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[それからわりとそれなりにだいぶ(※夢の中なので時間は曖昧である)経ってから、漸くヘローはスタッフの手を借りることなく自力で立つことができるようになった。
ここまで支えてくれたロボスタッフに「ありがとう」、と(腕の力加減の体感データも頂けたことは黙って)礼を述べてから、足元の白い子犬を再び見下ろす。]
しかしこの子、妙に私に懐いてくるな……。
この子に似た毛並みの知り合いはいるんだが。
この子は、君の友達か?
[再び正面の相手に向きなおり、今度はこちらから問う形に。「貴方」呼びが「君」に変わったのは見た目から受けた年頃の雰囲気に引きずられたからで、特に深い意味はない。
そしてここで「飼い犬」でも、飼い犬という意味での「お子さん」でもなく、「友達」と口にしたことに特に大した意味はない。
ヘロンという人間に、「獣」の姿の生き物を「友」と呼ぶに至るようになった過去>>122があった、ただそれだけのことだ。*]
うふふ、ローズおばあちゃまですよ。
[微笑みながら、お人形さんに頷いて>>397、>>398。
ふと、今の自身の姿が老婆の姿に見えないことに、目の前の彼のあたふたとする様子を見てようやく気付いたものの。
年上が慌てると不安がらせてしまうので。不安がらせないように、これが普通なのだと押し通すことにした。おばあちゃまですよ。]
あらあらまぁまぁ!マウスちゃん、お誕生日だったのね?
うふふ、一番きれいなお星様、マウスちゃんにあげたいものね。
[お星様が欲しい理由を聞けば、じんわりと胸が熱くなるのを感じる。お祝い。長らく、自分からしてこなかったものだ。
危篤状態の治療は関わっても、容態が安定すれば弟子に変わり、また違う患者を見るという日々。完治した患者を見ることはほぼなかったと言っていい。
おめでとう。この言葉を送ったのは、最後はいつだったか。]
[よかった、お眼鏡にかなったようだ>>401。
表情は変えずに、内心安堵した。]
うふふ、おばあちゃま、実は魔女なのよ?
ラピスちゃんが喜んでくれて、おばあちゃまも嬉しいわ。
このお星様はあちらのスタッフさんにお願いして譲ってもらいましょうね。
それじゃ、これ•••————
[スノードームの中には獅子が一匹。これでもいいけれど。それだけじゃ寂しくないかしら。
ちらと、売店のスタッフに目配せして。]
に、もう一つ。ラピスちゃん、魔法をかけてみない?
この中に、レオーネちゃんと一緒にラピスちゃんも入るの。さあ、触ってみて。
[そんな提案をしてみたら、彼はどんな反応をするだろう。もちろん彼自身が入るのではなく、ミニチュアの人形を加えるだけであるが。
せっかくなら、魔法使いを演じ切ろうと、獅子の入った球をお人形さんの前に差し出した。
もしラピスが同意して球に触れたなら、魔女がきらきらー、と呪文をかけて。後はスタッフが頑張って人形を増やしてくれるだろう**]
***********
――何故。何故。何故!
当代の国王陛下は、先代たちまでとは違う、
寛容と慈愛に満ちた御方じゃ、なかったのか。
何故だ。何故、貴方を、君を……
「ヘロン、ヘロン、落ち着いて。
あの人は寛容と慈愛の御方故に、
お針子のあたしが為した非礼に対しても
右眼を取り上げるのみに留めたのよ」
これが、これが寛容と慈愛だって言うのか、君は……。
「ええ、そうよ。いたいけなヘロン。
これまでの王が為してきたこと――
モズに、コマドに、レイヴン様に、みんなに
為してきたことよりも、ずっと、お優しい」
……、エナガ。
「?」
私が君を守る――
いや、「守る」なんていうのは思い上がりだな。
その役はパップのほうこそ相応しい。
――私は君の側にいる。私が、君の右眼になる。
「ヘロン、……」
譬え私がこの国の人間の身であろうと、
この森の侵略者たちの血統であろうと。
かつて君たち妖精の側に立って王に背き、
“地を這う”身分に落とされた祖先と同じように、
私は君の側に立つ。その為なら王にだって銃口を向ける。
「……………………
ありがとう。ほんとうに、いたいけなヘロン。
でもね、どうか忘れないで頂戴。
あなたにはバルシューンおとうさんも、
エグレットおにいさんも、いるってこと」
***********
[結局、ヘロンという人間は、“人ならぬもの”の側にさいごまで立ち続けるという未来を自ら捨てた。
“人”でありながら“狼”の側に与し、“狼”の生を繋ぐために己が身まで捧げられる者とは異なっていたのだ。
それは確かに、自らの肉親の生を想うが故であり。
同時に、己が意志ではどうしようもない特性に付け込まれた結果でもあったのだけれど――。
この人間に「もう迷ってもいない」とまで言わせたものは、さて、なんだったのか。>>14
愛らしい誘惑に満ちたショッピングの石畳にも、
魔法といたずらと温かさに満ちた妖精の叢にも、
密林に鳥獣の声が遠く響く冒険の大地にも、
あの
マジョ…!
