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── スポーツジム ──
[汗を拭きながらサンシアとベンチに腰掛けつつ。>>3
連絡先を交換した後、少しからかいすぐに話題を変えた。
……もしかしたら、心のどこかで、アタイが消える未来を想定して、無意識にそんなコトを口走っていたのかもしれない。
「自分が犠牲になっても妹を助けるのだ」と。
本の話題を出せば気を使って色々言ってくれる。>>4
なら今は本の専門家の意見に従おうか]
ン、わかった。苦手だったら中断するよ。
でも面白いと思うんだけどなァー。
アタイ乙女心より漢のロマンとか分かるし。
[「いつか王子様が」より「いつかヒーローが」派だ。
まるでキノコとタケノコのような違いだが]
[サンシアが小説家になった理由。>>5
聞けばなるほど、と頷いて]
へェ!ひいじーちゃんまで小説家なンだね!
すごいじゃないか。
サンシアの血筋は物書きに向いた人が多いのかァ。
それに書くのが好きってのもイイね。
アタイはそーゆーシンプルな理由、好きだよ。
[そんなことを話していれば少しの間──]
[サンシアが話す言葉に静かに耳を傾ける。
”ヒーローは誰が救うのか?”>>6
言われてアタイは少し胸がドキリとした。
そうしてアタイもその問いに咄嗟に答えが出なかった]
それ、は………、分かンないネェ……。
そんなコト、今まで考えもしなかったからサ。
[いつもアタイは家族のヒーローであり続けていた。
だから分からない。
ヒーローを、アタイを助ける誰かの存在を。
考えても無意味だと思っていたから。
自分を救えるのは、自分だけ、
そう己を奮い立たせて今まで戦っていたから]
[続く真っすぐな言葉に、>>7
握られ包み込まれる手はサンシアの心のように温かい。
──ああ、スイッセスさんの言葉を思い出す。>>1:244
アタイは困ったように眉を下げて苦笑いする]
困ったナァ……。
この船にはどうもヒーロー候補が多すぎる。
困ってる人に手を差し伸べられる人が多すぎるンだ。
だから本当に、困った……。
[困った困った、と繰り返し、戸惑うように]
[しばしの沈黙。
それから少し戸惑うようにして──]
……そこまで言うなら、頼ってもいいかい?
辛い時、助けてって言っていいかい?
手を──……差し伸べてくれるかい?
[いつものようなヒーローのような快活な笑顔はなく、
ここにいるのは助けを求める一般市民Aのアタイだ。
だから、いつもみたいに笑えないんだ。
ごめんね、ごめんネェ……]
[包み込む手に力が込められたのが伝わる。
それが無性に嬉しくて、申し訳なくて──]
助けてくれ、ヒーロー……。
ただそばにいて手を握ってくれ。
──大丈夫だと、言ってくれ。
[そうして苦し気に弱音を吐いただろう]
[──少し落ち着けば話しただろう。
自分は孤児なのだと、
ホワイト・マーブルへは暴力男に騙された血の繋がらない妹を助けるために向かうのだと。
ぽつり、ぽつり、と。
差し伸べられた手をこちらからも握り返しながら。**]
―― とある日のシアタールーム・カラントと ――
[戦隊もののほうが好きだとカラントは言う。>>31
ならばとこちらも対抗して]
アタイはライダーもののが好きだネ!
やっぱ自分が担当してるモノはひいき目に見ちまう。
まァ、戦隊ものも好きだけどサ。
[勢いでつい対抗してしまったが、戦隊ものもアタイは好きだ。
なんかイイよね、仲間同士の絆とか。
なんて張り合っていればカラントの意見に――]
むぅー……、そりゃ大変だけどサ。
だからこそのヒーローの孤独と苦悩!
それでも戦う強さと誇りとかサぁー
[なんて拗ねたように食い下がるが、
その言葉がなんとなくアタイに向けられた気がして。
席の上で膝を抱えてむぅーっと不満そうだ。
だってズルいじゃないか。
肩の力を抜きながら飄々とコッチの立場を汲んだりしてサ。
面と向かって言い合えないじゃないか。
まァ、お互いそんな気持ちを熱くぶつける青春時代は過ぎた身だ。
これはカラントなりの配慮と距離感なのだろう]
[生意気にヒーローの救いを否定するカラント。
そうして語るアタイの話。>>32
アタイはどうかって?
