星狩りの国-暁の街-


22 【完全RP村】機械人類は、蒼穹の空の夢を見るか


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自称穴掘り屋 ズィー

ーヌルちゃんとお茶会ー

[ヌルちゃんが尋ねてきた時、オクリビちゃんや穴掘りを手伝ってくれる石のにーちゃん、週1でパンを持ってきてくれるオネストおじちゃんはいたかな。

声をかけられれば、パッと笑って]

 ヌルちゃん!!
 来でぐれだんだな!

[それはそれは本当に嬉しそうに、ツルハシを置いて駆け寄った。
彼女はいいものを持ってきたって言って、紙袋をくれた。

中身はパンと缶詰。それと]

 クッキー?
 っで、甘いやつだべな!!

[前はばんざいで、こちらの手を握られちゃったけど、
今度は彼女の手を握れたかな。握れたなら、よくオネストおっちゃんとパンを食べてるところに案内して、]

(577) DomanjiMarch 2024/06/30(Sun) 21:41:32

赤い悪魔 フィジシャン

[>>509>>510>>511>>512>>513
落ちた彼女の視線に、何か見当違いの事を言ってしまったのだろうかと、笑みを忘れ暫しの無言。
葬儀屋を名乗った事が無い事、独りぼっちを連れて帰って行ると言う事、わたしは独りぼっちでは無いという事。
わたしは彼女の庭に入る必要はない、何故なら帰る場所があるから。
そうだなと頷き、次の言葉を待つ。

そうしてもう一度『わたし』が欲しいと告げられる。
身体ではなく、と付け加えられた上で。
つまり、それはどういう事だ。]

 つまり、全部、と……?

[その全部とは、何処まで含まれるのだろう。
困らせたいわけではない、我儘でごめんなさい、そんな言葉を聞きながら黙って考える。彼女の言葉の意味、わたしの答えに満足が行かなかった、嬉しそうとは言えない様子。
そうしてじわじわと理解するのだ。彼女自身でも説明が曖昧な、何となくの意味と言う物を。]

 ――…、

[恐らく自覚の無いであろうソレに薄っすら気付けば、口元に手を当て、下を向く。
テーブルの上、ほんの少しだけ残った紅茶が、ティーカップの中で揺れている。]

(578) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:44:09

赤い悪魔 フィジシャン

 (これは、好意、)

[好意には違いないだろう。けれど好意にも種類と言う物が在る。
親愛、友愛、執着、慈しみ。
子供の言う事だ。親しみや憧れか、兎に角何かの感情が自分への執着と混ざり、どうしていいのか分からなくなっているのではないだろうか。
そう言った言葉できっと誤魔化せる。

…誤魔化すとは、いったい何を?
駄目だ、それは良くない。
『わたし』が欲しいという言葉を、曖昧と流してしまってはいけない気がする。

友愛とは異なる感情、つまりこれは、今わたしは。]

 (――愛の告白を受けたのでは)

[何となく、一番しっくりくる。
恐らく自覚無し。けれど何かしらの我儘だと理解する程度には、この子は執着を自覚している。

心臓が欲しいとヌルは言う。残しておいてねと、笑っている。
けれどその笑みは何処かぎこちなく、本当に欲しい物は別にあるのだと、容易に察せられた。]

(579) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:44:37

赤い悪魔 フィジシャン

[今誤魔化せば、わたしはヌルにとって「若い頃の、心の小さなひっかき傷」で居られる。
距離は曖昧となりつつも、友人同士の関係を維持できる筈だ。

無論、わたし自身の心も適当に誤魔化して。]

(580) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:44:59

赤い悪魔 フィジシャン



[待て、わたしはわたし中の何を誤魔化すというのだ。]

(581) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:45:20

赤い悪魔 フィジシャン

[席を立つと、ヌルの隣まで歩き、片膝を折る。
彼女の顔を見上げる視線の高さで、じっと顔を見つめる。

わたしは何だ?この子をどうしたい?
自分にとって親しい人間はいくらでも居る。沢山、本当に沢山。中には自分を嫌う者も混じっているが、それ等は全員まとめて「いずれ壊す物」と言う1つの箱に収めてある。
けれどもヌルは違う。
この子だけの特別な箱。他者の納まる場所とは完全に隔離された位置に居る、一人の少女。
わたしはこの子をどうしたかった?

