31 【R18】瞑々学園の温泉合宿
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氷室詩音
[任務が終われば、何事もなかったような顔をして皆に合流する筈。
ただ、行きの時より、夢助との距離はまた少し……離れていたかも、しれない。]**
名坂雪
[バットを振るう音。魔物の唸り声。
後方に下がっての視界には大きな背中>>199があった。
ちなみに、使役する子には名付けてもいる。>>200
例えば今駆け回っている黒狼は『太郎』である。
巨大ヘビは最近仲間入りしたので、まだ。
そういえば幼馴染はヘビも好きなんだった――自分は大きな本物には逃げ腰になるが、ぬいぐるみとかは好き。
戦闘が終わったら名前案がないか訊ねてみよう。
中二びょ、ごほん、カッコいいのつけてくれるかも！
そろそろバフも切れる頃か。
魔物の残党を追い込み終えた太郎はのんびりモード。
こちらも省エネ体勢に移行しつつ。
太郎は幼馴染を邪魔せぬよう、でも不意打ちしてくる奴がいたら噛んでやるぞ！と背後を歩き回っている。
幼馴染は後衛の自分を、生身の戦闘能力がない自分を、……とてもとても、昔から、守ってくれるから。
自衛も心掛けながら、全力でサポートしたかった。]
名坂雪
[幼馴染のお眼鏡にかなったのは小さなウサギ。>>201
もふもふ漆黒の身体に赤い瞳が爛々と光っている。
あ、かわいいかも、じゃなくて。
狭いところに侵入してもらうのに役立ちそうだ。]
あはは、干支シリーズ。
[思わず小さく笑う。
太郎が、まるで戌じゃないからなと訴えるように幼馴染にガルル…と軽く唸って尻尾を逆立てていた。
本の、まだ簡易的な魔法陣が書かれたページを捲る。
一歩二歩ウサギの魔物に近づいていく。
幼馴染と視線を交わし、頷いて、その場の床に膝をつけると、逃げ出しかけたウサギの赤い瞳と見つめあう。
急に動きを止めた身体。交わる視線。
小さな声で語りかける。繋がりが生まれるように。
大丈夫だから、あなたは戻っておいで、と。
この子はまだ染まりきっていない。
境界が滲み気が遠くなる一瞬の後、ぴょんっとこちらに跳ね――本のページにふわりと吸い込まれていった。
これにて、仮の封印完了である。]
名坂雪
よし、おっけー。ありがと！
[体力にまだ問題はないと示すために、にこりと笑う。
多少疲れているのは日常の範囲内だ。
指でOKサインをしながら立ち上がる。
この先は幼馴染の思うがままに暴れてもらおうと、安全位置で応援の姿勢である。
生徒のみの実践だからかそこまで苦戦せずにすみそうなレベルで、助かったような、湯治に来た感じのような。
ヘビは幼馴染が気になるようで。
戦闘が終われば尻尾を巻きつけようとするだろう。**]
市川夢助
はあー……？
[このはあ？っていうのはどういう意味なんだ。まさかラブホに誘ったのも温泉に誘ったのも本人の自覚がナイトはこっちだってさすがに思わない。
まあ…知ってたら当時何もなくて良かったと思う事ではあるが。
ともかく、詩音と俺は何か決定的にずれているという違和感はかなりはっきりと形になりつつあったのは間違いない。]
【秘】 市川夢助 > 氷室詩音
いや誘っただろ！あれはどう見てもラブホだったぞ。
…っていうかあれはラブホだった。
後、……的って、ダーツの的って…あの、詩音。お前…
そんな事するわけねえだろ、「使う」ってのは…
……いや、それはいいけど。
詩羽の事も…小さいとは言ったが、可愛いとは言ってねえし……
[どうやら大いに勘違いをさせていた気がするが、じゃあなおさら「使う」がなんなのかなんて言えるか！それになんで泣いてるんだこいつは。
