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21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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……だから、
ありがとうござい、ます!
[もう私、迷子じゃない。
自分の足で此処に立って、私として存在出来る。
そうして曇りの無い真っすぐな目で、満面の笑みを贈っただろう。**]
(137) mzsn 2024/06/05(Wed) 00:47:48
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─ 回想:午後 展望施設 ─
なるほど、そういわれたら理解できる。
[シンプルに警戒心というものとして言われれば理解ができる。
そのわりに思い切りの良さを感じてはいるが、それはサンシア>>130自身の価値観からくるものでもあるだろう]
ああ、自然体ってままだと聞こえはいいが、例えばこっちを強調したい。とか、あとは光の辺り具合とかでどっちがいいかってので変えてるな。
[という具合の会話ならば、それまでの延長として行われていたこと]
(138) S.K 2024/06/05(Wed) 01:22:17
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[にしてもこうして手を触れてみての反応>>131 >>132が、薄い、いや?濃い?
警戒心というのをもっていて、自分から踏み込まないようにしていた>>1:158サンシアだから、なんとなく合点がいった。だから彼女は素直なんだろうとかそういうもの]
……本当だったんだな。
[顔を赤くして、視線を逸らしての言葉>>132に困惑とは違った感情も浮かぶ。]
(139) S.K 2024/06/05(Wed) 01:22:26
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……なぁ、この間言ったと思うんだけどよ。
「自分の色んな意味での代用品がいるなら、それもいいんじゃねーか(>>1:211)」って。
あれ、実際体験してんだよな。俺。
[過去の話はめんどうくさいが、真っ直ぐな感情を向けられてめんどうくさいで済ませるほどの理由ではないこと]
まぁ、過去の話なんてつまらねーけどさ。
[自分は地球では文明が届くまで遅れた地域に住んでいたこと。
今では古い事柄がそれこそ10年前は普通にあったぐらいのこと。多数のアンドロイドがあらわれたことで、社会に大きな変化が生まれたのを間近で見た来たこと]
(140) S.K 2024/06/05(Wed) 01:24:19
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…問題がなぁ。仕事そのものを生き甲斐にしてたやつらなんだよなぁ。
余程特別なものじゃない限り仕事はなくなって、飢え死ぬ心配もないからっていっても、それそのものが生き甲斐なんていうやつはな。生きる意味を見出せなくなっていってな。
うちの両親もそうだった。ハウスキーパーだの雇って俺のこと放っておくぐらいにな。おかげで裕福な家庭ってやつではあったんだけどな。
そんで、充実した社会保障によって用意されたものがな、なんだっけか…呼び名は忘れたが、『幼児性。』って意味のものだったな。
記憶を一部なり削除して、生き甲斐を探すぐらいの心になるように戻しちまうってやつだ。
なんやかんやあってその装置に頼ることになっちまったんだが、そしたらよ。子育てしっかりしてみたいとかいいだすんだよ。俺その頃には27だぜ?今更幼稚園だの小学校なんてできるわけねーしよ。
でもまぁ、発達した文明ってのは凄いものだ。子供だって用意できちまうんだからな。
俺の過去のデータをつくって、昔の俺を用意して……
(141) S.K 2024/06/05(Wed) 01:24:47
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代替が確り用意できるならデータ元になったやつだっていらねぇ。
おかげで俺は好き勝手できるし、両親も生き甲斐を取り戻す。
まあ一種の、めでたしめでたし。ってやつだ
[いっていて、特別苦しくもないし、そういう苦悩できる贅沢もいらねーやってなっちまったものだ。
その際も色々と契約書なども交した。
自分のデータを使うのだ。アンドロイドだからといって親であることをいずれ放棄するような真似は許さない。とか。死に目にもあいにいかない。だとか。まあ色々]
満ち足りた世界じゃ、自分である必要なんてなくなってくんだろうなーって思うと、なんていうか、馬鹿らしいなーって思うんだよな。
(142) S.K 2024/06/05(Wed) 01:25:05
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で、ここまでいってなんだけど。本題はこっからなんだが
[と、先程の長くてめんどくさいなーって思っていた話題はさておく、ただ説明のためにいっただけで本題は別である]
