星狩りの国-暁の街-


21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して


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曇硝子 スイッセス、メモを貼った。

(A5) 2024/06/02(Sun) 00:36:10

曇硝子 スイッセス

――展望施設(過去軸)――

[ツァリーヌとの会話中、私はカラントの姿を視界の隅に捉えた。>>1:335雪国星雲を眺めに来たのだろうか。彼は、ツァリーヌと見知りであろうか。

もし彼が此方に歩み寄ってきて自分なりツァリーヌなりに話しかけるようであれば、三人で会話を愉しむもの吝かではない。

しかし、カラントはいつものようにクロッキー帳を開いた。ホワイト・マーブル到着まで後僅かであるから、彼もきっと心残りなくスケッチがしたいのだろう。
羊たちが彼に描かれたらどんなもこもこ具合を醸し出すかと興味惹かれたが、
私もツァリーヌに倣い小さく会釈だけをカラントに送って>>1:350、目の前の紳士と会話を続けた。]

(61) 2024/06/02(Sun) 07:28:33

曇硝子 スイッセス

   成程、貴方は「未知への世界の扉を開かれては困る大人」
   の行動原理は理解出来た、と。>>1:334

   物語の中で彼らは主人公の少年に立ちはだかる存在ですが、
   別に悪者として描かれていないのは面白い点ですよね。
   見方によっては、主人公の少年のしている行動はとても無謀であり、
   未知を暴くのは本当に良い事かと考えさせられる物語構成は
   秀逸の一言でした。

[人は相手を理解する際に自分を基準とする。自分と異なる考え、思想を持つ者は中々に紐解きにくいものだ。それを補うためには「相手の立場に立ってみて考える」という想像力と配慮が必要になるが、これは言うほど簡単ではない。

特に、彼のように理屈で物を考えるタイプにとって明確な目的がなかったり、唐突だったり、法則性に乏しい子供の思考は読みにくいものなのだろう。

きっと彼はヘニーデ姫の脳内を覗いたら目を白黒させるタイプだ。]>>1:350

(62) 2024/06/02(Sun) 07:29:04

曇硝子 スイッセス

[彼が私と会話しつつ紐解きたいと思っているのは「子供の心」という、彼にとっての最大の難解、ある意味の「未知なるもの」なのだろうか?

心の紐解きに興味が湧くなら当然、そのメカニズムも知りたくなるだろう。
レットが抱えたもやもやをきっかけに恋の仕組みを知りたいと願ったように。>>1:155
それで彼は私に問うているのでは。

だから、この質問は決して無遠慮なものではないのだ、恐らく。
マイケルは気味悪いという理由でそれを問うたが、彼の場合は純粋な疑問と真実への探求心においての問いなのだ、きっと。

物腰の静かな紳士は私の脳内に鎮座ましましているCPUよりも回転が速いのではと思うほどの頭脳をくるくると回して、あっという間に自身の疑問に一つの解を導き出す。それは恐らくまだ紐のはじっこでしかない。しかし、彼がそれを掴んだのはその様子から確実に見てとれた。]

(63) 2024/06/02(Sun) 07:29:40

曇硝子 スイッセス

   そうですね。実際がどうであるか、
   より思い込んでしまう方が強いというのは実験の結果でも
   沢山証明されています。

   水の入ったやかんを人にぶつけると、
   人は「お湯がかかった」と誤認して。
   思い込んで、結果肌に火傷の痕が浮かんだりするそうです。

   吊り橋効果も然りですね。
   

[といっても「思い込むのが共感への一歩」と知ってしまえば、意識してしまえばむしろ「思い込むにくくなる」のが人かもしれない。
「何も考えないようにしよう!」としても頭に何かが浮かんでしまうように。
それでも強い精神力があればきっと「思い込み」という手段は共感と理解へ繋がる鍵となるのではないか。

そう「未知への世界の扉を開く宙色の鍵」に。>>1:334]

(64) 2024/06/02(Sun) 07:30:12

曇硝子 スイッセス

[彼はもしかしたら今まで、他人とのコミュニケーションに色々と思い悩んでいたのかもしれない。

とても生真面目な人である。わからないことがあればずっと考え、それを解消しようと努めてたりするタイプと見受ける。
子供やそれに準ずる思考や行動をする相手は、彼にとってきっととても難解であったはずで…。

仕事という無機質に向き合うなら彼の手腕は遺憾なく発揮されるのだろうが、人間の心という、感情に支配された非理論的なものに対峙する度に戸惑う彼の姿が想像できる。

なんて不器用で、そして。
なんて愛くるしい人であろうか。

立派な男性である彼にそんな言葉は喜ばれないかもだが、私はそう思って目を細めた。]

(65) 2024/06/02(Sun) 07:30:50

曇硝子 スイッセス

[立派な男性である彼にそんな言葉は喜ばれないかもだが、私はそう思って目を細めた。

きっと、彼のように想いを簡単には曝け出さない人間は、相手によっては「気難しい」とか「何を考えているかわからないから怖い」と思われる事もあるだろう。
その上に思考が恐ろしく早くて的確な指摘をしてくるので、もし彼と敵対する関係の者がいるなら脅威を感じてもおかしくはない。