もしかして…いや、前までもちょくちょく理解していたが、詩音、お前さあ…
何か頭を抱えたくなってきていたところに続いた一言で、詩音の方を見て、ため息をついた。本気か？こいつ。
言葉の全ては聞いていたが、どうも俺の言葉は耳に入らないというか、この状態で何を言っても誤解を招きそうだ。
だから、言うだけ言わせておきはしたのだけど。ただ]
【秘】 市川夢助 > 氷室詩音
そうかよ。
本当に俺の事が好きで誘ってたってんなら。
…俺ならいいって本気で言ってるんだな？
[他の2組と合流する前に、それだけは詩音にも聞こえるように呟いた。
確かに言質は取った。いいさ、だったら… なるようになれ、だ。
どうせ言ったところでこんなにも噛み合ってないんだから]
市川夢助
[他の組との合流は何事もない顔で済ませたが、俺達の距離は最初よりもさらに少し離れていて。
ついでに言えば、俺達2人は多分、全く違う事を考えていたかもしれない。少なくとも、詩音が何を考えているのか俺にはなんだかよくわからなくなっていたし…詩音が俺の考えている事に気づいていたとも思えなかった**]
氷室詩音
[最低な告白の仕方だった自覚はある。
でも、それに溜息を返されたら……嗚呼、もうダメなんだと心が絶望に染まっていく。
自分が無知だったのが悪い。
意固地だったのも、変なプライドを持っていたのも。
素直になれずに空回りし続けて、言葉の選び方を間違え続けていた事も。
言葉だけじゃない、態度も、やり方も全て。
でもそれらは今更で、過去を変えることはできない。
だから、今の私にできることは。
夢助の望むことを、彼に不利益にならない形で叶えることくらいだと考えていた。
市川の家に傷がつかないよう。
私自身に傷がつくのなら──それは自業自得というものだ。]**
【秘】 氷室詩音 > 市川夢助
夢助は、私が嫌いな相手にあんな事をする女だって本気で思っていたの…？
嫌いだったら誘わないし、くっつかないし、あんな写真も送らないし、お風呂にだって誘わないわよ。
写真だってすごく恥ずかしかったのに……。
[囁きに返す言葉も、いつもよりも弱々しい。
それでも涙を止めていつもの顔に戻る。
でも。……でも。]
【秘】 氷室詩音 > 市川夢助
好き……
だから。ごめんなさい。
今更遅いわよね……。
[こんなふうに謝られても、きっと何もかもが遅い。
夢介が何を考えているのか私は何も気づけないまま、一人勝手に諦めていた。
過去形にしていたの。
──婚約者でなくなるなら、いくら好きであってもその先を望んではいけない、ともね。]**
【秘】 佐次詩羽 > 五十嵐螢
[けーくんがモタモタしている間にも
体はすっかり発射体勢を整えてしまって。
じわぁぁ…と股間に温かいものが広がっていく。
ようやくべしゃっと符が落ちたけど
解除されてる？されてるの？これ？
なんかが股間に当たってる感覚はあるんだけど、
いまいちどうなってるのかアタシ側からはよく把握できず…
ただ｢あったか｣と溢したけーくんに
アタシのおしっこが出てる感覚が伝わっていることだけは
分かって耳まで赤くなる。
でも、ずーっと我慢していたから今更止められない。］
【秘】 佐次詩羽 > 五十嵐螢
んっ う… … はぁぁ～…♡
[膀胱が急速にからっぽになっていく。
じょろじょろとおしっこが放出されていき、
床には黄色い水溜まりが広がっていく。
ようやく全部出し終えた時には
肩で荒く息をしながら解放感にとろんとしていたけれど…］
あ… う…
[けど、我に返るまでにも
そんなに時間はかからなかった。
