26 ― 境界の先への手紙 ―
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当然いずれはここが燃え上がる。
そうでなくても、上層が燃え上がっている以上ここにも熱は伝わるだろう。
泥の体が蒸発してしまうと一体どうなるのか…想像しようにも そうなったことのない以上泥の頭ではすることなど出来はしない。
『……っ、 …‥……ッッッ』
バリケードで入り口を塞いでいるせいで、
外に出ることも、手紙を出しに行くことも
鞄や無数の小瓶たちを外に連れ出すこともできない。
上の方では何かが崩れるような音がする
終わる こんどこそ
すべてが ものがたりが ぜんぶ
(111) 2024/09/28(Sat) 09:20:56
おわっ て し まう
なにも かも
■に つたえたかった ものがたりが
ようやく みつけた
■■■■■・■■■■■■の
さいご の ■■■が
(112) 2024/09/28(Sat) 09:23:09
………… 化物はその体を溶かす。
どろり 身体の形を無くしてしまうまで
増え続ける泥の肉体で
護るべきものの上に覆いかぶさる
そうしたい そうありたいからそうするんだ
(113) 2024/09/28(Sat) 09:27:07
[封筒や便箋に使われている紙やインク、差出人記載の内容については前回と変わりない。
丁寧で少し力強めの筆致も、以前と大差ないが――]
コルデリアさん
私からの手紙にお返事をくださり、ありがとうございます。
偶然受け取ったものとはいえ、過去に訪れた星からの
お手紙ということもあって、不思議な縁を感じます。
そういえば、私が初めてエンデを訪れた際に、
少しだけですが、公園や墓地の辺りで
エンデの子供たちと話した覚えがあります。
私が他の惑星の人なのかとか、この花が綺麗だよとか、
そんな他愛ない話程度ではありましたが――
もしかしたらその際に、コルデリアさんと
お会いしていたことも、あったのかもしれません。
(-108) 2024/09/28(Sat) 09:29:31
…だって そう
だれか に きづいて ほしいから
"きみ" に であって ほしいから
この ものがたりを しゅうえんを
" きみ " の せかい に とどけたいから
(114) 2024/09/28(Sat) 09:31:56
私がお会いした美術家の方が、コルデリアさんの
ご友人かもしれないとのお話に、少し驚きました。
あの方は花だけでなく他の題材の絵画にも優れ、
また、物腰も人となりも優しい印象だったことなど、
コルデリアさんのお話と符合するところが、
確かに幾らかあるように覚えています。
その美術家の方は現在、ゲッカに居住しています。
美しいものを愛し、美術・工芸品の輸出にも携わる
妖魔が治める山の麓で暮らしていた筈です。
(幾らか前に作品の感想の件で手紙をお送りしたのですが、
その方からのお返事をまだいただいていないため、
もしかしたら今は、別の山の麓などに
移られているかもしれませんが……)
(-109) 2024/09/28(Sat) 09:33:40
私が現在のエンデを訪れることについても、
思うところを率直に伝えてくださり、ありがとうございます。
今コルデリアさんがいるエンデは、本当に、
あの頃の美しく豊かだった小惑星からは
かけ離れた姿になってしまったのですね。
かつて、私が訪れたことのあるリージョンの中にも、
それまでの平穏が一夜にして崩れた国がありました。
かの国の体制は必ずしも理想的とは言えませんでしたが
町の人々の明るさと自然の美しさは、確かに存在しました。
けれどもその思い出も今では、革命による争乱を経て、
傷ついた人々と瓦礫の街の記憶に塗り替えられています。
それだけに、美しく暖かなあのエンデの思い出を
記憶の中だけでも綺麗なまま残してほしい――
コルデリアさんのその思いは、私にも理解できます。
(-110) 2024/09/28(Sat) 09:33:58
――……。
返信を綴っていた俺はこの時、終焉の星から手紙を送ってきたその人に対し、“沈黙の嘘”を吐くのをやめた。
別に、説得のためだとか考えた訳じゃない。ただ、俺「も」打ち明けるべきだと考えたからだ。……向こうにその心算は無かったんだろうが、さ。
(+60) 2024/09/28(Sat) 09:34:35
…燃え上がる 大樹の下。
爆ぜる音の向こう側。
嵐は止まぬ。嵐は荒れる。
しじまのうみを 飲み込んで。
(115) 2024/09/28(Sat) 09:34:40
実をいうと私自身も、既に故郷を失っている身です。
厳密にいえば、故郷があった場所にはまだ
同郷の友人らが僅かに残って暮らしているのですが、
それでもかつての姿からは変わり果てたと聞きます。
とはいえ、人と木々が共生していたエンデとは異なり、
私の故郷は、さる大企業が実験・研究目的で
設立した人造のリージョンのため(「ペリエンス」といいます)
必ずしも「美しく暖かな」場所だったとは言えません。
それでも共に過ごした人々との優しく穏やかな日々は、
私の記憶の中に確かに残っています。
ペリエンスは実験中の事故が原因で廃棄され、
今はリジェットXという名で呼ばれています。
もしも私が、今のリジェットを訪れたならば、
かつての故郷で過ごした日々や
あの事故で失った家族たちとの思い出が
私の中で一体どうなるのか、考えもできません。
