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こんにちは
テンガン テンガン
アルレシャだよ
話し相手になってくれて ありがとう!
驚かせちゃった?
テンガンが お話出来る時でいいよ
命令されて 違う星にお引越しなのかな
アルレシャはね ゆらぎだよ
好きなのは 泳ぐのかなあ?
いろんなものを みたりするのが 好きだよ
いろんな ものを 感じるのが好き
聞かなくても ゆきかう 情報の海は
頭の上を通り過ぎる 景色より少し遠いもの
ここ ユオピスクはね
海ばかりなんだ
海は さまざまなものを知れる海
色んな人達が 教えてと求めて連絡したり
実際に来て 得て帰ってく
銀河内のことも
銀河の外のことも
届かせて 届かせて 潜って 得るんだ
テンガンは 今はどんな星にいるの?
テンガンの好きなことも教えてね
お返事 待ってる
アルレシャ
[お手紙は電子的なもの。
美しい文字も銀河語も健在だけれども、踊るように。
或いは、まるでその時の気持ちや何かが反映されているかのように、改行や文字の空け方は様々だ。
初めて、ぽんとテンガンの元に来た時のように、文章の先頭は整っていない]
[今回は手紙の幽霊みたいに浮かぶというより、魚に
例えば、半透明な手紙を届けたのが半透明な魚だったりとか、他、ぴちょんと手紙が魚のように飛び込んで来たりだとか。
勿論、テンガンが見えた次第だろうけれども]
[学校の教室でも、家庭の事情で明日から暫くヌンキが学校を休む旨が教員から伝えられる。
ヌンキが帰って来たら授業のノートを見せてあげるとか、逆に自分が休む際にはヌンキがフォローしてくれとか、そんな話が他愛なく(?)交わされながら――。
昼食後の長い休み時間に、教室……ではなく図書室で、今日届いた2通の手紙を読むことにした。
明日の出立で慌ただしくなることを思えば、今日は初めから落ち着いたところで手紙を読みたい気分で。]
[封筒の一つは、まるで大人が仕事で使うような印象の窓付封筒。
けれども宛先は窓の中ではなく、封筒に直接、ヌンキの目にも拙いと解る字で書かれている。
郵便受けでぱっと見た時は叔父宛ての手紙だと勘違いしかけたものだが、宛名書きは間違いなく自分だった。]
(あれ。これって……)
[それは確かに、自分が手紙を送ろうとした相手の星からの手紙。
けれどもそれを書き記したのは「代表の人」ではなく――]
(あ。そうだ。そうだった。
ジェイロにも、外からの人が来てるんだ)
[その「外からの人」のひとりが、「代わり」に綴った返事を読み進める。]
[……この手紙を、同級生からの茶々入れが来ない図書室で開いたのは正解だった。
随所での助詞の脱落もあり滑らかには読めない、拙く幼い字で綴られた文章。
その中で語られていた話に、ヌンキは暫く目を伏せる。
豊かな自然や眠る資源の収奪の話まで、詳しく聞いていた訳ではないけれど――。
一方で、手紙の送り主自身のことも、問いへの答えという形でその手紙には綴られていた。]
(外からの研究者の子でも、大変、なんだな)
[なんだか少し親近感を覚えながらも、ヌンキ自身の話になると小さく唸ってしまったり(つい、声が漏れた)。
その星のすがたを直に見ている人からの、かの鳥の話にどきりとしたり。]
[ところで惑星ジェイロ宛てに送った手紙の中で、ヌンキはいくつかとんでもない文章を綴っていた。
しかし相手からの手紙の中でそっくりそれと同じ表現を目にした時、自分がその誤記をやらかしていたことをすっかり忘れていた。]
(え? どういう、こと?
あれ。そんなこと書いたっけ、ぼく?)
[一旦その件は脇に置くことにして――。]
[その人からの手紙を読み終えてから、ヌンキは暫く物思いにふけっていた――その手紙への返事を、すぐには綴れなかった。
手紙を今日出しても、届く頃にはその人はもうジェイロにいないかも、とも考えながら。
幾らか経ってから、もう一通の手紙の封を開く。]
[窓付封筒の一番奥に、無地の白い紙が入れられていたことには――そこにとある文字と絵が描かれていたことには、この時のヌンキはまだ、気付かない。]
[もう一つの封筒を開けようとした時、シンプルな装丁のその裏面の右下の端に、箔押しのようなが印があることに気づいた。
でこぼこを触ってみてもその形はよく判らないので、角度を変えて箔の形を確かめる。
図書室の柔らかい光の下でその印の色合いが変わり、リボンの形を眼前に浮かび上がらせる。]
わ、きれ ……。
[そんな感嘆をふっと零し……周囲の目を気にして口を噤む(注意を惹きたくないというのもあるが、そもそもここは図書室だ)。
些かばつの悪い思いのまま、封筒から取り出した手紙を読み進める。]
(お返事だ!)
