9 【R-12】イレイサー・イレイザー【RP村】
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アンドロイド ウキクサ
［てっきり新品を渡されるものかと、
勝手にそう思い込んでいた。
この綺麗な施設に、記憶を感じさせるものが
あると思っていなかったからかもしれない。
新品もあると言われたけれど］
……いいえ、＂これがいい＂ので。
このトランプにとって。
私は何体目の遊び手、なんでしょうね。
あなたなら、覚えているのでしょうか。
［使い込まれた方のトランプを受け取った。
私が私を忘れても、
どこかに証が残るかもしれない、
そんな思いを込めて。］*
アンドロイド ウキクサ
［そうして、トランプを片手に施設を見て回る。
ふらふらと、水を漂う浮草みたいに。
誰か、遊び相手が見つかるかもしれない。
見つからないのなら、それはそれで。
清掃に従事するヒトモドキを見かけたなら
この施設所属ですか、なんて
声をかけることもしただろう。］*
施設管理者代理 ドクター・アイリス
― ロビー ―
[そのバイオロイドは無口だった。>>19>>21
最初の説明および対話は、メンタルチェックも兼ねている。
一応自分はドクターの肩書を所持していて、あの部屋も診察室と名がつく訳だし。
故に無口だった彼の反応が読めず、やや心配になった。
ヒトの手を引き戦場を走った、一機のヒトモドキについての資料を纏める。]
ジキセイ、
私とのカウンセリングや雑談が必要であれば
いつでも
[ロビーに顔を出し、声をかける。
今は外で接点があったらしいコルナと雑談中、なのだろうか。会話内容までは聞き取れなかった。
一時期活動場所が被っていたと思しき二機の資料に、情報が足りないじゃないかと資料にチェックを入れる。
彼と会話中だったコルナに小さく手を振って、ジキセイが良ければいつでも会話相手になろうかと。*]
装甲輸送兵 アンジェ
ー 清掃業務中の廊下にて、ウキクサと ー
[頭部のアームは清掃業務に従事するには不向きで、私は普段は内蔵されている補助用アームで廊下にモップをかけていました。
とはいえ、この施設内は非常に清潔で私の清掃がどれだけ施設の役に立てているのかは分かりません。
任意タスクとはそういうものかもしれない、そんなことを考えていたとき、声をかけられて私はそちらに視線を向けました。
その姿を捉えたとき、数秒、思考が停止しました。
エラーが出ていたのかもしれません。
ヒトモドキの問いかけに、私は応えます。]
装甲輸送兵 アンジェ
『いいえ。私はこの施設所属ではありません。
私の所属は輸送班《
あなたは戦闘用ヒトモドキですか？
私が所属していた《
前線基地に所属していたなら、私の班が物資輸送を担当したことがあると思うのですが。』
［そう返答したところで、私は自己紹介をしていないことに思い至りました。
作業中のまま動きを止めていた機体を動かして彼女に向き直り、言葉を継ぎます。
モップは挨拶の際の礼儀を考え、一度体内へ収納しました。］
装甲輸送兵 アンジェ
『失礼しました。
私は装甲兵ANGEL輸送型－03 自身ではアンジェと名乗っています。
もしよろしければ、あなたの呼称を教えていただけないでしょうか。』
［そのように問いかけてみたが、反応は返ってきただろうか。*］
巫女 ダイヤ
─ 回想：あのオヤジもこのオヤジも ─
>>40 上ってなんだよ、ウエって。
俺たちにとっちゃニンゲンって
みんな立場？がウエじゃんか。
俺はオヤジに従ったまでなのに。
[此処で言う『オヤジ』とは、
ダイヤの開発担当でありながら、
巫女信仰集落を統轄していた少佐である。
報告としては、ダイヤの殺害者の中に記載が入っていた。
故に、機体の発言が真実かどうかは現状定かではない。
内蔵
何か出てくるかもしれないけれど、
それすらもまた、検査と言われれば臍を隠して逃げ出していた。]
巫女 ダイヤ
ふんっ
トラブル起こしたってどうせ数日で忘れるんだろ。
だったら起こそうがおこさまいがどっちでもいーじゃねえか。
あー、いいよ、ハイハイ！わ・か・り・ま・し・た！
[此れにとって彼の言葉はただただ、小言にしか聞こえない。