実際、「意見があるなら言うように」と言われた瞬間、私は悪戯を教師に見抜かれた生徒のようにびくりと身体を震わせた。その震えが背中から首までに到達するまでの数秒間、脳内劇場では三人のヒーローの活躍を描いた威風堂々に波乱万丈で七転八倒にて焼肉定食な痛快冒険活劇が華々しいフィナーレを迎えていた。>>1:362

(66) 2024/06/02(Sun) 07:31:45

曇硝子 スイッセス

[──船は脆くも崩壊し、波の中へと飲み込まれていく。
それを救命ボートの上から見つめる三人と子供たち。
悪の七味、いや小粒でぴりりではない一味の魔の手から、
囚われていた子供たちはヒーローの活躍により無事解放された。

『ありがとう、お姉ちゃん!おじいちゃん!…それと、あの。』
フルフェイスヒーローとカフェマスターはあっという間に子供たちに揉みくちゃにされる。しかし、スーツ紳士だけはその近寄りがたい雰囲気にぽつん、としていた。彼だってヒーローなのに。

だがそこへ歩み寄る一人の少年。おずおずとした様子であるが、微笑んで。
スーツ紳士の袖をそっと小さな手で握る。
『おじ、さんも…助けてくれて、ありがとう。』]

(67) 2024/06/02(Sun) 07:32:37

曇硝子 スイッセス

[大人は子供よりも色々な知識を持っているし、沢山の事を知っている。
でも、そんな余計なものを持たない子供の方が、物事を素直に読み解いたりすることはままあることだ。

スーツ紳士の奥に眠る優しさを見抜いた少年は、ヒーローを見上げながら目一杯の笑みを浮かべて。
その温かな手が自身の頭を撫でてくれるのを信じて待つのであった──。fin]

(68) 2024/06/02(Sun) 07:32:58

曇硝子 スイッセス

  ……いえ、何も。

[長い夢を見ていても現実に流れる時間が一瞬であるのはよくある事だ。私の中では壮大なストーリー映画が完結してエンディングロールが流れていたが、それを彼に説明するなんて無理無理無理ィ。笑って誤魔化すのが生存本能が指し示す最善の一手であった。脱線ここまで。]

  確かに子供向けのヒーローものは、仰る通りですね。
  何しろ子供が見るものですから、
  わかりやすい対立構造で描かれています。
  「宙色の鍵」みたいに大人の物語でしたら
  また違うのですけれど。>>1:364

(69) 2024/06/02(Sun) 07:33:20

曇硝子 スイッセス

[真面目すぎるほど真面目な彼。映画の感想だって、意識しないと書評みたいになってしまう彼。

考えれば考えるほど悩みが深くなるのは人の常。
その深淵から私が彼を救えるかと言えば、細い蜘蛛の糸を垂らすのみ。

「大切なのは自分で自分を守る力」>>1:42
自分を救うのは、解を見つけるのは自分であるとヒーローは言った。]

(70) 2024/06/02(Sun) 07:34:29

曇硝子 スイッセス

  それは一つの解であると思います。
  貴方自身が辿り着いた、見つけたものですから。
  万人の正解とは違うかもしれなくとも、
  また同じであるかもしれなくても、

  貴方の前に立ちはだかる扉を、
  貴方が開くことに意味があるでしょう。

(71) 2024/06/02(Sun) 07:35:05

曇硝子 スイッセス

   貴方も、心を持っているはずです。
        「僕はなんにも持っていなかった」>>1:332

   手を伸ばせば必要なものが、宝物が手に入るはず。
        「初めて僕の、僕だけの宝物を手に入れたんだ」

   いいえ、もしかしたらもうその手にあるかもですね。
      「…大丈夫だよ、だって僕はもう大切なものを手に入れた」>>1:334

   考え続ける貴方は、何もかもに怯えていた子供時代とは違う。
      「僕はもう、あの時立ちすくんでいた僕じゃない」
   
   一歩を踏みだす勇気は、もう貴方の中にある。
      「一歩を踏みだす勇気は、もう僕の中にある」

(72) 2024/06/02(Sun) 07:36:11

曇硝子 スイッセス

   …お子さんと、いっぱい遊んでみて下さい。
   一緒に時間を過ごして上げてください。
   それだけできっと。
   沢山たくさん悩んだ貴方の疑問はきっと。
   霧のように晴れるんじゃないかなと… 
   思いますよ。

[きっと彼は「諦めない」

ヒーローのように。
映画の主人公のように。

私はそう確信しているからこそ、言に力を込める事が出来た。*]

(73) 2024/06/02(Sun) 07:37:02

曇硝子 スイッセス、メモを貼った。

(A21) 2024/06/02(Sun) 07:40:24

曇硝子 スイッセス、メモを貼った。

(A22) 2024/06/02(Sun) 07:41:12

曇硝子 スイッセス

――食堂(船旅最終日)――

[明日には宇宙船「リベルテ」はホワイト・マーブルに到着し、宇宙港への入港を果たす。私はいくつかの事を済ませると普段通り食堂に向かった。

妻ドロシーと過ごす際も、臨終間際になろうと私はこの「普段通り」を大切にした。残り少ない時間に出来る事ややりたい事もある。やるべき事も。でもだからと、毎日日課や生活を疎かにするのも違う。

