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[サンシアの言葉で暴力に任せた救出は諦めるコトにした。
だとするなら、
学のないアタシに出来るコトと言えば──]
さっき言ってた「保護」ってヤツさ。
ソレに頼ってもいいかな……?
最後に届いた手紙の住所は今から教えるから。
アタイ、ホンットーに学がなくてサ。
実はこれが最善だって今もまだよく分かってないンだけど。
でも、暴力はよくないよな。
アタイはあの子のヒーローでいてやンなきゃ。
だから、だから──……
[迷いながら、それでも信じたいと思うのだ。
「助ける」>>52と言ってくれたサンシアを]
[アタイは深々と頭を下げて]
妹のコト、サンシアの担当さんのツテに任せるよ。
[そして顔を上げ、
戸惑いながらもサンシアを見つめ]
……思えば、初めてだな。
誰かに助けてって言ったり、頼ったり、
でも、信じて待つコトにするよ。
世の中には優しくて頼れる人がいるコト。
この船の人たちに教えてもらったから。
[まだこの先の不安が完全に消えたワケではないが。
それでも肩の荷がおりたような、穏やかな顔で微笑んで見せる。**]
―― ショッピングモール ――
[ジムでカラントにウザ絡みをした後。
アタイは愛弟子へのプレゼントを買いにショッピングモールにやって来ていた。
愛弟子の体形に合うとセレクトしたトレーニングウェア一式!
まず最初の一着。
シックな黒に赤いラインを入れたヒーロースーツっぽいの、
こういうのは自分がカッコイイと思うモノを贈ったほうがいいはず、と選んだもの。
それともう一着。
清潔感ある白にセーラー服風のパーカーと青いラインの黒と真逆のチョイス。
もし黒がダメだった時のための保険のような白選択だったが、これが吉と出るか凶と出るか、愛弟子のみぞ知る。
とりあえず二着ほど選んで、プレゼント用に真っ赤な包装紙に黄色いリボンで飾り付けてもらおうか]
[愛弟子は好きな服の好みを聞いてもきっと上手く答えられないだろう、とは普段からの愛弟子を見ての師匠の判断だ。
なので、色々な服を贈って「好き」を探してもらおうという狙い。
それからランニングシューズも買おう、と思ったが。
よく考えればアタイは愛弟子の靴のサイズを知らない。
昨日の夜に思い立っての行動だからとはいえ、計画性がなさすぎる。
まァ、妹を助けるためとはいえ一般人をグーパンして救出しようなんて行き当たりばったりなコトを考える残念な脳筋だ。
しょうがない、シューズ以外の普段着を一着贈ろう、と。
「押忍!」と書かれたTシャツを一着。
トレーニングウェアと共に贈ろうか。
気に入らなければ部屋着として機能してくれる、はず。(?)]
……そーだよな、ここに悪党はいない。
少しくらいヒーローを休んでも、いいはずサ。
うん……、アタイも久しぶりに服を買ってみるかァ。
[ふっと軽く口元に笑みを浮かべてみたものの。
自分の壊滅的なファッションセンスで選べる服といえば――]
……あ、あった。
[それは店頭のマネキンが着こなす白のサマードレス。
嬉しいコトに足元には白のサンダルまで揃えてある。
これならセンスに関係なく一着着るだけでサマになる。
それに店頭のマネキンの着こなす服を見て一式買うだけなら自分にもできるはず、だ。(たぶん)]
[そう決意して店に入り試着を済ませれば、鏡に映るのは清楚な身なりの一般客だ。
ちょっと背丈が高いコトを除けばなかなかの着こなし!
自画自賛し己を鼓舞してみるが、
まだ自分のセンスの壊滅具合と無計画さから半信半疑。
だが、きっと似合うと自分に言い聞かせていつものライダースーツを脱ぎ捨てゴーグルを外しサマードレスに白いサンダル姿で店を出る]
……うん、きっと大丈夫。
じゃあ他にも移住先で着れる服を見繕おう。
[普段と違い素早くキックを繰り出せない足元に不安を覚えつつ、
それでも移住先でも着れる一般の服をマネキンの服コピー作戦でサクサクと買い揃えていく]
[かくしてアタイはショッピングモールを慣れないサマードレス姿に紙袋を何点か持って歩いていくのであった。
知り合いに会って自分の変身を見てもらいたいような、
やっぱり恥ずかしいから見てほしくないような、
そんな複雑な胸中のまま。
束の間のヒーローの休息を楽しむコトにする。**]
―― ショッピングモール ――
[モール内を歩いていると近付いてくるペンギンアンドロイド。>>104
(アタイには可愛いペンギンに見える。
え、フォルム?ペンギンはペンギンさァね。んで超可愛い)
どうやらアタイに届け物があるようだ。
オシャレな麻袋に花模様の便箋が一枚添えられている。
なんだろう?誰からだろう?
そう思いながら便箋の中の手紙を取り出し目を通す。
そこに書かれていたのは――……]
スイッセス、おじーちゃん……。
[手紙の温かい内容にまた涙があふれた。
慌てて腕で拭って大事な手紙を濡らさないようにして]
[キレイな麻袋の紐を解き中を見れば珈琲豆が入っていた。
香ばしい香りがスイッセスさんと過ごした日々を思い出させてくれる。
こんなに大事なもの砕いて飲めない!!!
思わずそう叫んでしまいそうになるが堪えて。
「美味しく飲んで」というスイッセスさんの意思を尊重しなければとも強く思うのだ。
だから、だから――]
ペンギンさん!ちょ、ちょっと待ってて!!
