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21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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…………
[試しに、もう一度カチャリと赤い視界を掛けてみる。
そのまま新聞に目を通す。やっぱり赤いままだった。
男は眉間にシワを寄せて、また1つ2つ思考する。
真っ黒な出で立ちなのもあいまって、
その様は怪しい秘密結社的なアレに見えるかもしれない**]
(235) 2024/06/01(Sat) 08:31:24
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社長 ツァリーヌは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A44) 2024/06/01(Sat) 08:32:35
必要なものを探しに、か
[思ったよりも抽象的な答えが返ってきて>>218一瞬言葉に詰まった。]
グリーディア、君に必要なものは地球には存在しなかったということか?
[答えに返す一方で、逆に理由を聞かれれば>>219、うーん、とこちらも言葉を濁して考える。]
簡単に言えば、年を取ったから仕事を引退して、第二の人生を歩もうと心機一転評判のいい老人ホームを契約してやってきた、ってところだな
でもなあ
(236) 2024/06/01(Sat) 08:36:42
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[長年仕えてきた主人に暇を出された。
先に少しだけ発展したせいで、その後の世界全体での急成長に置いてきぼりを食らったような街で、親同士の縁もあって小さいころからずっと付き従っていた主人であり、幼馴染でもあった。
地方全体がそんな風に取り残された感じだったから、主人と、自分を含む付き従う仲間と共に、自身の身体一つ、口一つで生きてきた。
色んなことに巻き込まれ、しのぎを削り、危ないこともやったが、充実していた。
主人は立派な男だったし、古い地方において才覚もあった。
だがとうとう時代の波に飲まれた彼は、度重なる投資の失敗で築き上げたほとんどの人脈や財産を失ったころ、そこまで残った従者たちに盛大に退職金を払ったのち、だれにも言わずに古い車に乗っていったのを見られたのを最後にどこかに姿を消した。
取り残された自分たちが呆然とする中、仲間の一人に言われたのだ。
『あんたはもうどっちにしろ引退の時期だろ。
ホワイト・マーブルってとこに最近地球人向けの老人ホームができたらしいぞ。
今なら入所できるんじゃないか。
金にも困っちゃいないだろ。
ほらパンフレットだ。
"最新の宇宙航路で地球から1か月!""周辺環境を含め最新技術の粋を尽くした作り"ってな』]
(237) 2024/06/01(Sat) 08:38:55
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本当は俺は、ただやけになってここに来ただけかもしれないな
[どうしてその時仲間を殴り倒さなかったのだろうか。
今思えば、仲間だって自分を煽りに来ていた節もある。
けれども自分はその後機械的に施設あてに手付金を払い、大した荷物も持たずこの船に乗った。
きっと、疲れていたのだろう。]
歳だな
[はあ、と前髪を軽く掻いて目の前の若きグリーディアに微笑んだ。]
(238) 2024/06/01(Sat) 08:40:24
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グリーディア、よく考えて生きるといい
よく考えられるのは若者の特権だ
そういうのは、知識や経験とはまた別のところにある
爺さんになってつくづくそう思うよ
全く、年は取りたくないものだ
[さて、と呟くと小脇に抱えた本を一度抱えなおす。]
『必要なもの』も、きっと君になら見つけることができるだろうな
よい旅を、グリーディア
[何事もなければ、グリーディアに軽く手を振って、再び庭園へと向かおうとするだろう]**
(239) 2024/06/01(Sat) 08:42:42
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――カフェ――
[私とアーネストがタッグを組んで悪者(※船のスタッフ?)をニンジャ・カラテで蹴散らすとしたら、どんなシーンであろう。口には出さぬが私の脳内には映画のワンシーンが展開される。>>161
フルフェイスヘルメットの謎のヒーローと、老齢なカフェマスターがぐるりと周囲を囲まれている。二人は背中を合わせ互いの弱点を護りながらニンジャ・カラテの構えを取る。
絶体絶命のピンチだ。
アーネストに襲い掛かる悪者!
私はキェェェェェという威嚇の声と共にそれを投げ飛ばす!
彼女はその隙をついて別の悪者にライダーキック!