そりゃァ――……。
今まで通りくだらないコト喋ったり、やったり、
気ぃ遣わずにお互いに好きなコトやってく。
んで、偶に一緒にジャンクフード食いまくって、
次の日に不摂生の分をトレーニングでチャラにした気になって……
…………。
あぁー! いちいち口にすると照れ臭いンだヨ!
今まで通りでいいンだよ! むしろそーしナ!
[行き場のない照れくささで頭を掻きむしりながら叫ぶ]
[お互いに干渉しすぎないで好きなコトをやれる距離。
それがお互いにベストだと思ってる。
つまり趣味仲間で飲み友達だ。
だが、それはそれとして譲れないコトが一つある]
アンタ、そのクロッキー帳見せなよ!
みんなけっこー見てンのにサ。
アタイだけ仲間外れみたいで悔しいんだよッ!
[ビシッとカラントのクロッキー帳を指さす。
みんなずるい!アタイだって見たかった!!]
[もしクロッキー帳を見れたなら、
うわ!アタイの100万倍ウマイとか、
めっちゃ描いてんじゃん、画家志望?とか、
風景画ばっかー、とか、これ、星雲?とか、
アンタ、無骨そうに見えて変なトコで個性光るよね、とか。
アタイとかサンシアの似顔絵はないの?
よく一緒にいたじゃん、薄情モンーとか
好き勝手に感想を述べただろう。
これがアタイのカラントとの距離感だ]
―― 最終日の朝・スポーツジム ――
[そうして最終日にジムにくればカラントに歩み寄り]
そーいやカラント、連絡先交換してなかったよネ?
船を降りた後もまた会えたら酒飲み仲間がいないと寂しいんだ。
アタイのスタント作品の宣伝もしてやっからサ。
交換しといてくれよ。
さァ! さァ! Hurry Hurry!
[ずいっと端末を差し出し連絡先を交換する気満々だ。**]
── スポーツジム ──
[本の話やサンシアの血筋の話。>>50
頷きながら]
まァ、実際のトコアタイは血筋とか分かンないし。
やっぱサンシアの努力じゃないかネェ。
[曖昧な答えが返れば家族を持たない自分には分からない苦労など汲めるはずもなく、少し悩みつつ。
「やはり最後は自分の努力」、と。
孤児でここまで這い上がった自分の根性論しか出ないのであった。
色々な苦労はあるが好きな仕事ができるコトはきっと幸せなのだろう、と。
サンシアの話>>51に笑みを返す]
[それから真っすぐな言葉を聞けば戸惑う心。>>52
包み込まれた手の温かさに、言葉に、救われた気がした]
ああ、あンがとう。
サンシアは本当にいい子だ。
こうして出会えて本当によかったよ。
本当に……。
[苦痛に満ちていただけだった顔に穏やかな笑みが浮かぶ]
[そうして落ち着いたアタイは自分の身の上と目的を打ち明ける。
するとサンシアが示してくれた解決案。>>53
学のないアタイには思い浮かばなかった案。
でも対処を人任せにして自分は待つだけなんて、と。
戸惑うように目を泳がせていれば真っすぐ見つめる目に促されるように見つめ返し──]
………、ダメなのかい? グーパン……。
まァ、薄々そんな気はしてたけどさァ……。
一発。せめて一発だけでも……、ダメ?
そっかァー……。
[がっくりと項垂れる脳筋。
だが、サンシアの言葉はもっともだ。>>54
一般人に暴力を振るうのは犯罪。
そうなれば妹を救うどころか地球に残してきた弟妹たちまで悲しませてしまう。それは絶対にダメだ!]
[サンシアの言葉で暴力に任せた救出は諦めるコトにした。
だとするなら、
学のないアタシに出来るコトと言えば──]
さっき言ってた「保護」ってヤツさ。
ソレに頼ってもいいかな……?
