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[仕事のときは熱心で、時に彼女が描く情景が煮詰まったときなどジオラマでその映像を見せるようなことだってできただろう。
そういう意味で彼女が仕事が忙しくても互いに邪魔しないようにしながら、ここにいることも珍しくなくなっていた。
そっちのほうでは付き合いやすいし理解も及ぶ。その辺り経験があるから時に達観した思考の冴えをみせるときもあるのだが、今回は迷子のような幼い様子もみせる。]
なぁ、サンシア。
[別に警戒心を持てだとか、節度がどうのだとかをいう気はないし今までもいったことはなかっただろう。]
…怖いのか?
[毛布の変わりに求めるように、ぺんだこのある手が頬に触れた後にシャツに伸びる中、意識して落ち着いた声で話す]
どこかにいなくなりもしないし、傍にいるぞ。
[引っぺがした毛布は返さずに、脇に腰掛けて伸ばさなくても触れ合える距離に座る]
でもな、どうしたらいいかわからないって顔してるやつをそのままでいいんだよ。なんていって寄りかからせるような効率のいいことはしたくねーんだ。
[自分からも手を伸ばした先はサンシアの肩。そっと手を乗せる。]
それに俺は……サンシアにとっちゃいいことはなかったんだろうが、粗雑に扱われて蔑ろにされて、それでも自分の価値を示して一人で立ってるサンシアはとても魅力的だと思っている。
[不慣れとかそういうものじゃなく一番の問題は過去のせいで自分を雑に扱ってると思えてしまうところだ]
傍にいてくれるのは嬉しいし、不安な表情はさせたくはないけどな。
そんななりふり構わないとでもいうことしなきゃならないほど、サンシアは魅力がないわけじゃないって、自覚してからのほうが俺は好ましいとも思ってる。
…わかるか?
[落ち着いた声音のまま、自分のもとへと寄せるようにサンシアを凭れかからせていうのであった*]
── 海辺の病院・サンシアと ──
[ビューのお見舞いに来てくれたサンシアと話をする。>>365
カラントと付き合っているという言葉に驚きつつも祝福をおくり。
アタイにも話してほしい、愚痴以外にも、なんて。
何やら聞きたげなサンシアの気配を察し]
あ、あー………、アタイかい?
ど、どうだろうネェ? あはは……
[なんて笑顔で誤魔化そうとするけれども。
やばい、なんか勘付かれてる。
そう言えば今日のアタイの服装は花柄のワンピースだし、首元には愛弟子から貰ったネックレスと、指先にはピンクのネイルでお洒落をしている。
妹の視線もどことなく微笑ましげだし、
ううぅーーーーーん………!]
[アタイは観念してサンシアと妹に打ち明ける事にした。
気恥ずかしそうに頭をかきながら]
実は、サ。恋人ができたんだ。
スイッセスさんって言って船の中で出会った人なんだけど。
すごく優しくて、アタイを大事にしてくれて。
それから、それからっ……、
……、ま、まァそんなトコだよっ!
[顔を真っ赤にして照れつつもそう告げる。
その顔はまさに「恋する乙女」そのものだったろう。
すると妹から待ってましたとばかりにクラッカーぱぁんされた。
どうやらこの時の為に用意していたらしい。
『きゃー!おめでとー!』
そう心から祝福してくれる妹の頭をうりうり]
[それはそれとしてカラントは後でシメる。
サンシアと付き合っていると教えてくれなかったヤツだ。
妹やサンシアと話し終わって一人になれば、
超速でカラントに電話してやる。>>342
悪びれずしれっと説明するカラントに。>>356]
今!まさに!サンシアから聞いたッ!
[そう言えば、かるーく謝られた。
こいつぅーと思いつつもカラントはこんなヤツかと思えばまあ許してやるかとも思う。ウマイ飯も奢ってくれるらしいし]
じゃーソレで許してやるよ。ありがたく思いな。
[雑な反省を雑に受け取り、その時は電話を切った]
[──その時のアタイは知らなかった。
まさかアタイの身にも同じコトが起こるなんて……。
スイッセスさんと恋人なのがバレて今度はアタイがシメられる番だ。
悪かった悪かったとカラントに謝りつつ]
だ、だってさァ、恥ずかしかったんだよォ……、
この年で恋なんて初めてとかサァ……、
なんて言っていーか分かンなかったんだよォ……
頼む、許しとくれ!ウマい飯奢ってやるから!!
アタイだって許しただろ? なっ!なァっ?
[パァンと両手を合掌して必死に謝る、そんなある日]
── 後日・映画館にてサンシアとカラントと ──
[船以外では久しぶりに三人で訪れた映画館。
デートの邪魔かとも思うが、まァいいか。
二人とも近所みたいしココ以外でもよく会うんだろう。
アタイは映画が終わってから二人の感想を聞いたり、
撮影の裏話なんかを話したりしながら。
流れでカラントのどこがいいかとサンシアに聞き。
返ってくる返事があんまりにも真っすぐだったから>>366]
カラント……、
サンシアのコト泣かしたらグーパンすっからね?
[こんなに真っすぐで純粋な子、アタイは知らない。
傷付けたら容赦しないよ、と。
カラントに拳を握りしめ軽く忠告。
……まっ、この二人なら大丈夫そうだけど。*]
……なりふり構ってない、
わけじゃない、よ?