阿吽の呼吸で二人は演武のように華麗に舞っては悪者を一人、また一人と倒していく…。最早敵う者なし。]
(240) 2024/06/01(Sat) 10:11:06
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[うーん、素晴らしく面白い痛快活劇だが、私と彼女はその晩船内の牢屋で臭い飯を食べることになるだろう。…合掌。
彼女と話していると、こんな風につい楽しい想像が働いてしまう。
ホワイト・マーブルでも仕事を続けると言うのに私は心から喜んだ。
私の記憶に彼女が――この船内での記憶が残るかは、消去の塩梅による。
初期化であれば私は十年前に戻るので全てを忘れるだろう。
ドロシーに関する記憶を部分的に消されるのであれば、私は彼女を覚えていられるだろう。
どちらであってもきっと。
ホワイト・マーブルでの私の居住に彼女のサインが燦然と輝くのは決まっていることだが。]>>160
(241) 2024/06/01(Sat) 10:11:47
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/*
>>240 やばい、お腹よじれそう
いいな〜〜〜!この映画みたい〜〜〜!
(-33) 2024/06/01(Sat) 10:12:30
[人の人生は悲喜交交だ。楽しく笑っているだけで過ごせる人は稀有な存在だと言い切れる。
良い人も悪い人もいるから、その出逢いによって左右されるのは当たり前のことだ。しかしそれをままならない、と表現するアーネストの気持ちは汲める。
ビューが不幸に陥った、巻き込まれたことは何もアーネストの責任ではない。世の中に悪が存在することも彼女が謝る事でもないのに。
それでも彼女は優しさを溢れさせて。
どうしようもない事にも嘆き、怒り、悔しむ。
アーネストはそんな女性だ。
とても、とても人らしく熱い。
焼いた鉄のようであり、しなやかな竹のようだ。]
(242) 2024/06/01(Sat) 10:12:53
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…それなら、良かったです。
でも。
[話して心の重みが軽くなったのはあるのだろう。私が何かしたという事でなくとも。彼女の口調は明るくなった。しかし、私はゴーグルの奥、彼女の瞳に滲んだ僅かな水滴を見逃さなかった。>>164
カウンター内にいる私は上体を前のめりにして、手を延ばした。
座っている彼女の頭の上にそれは届くだろうか。
願わくば、その頭を撫でてあげたい。]
(243) 2024/06/01(Sat) 10:13:21
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貴女はとても立派で素敵だけど。
頑張りすぎて疲れてたり、怖くなったり、不安になったら。
誰かを頼ってもいいんですからね。
…泣いても、いいんですからね。
[こんな時、私が彼女の本当のおじいちゃんになれるならどんなにいいかとすら思った。勿論、彼女を支える他の人がいてくれるなら、それに越したことはない。
ヒーローはヒーローであって欲しいが、孤独に戦っては欲しくない。私の想いはそれだけ。
少しぬるめの珈琲を彼女は喜んで口にしてくれた。本当に猫舌なのか、私を気遣いそう言ってくれたのかまでは、CPUでも判断は出来ない。>>165
私は口元を緩めた。]
(244) 2024/06/01(Sat) 10:14:19
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[刻は過ぎていく。静かに、残酷に、優しく。
それでも「今」が存在したことは変わらない事実だ。
窓の外を過ぎ行く羊たちだって見えなくなってもいなくなりはしない。
――だから嘆くことなんて何もないのである。]**
(245) 2024/06/01(Sat) 10:15:09
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曇硝子 スイッセスは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A45) 2024/06/01(Sat) 10:17:52
─キッチン・コラーダ─
[どうやらわたしがここでクッキーを作っていたのは赦されたようでした>>209 思い出の味、という言葉に、記憶が呼び覚まされて、わたしは話します]
……姉や、母と。一緒によく作ったんです。まだ小さい頃の話ですけど。
[懐かしそうに目を細め、わたしは片付けを続けるでしょう。あの頃の思い出の味。
ひとり減って、ふたり減っても、わたしはまだ作り続けている]
…
[空の色の話には、なにかコラーダさんの考えがあるようでした>>210。予想してしまったものがある、だけど予想なんてしないほうが良かったのかも、と彼は言います。]
そうですか…
[わたしは少し考えます。ここで聞くべきなのか否かを。普通の人にとってはなんともない選択肢だったのかもしれませんが、わたしにとっては少しだけ重い選択肢でした。
……………先入観。他者の意見、見方というのは、時には強い影響力を与えるものだから。]