最後に届いた手紙の住所は今から教えるから。
アタイ、ホンットーに学がなくてサ。
実はこれが最善だって今もまだよく分かってないンだけど。
でも、暴力はよくないよな。
アタイはあの子のヒーローでいてやンなきゃ。
だから、だから──……
[迷いながら、それでも信じたいと思うのだ。
「助ける」>>52と言ってくれたサンシアを]
[アタイは深々と頭を下げて]
妹のコト、サンシアの担当さんのツテに任せるよ。
[そして顔を上げ、
戸惑いながらもサンシアを見つめ]
……思えば、初めてだな。
誰かに助けてって言ったり、頼ったり、
でも、信じて待つコトにするよ。
世の中には優しくて頼れる人がいるコト。
この船の人たちに教えてもらったから。
[まだこの先の不安が完全に消えたワケではないが。
それでも肩の荷がおりたような、穏やかな顔で微笑んで見せる。**]
―― ショッピングモール ――
[ジムでカラントにウザ絡みをした後。
アタイは愛弟子へのプレゼントを買いにショッピングモールにやって来ていた。
愛弟子の体形に合うとセレクトしたトレーニングウェア一式!
まず最初の一着。
シックな黒に赤いラインを入れたヒーロースーツっぽいの、
こういうのは自分がカッコイイと思うモノを贈ったほうがいいはず、と選んだもの。
それともう一着。
清潔感ある白にセーラー服風のパーカーと青いラインの黒と真逆のチョイス。
もし黒がダメだった時のための保険のような白選択だったが、これが吉と出るか凶と出るか、愛弟子のみぞ知る。
とりあえず二着ほど選んで、プレゼント用に真っ赤な包装紙に黄色いリボンで飾り付けてもらおうか]
[愛弟子は好きな服の好みを聞いてもきっと上手く答えられないだろう、とは普段からの愛弟子を見ての師匠の判断だ。
なので、色々な服を贈って「好き」を探してもらおうという狙い。
それからランニングシューズも買おう、と思ったが。
よく考えればアタイは愛弟子の靴のサイズを知らない。
昨日の夜に思い立っての行動だからとはいえ、計画性がなさすぎる。
まァ、妹を助けるためとはいえ一般人をグーパンして救出しようなんて行き当たりばったりなコトを考える残念な脳筋だ。
しょうがない、シューズ以外の普段着を一着贈ろう、と。
「押忍!」と書かれたTシャツを一着。
トレーニングウェアと共に贈ろうか。
気に入らなければ部屋着として機能してくれる、はず。(?)]
……そーだよな、ここに悪党はいない。
少しくらいヒーローを休んでも、いいはずサ。
うん……、アタイも久しぶりに服を買ってみるかァ。
[ふっと軽く口元に笑みを浮かべてみたものの。
自分の壊滅的なファッションセンスで選べる服といえば――]
……あ、あった。
[それは店頭のマネキンが着こなす白のサマードレス。
嬉しいコトに足元には白のサンダルまで揃えてある。
これならセンスに関係なく一着着るだけでサマになる。
それに店頭のマネキンの着こなす服を見て一式買うだけなら自分にもできるはず、だ。(たぶん)]
[そう決意して店に入り試着を済ませれば、鏡に映るのは清楚な身なりの一般客だ。
ちょっと背丈が高いコトを除けばなかなかの着こなし!
自画自賛し己を鼓舞してみるが、
まだ自分のセンスの壊滅具合と無計画さから半信半疑。
だが、きっと似合うと自分に言い聞かせていつものライダースーツを脱ぎ捨てゴーグルを外しサマードレスに白いサンダル姿で店を出る]
……うん、きっと大丈夫。
じゃあ他にも移住先で着れる服を見繕おう。
[普段と違い素早くキックを繰り出せない足元に不安を覚えつつ、
それでも移住先でも着れる一般の服をマネキンの服コピー作戦でサクサクと買い揃えていく]
[かくしてアタイはショッピングモールを慣れないサマードレス姿に紙袋を何点か持って歩いていくのであった。
知り合いに会って自分の変身を見てもらいたいような、
やっぱり恥ずかしいから見てほしくないような、
そんな複雑な胸中のまま。
束の間のヒーローの休息を楽しむコトにする。**]
―― ショッピングモール ――
[モール内を歩いていると近付いてくるペンギンアンドロイド。>>104
(アタイには可愛いペンギンに見える。
え、フォルム?ペンギンはペンギンさァね。んで超可愛い)
どうやらアタイに届け物があるようだ。
オシャレな麻袋に花模様の便箋が一枚添えられている。
なんだろう?誰からだろう?
