけ。
恋に落ちる。
それは、今まで過ごしてきた人生をがらりと変えてしまうような、強い出会い。
自分が自分でなくなる瞬間、優先順位の組代わりに抗えず、世界の中心が他者になってしまう出来事。
それってなんだか、凄く恐ろしい。
知らないからこそ、
恐ろしく思うからこそ、
私は知りたいのだ。]
(283) 2024/06/01(Sat) 17:04:55
[だから、貴方の話も――、]
はい、
聞かせてください
[教えてください、魔法使いさん。
この世の全てを知っている人なんてきっと居ない。
けれど、貴方の物語の中に、私の知りたい何かがあるのなら、聞かせてほしい。
そのまま、紡がれる彼の思い出に耳を傾ける。
登場人物は彼。
それに、彼の可愛らしい奥さん。>>192>>193>>194
かけがえのない人との記憶で構成された、大切な、大切な物語。
人生の最果てで鳴る、静かで小さな、しあわせの音。]
(284) 2024/06/01(Sat) 17:05:52
――素敵な話、羨ましい
[素直にそう思った。
何故だろう、元同級生達の恋の話より、心の奥に染み込んで来るのは。]
素敵だけど、
ふふ、やっぱり難しいですね
[困ったように小さく笑い、カウンター席に座ったまま、子供みたいに足をぶらつかせる。
とっても難しい話。
だからこそこの項目は、科学知識やその単語類でぎゅうぎゅうに埋め尽くされているのかもしれないと、そう思った。
皆、私みたいに不安なんだ。
彼の指先につられ、私は自分の胸元に目をやる。>>195>>196
きっとまだ空っぽな其処を、見下ろして。]
理屈じゃあ、ない、
それだけでは、説明できない、物
[呟き、視線を上げる。]
(285) 2024/06/01(Sat) 17:06:31
いいえ、お話を聞かせてくださって
ありがとうございます
皆が言ってた、恋は素敵だって言ってた事、
なんとなく分かってきました
[そう言って私は笑う。
これは本音。
皆とっくの昔に、ささやかで暖かな何かを得ていたのだろう。私はそれを理解しようとしていなかっただけだ。
私もいつか、雷に打たれるみたいに、突然恋に落ちるのかもしれない。
強い衝動に突き動かされ、天と地がひっくり返る様な思いをするのかもしれない。
でもそれって怖い事じゃなくて、この人みたいに、幸せで素敵な事でもあるんだ。]
お話、嬉しかったです
それと、珈琲御馳走様でした
すごく、…すごく美味しかった
[伏し目がち、とうの昔に空になった薔薇が描かれたカップを静かに置く。]
(286) 2024/06/01(Sat) 17:07:25
私、レットって言います
レット・レジストル
[もじもじと、やや恥ずかしそうな視線で見上げる。]
また珈琲を頂きに来ても
いいですか?
[恥ずかしそうにしていたのは、目当てが珈琲のみと思われるかもしれないと思ったから。
そうでは無くて、また貴方と話がしてみたい。
そんな風に思う私が、今此処に存在したから。
こうして私は、
また一つ、船内に心地よい場所を見つけただろう。**]
(287) 2024/06/01(Sat) 17:07:50
一人旅 レットは、メモを貼った。
(A53) 2024/06/01(Sat) 17:09:26
――展望施設(午後)――
[午後の時間、私は展望施設にて読書をすることにした。
船に乗った時に持参した一冊の本。
タイトルは『宙色の鍵』。>>32
ジャンルは純文学で、不思議な色の鍵を手に入れた少年が、困難に巻き込まれながら成長していく物語だと裏表紙に紹介されている。
ドロシーは映画、ドラマ、本。
様々な媒体で物語を楽しむのを好んだ。
私と一緒に感想を話し合うこともしばしば。
この本を読み終えても、そういった事を出来る相手がいないのを考えると寂しいものだが、船を降りるまでに読み切りたいと買った一冊だ。
電子書籍ではなく、紙の本である。
本の頁をめくる時紙が立てる音や、紙の手触りが好きだから。]
(288) 2024/06/01(Sat) 17:27:23
[あと数頁。お話のラストはどうなるのか……とても気になった。
ベンチに深く腰掛ける。
窓の外には羊の群れみたいな雪国星雲が広がっている。
明日には真っ白な惑星、ホワイト・マーブルが見えるだろうか。
私は膝の上に開いた本の頁に視線を落とした。]*
(289) 2024/06/01(Sat) 17:27:47
曇硝子 スイッセスは、メモを貼った。
(A54) 2024/06/01(Sat) 17:29:08
曇硝子 スイッセスは、メモを貼った。
(A55) 2024/06/01(Sat) 17:29:53
ー 展望施設(午後) ー
[バーでひとしきり思考を巡らせた男は、
それでも結局答えを出すことはできず、
正義の味方のゴーグル>>78を胸ポケットにさし
またふらりと館内を彷徨って…
レット嬢にアドバイスを贈った
あの展望施設へと戻ってきていた。
相も変わらず流れ続ける星々や星雲は、
静かな思考を繰り返す人々をそっと見守っている]