自身の状態を見下ろし、真っ赤な顔でふるふると震え。］
佐次詩羽
うっ… ぅっ…… うわぁぁん……！！
[ぼろぼろと両目から大粒の涙が溢れはじめる。］
もーやだっ、なんでアタシばっか
こんなはずかしいめにあうのっ、
もーやめるっ、 退魔士なんてキライ！
[今までの鬱憤が爆発したように、
わんわんと声をあげて泣きじゃくるのだった。**］
【秘】 五十嵐螢 > 佐次詩羽
［あそこにかかった生温かな感覚に僕もしばし符を右往左往と無為に動かして戸惑うしかなかった。
小さい頃は僕がおもらしをして泣いてたっけなと思い出すが、身体が大人になった今はまた違う恥辱がある。
詩ちゃんの身体から緊張感が抜けたのを感じると少しして泣きじゃくり始めてしまい、僕は別の意味で右往左往。
今の僕は衣装だけどぎゅっと身体を抱きしめると代わりに衣装が温かく詩ちゃんの身体を抱きしめてよしよしと慰めてくれる］
『う、詩ちゃん、ごめんね……。
僕が上手にできなくて、ごめん……』
［謝りながら、ぶるりと身体は一部しかないがそこが震える。
感じた温かさも束の間のことで暖房もない廃ビルの中はかなり寒くて濡れた状態だと凍結してしまいそうだった］
『ごめんね、あの、もう少しだけ、ごめんね』
［符を動かして詩ちゃんの秘裂の水気と僕のあそこの水気を吸収させる。
水気が無くなればまだマシだがまだ寒さは感じる。
足元に広がる黄色い水たまりにも符を展開して水気を吸わせる。
紋は耐水性だが紙は紙だ、ちゃんと吸ってくれる。
吸水が終わったのを確認すると符を10秒モードで起動し自動で燃え尽きさせて証拠隠滅する。
燃えたことで蒸発したおしっこのにおいが一瞬漂うがそれもすぐに大気中に消えていくだろう］
【秘】 五十嵐螢 > 佐次詩羽
［そうして処理が終われば僕は変身を解いていこうとする］
『ここがこうなってて、いや、こうかな。
接続がごっちゃになってる……わからない……。
……最終手段、か――強制解除！』
［そう唱えると変身衣装が一瞬で符となり詩ちゃんを全裸にしてしまう。
ついでに僕も全裸だ。
全裸のまま蹲る詩ちゃんを後ろから抱きしめている変態男だ］
ごめんね、ごめんね。
僕がこんなで……大好きな詩ちゃんと一緒に居たいって
煩悩で固有能力がこうなって……。
［謝りながら涙を流す詩ちゃんの頭を優しく撫でる。
女の子の頭を撫でるのは云々？ 知らないなぁ。
僕は僕がそうしたいから――いや、昔は泣いてる僕は詩ちゃんにこうしてもらっていたからだ］
【秘】 五十嵐螢 > 佐次詩羽
僕は一緒に退魔士ができて嬉しいけど。
詩ちゃんがキライなら、一緒に辞めようか。
今からでも普通に勉強して、普通に務めようか。
［そういう道もあるがその場合は退魔士の力は封印されて実家も放逐か］
……へぷし、うう、寒い。
詩ちゃんとの接してるとこだけ温かいけど……。
あの、服、着ようね。
みんなが来る前に。
［頭の上に乗ってる二人分の服から下着を手に取り手渡そうとする。
動いてくれないなら僕が着せていこうか。
ごめん、ごめんと謝りながら僕は詩ちゃんに文字通り寄り添い続ける。
嫌がられたら、来世に期待しよう**］
【秘】 五十嵐螢 > 佐次詩羽
［いつもは服を着てるから見せていない傷が僕の身体にはたくさんある。
青痣、打ち身、切り傷とオンパレードなそれらは今、服を着ていないことで詩ちゃんも見えてしまうだろう。
見せないために強制解除は普段使っていなかったけれど――泣いてるのに服のままでなんていられなかった**］
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