そう思いながら便箋の中の手紙を取り出し目を通す。
そこに書かれていたのは――……]
スイッセス、おじーちゃん……。
[手紙の温かい内容にまた涙があふれた。
慌てて腕で拭って大事な手紙を濡らさないようにして]
[キレイな麻袋の紐を解き中を見れば珈琲豆が入っていた。
香ばしい香りがスイッセスさんと過ごした日々を思い出させてくれる。
こんなに大事なもの砕いて飲めない!!!
思わずそう叫んでしまいそうになるが堪えて。
「美味しく飲んで」というスイッセスさんの意思を尊重しなければとも強く思うのだ。
だから、だから――]
ペンギンさん!ちょ、ちょっと待ってて!!
[ペンギンアンドロイドにその場に待機するようお願いして、
大慌てで近くの文具店で雪国惑星のプリントがされた絵葉書とペンを買ってきて返事をしたためるのだ]
[少し動揺していたのでやや筆圧が強く絵葉書の裏まで筆跡の跡がついてしまった絵葉書。
そこには力強い筆跡でこう書くのだ。
『ありがとう、おじーちゃん。
ビューと一緒に仲良く飲みます。
でも思い出に一粒だけ豆を残させてください。
麻袋と一緒にいつまでも大事に持っています。
アーネストより。』
ビューを必ず助けて平和に暮らすという決意と共に。
せめて一粒だけでも。
形ある思い出の数を増やしておきたかったから。
絵葉書をペンギンアンドロイドにスイッセスさん宛てに託すと、アタイはしばしその後姿を見守っていた。
掌の中の手紙と麻袋を大事に握りしめながら。**]
―― 愛弟子レットへの贈り物 ――
[ショッピングモールのカフェの一角にて。
ペンギンアンドロイドにレット宛ての贈り物を頼む。
それは先程の買い物の品。>>82>>83
流れ星が描かれた便箋に手紙をしたためよう。
今度は筆圧を調整して一文字ずつ丁寧に書いた文字。
『大切なアタイの愛弟子へ。
今日まで熱心にトレーニングを続けてエライよ。
旅立つ愛弟子を見送るのは寂しいけど
これからもトレーニングを続けてくれると嬉しい。
これはアタイが選んだウェアだよ。
センスが皆無だから気に入らなかったらごめん。
その時は部屋着にでもしておくれ!
アーネスト師匠より』]
[追加で紙がもう一枚。
『PS.
一応ここにアタイへの連絡先を書いておくね。
何か困ったコトがあったら遠慮なく相談するんだよ?
(注*ただし恋愛相談以外で)』
手紙の最後に自分の連絡先を添えて、
せっかく出来た初めての弟子だ。
何か困ったコトがあれば手を差し伸べたいと思うのだ。
(ただし恋愛以外で)]
[そうして手紙をペンギンアンドロイドに託して後姿を見送れば、
自分の手荷物も別のアンドロイドに運搬してもらうよう頼み]
あ、コレはアタイが自分で持って帰るからいいよ。
[スイッセスさんからもらった大事な贈り物。>>104
それは自分で丁重に扱いたかったから手ごろな大きさの紙袋に大切にしまっておこう。
そうして身軽になった両腕をぐいっと伸ばしてカフェで小休憩。**]
/*
ちょっとだけテスト。
[[Cocktail]]
これでランダムなカクテルでるの?
>>177あーいうのクールにさらっとやってみたい。
/*
あーダメだ、なんか違った。
時間がある時にでもコマンド入力の方法調べたい。
(以上、独り言に埋めたオーダーミスの残骸)
―― 前日・スポーツジム ――
[サンシアは真っすぐでキレイな子だ。>>167
助けてと言えば即座に返る肯定が眩しく感じた。
グーパンはダメかと項垂れるアタイに、
返ってくるのは変わらず真っすぐなもの]
ははっ……、そりゃそうだネェ。
あの子にもまだ残ってる選択肢、
それをアタイが潰すマネしちゃいけないか。
止めてくれてありがとう、サンシア。
[サンシアの言葉>>168にグーパンを辞める決心もつく。
そうしてアタイの無謀な突撃を止めてくれたサンシアに心からの感謝を送ろう]
[妹を任せると頭を下げ、後は待つだけしか……
と、思っていればどうやらそうではないらしい。>>169
アタイが迎えに行くんだと聞いて心から安堵する]
アタイが迎えに行けるのかい?