[誰にともなく宛てられた、ユオピスクからの手紙。
それに自分が返した手紙への返答は、文字の美しさも銀河語の流暢さも、最初に受け取った手紙と変わりなかったけれど]
(海の下で、魚が踊ってるみたい)
[空白の作り方や改行の置き方に、ふっとそんな印象が浮かぶ。
ちょうど便箋の空白の中には、水面に跳ねる魚のような絵も描かれていて――。]
(ぼくも泳げるんだ?
……泳げるのかな?)
[そんな不思議が頭の中に過った時。
先ほどまで読んでいた、ジェイロからの手紙に記されていた話のこともふっと思い返された。]
(……ぼくは、バハラルダの外に出てもいいの?)
[その問題はともかくとして、手紙に記された問いへの返答を綴ろうとした時に、授業の再開を告げるチャイムが鳴ってしまう。
あわてて2通の手紙を手に教室に戻ろうとした時。
ユオピスクからの手紙に記された文章の金色のインクが、きらりと黒く見えたのが目に映る。]
あれ? これも――…
……、だ、大丈夫です、戻ります、先生!
[司書の教員に少し心配される形で教室に促され、今度こそ、と図書室を後にした。
この便箋を様々な光の下にかざして、その色の変化を確かめられるのは、もう暫く後のことになるだろう。]
[あなたの元へ一通の手紙が届きます。
封筒は白。便箋も同じように白。封蝋の代わりに星の形のシールで封がされています。
宛名と差出人名、中の本文はぎこちない銀河語が紺青のインクで綴られています。精一杯書いた痕跡は見えますが、どことなく拙い文章です。
便箋の一枚に、なにかを拾う人間の絵が書かれています。]
[こうして今日の授業が終わった後、ヌンキは寄り道をせずに自宅に戻っていく。
明日からの出立の荷造りが、まだ終わっていなかったから。
通学用ではない、旅行用のリュックサックの中に、日用品と共に。
外の星からこれまでに受け取った手紙の束と、手紙を書き記すための封筒と便箋、筆記用具を収めていく。]
親愛なるヌンキ、惑星バハラルダに住んでいる
ご返信ありがとうございます。海のこと、タムテールのことを教えてくれてありがとう、とても興味深い。
Baharaldaには、Baharalda人とTamtair人の両方が住んでいます。それは私がパウロに住んでいるのと同じです。
物語を読むと、惑星バハラルダは惑星タムテールではないか?
最初の住人がタムテールだったら、星はタムテールになるだろう。少し考えてみました。でもあまり心配しないでください。
海は神であり、ヌンキは海の子である。
タムティアの星なので、海はもともとタムティアの神です。
私はタミル人を守るだけだ。知ってます。星の上に住む男、星の子供。タムテールの男、海の神の子。海の神は、彼の息子、タムテールの民を守りたいと願っています。重要です。
しかし今、バハラルダの民である神と、私とマリクは守られています。ありがとうございます。 彼に伝えてください。
私は恵まれている。 本当に嬉しいです。もし家族に会えるのなら、彼らに伝えたいです。私たちは海に恵まれている。
それは人々を災害や飢餓から守りました。本当に不思議ですね。 彼らはそれをどのように保護したのか?気になります。
この神様に祝福されていますように感謝しますように。本当に誇らしいです。
惑星マリクについて書いたので、それについて話しましょう。
惑星マリクは、ヌンキが書いたように、水ではなく砂でいっぱいの海を持つ星だ。
白い砂が広がっています。遠いですね。海を知っている人は、海のようだと言います。これを砂の海と呼びます。
砂の海はマリク人にとって非常に重要で特別なものです。
そこは新しい生活の発祥地です。もし砂の海がなかったら、子供はいなかっただろう。伝説です。
もう少し詳しく説明します。砂の海。 特別な石を見つけることができます。
それは星の欠片と呼ばれています。これはマリクの祝福のしるしである。星集めの人が新しい子供を探しています。
マリクで生まれた人はそれぞれ星のかけらを持っています。それらは色と形が異なり、物質はマリクの山で発見された石とほとんど同じだ。
違いは、持ち主が壊そうとしない限り壊れないということです。
不思議なことに、誰もが星の恵みを信じている。
大切な人がいるときは、石を分けて、絆の証として使います。
お久しぶりです。いくつかの困難とあなたが理解できないことがあるかもしれません。あったら教えてください。
マリクの話を聞いて嬉しいです。できるだけお答えします。
私はポールと一緒に勉強するつもりです。ヌンキ、勉強頑張ってね。
惑星ポールより、サダル
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