[ペンギンアンドロイドにその場に待機するようお願いして、
大慌てで近くの文具店で雪国惑星のプリントがされた絵葉書とペンを買ってきて返事をしたためるのだ]
[少し動揺していたのでやや筆圧が強く絵葉書の裏まで筆跡の跡がついてしまった絵葉書。
そこには力強い筆跡でこう書くのだ。
『ありがとう、おじーちゃん。
ビューと一緒に仲良く飲みます。
でも思い出に一粒だけ豆を残させてください。
麻袋と一緒にいつまでも大事に持っています。
アーネストより。』
ビューを必ず助けて平和に暮らすという決意と共に。
せめて一粒だけでも。
形ある思い出の数を増やしておきたかったから。
絵葉書をペンギンアンドロイドにスイッセスさん宛てに託すと、アタイはしばしその後姿を見守っていた。
掌の中の手紙と麻袋を大事に握りしめながら。**]
―― 愛弟子レットへの贈り物 ――
[ショッピングモールのカフェの一角にて。
ペンギンアンドロイドにレット宛ての贈り物を頼む。
それは先程の買い物の品。>>82>>83
流れ星が描かれた便箋に手紙をしたためよう。
今度は筆圧を調整して一文字ずつ丁寧に書いた文字。
『大切なアタイの愛弟子へ。
今日まで熱心にトレーニングを続けてエライよ。
旅立つ愛弟子を見送るのは寂しいけど
これからもトレーニングを続けてくれると嬉しい。
これはアタイが選んだウェアだよ。
センスが皆無だから気に入らなかったらごめん。
その時は部屋着にでもしておくれ!
アーネスト師匠より』]
[追加で紙がもう一枚。
『PS.
一応ここにアタイへの連絡先を書いておくね。
何か困ったコトがあったら遠慮なく相談するんだよ?
(注*ただし恋愛相談以外で)』
手紙の最後に自分の連絡先を添えて、
せっかく出来た初めての弟子だ。
何か困ったコトがあれば手を差し伸べたいと思うのだ。
(ただし恋愛以外で)]
[そうして手紙をペンギンアンドロイドに託して後姿を見送れば、
自分の手荷物も別のアンドロイドに運搬してもらうよう頼み]
あ、コレはアタイが自分で持って帰るからいいよ。
[スイッセスさんからもらった大事な贈り物。>>104
それは自分で丁重に扱いたかったから手ごろな大きさの紙袋に大切にしまっておこう。
そうして身軽になった両腕をぐいっと伸ばしてカフェで小休憩。**]
―― 前日・スポーツジム ――
[サンシアは真っすぐでキレイな子だ。>>167
助けてと言えば即座に返る肯定が眩しく感じた。
グーパンはダメかと項垂れるアタイに、
返ってくるのは変わらず真っすぐなもの]
ははっ……、そりゃそうだネェ。
あの子にもまだ残ってる選択肢、
それをアタイが潰すマネしちゃいけないか。
止めてくれてありがとう、サンシア。
[サンシアの言葉>>168にグーパンを辞める決心もつく。
そうしてアタイの無謀な突撃を止めてくれたサンシアに心からの感謝を送ろう]
[妹を任せると頭を下げ、後は待つだけしか……
と、思っていればどうやらそうではないらしい。>>169
アタイが迎えに行くんだと聞いて心から安堵する]
アタイが迎えに行けるのかい?
なんか、保護とか言うからサ。
特殊部隊みたいなヤツがドザーって妹の家に突入して「保護ー!」とか言うのを想像してたんだけど……。
そうかァ、アタイも行っていいのか。
いや、むしろアタイを優先してくれるのか。
ありがたい話だネェ。
[保護と聞いて勝手に物騒な想像をしていたコトを白状しながら、むしろアタイが迎えに行くのが重要なのだと語るサンシアの配慮が沁みる]
[ヒーローの存在意義を改めて確認させてくれ、
首を傾げて片目を瞑るサンシアの明るさに呼応してこちらも屈託なく笑みを返そう]
ははっ、そうだ。そうだったネェ。
ヒーローは助けを求める声に応えるもの。
少し道を見失ってたけど、
難しく考えすぎてシンプルなその意味を思い出したよ。
サンシアはすごいね。
まるでヒーローみたいだ。いや、ヒーローだよ。
道に迷ってたアタイの道を照らしてくれたヒーロー。
[こうしてまた新たなヒーロが誕生したのである。
おめでとう、そしてありがとう]
[信じて待ってて。>>170
その言葉に少し不安げに、
でも希望も宿るまなざしを向けて
去っていくその背を祈るように見送ろう。
――ちなみに、今回のコトに莫大な金銭を使ったと知れば何も知らないアタイは大慌てでお金を返そうとするだろう。
いやむしろ、自分より年下で時折子供たちの面影を重ねていたサンシアにそれほどの資金力があると知るとそりゃーもうビックリしただろう。*]
[金銭を惜しまなければ翌日には色々なコトが判明するだろう。
最後の手紙の住所は都心部に近い病院であるコト。
ビューがそこに過労と心労で入院しているコト。
肝心の男は行方をくらませ調査中であるコト。
――そういった妹の状況が。*]
―― とある日のシアタールーム。カラントと ――
そーだよなっ!やっぱライダーってカッコイイよな!
やっぱカラントも分かるか、この良さが。
[ライダーの良さをカラントから聞けば、>>171
膝を抱えて拗ねていたのも忘れて瞳を輝かせてライダー愛を語る。
やっぱり好きなものをのびのび話せる時間はいい。
好みの比重もまた会話のスパイスだ。
しかし油断は禁物!コイツ飄々としつつも観察眼の鋭いヤツである。
ほら!今だって短い言葉で鋭く斬ってく!>>172]
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