ローズおばあちゃま は マジョ なのでスネ…!
スゴイ、デス…!ホンモノ はじめテ です…!
[おばあちゃまの秘密を知ったラピスは、
より一層目を輝かせました!>>410
おとぎ話に出てくる魔女は、
灰かぶりの女の子をお姫様にしたり、
可愛い赤ん坊に優しい魔法をかけてくれたり。
悪い魔女もいますが、優しい魔女もたくさんいます。
ラピスは、それを知っています。
魔女様は、女の子たちの憧れなのです。
そんな記憶が、どこかになぜか、
ノイズのように走るのです。
だからこそ、ラピスは輝かせた尊敬の目をわすれませんでした。だって、ずっと手が届かなかった星空を、こんなに近くに手繰り寄せてくれるなんて!感動と感謝以外なんの感情が必要というのでしょうか!]
[そして、もう一つ魔法を。
ということばにラピスはキョトンとしました>>410]
僕も ほしぞら ニ 入れるンですカ?
もし、できるなラ はいりたい デス…!
レオーネサマと いっしょに
マウス と トモダチとして そばにいたいです…!
[そう言って、促されるままスノードームに手を触れて、
目を閉じてむむむっ…と念じてみます。
中に入りたい、まうすやレオーネサマが
ひとりでさびしくないようにしたい、
なかに、ハイリタイ…!
そう目を閉じて祈っていると…素敵な優しい魔女様のキラキラ〜という魔法と共に、すこしことことっとドームが動き…目をソロ〜…っと開けてみると…]
!!!
ちいさナ ぼくガ ナカ ニ いまス…!
レオーネサマと いっしょデス…!
[そこには、獅子の人形といっしょに、ラピスのデザインを模して作られた小さなミニチュア人形が星のような雪の中に座っておりました!もちろんこれは、ローズおばあちゃまの考えていたとおり、店員さんがこっそり用意したミニチュアをうまいこと土台側から入れたことでかなった奇跡でしたが…ずっとお祈りしていて、目をつぶっていたラピスは、自分が魔法を使えた!と大はしゃぎです]
ボク、 まほう ガ つかえましタ…!!!
これデ 星空 が さびしくナイです…!
ローズおばあちゃま が マホー を
おしえてくれタ おかげ です…!
コレデ まうす も よろこびまス…!
ありがとう ござ イマス…!
[そう言ってまたスノードームに視線をやって、とても嬉しそうに笑って。店員さんから、この魔法の星空をもらえると聞いたとき、さらに顔をほころばせたことでしょう。夢のようとはまさにこのことです]
[こうして心からのプレゼントが完成したことに
胸の穴が満たされるのを感じながら、ふと気づきました。
こんなに良くしていただいたのに、
おばあちゃまになんのおれいもできていません!]
ア、アの ローズおばあちゃま…
ぼく、僕 なにか ナニカ
ローズおばあちゃま にも おれい したくて
けど、わから ナクテ…
えっと…エット……ウーン、ト…あ…
[そうして周りをキョロキョロして、なにか喜びそうなものはないかと探します。魔法が使える人が喜びそうなもの…喜びそうなもの…とかんがえ…おとぎ話の物語を参考に考えた結果…、その近くの棚にあった、宇宙をイメージした色の透き通ったガラスペンが目に入り、それを手にして差し出しました]
あ、アノ これ
まほうのツエ だカラ
ローズおばあちゃま みたいデ
とてもきれイ だから
お礼 のプレゼント したイです…!
