21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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ー アナウンス前、自室にて ー
[大気圏突入前のアナウンス>>#1>>#2>>#3が聞こえてくる。男は自室にて、荷物整理をすでに終わらせていた。]
…ん?
[ふと来訪を伝える音が聞こえてきて、扉を開く。そこにはペンギン型のアンドロイドの姿が>>33]
…………
……………………
ご苦労。
[差し出された手紙を無言で受け取る。
そのままペンギンアンドロイドが廊下を書けていくのを見送ったあと…]
……なぜわざわざペンギン型をチョイスしたのだろう…
より効率的なフォルムはもっとあっただろうに…
[などという無粋オブザイヤーなことを呟くのであった]
(37) sleepsheep 2024/06/04(Tue) 12:41:24
[丁寧な字の持ち主は、どうやらあの豪快で快活な仮面ライダーであったようだ。
非常に読みやすい字のそれを目で追うと、彼女の人助けへの熱意というものが伝わってくる。あと、ゴーグル姿を見られていたということも]
見ていたならば、話しかければいいのに…
高い酒を振る舞う話も、今からの時間だと難しそうだな…
…困った時は、か…
そのような事態にならないことを祈るよ…
[エマージェンシーコールについても一瞥し、
少し考え込んだ末、その手紙を丁寧にビジネスバッグの中にしまう。
彼女のアドバイスはたしかに的確だったように思う。
であれば…いつか再びアドバイスが必要になることもあるかもしれない。と、そういう判断で。]
(38) sleepsheep 2024/06/04(Tue) 12:46:32
[…男はこのときまだ知らない。
旅が終わって数週間後のある日、ついに我慢の限界が来て、
正義のヒーローの助言を求めることになることを。
それは日曜朝の話。ヒーローたちが踊る時間。
そんな賑やかで爽やかな朝の中、
こんな助けを求める声が電話から
『助けてくれ。
子供が仕事に行くなと泣きわめいて離さない。
ただ、書斎に行きたいだけなのに、
何度いっても聞いてくれないんだ……』
[スーツ紳士は困り顔。そんな電話は平和の証**]
(39) sleepsheep 2024/06/04(Tue) 12:50:09
ー リベルテ降機前 ー
[大気圏突入後、しばらくの振動の後に起きた大きな衝撃が『リベルテ』が、『ホワイト・マーブル』についたことを伝えた。
しばらくの間の待機時間の後にベルトから解放された男は、荷物を運送用のペンギンアンドロイドにまかせて、ハッチが開くまでの数刻…降機の案内を受けているさなかに、男はこの船で最初に話をした少女がいることに気づく。
降機の時を待つ乗客達の中、あのときと同じように>>0:32彼女を観察し…]
(84) sleepsheep 2024/06/04(Tue) 19:14:53
……。いい顔色になったな。
それにもう。
迷子ではなさそうだ。
[男は、告げる淡々と。
彼女の真っ直ぐな目を祝福するように**]
(85) sleepsheep 2024/06/04(Tue) 19:16:34
ー リベルテ降機前:薄桃色の君と ー
[声をかけた彼女は、一週間前に見かけた彼女と違い、
淡く明るい、女性的な服装をしていた。>>134
何かに怯え、自らの身を守るように着ていた黒い服とは違い、どこか開放感のある、晴れやかな姿だが、緊張した顔持ちにはあのときの面影もある。
なれない足取りで駆け寄ってくる少女が
男のそばまでくれば、>>135
男は彼女が転ばぬように片手を軽く差し出して迎えるだろう。]
そうだな、一週間あっという間だった
……気にすることは…ハンカチの一枚くらい…
[と、言いつつも、彼女が両手で差し出したそれが、
綺麗に洗われ、アイロンがけされているのに気づけば、それをきちんと受け取るだろう。
男にとっては大したことのない一枚でも、どうやらこの少女は…とてもとても、大切にしてくれていたようだから。それ相応に扱い、そして感謝を受け取るのも礼儀だろうと]
(164) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 12:31:19
……
[彼女は語る。>>136
自分が残してきたもの。
置いてこなければならなかったもの。
何もないと嘆いていた
彼女の胸の奥に確かに存在したものを]
……そうか。
その探求意欲があるならばきっと君は、
この星で何かを見つけることができるだろう。
[男は、彼女を見つめながら考える。
『何もないと思っていた』少女、
『何もないと感じる』男
自分と彼女はよく似ている。
今はまだ、自分の中に人間的な感情がある実感は殆どないが…それでも彼女を見ていると。
自分の中にも、何かあるような気がしてくるのだ]
(165) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 12:36:13
……
…………
[眩しい笑顔が男に降り注ぐ。>>137
真っ直ぐな目、輝くような笑顔。
少しばかり眩しい気がして、
男は彼女を見下ろしながら何度も瞬きする。
屈託のない笑顔、少し幼さも感じて、
子供たちの前にいるような感覚もして、
胸の奥がそわそわするというか、
視線を反らしたくなるというか
こんなところで、子供嫌いが出ることもないだろうにと、男は分析的に自分の性格に呆れる。……この感情は本当に不快感なのか?と、再度問う]
(166) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 12:39:25
(167) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 12:39:45
[…男は、膝を軽く折り、
彼女と視線を合わせる。
そして、輝く視線を前に言葉を送る]
君なら、きっとできる。
私は、君が誇らしい。
[そう言って、彼女を頭を、軽く撫でる
その笑顔は、ぎこちなく、作られたものだけれども
"君"に贈りたい、君を慈しむ心の現れ]
(168) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 12:43:01
[そして、そんなぎこちない笑顔のまま、数刻が経ち]
……
…………そろそろ私の手番か。
もう行かなくては。
[館内アナウンスとともに、ペンギンアンドロイドが男の案内のためにやってくる。男はすっとそのまま膝を伸ばして、最後に彼女に一礼する]
では、私は行くよ
…どうか君のこれからの人生に
幸おおからんことを
[そう言って、彼はかつかつと歩いて去っていく。
…あれが正解だったのかはわからないけれど。存外悪い気はしなかった。そんなことを考えながら**]
(169) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 12:46:32
ー ホワイト・マーブル宇宙港 到着口 ー
[未来を見つめる輝かしい若者と別れ、
男はアンドロイドや自動音声の案内のもと『リベルテ』から立ち去る。
もとより場所への執着が薄いため、船から離れることには特に何か思うこともない。
大切なのは『どこで』過ごしたかではなく
『誰と』『どのような』会話をしたかなのだから。
様々なことがあった。
また話したいと感じることがあった。
まだ、自分にも何かあるような気がした。
…それをあたえてくれたのが『リベルテ』だった]
(199) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:00:46
……
…………もしもし。私だ。
『あ、もしもしツァーリさん?