ドロシーはベッドから、私が珈琲を淹れる姿をじっと見ていた。
彼女はもう珈琲が喉を通る状態ではなかったが、その香りを愉しむことはまだ出来たから。

そんなことを思い出しながら私は食堂のカウンターに立つ。今日も誰かが来てくれるだろうかと心待ちにしつつ、その間に換気扇などの掃除出来る部分をせっせと磨く。お掃除役のアンドロイドペンギンと共に。]

(88) 2024/06/02(Sun) 09:41:16

曇硝子 スイッセス

  ぺんぺん。いつも後片付けを手伝ってくれてありがとう。
  私が下船した後も頑張ってこのキッチンを綺麗に
  保ってくださいね。


[丸っこい頭をふわりと撫でた時に待ち人来る。]>>8

  カラントさん、ご機嫌よう。
  サンドイッチですね?
  お任せあれ。

(89) 2024/06/02(Sun) 09:41:40

曇硝子 スイッセス

[もう彼と私の間ではこうしたやり取りはお約束。珈琲を頼まない事を一瞬訝しむも、彼の注文通りサンドイッチを用意する。

私が作ったのは、ボリュームを愛する彼にぴったりの焼肉サンドイッチだ。
醤油だれに漬け込んだ牛肉を香ばしく焼いて瑞々しいレタスと一緒に挟む。
七味入りのマヨネーズにて仕上げた一品。]

  ええ。貴方のコーチのお蔭ですね。
  ホワイト・マーブルでは恐らく
   板前デビューを果たすでしょう。

[カフェマスターも捨てがたいが、鉢巻を巻いて「へいらっしゃい!」と威勢いい声をあげるのも悪くない。私の就職先はまだ決まっていないからの呑気な言だ。
そして、私は彼の冗談がとても好きだからそれはそれは嬉しそうに返した。

サンドイッチにはミネラルウォーターを添える。そして使った道具を磨きつつ、私は彼の話に耳を傾けた、興味深く。]>>9

(90) 2024/06/02(Sun) 09:42:11

曇硝子 スイッセス

   …仰る通りですね。
   変えようと思わなくとも人は、
   加齢によっても容姿が変わりますし、
   外見を服装やお化粧まで広げればそれこそ
   無限大に変幻自在、千変万化です。

   しかし、それは同一である…

[頂いた言葉の一つ一つを噛み締める。とても深く味わい深い。彼は私のサンドイッチを食べて、私は彼の言葉を食べている。以前アーネストが話していたテセウスの船の話を思い出した。>>1:70
続く彼の言葉は、どうやらこの船内における体験から考えたもののようである。
彼は大柄で運動にも長けるが、スケッチをするなど繊細な部分や芸術性も持ち合わせつつ、ジョークもうまくて頭も冴えるという万能選手だ。

つまり、今まで彼が人物画を描かないのにはきちんと考えられた理由があって、それを今話題に持ち出すという事はすなわち、そこに変化が生まれた、という事を示す。]

(91) 2024/06/02(Sun) 09:42:47

曇硝子 スイッセス

   ……人生。私の歩んできたものを、
   人生と言って頂けるのですね。

   ありがとう。


[この船内にはそういう事をいう心無い人はいなかったが、ドロシーの息子マイケルは私をはっきり機械だと言い切った。それは間違いではないが、それでも…スイッセスの想いをそのまま抱いている私は、人として見て貰えるのがとても嬉しい。

だから、唇を噛み締めて少し目を潤ませた。]>>9

(92) 2024/06/02(Sun) 09:43:12

曇硝子 スイッセス

  …ええ、ええ。
  私はドロシーを偲ぶために、彼女が亡くなった後も
  珈琲を淹れ続けました。
  彼女の愛したものだから。

  そうですね、そう…

[その言葉だけで、私はこんなにも嬉しかったのに。
彼はどうも更なる贈り物をくれるらしい。しかもそれを「返せるもの」などと。

私が事情を話すのをまるで頂き物のように言う彼。
胸がきゅっと締め付けられて熱くなるのを感じた。

そこに心臓なんかなくとも。想いが、そこに。]

(93) 2024/06/02(Sun) 09:43:33

曇硝子 スイッセス

   ……私の姿を。
   いいのですか、貴重な貴方のお手間を、
   貴方が筆を走らせるお時間を頂いても。


[スイッセスの人生にも、写真ならばあるが人に絵を描いて貰うという経験はなかった。彼の絵は、そのひと筆ひと筆に心を込めたものである。

何度もクロッキー帳を見せて貰ったのだから知っている。
何度も彼が熱心に絵を描いている姿をこの一か月に見ていたのだから、知っている。

そんなに素晴らしいものを、私は貰っていいのだろうか。
…答えは勿論。]

(94) 2024/06/02(Sun) 09:43:49



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