受け取っテ、もらえ、 マスカ?
[…どうやらすこしガラスペンの使用用途を、魔法の杖と勘違いしているようです。けれど、ラピスはこのキレイなキレイな杖(?)が、きっとおばあちゃまにはよく似合うと思いました。…差し出したその魔法の杖は、はてさておばあちゃまのお気に召してもらえるでしょうか?*]
── 余談・遊園地での「お代」について。 ──
[遊園地のお代が全て無料と言うと驚く来園者も多い。
それに最初、レオーネは不思議に思ったものだ。
ここは夢の世界。
夢の中にだけ存在し、現実には存在しない場所。
だから、お金を貰ってもぶっちゃけ困るしいらないのだ。
それに来園者は来る時代も世界線すらも様々!
当然お金の種類も統一されておらず、困るだけなのだ。
むしろ遊園地に必要なのはこの世界を維持する「夢見る力」。
人々を愛し愛され、夢の狭間に流れ着いた落とし物を届けては人々を幸せにする。
そうして生まれる夢見る力、遊園地への憧れ。
──最初は小さな草原だった場所、
今では様々な人々の夢見る力で華麗に輝く遊園地]
[『お客様の笑顔が最高のお代』>>2
それは言葉通り、来園者の笑顔が幸福が遊園地の力になるからこその言葉。
そして──……]
偉大なる創造主であるマイロードの願いなのです。
私は来園者のみなさまの幸せを願っています。
これまでも、これからも──……。
あの方の夢を、私はここで護り続ける。
[星屑の獅子は夢の中で人々の幸せを願い続ける。
大切な「夢」を胸に抱いて。**]
[忙しい好奇心はある一画で起きた異変により、ゴンドラの外から内へと向き先が変わる。
一番見たがっていた筈のエリアの美しい光景は、ただ遠くで舞うのではなく襲撃者のように三人の元へ。>>389
最初は驚き、取り上げられようとする帽子を横から守ろうとしたりもした少年。
だが、ああこれは悪意ではなく悪戯心だと気づいてからは、彼にとっては突然沢山のお友達がやって来たようなものになった。
困っていただろう二人の大人を前にくすくす笑うのは、あまり良い子とは言えない姿だったかもしれない。]
ふふっ、マストさん人気者になっちゃった
妖精もマストさんが好きなんだなぁ……優しいもんね
[桟橋から降り、掛けられた声に隣の相手を見上げると光り輝く眼鏡。思わずまた笑みも零れるというもの。
夜でも事故に遭わなさそう。いや、見えづらくて結局危険だろうか……とか考えてしまったのは内緒。]
いいんですか?
うーん、うーん……でも……んっと……
[大変なことになったのは事実なのだし何かお手伝いしたほうがいいのではないか、少し気にする気持ちが躊躇を生むが、迷ってる時点で早く散策したいと逸る気持ちがあるのも本当。
そんな時どこからか届く音色に気づき、聴こえる方向に何気なく目を向ける。>>396
そこで少年は目を見開き、固まった。]
えっ……?
[鈴が鳴るような高い笑い声と共に、─そう、まさしくここにいる少年くらいの背格好の─影が幾つか、走り去って行くのが見えた気がした。
見間違えかもしれない。遊園地なんだから子供が多いのは当然かもしれない。
でも、少年は被験者の子供達が囁きあう噂の内容をよく覚えていた。
この遊園地には、夢の中にある以外にも“特別なこと”があると。]
マ、マストさん……僕、行ってきます
お先に、その、散策してきます!
いっぱいいっぱいありがとうございました
──また後で!
[出会った時のように小さな頭を下げ、そんな言葉で収まらないくらい良くしてくれた相手に感謝を述べて、さよならではなく再会を望む言葉を残して。
早足で少し離れたところで一度振り返り、手の代わりに懐にしまっていた写真をひらひらさせ、少年は駆け出して行った。*]
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