よかったわ!やっとつながった…!ほっ…!』
今、ホワイト・マーブルについた。
これから家に向かうから、家で待っていてくれ
『え〜〜〜?うふふ。そうね、そうね〜
うふふふ。じゃあ早くお出口に来なくちゃね?』
[しかし、ここからは日常の話に戻る
ここからなら通信がつながるだろう。
男は通信端末を取り出し、妻が出るであろう番号にかける。ホワイト・マーブルに到着したことと家で待機するような言葉。体が弱い妻に無理などさせられないという合理的判断なのだが…]
(200) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:04:15
………………
…………………………………
[到着口のゲートを通った瞬間。
男は視線をそらしたくなった。とても。
人ごみの中に 恐竜のきぐるみが 立っている。]
『きゃ〜〜〜!あなた〜!一ヶ月ぶり〜!
ようこそホワイト・マーブルへ!うふふふ!
どう?とってもきれいな宇宙港だと思わない?』
…………………………。
[全身ピンクの可愛い色合い。
こっちを見て、めちゃくちゃに小さい手を降っている。
さらにいうと、この恐竜のおててをつないでいるのは、恐竜パジャマみたい服を着てる3歳くらいの男の子。その脇には、ベビーカーを押しているメイドロボ(恐竜の被り物をしている)。
恐竜一家が、めちゃくちゃこっちに、手を降ってる]
(201) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:10:15
…………。
……………………。
『あら?ツァーリさん?どうしたの?
あ、さてはあまりの可愛さにびっくりしちゃった?
うふふ〜、いいでしょ?サプラ〜イズ!
久しぶりに会うんだから、びっくりさせようと思って♪
ほら!アーちゃんもモルちゃんも恐竜さんでかわいいでしょ?うふふ!』
……………………………。
[…目を背けてはいけない…。
私は家族と…向き合うと決めたのだ…。
いやけどそれはそれとして目はそらしたい…男のスパコン思考能力も、流石にちょっと思考を止めたくなった。これが、夫がパスタになってやってきても面白がりそうな女の正体である。>>2:77 今までもかなり妙な笑いのツボを持っていたが、まさか、自分からやるとは]
(202) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:17:18
(203) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:18:44
……ただいま。
[その恐竜のきぐるみの中にいる、
細い細い身体をだきしめて。
君がここに生きて、そして回復している事実に
思いを馳せるのだ。]
(204) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:19:45
…それはそれとして、
周りの人に迷惑だから着替えてきなさい。
子供たちは私が見ているから。
『がーーーーん…!う、うう…!
せっかく可愛かったのにいい…!』
[あ、お説教も忘れずに。
愛しの夫に怒られたピンクの恐竜は、ショックを受けつつ、メイドロボに支えられながら、フラフラとお手洗いの方に向かったであろう…。
のこされたのは、男と恐竜くん(3歳児)と恐竜くん(1歳)。]
(205) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:22:58
『うー、ぎゃおー!かいじゅだぞー!
たべちゃうぞー!ままをいじめるなー!』
……
…………アーベント、
私はいじめている訳ではなく…はあ…
[男は自分の足をゲシゲシと蹴ってくる子供を見やりつつも、はあ、とため息をつく。
どうも、ママをいじめたと思われたらしい。叱ったのは本当なので間違いではないが、あれは絶対ママが悪いと思う。
やんちゃ盛りの男の子を見下ろしながら、
どうしたものかとおもいつつ……
…まずは、練習したとおりに]
(206) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:27:19
…かっこいいかいじゅうだなあー。
お父さん、食べられてしまいそうだなあー。
[地面に膝をついて。
小さな子どもと目を合わせて、
愛しい妻が戻ってくるまでの短い時間の
小さな怪獣劇に付き合ってやるのだ*]
(207) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:29:29
[1]
[2]
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