なんか、保護とか言うからサ。
特殊部隊みたいなヤツがドザーって妹の家に突入して「保護ー!」とか言うのを想像してたんだけど……。
そうかァ、アタイも行っていいのか。
いや、むしろアタイを優先してくれるのか。
ありがたい話だネェ。
[保護と聞いて勝手に物騒な想像をしていたコトを白状しながら、むしろアタイが迎えに行くのが重要なのだと語るサンシアの配慮が沁みる]
[ヒーローの存在意義を改めて確認させてくれ、
首を傾げて片目を瞑るサンシアの明るさに呼応してこちらも屈託なく笑みを返そう]
ははっ、そうだ。そうだったネェ。
ヒーローは助けを求める声に応えるもの。
少し道を見失ってたけど、
難しく考えすぎてシンプルなその意味を思い出したよ。
サンシアはすごいね。
まるでヒーローみたいだ。いや、ヒーローだよ。
道に迷ってたアタイの道を照らしてくれたヒーロー。
[こうしてまた新たなヒーロが誕生したのである。
おめでとう、そしてありがとう]
[信じて待ってて。>>170
その言葉に少し不安げに、
でも希望も宿るまなざしを向けて
去っていくその背を祈るように見送ろう。
――ちなみに、今回のコトに莫大な金銭を使ったと知れば何も知らないアタイは大慌てでお金を返そうとするだろう。
いやむしろ、自分より年下で時折子供たちの面影を重ねていたサンシアにそれほどの資金力があると知るとそりゃーもうビックリしただろう。*]
[金銭を惜しまなければ翌日には色々なコトが判明するだろう。
最後の手紙の住所は都心部に近い病院であるコト。
ビューがそこに過労と心労で入院しているコト。
肝心の男は行方をくらませ調査中であるコト。
――そういった妹の状況が。*]
―― とある日のシアタールーム。カラントと ――
そーだよなっ!やっぱライダーってカッコイイよな!
やっぱカラントも分かるか、この良さが。
[ライダーの良さをカラントから聞けば、>>171
膝を抱えて拗ねていたのも忘れて瞳を輝かせてライダー愛を語る。
やっぱり好きなものをのびのび話せる時間はいい。
好みの比重もまた会話のスパイスだ。
しかし油断は禁物!コイツ飄々としつつも観察眼の鋭いヤツである。
ほら!今だって短い言葉で鋭く斬ってく!>>172]
[これもあのクロッキー帳での描写にヒミツがあるのか?
などと無駄にクロッキー帳を見る熱意を秘かに燃やしつつ]
ああ、そーしな、そーしナ!
まったく、改まって何を言うかと思ったら……
[こっちが照れで悶えてるのをさらっと笑うカラント。
そーゆートコだぞッ!!!!
頭を押さえてやれやれだゼと溜息一つ。
熱いアタイを軽く受け流すカラントとの攻防。
それは存外に居心地のいい友との交流の形の一つだ]
[クロッキー帳を見せてくれるなら瞳を輝かせ。>>173
ぱらぱらと眺めているとバイクの話になる。
質問されればアタイはクロッキー帳の鑑賞料も兼ねて自分の感覚でバイクの魅力を語ろうか]
振動はさー、バイクによって変わるよ。
アタイは重量系が多いんだけどサ。
乗ってすぐのエンジン始動中はバルルルルって暴れ馬がアップを始めたみたいな、バイクが目覚めたみたいな感覚を全身で感じるんだ。
慣れてくるとうるさく感じてたエンジン音が聞こえなくなる感じがあるネェ、なんかバイクと一体になったみたいな?そんな感覚!
んでー曲がる時は外側にぐわーって引っ張られる力みたいなのがあって、でもその力に身を委ねるとわりとスムーズにバイクが動くンだ。
あーいいね、バイク!