[顔を上げれば、
先程よりもずっと近くなった距離でカラントと目が合う。
更に顔を寄せて、自分から唇を重ねた後]
…好きな人と、
もっと近くなりたいって、
ちゃんと、思ってる。
[真っ赤になった顔を逸らさず、
まっすぐ見つめたまま、カラントの返事を待った*]
[自分がいっていることに理解を示す>>279ところと、そうじゃない>>380ところ。
そうか?と首をかしげてみるのは、顔を間近で見つめて、そこに触れやすいような体勢になっていたのだろう。
触れた感触と状況を認識して目を瞬かせ、すっと細める。
これまでは控え目にしていて攻撃的で、身を乗り出すような積極的眼差しだ]
じゃあ、こういえるな。
[触れるほど近く、サンシアの耳に寄せた口。響く声がサンシアの鼓膜を揺らす]
可愛いぞ。
……ほら、自分でもいってみろ。私は可愛い。って、豊かな感情と素直さも魅力的です。って…
[思えば自分もその点については遠慮していたからこそ、遠慮しすぎていたかもしれない。それもあるから理解させるように囁いて]
帰りたくないなら、もう一緒に住むか?
[もちろん、自分のことをちゃんといえたらであるが、彼女はどこまで応えられただろうか*]
わ……私、かわいい…?
[それでも、自分で言うのは恥ずかしすぎたから、
問うような語尾になってしまったのは言い直させられただろうか。
続けて、ほら、と促されるままにもう一文も声に出して]
豊かな感情と、
素直さも、魅力的、です…
[自分でこんなことを言うという羞恥心と、
カラントとこんなに密着していることへの動悸の早さに涙目になってしまって。
言えたご褒美とばかり向けられた問いかけに、
言葉を返す余裕もなく、それでも一緒にいたいという気持ちを頷きで示した*]
そうだぞ。
[いってみろ>>383と自分でしておいて、自分でいったら、それをさも当たり前のように肯定を返す]
そうだな、よく理解してるな。
[その口ぶりは自分で言わせているなんてことのない態度で肩に手を回していた手はそっと美しい菫色の髪を撫でて]
今日は泊まっていけ。
[今までの絆された。魔が差した。とかでの言葉ではない。
自惚れでも構わないし、まだよくわからっていなくても構わない。そもそも泊っていくということに元々拒否をする気はないし、自分を肯定できることを一つでも増えていってもらえるなら、拠り所とすることだってなくなるだろう]
……明日から忙しいわけだしな。
[短い期間で二度目の転居をするのは大変だろう。
頷くサンシアへと、今日は少しだけ我慢をやめて、自分からもそっと唇を交わした*]
はは、よくわからんが、塩水大丈夫なのか?
いや、俺の認識が古すぎるのかもな
そうだな、壊れるまでここで働くのも悪くないと思うぞ
でも、ビーチに行くのもきっといいだろう
あんたには、老い先短いとかそういう感覚もないんだろうな
だから焦って何かをする必要もない…
…いや、地球ではそうでもなかったのかな
人間と一緒に生きていくのも大変だろう
皆あんたを置いていくのだろうから
けれど、人間の俺としては、あんたのようなアンドロイドに、これからも人間と共に生きてほしいと思うよ
我儘で悪いな
もしかしたら、また会うこともあるかもしれないな
その時はよろしく頼むよ
[と、言って軽く手を上げるとその場を離れただろう。]*
― 宇宙港ターミナル ―
[ホワイト・マーブルで数十日を過ごした後、自分は再びターミナルへと大きなキャリーバックを持って訪れた。
ここに着いた瞬間ターミナルで予約した地球への連絡船が本日出発するのだ。]
おいおい、俺は手付金丸ごと失ったんだぞ
[端末に、地球からの仲間のメッセージがやっと届き、思わず突っ込みを入れる。
まさか煽りに乗るとは思わなかった、老人ホームに入居なんぞ絶対耐えられないとわかっていた、本人はわからんものなの?
など、更なる煽りが加えられたメッセージにもう苦笑しかない。
けれども、俺も息子も帰ってくるのを楽しみにしてる、という一言に、素直に笑った。]
本当に、地球に着いたらやりたいことが一杯あるな
[失踪した主人を探す旅にでる。
「冒険」シリーズの作者の次なる作品を読む。
アンドロイドの友人の一つや二つも作ってみたい。
全部できる。
まだ自分には全部やることができるのだ。]
これは、暫くはここに戻ることもないかもしれんなあ…
[特にどこを見ることもなく振り返る。
いつか本当に自分の全ての興味や気力が尽きたとき、最後にたどり着く星はここかもしれない。
少しばかり遠い星、だけれども、まるで地球のような、知り合った人たちが一生懸命生きている身近な星。
ずっと燻る惜しい気持ちを振り切るように、踵を返すと搭乗口の方へと歩みを進めた。]**
カラ…
[何から手を付けようか、と問うよりも
カラントさんの顔が近付いたのに気づくのが早くて。
さっきの自分がしたことを、
今度はカラントさんからしてくれるのだと分かったら
また声が出せなくなった。
代わりに目を閉じて、
大きな背に手を回すことで応え、
明日からのことは明日に任せることにして
今は、好きな人と近づける幸福に身をゆだねた**]
― ホワイト・マーブル ―
[知らない星、知らない人と知らないものに溢れた場所。
地球でさえ知らないことだらけだったのだから
ここではもっと知らないことだらけ。
でもね、知らなくてもそんなに変だとは思われなかったの。
他所から来た人だから。
それに、知らないっていけないことではないって
知らないなら探せばいい、知ればいいって。
教えてくれた人のおかげで、
私は今日も知らない、を知っているに変える日々を送る。
暮らすために働いて、合間を縫って旅をする。]
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