あんま、考えてなかったけど、サンシアが隣にいる。ってのいいな。
考えてみりゃ俺にとって見ても、サンシアは魅力的だしな。
[そしてわりかし短くまとめるようにいうのであった**]
(143) S.K 2024/06/05(Wed) 01:25:23
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――自室(過去軸)――
[いつもライダースーツに身を包み自分を律し、鍛錬を欠かさず、強くあろうとする。
ヒーローとして常に振る舞い、弱きを助けようとする。
そんな彼女を輝かしいと私は想っていた。
しかし、彼女のいつもとは異なる装いと「ヒーローの休日」41という言葉に、私は彼女との距離を量り間違えたのかもしれない。
スイッセスはドロシー以外の女性を知っているが、私は妻以外の女性を知らない。
よって、私の女性に対する行動の判断は妻に対するものが基準であり――否、基準でしかなく、実は拙いのかもしれない。
泣いている女性が居たら慰めるは当たり前として、胸に抱くがいき過ぎた行動であることに、十年間妻としか過ごしてこなかったアンドロイドの私は思い当たらなかったのだ。
まるで初めて女性に接する十代の男子のように、ただ慰めたい一身、胸に感じたときめきに任せる勢いにて手を延ばしてしまったのだ。]
(144) CClemon 2024/06/05(Wed) 07:13:01
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[解説してしまえば、これは私に芽生えた初めての純粋な恋心だったのかもしれない。
私はドロシーに「恋するように」造られた、プログラムされたアンドロイドだ。
生まれたての私はそれを「仕事」と認識していたように。
しかし、一緒に過ごすうちに私はドロシーの愛らしさに自然に気付き、惹かれ、恋をした。
これは人にも見られる作用で、お見合い結婚から段々と本物のおしどり夫婦になっていくようなもの、と言えばわかりやすいか。
しかし、結果として私がドロシーに恋をしたのは事実であるが、私にとって与えられた道筋であったのもまた事実なのである。
アーネストという女性は、そうではなかった。
私の前に颯爽と現れて、その振る舞いで幾度も私の心を奪った。
私はまだ、亡くなったドロシーを想っている、偲んでいる。
しかしドロシーはもうこの世にはいないのだ。
私の愛する人は私の胸の中にしか存在しないのだ。]
(145) CClemon 2024/06/05(Wed) 07:13:36
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[ドロシーへの愛が目減りしたわけではないが、私の心には彼女の死によってほんの少し隙間が出来た。寂しさが穴を開けた。
そこに滑り込んでしまった存在がアーネストであったのだろう。
人の心は変化する。私が「アンドロイド」であるのなら、命じられた通り永遠にドロシーだけに恋をしていたはずだ。
目的に添って生きてきたはずだ。
だが、私に生まれた「人の心」は。
新しい恋に目覚め…そして「慰める」という行動を少し過激にしてしまう。
頭を撫でるだけで良かったのに。
ドロシーにそうしたように、彼女を胸に抱き慰めたいと想ってしまったのである。愛しさに溢れて。]
(146) CClemon 2024/06/05(Wed) 07:14:03
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……
[彼女は最初、私の胸に収まってくれた。>>126
私はこれで泣いている彼女の居場所になれたと、心から安堵した。
男としてそういう女性を放っておけないのは当然だし、何より――前述したような「人の心の変化」が私に起こっていたから。
だが、彼女の望みは抱擁ではなかった。
当たり前だ。彼女にとって私は「おじいちゃん」なんだものね。
男性ではないのだから。…人間ですら、ないのだから。
いきなり機械に抱き締められたら、それは驚くであろうし、もしかしたら怖かったかもしれない。]
(147) CClemon 2024/06/05(Wed) 07:14:29
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[彼女の口から漏れた駄目、という言葉が漏れて。妻の名前が挙がった時。>>128
漸く私はかかっていた魔法から醒める。恋という名の、人を狂わす魔物から逃れる。彼女はシンデレラという名のヒロインではなかった。美しい装いをしていても、ヒーローだったのだ。129
まるで糸が切れたように私は彼女を離した。
彼女はどんな表情をしているだろうか。]
……私は……なんて失礼な事を。
(148) CClemon 2024/06/05(Wed) 07:14:57
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[謝らなければ。そう思うのに言葉がうまく出てこない。想えばこの十年間で私はこんなに動揺した事があっただろうか?いや、ない。
青ざめた顔で彼女を見つめ、それから空っぽになった腕を見下ろした。
そうだ、妻が亡くなった時から私にはもう。
抱き締める者なんていない。