船を降りたらまたかっ飛ばしたくなってきたよ。
[うきうきとバイクの話を熱弁してたら、バイクのラフ画の横にメモとか書いてる!
え、なにそれかっこいい。プロか?(何の?)
そう思いながらクロッキー帳を眺めている]
[クロッキー帳を眺めながらとりとめなく感想やら言葉を交わす。
本当にとりとめのないことサ。
それなのにカラントは短くもちゃんと小気味よく返事を返してくれる。
そのリズムとテンポが心地いい。
ああ、好きだナァ。この時間――……。*]
―― 最終日の朝・スポーツジム ――
[朝からウザ絡みをしながら連絡先をねだってみせて。>>174
了承されればニッと笑って]
おう!そーこなくっちゃァナ!
これでまた船を降りてもウマイ酒が飲めるってモンよ。
えっ、しかも感想と絵までくれるのかい?
そりゃ嬉しいネェ!
最高にクールなヤツを頼むぜェ?
[端末を操作して連絡先の交換無事に終了!
やったゼ!なんて端末を見せてはまた笑って]
んじゃーアタイもひとっ走りするかネェ。
[準備運動を終えたらランニングマシーンで今日のノルマをこなそう。
カラントもトレーニングを再開するなら特に邪魔をするコトもないからお互いの距離感でルーティーンを消化していこうとするだろう。*]
[>>229そうしてルーティーンを中ほどまで消化した頃だろうか。
端末の着信でサンシアからの連絡を読む。>>218
これはいてもたってもいられないッ!
タオルをくれるペン太(命名)を横切り]
んじゃ!アタイは急用入ったから行くよ!
カラント、ナイスマッスル!!
[肩からタオルをかけて汗を拭く時間も惜しく、
アタイは廊下を疾走し──……]
……あ、なにも今大至急ってワケじゃないよね。
ふぅー……落ち着け、深呼吸シンコキュー。
[突っ走りそうになる心をなんとかなだめ。
ひとまずサンシアに返事を送ろう。
『ごめんトレーニングしてた!
マッハで着替えるからちょっと待ってて!』
それだけ送ってまた自室にダッシュ!
どこで話す?待ち合わせ場所は?
そんなコトも聞いておいたほうがよかったのだろうがアタイは止まらない!]
── 自室 ──
[大急ぎでシャワーを浴びて新しいライダースーツに着替える。
さあ、準備はできたぞドンと来い!
そうして再び端末にサンシア宛てにメールを送る。
『準備できた!
あ、時間。いつどこで会う?』
大急ぎでそれだけ送り、返事を待つ。*]
―― 時を少し戻したスポーツジム ――
[大急ぎで走り出そうとするアタイ。>>239
しかし、カラントも丁度ジムを出るところで>>240]
へへっ!お先ッ!
んじゃーまたねっ!!
[またなーと手を振るカラントに同じく手を振って。
ダッシュで追い越して慌ただしくその場を後にしたのだった。*]
―― 午前・自室にてサンシアと ――
[そわそわと部屋の中を歩き回っていると端末に返ってくる返信。>>251
思わず前のめりに確認。
部屋に来てくれるというなら即座に返事を
『分かった。待ってる』
短くそう送り、サンシアが来るまでの間。
妹は警護されている>>250ってコトは生きている。
それだけ分かっただけでも最悪な事態は想定しなくていいのだと不安の中にも安堵を感じていた。
そうしてサンシアが部屋に来てくれたなら、
来客用に用意された椅子を勧めて座ってと促す。
アタイはテーブルを挟んだ対面の椅子に腰かけた]
[そうして聞く妹の話。
妹が入院していると聞いて苦し気に顔を顰めつつ]
そう、か……あの子は入院して……、。
あ!あの男。あの男はどうしてるンだい?
警護してるって言っても名義上の夫なら……って、行方知れず?
なんてヤツだ。
妹をボロボロにしたくせ、
都合が悪くなったらトンズラってヤツかい。
まったく……!
