21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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>>34
場所が間違ってますね。アーネストさん色々すみません、ご迷惑おかけします。場所は自室です…切腹…ハラキリゲイシャフジヤマ…
(-50) CClemon 2024/06/04(Tue) 11:24:59
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リーンさんの幸せ祈り隊におじいちゃんも入れて…!>>-52
>>-51
そう言って頂けますと心が楽になります…
きっとおじいちゃんもムキムキで脱いだら凄いんだ…(脱ぐ機会はない)
ありがとうこざいます、楽しみにしております。
さくらもち様の文章とてもとても好きです。
おじいちゃんでしかもアンドロイドなので恋愛になりませんが、もし機会があればいつかペア村などお誘いしたいなあとか図々しい野望を語らせて下さい…!
(-54) CClemon 2024/06/04(Tue) 12:45:23
(-55) CClemon 2024/06/04(Tue) 12:46:09
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コラーダさんの文章素敵には一万イイネぐらい押したい。
幸せになってほしいと言えばドルチェさんも。
愛玩、という言葉はとても悲しくて。
過保護過干渉、子供を閉じ込めたり何もさせない親って…うん。
シャムさんは中の方、映画村でご一緒されたと思います。
松本です。お久しぶりです。
シャムさんのネズミエピソードもっと拾いたかった…くっ
(-59) CClemon 2024/06/04(Tue) 12:54:29
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>>-58
呼ばれたらすぐ駆けつけます。音もなく(怖い)
這い寄る混沌はニャルラトホテプです。
男装女子大好きなんだとか、グリーディアさんの最初のエンカでの拾い力が素晴らしく中の人が震えたとか、サンシアさんの行動力見習いたいとかいつ語ればいいの?今でしょ?
騙るって変換するのは人狼民の悪い癖…
アーネストさんドレス、着てきてくれてありがとうございます…!嬉しいです。アクセサリーも。
ときめくじいちゃん!
(-61) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:04:07
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カラントさんのご飯描写もすごかったですね…
豪快な食べっぷりも良かったし、読んでいてお腹がすいてすいて…
と、つい張り付いてしまう。
(-62) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:13:12
――ホワイト・マーブル宇宙港――
[宇宙船リベルテは予定通りの到着時間にホワイト・マーブルの宇宙港に滑り込んだ。今まで無重力の宇宙を漂う際には揺れは全くなかったが、ドッグに入る際には多少の振動があり、もしシートベルトをしていなかったら転んでしまったかもしれない。
未開の土地に早く下りたいという乗客たちはいそいそと船の出口へと急ぐ。私は最後の方でいいと考えて、ほとんど人がはけた後にリベルテを後にした。
一か月の間住み慣れた場所を離れるのは少し寂しい気持ちになる。
ドロシーと過ごす最後の時間でもあったし、新しい出会いも沢山あり…
私はこの船でかけがえのない時を過ごした。
宇宙港から船体を振り返ると、出口のところでペンギンアンドロイドたちが手を振っている。
今までありがとう、さようなら。
私は力強く手を振り返す。]
(45) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:13:35
――マイケルの家――
[宇宙港専用窓口にて荷物を受け取ると、私は無人タクシーに乗ってマイケルの自宅を目指した。
広い庭のある二階建て家屋に、ドロシーとスイッセスの息子・マイケルは妻と子供と共に暮らしている。子供といってももう成人済みだし、マイケルだっていい歳のお父さんなのだが。]
お久しぶりです…。
[彼と顔を逢わせるのは久しぶりだ。ドロシーの葬儀は私独りで執り行い、その後の話し合いはビデオフォンで行っていたから。
以前逢った時にはなかった顎髭に私は見入ったが、その視線を彼は疎ましそうに一瞥する。
『ご苦労様。RS‐63857。母の遺品は…そのトランクか。
上がってくれ。これからの話をしよう。』]
(46) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:14:03
[スイッセスという名前でもなく「あなた」でもなく呼ばれるのは久しぶりだ。
荷物には私の私物もあるが間違いはないので頷く。
私は広い応接間に通された。人間ではない私にマイケルの妻はお茶を出さない。
ソファにも座らない方が良いかと直立していたが、これは『座ってくれ』と言われたので腰を下した。
『父さんと同じ顔で立っていられると威圧感がある。』
マイケルはそう言った。私の中にあるスイッセスの記憶には、父親らしく子供を叱るものもある。老後のスイッセスは穏やかそのものであるけれど、若いうち、父子の間にはそんな関係もあったわけで…。
『端的に言おう。初期化については考えていない。
なぜなら、アンドロイドを初期化した場合、この十年間で
習得した知識や技能も消えてしまうから。』
アンドロイドには、AIには学習能力がある。
成長とはまた異なるものかもしれないが、生まれたままのアンドロイドはからっぽの器で。そこに様々なプログラムを組み込み、それを使って色々な経験を積む。
新たに覚えたことは技能、知識として増えていく、という仕組みだ。
もしも私を初期化した場合、ドロシーに対する記憶は一切消えるが、積み重ねを失うので、働く際のマイナスになる、という話しだろう。]
(47) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:14:38
[私は黙って頷いた。
『それで記憶の部分的消去をする予定だが、調べた結果、消去にもお金がかかるんだ。
しかも消去の量によって金額が決まるらしく…
だから、最低限母さんの記憶だけを消そうと思っている。』
淡々とした口調だった。彼は私を人などとは思っていないからだろう。
勿論、父親とも。
『本当は容姿も造り替えたいのだけれど、それこそ法外な料金だから…』
彼は私から目をそむけた。十年前に亡くなった父親とそっくりのアンドロイドを、受け入れられないという気持ちはおかしくない。
私をまがい物だと考えても、ただの道具だと思っても…。]
(48) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:15:41
[『母さんのたっての願いだから、売却も廃棄もしない。
ただ、働きには出て貰うつもりだから。
消去が済んだら早々にアンドロイド職業あっせん所に行ってくれ。
あと、住居も自分で探すように。』]
わかりました。
[マイケルの家に住まわせて貰えるとは考えていなかったし、仕事をしない状態は私もしんどいのでその提案に異存はない。
膝の上の拳を握る手に力が入る。この湧き上がる気持ちはなんだろう。
そもそも、これが気持ちなのかも私にはわからないが。
でも、私は。]
(49) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:16:12
……マイケル。
[私が名前を呼ぶと、彼は眉を釣り上げる。
『呼ぶな。父さんの声で…俺を呼ぶなッ
お前なんか認めない、俺は…認めないぞッ
この屑鉄野郎ッ
母さんをたらしこみやがって…
ホストみたいに色目を使ったのか?