>>41 どうせ暴れたところで現状が覆るわけでもないのに、と。
"ああ言えばこう言う"を繰り返すうちに、
最後は投げやりに言う事を聞いた"フリ"。
──否、命令として浸透はしているので、安心してほしい。
現在は受け答えのモーションが
プログラムが壊れているわけではない。
最終的には言う事を聞くので、根気強く対応してほしい。
どうせ、あと数日でなくなる機能なのだから。]**
巫女 ダイヤ
『ﾘﾛﾘﾛﾘﾛﾘﾛ』
……。はら、へった。
[所謂燃料切れ警告タイマーが鳴る。
体感でなく、第三者からわかりやすいような音で、
機体自身も認識するようになっていた。]
巫女 ダイヤ
うえ、まっず…。
[厳密な『味覚』を持っている訳では無いが、
ボソボソとした食感が、知覚機能の不快さを示し、
うげー、と、吐き出すような素振りをひとつ。
それでも燃料に代えられれないから、
仕方なくとディスプレイを横目に食べ続ける。
ニンゲンじゃないからこその礼儀知らずなのか。
礼儀というものも王道のプログラムなのか。
それすらもモーションなら、改善余地なことに違いはない。]**
施設管理者代理 ドクター・アイリス
― 回想：ダイヤと ―
[コレはあれだ、ヒト幼体に近いな。
成人に至る前の若い個体によく見るケース、それをなぞる機体も在るのかと思いはしたが、巫女たる特殊機体及び、開発者のクセに近いかも知れない。
工場で大量生産される機体とは異なるデータを閲覧および体感しながら、足りないデータに眉をひそめる。
垂れた小言に反抗期的な態度を返されれば、肩をすくめた。
分かりましたと言っているのならば、分かったのだろう。
しょうがない、こういう事もある。
そう思いながら機密文書の内容、内訳を閲覧する。
ある意味では、この個体は功績者。
ある意味では、この個体は加害者。
異なる目線で見るなら、完全な被害者。
折り重なる死体の前に立つ彼女は、一体何を思ったのか。]
施設管理者代理 ドクター・アイリス
君の様に過激な機体は
忘れたくとも忘れられないけれどね
[まあ彼女に限らずだが。
自身は、記憶処理を受けずに長期起動し続けている機体だ。
戦闘特化では無い事務型機体、故に記憶力はそれなりに。
忘れるのは、自分の事を忘れて欲しいと言ったヒトモドキの記録のみ。
そういう機体は居ない訳では無い。
無論自分が着任する前の情報は失われているものの、自身が来てからはそうなっている。
枯れる花とて、ドライフラワーに加工すれば忘れられる事無くそこに有るでは無いか。>>8>>9
何はともあれ、あっかんべえ>>114を食らうぐらいには反抗期な相手に、暫し思考リソースを持っていかれていただろう。*]
アンドロイド ウキクサ
［そのヒトモドキはお世辞にも
清掃作業に向いているとは言い難い見た目だった。
人型に近い私の方がモップを持つのは向いていると思う。
……やる気はないけれど。
遊び相手を探してふらふらしている私とは
全然違うな、と思って。］
アンドロイド ウキクサ
［所属を聞けば、どうやら此処の所属ではないらしい。
ということは。
このヒトモドキも近いうちに記憶を消されるのか。
真面目そうに見えるのに、と思いつつ。
聞いておきながら自分のことを語らないのは
礼を欠いている、と気づいて自己紹介を。
探索班は、戦闘特化の機体が戦闘に入る前に
周囲の状況を探ったり
逆に戦闘終了時に、戦場後を調べたりする班。
敵との遭遇も想定されているため最低限の
戦闘機能も搭載されていたけれど……
今はもう使うことはできない。］
アンドロイド ウキクサ
アンジェ、答えてくれてありがとう。
私はウキクサ、という名を貰っています。
遊び相手を探していたところです。
［手元のトランプを見せながらそう言って。］
アンドロイド ウキクサ
あなたは……真面目ですね。
私と違って。
それとも、掃除が好き？
［任意のタスクをこなしている訳を聞こうと。
もし特にやることがないから、なら
遊び相手になっては貰えないか、なんて
思惑も少しあったりする。
遊び相手にはならなくとも、
この施設にいる私と同じ立場のヒトモドキ。
興味を引かれないわけはなかった。］**
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