21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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人
狼
墓
全
水鏡に映る自分の姿は何に見えるだろう。
人か、それとも――。
どうやらこの中には、村人が11名、人狼が1名いるようだ。
― 図書室 ―
もう到着か
長いと思っていたが、案外あっという間だな
[船内放送がかかったとき>>#2も、自分は図書室で本を2冊ほど持ち出したところだった。
先日読み始めた「冒険」シリーズがことのほか面白く、シリーズになっているものだったからここ数日読み倒していた。
なにせ早く読み終わらないとホワイト・マーブルにこの紙の本の続きがあるとは限らないのだ。]
あいつともお別れの時が近いな
[ふむ、と考え込むと、本を持ったまま向かったのはショッピングモールの方だった。]
(21) 2024/05/31(Fri) 00:57:07
― ショッピングモール ―
[船内の買い物ができる場所には色んな区画があるようだが、自分がよく行くのは少し照明の落とされた暗めの通路の中、派手だったり温かみがあったりのネオンサインが店頭に並ぶ、そんなに気取らない雰囲気の区画だった。
マーケットに入ると、スナック菓子の袋を2つ、それに水とビールを買い込んで、宇宙船の中ながらいかにもなおばちゃんに小銭を払って―さすがにこれは電子マネーだった―ビニール袋に買ったものを入れると店を出た。
それにしても色々な店があるな、と目的地に向かいがてらふらふらと色んな様相を見せるモール区画を歩く。
ふとそこに、それなりにここ数日ショッピングモール内で見かける女性の姿があった。>>6
この旅の間、見かけることはあっても特に話しかける用事もなかった。
だが、あと2日で旅が終わるとなれば、たとえ船内で不審人物が出没したなどと噂されようとどうということはない。]
目当てのものは見つかったかい
ここらをよく歩いていただろう
[と、なんとなしに彼女に声をかけた。]**
(22) 2024/05/31(Fri) 01:00:52
有象無象 シャムは、メモを貼った。
(A2) 2024/05/31(Fri) 01:03:10
― ショッピングモール ―
ふうん?
癖、ねえ
[結構頻繁に姿を見かけると思っていたが、その実彼女には特段目当てらしいものもないという。>>74
正直、何か買う用事がないとそもそもモール方面に出向かない自分にはあまりはっきり理解はできないが、まあ、色々なものを見て回って目で楽しむ、ということ自体が目的、ということもあるのだろうか。]
まあ、楽しいなら何よりだよ
[どこか腑に落ちきっていない曖昧な返事の後、逆に聞かれれば、ああ、と手持ちのビニール袋を持ち上げる。]
(124) 2024/05/31(Fri) 19:55:30
これから庭園>>0:209で読書でもしようと思ってな
そのお供を買ったというわけだ
…そうだな
もしも秘密を守れるなら教えようか
これは、俺だけの分じゃないんだなあ
[ビニール袋の中にはスナック菓子の袋が二つ入っている
少し笑いながら、彼女の反応を伺った。
あと2日、されど2日だ。
自分の失言で小さな友人に迷惑をかけるわけにもいかない。]*
(125) 2024/05/31(Fri) 19:56:22
有象無象 シャムは、メモを貼った。
(A23) 2024/05/31(Fri) 19:59:04
ははは、食いつきがいいなあ
[声をかける前は、どこかぼんやりとした様子でディスプレイを眺めていた彼女から、『気になる』とごくりと唾をのむような緊張の体で言われれば>>157、勿体ぶったこちらもなんだかにやにやと嬉しくなってしまう。
と同時に、少し大層に勿体ぶりすぎたか、という申し訳ない気持ちも出てくる。]
まあ、ほんとに秘密にしてほしいんだがな
[と、彼女の耳元に少し顔を近づけて、囁いた。]