……む…
[しかしそこには先客が。
彼のことはよくカフェで見かける。>>288
というよりも、一度か二度会話をしたこともあるだろう。
ぱっと見は人間のそれにうり二つなのだから、挨拶の1つ2つはしたし、コーヒーを入れて貰ったことも何度かあったはずだ。
しかし、深くは対話しようとしなかった…というのも]
(290) 2024/06/01(Sat) 17:39:28
ー 回想:ある日のカフェにて ー
『…なぜ、アンドロイドが客室を利用している』
[数回の接触のあと、男はこの老人がアンドロイドであり
『客』としてこの船に乗っている事実を知るだろう。
最初のうちは、カフェのバリスタ用に作られた設備だと
思っていた男は…『客』の存在を知って、驚いた。
彼側の事情は聞いただろう。理解しただろう。
彼が大切に思われていたという事実を知っただろう。
…だからこそ、男は]
(291) 2024/06/01(Sat) 17:48:31
ー 現在 ー
…………ーーーー。
[男は、アンドロイドから少し離れた席に座る。
そして、彼の行動の観察を始める。
…読書をしているらしい。
それも、効率的に情報を摂取できる電子媒体ではなく、
わざわざ紙に印刷された書籍で。
中に何が書かれているかはわからないが
本のサイズを見るにおそらく小説や文学作品。
非効率的にもほどがあるそれを、
そのアンドロイドは、たいそう愛おしそうに
読み耽り、そしてページをめくっていた]
(292) 2024/06/01(Sat) 17:52:44
『面白い』かね?
[訊ねたのはそんな言葉。
人間のような機械。 機械のような人間。
人を慈しむ機械。 人を読み解く男。
この機械は、男が持ち得ない共感性を持っているのか
確かめるように*]
(293) 2024/06/01(Sat) 17:56:04
社長 ツァリーヌは、メモを貼った。
(A56) 2024/06/01(Sat) 18:00:10
曇硝子 スイッセスは、メモを貼った。
(A57) 2024/06/01(Sat) 18:15:45
―― 回想・バーの入り口付近・柱の影 ――
[ジムに行く前の寄り道でなんとなく覗いてみたバー。
そこには悪の組織の幹部がいた。>>235]
ぶはっ……! く、くくっ……!
[思わず吹き出しそうになり慌てて口を塞ぐ。
ダメだ、笑っちゃ失礼だ、堪えろアタイ……!
そのままバーの入り口付近にあった柱の影に隠れるように蹲って笑いを堪える。
ツァリーヌさんはアタイのあげたゴーグルをどうやら気に入ってくれた(?)みたいだ。
だが、どう見てもその姿は悪の組織の幹部である。
おかしいナァ?アタイが付けてた時は正義のヒーローっぽかったじゃァないか、それなのに、どうしてこんなコトに――
目の前のシュールな風景に笑いがこみ上げて苦しい。
『笑ってはいけない船の旅・バー編』
ヤバイ、反則だろうコレは……!]
(294) 2024/06/01(Sat) 19:19:50
[アタイはしばらくその場に蹲り口元を押さえて震えていた。
頼む、誰も気付かないでくれ……!!
そんなコトを必死に祈りながら
しばらくして笑いの発作が収まればそっとその場を去ろうとしただろう。
スピード・ワゴンはクールに去るぜ。
(クールに去れたならの話だが)**]
(295) 2024/06/01(Sat) 19:21:54
─ シアタールーム ─
そりゃーないだろうなぁ。
[サンシアの過去についてはさほどしらない。
先程少し漏れ出たものから類推ぐらいはできたが、仕事して成立しているだけのものをもった彼女にとって、代替でも構わない。というのをサンシアが自分自身>>220に当てはめることなんてなかっただろう。
だから彼女は映画の話を聞いて素直に悩ましく考えられるのだとも思っている。]
ああ、任せちまえるおかげで選んだことができる。
クレイジーだろうが、古臭いだろうが、難儀だろうが。
そーいう考えに一理はあっても価値があるかは別問題だしな。
[ただこっちは思うところが一致するだろうと思っていて、手帳とペンを軽く振って見せて笑うサンシア>>221に、だろと笑って―――案外移住しようなんて思うのはそういう変わりものが多いのかもしれないと少しだけ思考にのぼらせたりもした]
(296) 2024/06/01(Sat) 19:25:17
思った以上に積極的だなってので驚いただけだが、考えてみれば最初から結構積極的だったか。
[ただ住所に>>222については咄嗟ともいえる感覚のもと不用心とはおもったが、サンシアはサンシアの意志があるのなら汲まないでいようとも思わない。
海が見えるだけで近所と考えるのは早計、なんてことは無粋かと、選んだ理由を笑顔でいうサンシアに言葉を飲み込んで]
ご近所づきあいになったらよろしくな。
[こうして互いの連絡先の交換を終えた*]
(297) 2024/06/01(Sat) 19:26:15
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