(-111) 2024/09/28(Sat) 09:35:01
[この文面の文字には、丁寧さの中に幾らかの乱れがみられる。
文章の後のほうになればなるほど、文字の乱れが目立つようになる。]
その意味でも、思い出は綺麗なまま残してほしい、
という思いは理解できます。
その一方で、私には拭えないままの未練もあります。
あの実験の事故で帰らぬ人になった私の義母は、
その最期の時に、果たして誰かに傍にいて貰えたのか。
私はどうして、あの事故が起こった時に、
自分さえ望めば傍にいることのできた筈の
義母の元にいなかったのか、と。
自分が譬え誰もかれもを助けられるヒーローでなくても、
あの人だけでも助けたかった。助けられずとも、
せめて、ひとりきりにはしたくなかった。
あの人がいくのなら、私も共に死にたかった――
そんな後悔の念に、今でも駆られてしまうのです。
(-112) 2024/09/28(Sat) 09:35:21
……いや。
未練を、苦悩を、痛みを、
吐き出したかっただけ、なんだろうな。
(+61) 2024/09/28(Sat) 09:36:24
[これ以降は再び、最初の方の文面と同様の、少し力強く整った文字が並んでいく。]
私の身の上を長々と綴ってしまいましたが、
こうした想いがあるが故に、もしもあなたが、仮に、
ひとりで最期を迎えることを恐れているのなら――
会ったこともないかもしれない私でも良いのなら、
せめてコルデリアさんの傍にいたい、と望んでいます。
(もてなしのことについては、どうか、お気になさらず)
勿論、私がエンデの地に辿り着く時までに
間に合うかはわかりませんし、
今からではもう遅いのかもしれません。
もし間に合わなかったその時には、
遺体は埋葬いたしますので、ご心配なく。
よく見知った知己よりも、縁もゆかりもない他人にこそ
頼みやすいこともこの世にはありますから、
私で差し支えなければ、ぜひお任せください。
私は人の頼みを背負うことには慣れているので、
どうか、謝らないでいただけると嬉しいです。
(-113) 2024/09/28(Sat) 09:37:06
あなたの未練について、エンデの人々に話してしまうと
恥ずかしい……というのであれば、
ひとまずそれについては、私たちの間だけの
内緒話ということにしてしまいましょうか。
たとえ過去のことについて忘れてしまっても、
今を幸せに生きられるなら良いと、私も思います。
そしてそう思えるコルデリアさんも、本当に
心根の優しい方なのだと、私は思いますよ。
最後になりましたが、労りの言葉をありがとうございます。
こちらも慌ただしい身ではありますが、
無理なく日々を過ごしています。
どうかコルデリアさんも、無理なくお過ごしくださいね。
ハルガハラの街の、夜空の下より
マーチェンド
(-114) 2024/09/28(Sat) 09:38:20
――………………。
あの人への返事をここでしたため、封をした今。
残りの便箋も封筒も、1枚ずつが残るのみ。
――あの妖精/人間の安否を問う手紙は、
多分、俺からは、今は送っちゃいけない。
あの日のヘロンからの最後の忠告は、部外者である俺に
あの国のことを記憶させながらも、
それでも「革命」の巻き添えにさせないためだったんだろうから。
(+62) 2024/09/28(Sat) 09:42:43
――………………。
これは少し、気が早いかね。
例のステアが治まったってニュースも、
あれから特に見かけてはいないし。
それでも手元に在る最後の1枚を、
アイツに送ろうと考えたのは――
(+63) 2024/09/28(Sat) 09:44:40
『ベアー
おひさしぶり。マーチェンドです。
このてがみが とどくころには ステアも おさまっているはずだ。
このまえは ステアについてしらせてくれて ありがとうな!
このまえ、「まっててね」ってかいてくれたのに、
またずに てがみをおくってしまって しつれいするが……
おれは いつか、リジェットXにかえってくる。
いつ かえれるかは まだ きまってはいないが……
かならず ちゃんと かえってくるさ!
それはそれとして、ベアーとのぶんつうも
つづけていけたら うれしい。
またいろいろな はなしを きかせてくれよ!
マー・チエンドゥー』
(-115) 2024/09/28(Sat) 09:54:16
ああ、「帰れたらいい」なんかじゃなく、
はっきりと「帰ってくる」って、伝えたくなったからさ。
……ああ、これは、ずっと抱え込んでいたものを、
ここで吐き出せたお陰、だったのかもしれない。
(+64) 2024/09/28(Sat) 09:56:18
/*
よし! こちらで待機!!!!!
コルンバからのコルデリアさん宛だけまだ書けてないんですが、
エピで秘話という形で送った方が抽出しやすいかな、というのも考えての先送りなので(マーチェンド→蓬儡を後にしたのも実は同じ理由からでした)、エピでちゃんとお返事しますね……!
(-116) 2024/09/28(Sat) 09:58:26
/*
いまのうちに まにあうかな
マーチェンドの独り言も含めてルール周りのお話を幾らかしていますが、
基本、表(メモ)で言っていないことについては ぜんぶ だいじょうぶです!
というのを全力でお伝えしますね!
(-117) 2024/09/28(Sat) 09:59:51
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