(168) 2024/05/31(Fri) 23:01:22
庭園にはネズミがいるんだよ
あれは紛れもなく地球から来たドブネズミだな
よく見た顔だからすぐわかる
しかも毎回同じやつが一匹だけでてくる
あれはうっかり紛れ込んだな
…船員には言わないでくれよ
一緒に地球からホワイト・マーブルまで旅した仲間みたいなもんだ
あと2日というところで処分されたら死んでも死に切れんだろ
[船内にはたまにペットを連れて旅行している客もいる。
それらのペットの方に害を及ぼさないよう、きっと船内では厳格な動物対策はされていないのだろう。
とはいえもちろん勝手に潜り込んだネズミなど見つかれば即処分に違いない。
その用心深さ、そして単独行による被害の小ささで、何とか小さな友人はここまで旅を続けてきたのだ。]
(169) 2024/05/31(Fri) 23:03:14
別になついているわけじゃない
庭園の隅っこで飲みながら本を読んで寝てたら、開けてた菓子の袋にいつの間にか顔突っ込んでたのが出会いさ
前は少しでも動こうものなら即逃げていったもんだが、今は手さえ伸ばさなければ眺めるのは許してくれる
それぐらいのもんさ
[顔を上げ、彼女から離れるとにやっと笑った後、呟いた。]
俺は古い土地でずっとやってきた古い人間だからな
船に乗ろうとする前は、最新技術なんて、宇宙なんて、ってどこかひねくれて見ていたんだろうな
けれどもなあ、こうやってここでも皆、地球と変わらず必死に生きているんだな、と思うと、技術の高さとか場所とかは、生き物が生きることに、あまり関係がないもんなのかもな、とも思う
なんだかなあ、ほっとするような、空しいような…
(170) 2024/05/31(Fri) 23:06:15
[そうだ、どこに行っても本質が変わらないのであれば、何故自分はここにいるのか…
と、うっかり隣に女性がいることを忘れてそのまま物思いに耽ろうとしてしまったことに気が付き小さく首を振った。]
すまないな、ええと…シャムだ
名前を聞いてもいいだろうか
[と、彼女に名を聞いた。
そして、職業を聞くようなつもりで続けた。]
君はホワイト・マーブルでは何をするつもりなんだ?**
(171) 2024/05/31(Fri) 23:07:11
有象無象 シャムは、メモを貼った。
(A35) 2024/05/31(Fri) 23:08:45
必要なものを探しに、か
[思ったよりも抽象的な答えが返ってきて>>218一瞬言葉に詰まった。]
グリーディア、君に必要なものは地球には存在しなかったということか?
[答えに返す一方で、逆に理由を聞かれれば>>219、うーん、とこちらも言葉を濁して考える。]
簡単に言えば、年を取ったから仕事を引退して、第二の人生を歩もうと心機一転評判のいい老人ホームを契約してやってきた、ってところだな
でもなあ
(236) 2024/06/01(Sat) 08:36:42
[長年仕えてきた主人に暇を出された。
先に少しだけ発展したせいで、その後の世界全体での急成長に置いてきぼりを食らったような街で、親同士の縁もあって小さいころからずっと付き従っていた主人であり、幼馴染でもあった。
地方全体がそんな風に取り残された感じだったから、主人と、自分を含む付き従う仲間と共に、自身の身体一つ、口一つで生きてきた。
色んなことに巻き込まれ、しのぎを削り、危ないこともやったが、充実していた。
主人は立派な男だったし、古い地方において才覚もあった。
だがとうとう時代の波に飲まれた彼は、度重なる投資の失敗で築き上げたほとんどの人脈や財産を失ったころ、そこまで残った従者たちに盛大に退職金を払ったのち、だれにも言わずに古い車に乗っていったのを見られたのを最後にどこかに姿を消した。
取り残された自分たちが呆然とする中、仲間の一人に言われたのだ。
『あんたはもうどっちにしろ引退の時期だろ。
ホワイト・マーブルってとこに最近地球人向けの老人ホームができたらしいぞ。