でも、男がいないほうが妹も安全、か。
[会話の合間に男が行方知れずと聞けば、
呆れと怒りで語気を荒げつつも、ひとまずは妹の安全を喜ぼう]
[病院からの退院許可など難しいコトも悩ましい。
でも、明日になれば会えるのだ。
病院で妹の病状をちゃんと把握しよう。
そうして妹が話せる状態なら話をしよう。
そう希望を持ちながら、
手紙の話になれば頷いて最後の手紙以外の手紙も何通か見せよう。>>252]
ひとまずあの子からの手紙は持てるだけ持ってきてるよ。
もし今後、裁判なんてコトになっても証拠の一つにはなるかなってネ。
学がないなりにかき集めて持ってきたものサ。
[手紙には妹の筆跡で男に追い詰められていく日々が詳細に書かれていた。
トランクに詰め込まれたそれらを指で指し示しつつ]
[サンシアとサンシアの手配してくれた人々に感謝を示そう。
アタイが思ったよりも最大限のフォローをしてくれている。
これなら妹は大丈夫、と。
ほっ、とサンシアの言葉に安堵の吐息を吐いた]
ホントにありがとう……。
こんなに妹のために手を尽くしてくれるなんて、
なんてお礼を言ったらいいのか……、
……ってか、これってけっこー金がかかるんじゃ……?
え、ちょっと待って!そんなに使ったの!?
なンで言ってくれなかったんだい!?
払う、払うよォ。
友達にそこまで世話かけれないよォ……!
[アタイが大慌てでお金を返すと主張すれば、サンシアは折半でと>>217笑って言ってくれただろう]
[さすがはアタイのヒーロー。器が違う、なんて感心しつつ。
今後、お金が必要な場面は何度も出てくるだろう。
アタイも今まで働いてきた貯えはあったがそれでも全額は心もとない。
ここはサンシアの好意に甘えて折半でと受け入れようか]
じゃあ折半でお願いするよ。
それにしてもサンシアはすごいネェ……
もしかしたらアタイよりヒーロー適正があるかも知れないよ?
二人のヒーローが妹を救うために立ち上がる、か……。
もしかしたらコレで小説が一冊書けるかもしれないネェ?
[二人の女ヒーロー>>217。いい、なかなかに味がある。
そんなコトを思いつつ]
[ふにゃと笑うサンシアは可愛らしい、そして癒される。
サンシアの言葉>>253にアタイは笑顔で頷こう]
ああ、妹が見つかってホントによかった。
明日会えるのが待ち遠しいよ。
[サンシアが同行しないほうがいいのかと聞くなら、
アタイは即座に否定の意を示そう]
何言ってンだい!サンシアも来てくれるならアタイは歓迎するよ!
妹の容態が不安なのはあるけどサ。
アタイはサンシアに見届けてほしいと思うよ。
なんせここまで付き合ってくれた仲じゃないか。
[願わくばこの経験がサンシアの作品の糧になりますように。
そうして笑顔を見せて明日を指折り待ちわびよう。**]
―― 午後・礼拝堂 ――
[ショッピングモールを後にした後、一度スイッセスさんからの贈り物を自室に持ち帰り大事にトランクにしまっておく。
その後は妹の無事を祈るために礼拝堂を訪れる。
アタイは特に信仰深いワケではないが、
妹が入院していると聞いた今、妹のために祈りたくなったのだ。
1か月の船旅の中、初めて訪れる礼拝堂は綺麗な場所だった。
アタイは聖母像の前に跪き手を組んで祈りを捧げる。
――どうか妹が無事でありますように。
元気になりますように。
幸せになれますように。
また一緒に笑い合えますように。
しばらくそうして熱心に祈りを捧げていよう。**]
/*
それにしてもサンドレス姿のアーネストに誰も声をかけないのが惜しい!!
おかしい!!