ドロシーは私の胸の中には生きているが、
この腕の中にはもういないのを何故…忘れていたんだろう。]
(149) CClemon 2024/06/05(Wed) 07:16:26
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……申し訳ありません、アーネストさん。
こんなことをしてしまって。
でもどうかこれだけは知ってください。
私は貴女をドロシーの代わりにしたわけではない。
貴女の魅力に惹かれてしまいました。
貴女を慰めたいと思う行動が…
そのせいで、行き過ぎてしまいました。
…許してくださいとは言いません。
許されない事をしたと思うので。
すみませんが、
どうか、独りにして貰えないでしょうか。
折角来ていただいたのですが…
どうか。
(150) CClemon 2024/06/05(Wed) 07:16:48
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[こんな事をした私に、彼女は怒鳴ったり怒ったりする人ではないのを私は知っている。また、今この場で謝罪を繰り返すのが無駄な事も。
今は離れて落ち着くべきだ。私はそう想って彼女に必死に訴えた。]*
(151) CClemon 2024/06/05(Wed) 07:17:29
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―― スイッセスさんの自室 ――
[恋人のように抱き締められた時、正直動揺してしまった。
だって初めて男の人に抱き締められたのだから。
おじいちゃんだと思っていた彼が見せた男としての一面。
それは確かに怖くもあったけど、それは”人間”として接してきた証。
機械だから、という発想はアタイにはなかった。
仲良くなれていたと思っていた、だけど――……
拒絶して突き放せば糸が切れたようにスイッセスさんはアタイを離してくれる>>148]
スイッセスさん…………、
[失礼なことをしたと呟く彼にどんな顔をしていいのか分からない。
瞳に溢れていた涙が一筋、頬を伝って流れ落ちる。
沈痛そうな、そんな顔のまま呆然とツイッセスさんを見ていた]
(152) sakura-mochi 2024/06/05(Wed) 08:43:13
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[青ざめた顔で腕を見下ろす姿>>149はまるで
抱き締める誰かを失って呆然としているように見えた。
――ああ、この人は今、傷付いている。
それが分かっていても今のアタイに彼を慰める資格なんかない。
その資格はたった今、自分から手放したのだから。
スイッセスさんの言葉をその場で黙ってただ聞く。>>150
何か言いたいのに、言葉が見つからない。
『いいんだ、気にしないで』?
『びっくりしたけど慰めてくれる気持ちは嬉しい』?
『許すよ、アタイも突き放してごめん』?
色んな言葉が思い浮かぶけど、口に出せばとても薄っぺらい慰めに感じて口に出せない]
(153) sakura-mochi 2024/06/05(Wed) 08:44:06
![](img/flag.png)
あ…………、
[独りにしてほしいと言われれば沈痛な眼差しで彼を見つめる。
何か言わなきゃ、慰めてあげなきゃ、
そう思うけれど相変わらず何も言えなくてその場に立ち竦むだけ。
そうして、必死に訴えられたなら>>151
悲し気に目を伏せながらも絞り出すように一言]
ごめん、なさい……、
っ………、
[深々と頭を下げてから、
くるっと彼に背を向けて部屋から走り去っていく。
胸の中は様々な感情でぐちゃぐちゃになって、
アタイは泣きながら廊下を走って自室に帰っていった。**]
(154) sakura-mochi 2024/06/05(Wed) 08:45:25
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――カフェ(過去軸)――
[私は人間と同じ食事を口にすることが出来るし、味もわかる(栄養素は必要ない。)よって、彼女に同席を薦められたのなら喜んで隣の席を頂こうと思う。]
いいんですか?
ありがとうございます。
では、私の珈琲を持ってきます。
ブラウニー、良いですね。
でしたらお誘いのお礼として、
私がブラウニーを御馳走しますね。>>121
(155) CClemon 2024/06/05(Wed) 08:51:57
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[ブラウニーはペンギンロボットが焼いたものが販売している。私は料理も出来るしお菓子も得意だが、流石に今からブラウニーを彼女の為に焼いていたら待たせすぎるので、それを運んでくることにしよう。
彼女と一緒に珈琲とブラウニーという素敵な時間を持てるのにわくわくとしながら。
席に着いたらのんびり話をすることが叶うだろう。
私は彼女の言葉に耳を傾ける。]
(156) CClemon 2024/06/05(Wed) 08:52:25
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