おばあちゃんの母に?はぁ?』
まるで堰を切ったように溢れる言葉。ソファから立ち上がり、唾を飛ばして叫ぶマイケルは顔を真っ赤にしている。]
(50) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:17:01
[怒りなのか、悲しみなのか。
私の傍までやってきて、私を指さして言った。
『俺はお前が大嫌いなんだよッ
お前の顔が見たくない、声を聴きたくないッ
母さんだって馬鹿だ、こんなぽんこつに大枚はたいて。
父さんの遺産を散財し、俺には一円も遺してくれなかったッ』
くそ、忌々しい…
あんな馬鹿な女の腹から産まれたことが俺の最大の恥だッ』]
(51) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:18:04
(52) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:18:25
[気が付くと私は立ち上がり、マイケルの…息子の頬を叩いていた。
私の事はなんと言われてもいい。
しかし、妻のドロシーについて口汚く言うのだけは。
それだけは許せなかったから。
『な、殴ったな…俺を殴ったな!
と、父さんにも殴られた事なんかないのにッ…』
そう。スイッセスの記憶の中に息子を殴るシーンはない。
どんなに叱責しても手をあげることはなかった。
『アンドロイドは人間に危害を与えてはいけない。
そういうプログラムのはずじゃないのかッ
お前は狂っているのか?
この…ポンコツがッ』]
(53) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:19:14
[腫れた頬を抑えてわなわなと震えるマイケル。
その頬を涙が伝う。
私はそんなマイケルを真っ直ぐに見据える。]
ポンコツ?私がポンコツだって。
私は妻を愛しているだけだ。
妻を侮辱されて怒らない夫などいない。
そして。
間違いを犯した息子に正しい道を教えるのも親だ。
マイケル。ドロシーは、精一杯お前を愛していた。
大切に想っていたんだ。
離れて暮らしていたのは、
お前の家族を邪魔しないためだってあったのだよ。
お前にはわからなかったろうけれど。
(54) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:20:37
…いつだってお前の健康を気にしていたよ。
そんな優しい母親に、お前はそんな言葉を吐くのか。
私はお前をこのように育てた覚えはないッ
[目を見開くマイケル。私をまじまじと見つめ、唇を震わせている。
ああ、やってしまった。これで私の廃棄は確定だ。
人間に暴力を振るい、所有者に反するアンドロイドなど…
居場所があるはずがない。]
……すみませんでした。
今のは、スイッセスがもし生きていたのなら、
言った言葉だと思います。
(55) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:21:03
[沈黙が流れる。マイケルは頬を摩ったのち、大きく息を吐く。
そして私にこう言った。
『……お前の中には、生きているのか?』と。
それが彼の父親、スイッセスの事を指すのは言うまでもないだろう。
私は躊躇いなく、力強く頷いた。
マイケルは…ただ、青ざめた顔をして。眉を寄せて押し黙る。
ふう、と大きな溜息。
『……父さん。』
たった一言だが彼は私をこう呼んだのだ。
初めて、息子として。]
(56) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:22:04
――そして――
[数日後、私は借りた小さな部屋に居を構えていた。
就職先はすんなりと決まったし、新しい生活が始まる事となる。
新しい仕事はとある老人ホームでの給仕と清掃、老人たちの身の回りの世話だ。私の生活費をさっぴいた賃金はマイケルに送金される。
私の記憶は……そのまま、消されずに、在る。
あの後、マイケルは私にこう言ったのだ。
『お前の中に父さんがいるのなら、母さんも一緒にいさせてやらないと可哀想だ。だから、記憶の消去はしない。そのかわり今すぐこの家を出ていってくれ。
じゃないとまた、泣いたり怒ったりしてしまうから。』]
(57) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:23:05
[『ほら、さっさと行け。
…行けよ、父さん。』
彼自身がもう父親であるし、子供という歳でもない。
だから私を親と思っても甘えたりは出来ないのだろう。
記憶の消去をしないと宣言した彼はどこか晴れやかな顔をしていた。
そして、最低限の荷物を持って出ていく私を見送ってくれたのだった。
こうして私はホワイト・マーブルでの新たな道を歩むことになる。
スイッセス・サイフォンは故人の名前だからもう使う事は出来ない。
代わりに私は新しい名前で生きる。
スイッセス・サンとして。]**
(58) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:24:12
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