「普段は男勝りで鎧やボーイッシュな服装を着こなす女の子がひょんなことから女の子らしい服装をすることになり、慣れない女の子らしい服装に恥じらったり戸惑ったりする」っていう「普段とのギャップ萌え」が大好物なのは私だけなのか!?(オタク特有の早口)
そうか、ならば私だけでサンドレス姿のアーネストを愛でるのだ。ふふふ、優勝してしまったな。(謎のドヤ顔)
―― 余談・悪のヒーローの可能性についての考察 ――
[唐突だが、
「最初は悪の組織の幹部(表向きは大企業の社長)>>1:298として暗躍していた悪役が
ヒーローたちとの戦いを通して徐々にヒーローたちを手助けしたり>>1:345ピンチの時に颯爽と助けに来たり>>1:362
そうして最後にはヒーローたちと和解して子供たちに慕われる>>67>>68」
なんて悪のヒーローとかアタイは好きだ。
悪側からのヒーロー側への「光堕ち」は最高だ。
最初は悪役として登場するから視聴者の子供たちから露骨に嫌われるけど、だんだん味方になっていく過程で『実は病弱な妻や幼い子供がいる父親で今までの悪事は家族のため』とか隠された背景が明かされ始めた頃から徐々に子供たちが興味を持ち始められ、
『実はたまごボーロなどのお菓子を子供たちのために常に持っている』『子供とどう接していいか固まる』などの可愛いく不器用な一面から好きになっていく子が増加していきラスト付近ではみんな悪のヒーローを大好きになりスーツ姿のお父さんに『ヒーローゴーグルかけてー!』とおねだりする子供が続出する社会現象すら起こすほどの人気を得たりするのだ。
これだから悪のヒーロー沼は一度入ると抜けられない]
[ちなみにこの場合。>>1:346
悪のヒーローはスーツ姿だからこそ輝くのである。
そこに他のヒーローたちと一線を画す闇夜になびく漆黒のマントなんかだと最高にクールだと思う。
むしろ積極的にスーツ姿に漆黒のマントをなびかせてくれ!
――などと考察する日もあっただろう。**]
/*
>>310
どうしてそんな面白いコトをポンポンできるんだ!?
スイッセス・サン。おそろしい子……!!
―― 礼拝堂 ――
[聖母像の前でしばらく祈りをささげていた所に。
ぺったんぺったんと近寄ってくるペン五郎。
差し出されたオシャレな紙袋の中には上品な小箱>>305
それとメッセージカード>>306を受け取る]
わぁ……!こいつァ……最高にクールだネェ。
[思わずそう呟いて白いリボンで結ばれた上品な小箱を見つめる。
誰からだろう?こんなに素敵なものをくれる人は。
今まで弟妹の世話と仕事ばかりの毎日で、
恋人や色気とはトンと縁がなく、
こんな女性らしい贈り物を貰うのは初めてだったから。
まるでプロポーズの時に指輪を入れる小箱みたいなソレにしばらく見惚れてしまっていた]
[送り主は誰だろうとメッセージカードを読んでみる。
どこか緊張を感じさせる筆跡。
グリーンのインクがそれを和らげるように鮮やかに。
そうして送り主が可愛い愛弟子からと知ると、まるで弟妹からプレゼントを貰えた時のように優しく目を細めて微笑んで。
文面から伝わるレットの愛情を嬉しく感じるのだ。
素直で生真面目で、そして大切なアタイの愛弟子。
小箱の中身がアクセサリーと分かればさっそく丁寧にリボンを解いて小箱を開く。
中に入っていたのはとても可愛らしいネックレス。>>304]
かっ……、カワイイ……!!
[思わずその可愛さに唸る。
儚げなほど繊細な金のチェーンの中で小粒のタフィーピンク。
可愛い、可愛すぎる……!しばし見惚れる]
[こんなに可愛らしくクールなネックレス。
それが似合う大人の女性だと、レットはアタイを思ってくれていたのか、と。
まだ子供のレットには高い買い物だっただろうとも思うと、そこまで大切に思ってもらっているのを実感できる。
そう思うと気恥ずかしくも自分を誇らしく思うのだ。
ライダースーツとの相性も考えて選んでくれたコトも嬉しい。
さっそくつけてみようと首からネックレスをかけ、しばらく胸元のタフィーピンクに手を添えていい弟子を持てたと感慨にふける]
あ、お礼の手紙……、は今は無理か。
[スイッセスさんの時は近くに文具店があったからその場でお礼の手紙を送るコトができた。
だが、あいにく礼拝堂には紙もペンもない。
すぐに返事を書くのは無理か、と。
去っていくペン五郎を名残惜しく見送る]
[船を降りるまでにお礼をしなければ、と。
しばしその場で感動の名残を噛みしめながら。
会えたならハグして頭を撫でてあげたい気分だ。
手紙なら、手紙ならそうだなァ――……
そんなコトを考えながら時間は過ぎていく。*]
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