(246) 2024/06/01(Sat) 10:31:16
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…わたし、地球と同じで青いのかなあ、とか、やっぱり白いのかなあとか。宇宙でみる空と同じように、黒いのかなあとか、でももしかしたら全然違う色に見えるのかも、だとか。
予想すら、ぜんぜんつかないんです。
コラーダさんの予想、すごく気になりますけど、
やっぱりわたし、明後日を楽しみに待ってみようかなと思います
でもその代わり、向こうに着いたら。
予想と合ってたかどうか、ぜひ教えてください。
[わたしが出した答えは“否”でした。否を出したわたしが微笑むと、オーブンが焼き上がりを告げてくれました。]
(247) 2024/06/01(Sat) 10:31:38
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[わたしはコラーダさんがどんな人生を生きてきたのか、知りません。だからその方向性は全然違えども、どこか似たところがあることも、わたしはまだ、知りません。
誰かからの悪評>>201。わたしへの風評>>65。
だからこれはクッキーを冷ましながらの、わたしの独り言です。]
……誰かが、空の色は絶対に青い、って言ったなら
“理由”や”根拠”が確たるものであるほど、人はそれを信じてしまうんです。
空の色も、“誰かに対する評価”も同じ。
…たとえば、誰かと比べて劣っているからかわいそうだとか
…たとえば、家族を失ってかわいそうだとか
本人や、親しい周りが決してそう思っていなかったとしても
“あの子は可哀想な子”だと言われ続ける
幸せに、前を向いて生きようとしても、どうしたってレッテルや枠組みが付きまといます。
…それを、どうってことない、って言えるくらい強ければ。いいんですけどね。
[クッキーは少し、冷めたでしょうか]
(248) 2024/06/01(Sat) 10:31:52
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空も。今多分、コラーダさんが「絶対に青いよ」って言ったら
わたしは信じてしまうと思います。
信じた結果空を見て、やっぱりって思うのか、がっかりするのか
なんかどちらも、違うなって思って。
……クッキーも、
[むかしから作り慣れたクッキー。材料に一切間違いはない]
見てください、このクッキー、
塩をいっぱい入れたのでとってもしょっぱいんです。
…なんて自信満々に言ったら、なんとなく信じちゃいませんか?
[そうしてほかほかとまだ温かい、甘くて美味しいクッキーを口に入れました。おひとつどうぞ? *]
(249) 2024/06/01(Sat) 10:32:04
![](img/flag.png)
かたわれ リーンは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A46) 2024/06/01(Sat) 10:34:38
/*
おじいちゃーーーーーん!!!!
(スイッセスさんが絡むと幼児化が進むアーネスト)
(-34) 2024/06/01(Sat) 10:40:44
――スイッセスの手記3――
[ドロシーを可愛いと感じるようになったのは何時からか。
少女のようにキスをねだり、自分でしてくれと言ったのに照れる彼女に。
自然や動物を愛し、それらに出逢うとはしゃいで走り出す彼女に。
美味しいものを食べるとほっぺをおさえて目をキラキラさせる彼女に。
『どうせなら貴方を若い頃のイケメン姿で造って貰えば良かったかしら?
…でも、私がおばあちゃんだものね?』なんて言いながら笑う彼女に。
心がときめくようになったのは何時からだろう。
心。私は造られた存在だ。脳に当たる場所にあるのはCPUである。
記憶はデータである。反応は計算の結果であるといえばそうだ。
私はスイッセスの遺る全てを受け継いでいる。
彼はドロシーを深く、強く愛していた。
大切に思っていた。]
(250) 2024/06/01(Sat) 10:46:14
![](img/flag.png)
[私はそれを模しているだけだろうか。
ドロシーと過ごす内、私は様々な事を感じた、思った。
それは、私自身のものなのか、スイッセスのものなのか。
…私にはわからない。
ただこの胸を焦がす想いを誰かが否定するのならば、
スイッセスの名誉において言おう。これは本当の愛だと。]
(251) 2024/06/01(Sat) 10:46:56
![](img/flag.png)
[ドロシーと私は平穏で平凡な、幸せな日々を過ごした。
毎日の他愛ない出来事が全て宝物だ。
私はアンドロイドなので、十年の歳月を経ても歳を取らない。
しかしドロシーは人として当然のように老いていく。
何もないのに躓くようになった。
物忘れが酷くなった。
食欲が減った。
髪は真っ白になった。
あげつらねたらきりがない変化。段々とベッドから起きるのが困難になったドロシーの髪を撫で、手を握りながら私は過ごすようになる。]
(252) 2024/06/01(Sat) 10:47:34
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