今なら入所できるんじゃないか。
金にも困っちゃいないだろ。
ほらパンフレットだ。
"最新の宇宙航路で地球から1か月!""周辺環境を含め最新技術の粋を尽くした作り"ってな』]
(237) 2024/06/01(Sat) 08:38:55
本当は俺は、ただやけになってここに来ただけかもしれないな
[どうしてその時仲間を殴り倒さなかったのだろうか。
今思えば、仲間だって自分を煽りに来ていた節もある。
けれども自分はその後機械的に施設あてに手付金を払い、大した荷物も持たずこの船に乗った。
きっと、疲れていたのだろう。]
歳だな
[はあ、と前髪を軽く掻いて目の前の若きグリーディアに微笑んだ。]
(238) 2024/06/01(Sat) 08:40:24
グリーディア、よく考えて生きるといい
よく考えられるのは若者の特権だ
そういうのは、知識や経験とはまた別のところにある
爺さんになってつくづくそう思うよ
全く、年は取りたくないものだ
[さて、と呟くと小脇に抱えた本を一度抱えなおす。]
『必要なもの』も、きっと君になら見つけることができるだろうな
よい旅を、グリーディア
[何事もなければ、グリーディアに軽く手を振って、再び庭園へと向かおうとするだろう]**
(239) 2024/06/01(Sat) 08:42:42
― 庭園 ―
[たどり着いた庭園は、午後の日差し…に見せた仮想現実に包まれていた。
イベントの日以外は、いつ来ても穏やかな、嵐の日など存在しない場所。
そんな穏やかな陽気の中、一面の芝生の上を誰かのペットの子犬が清々と走り回っているのを横目に、さらに整いすぎなくらいに整然とした礼拝堂も通り過ぎ、低木の木々―これは本物だろうか―の茂る隅っこのほうの日陰に座って場所を陣取った。
隅っこなのにあまり人はいない。
皆隅っこ好きじゃないのか。
それかこの穏やかな庭園で、わざわざビール飲んでる爺さんの近くには寄りたくないということか。
とはいえ遠慮はする気はない。
せっかく隅っこまで来たのだ。
いつものようにビール缶を開け、スナック菓子の袋を…2つ開ける。
なにはともあれまずは一口飲んで、大きな満足のため息をつくと、缶を地面に置く。
そして、大変申し訳ない気持ちはあれど、借りてきた2冊のうち1冊を枕にし、ごろんと木漏れ日の中横になった。
横になったまま、もう1冊を開いて読み始める。
こうやって、いつしか眠ってしまい、小さな友人が菓子を食べにやってくる、というのがここ数日のルーティンだ。
しかし今日は、本を開きながらも頭の中では別のことを考えていた。
『必要なものばかりで、それがいずれ無くなってしまうのが、怖かった』>>256
(277) 2024/06/01(Sat) 15:45:32
若いのに、と聞いた瞬間は思った。
けれども、ああ、と納得もした。
きっと、過去にその怖さを知ってしまうような出来事があったのではないか。
自分は、そんな風に考えたこともなかった。
そして今、縁も所縁も興味もなかったこんなところにいる。
自分も、必要なものを無くしてしまったのだろうか。]
怖い、か
[抜け殻のような、何かふわふわと、自分が無いようなこの状態。
自分と彼女の今までの経験は違うから、当然彼女が怖いと感じる状態と、自分の今の状態が一致すると考えることはおこがましい。
けれども…]
(278) 2024/06/01(Sat) 15:48:03
ちゃんと、考えなければならんのかもしれないな、俺も
[本を芝生の上に置いて、目を閉じた。
不思議と穏やかな風まで感じられ、やはりいつものように最後は寝入っていた。]**
(279) 2024/06/01(Sat) 15:48:44
有象無象 シャムは、メモを貼った。
(A51) 2024/06/01(Sat) 15:49:23
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