考える。
わたしの中にある得体の知れない「良心」は、どうしてこの子だけに反応するのだろう。

どうしてあの時、二人の関係を口にする事を、アリシアに黙っておきたかったのだろう。>>1:190>>1:191
組織や自身の何もかもを洗いざらいぶちまけたというのに、伏せた上で「脅威は無いと思いたい」と、対峙する事自体を避けようとした。>>1:197
何故?何故だ?

――どうして?ヌルは他者と、どう違う?
壊したくないと思うのは何故。きちんとした笑みを向けるのは何故。
わたしが欲しいと言われた際、ほんの少しでも嬉しいと思ってしまったのは何故。
彼女が欲しがった、わたしの心臓が跳ねたのは何故。]

(582) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:45:34

赤い悪魔 フィジシャン

[思えば「愛」と言う物を本当に理解したことは一度も無かった。
誰もがわたしを見なかった。
他者がわたしに求めて居たのは「危険な人間」という情報だけ。そう言う属性が好きな者達が、男女問わずわたしと言う存在に寄りかかり、愛していると囁いてくる。
自分はそれを受け入れ、暫く行動や生活を共にし、その後相手を壊す。その者は裏切られたかのような顔をするか、もしくは嬉しいと歓喜する。
自分はそれを良しとし、行為に快感を覚えるものの、関係はそこで終わり。
大した思い出にもならない一時の関係性、それが自分にとっての「恋人」なる立ち位置だった。]


[けれどヌルは絶対に、そんな存在などではない。]

(583) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:45:52

赤い悪魔 フィジシャン

 (わたしの、彼女に対する好意は、)

[何かもっと特別な物。
それこそ、彼女と同じように無意識な何か。
彼女になら何を差し出してもいい、何でも持って行けば良いと言う、友愛でも無い何か。]

 (……恋?)

[今更になって自覚する。
今まで気づけなかった、自分の中にあった「良心」の正体。]

 (わたしはこの子の事を、愛している?)

[無性に、自分を欲しいと言ったヌルの事を、わたしも欲しいと、そう思った。]

(584) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:46:10

赤い悪魔 フィジシャン

[まじまじと、ヌルの顔を見上げる。
此方を見つめ返していても、そっぽを向かれていても気にしない。
けれど此方を向いてくれたら嬉しいと思う。

今手を伸ばせば、きっと後戻りできない。
それは彼女の言葉も、自分の心も、両方受け入れると言う事だから。
それでも、わたしは手を伸ばす。
恐る恐る、彼女の手を取り、優しく握る。

彼女は大人しく受け入れるか、それとも拒むだろうか。
自分の機械の腕の方が彼女よりも力が強いだろうが、振り払う事は容易であろう。]

(585) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:46:20

赤い悪魔 フィジシャン

 いいよ、心臓を持っていきなさい
 きちんと残しておいてあげるから

[それだけは人工物と差し替えず、最後まで生身のままと残しておこう。
絶対の約束だ。]

(586) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:46:30

赤い悪魔 フィジシャン

 ……それと、わたしも持っていきなさい
 死んだ後などではなく、今直ぐに

[私の心ごと、全て持っていくと良い。]

 だって、欲しいのだろう?

[わたしは何時も通り、きちんと笑えて居ただろうか。
心なしか、表情金が少しぎこちなく感じる。]

(587) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:46:50

赤い悪魔 フィジシャン

[自分はヌルよりずっと早く死ぬ。きっと惨い最期を迎えた上で。
わたしは、寿命で穏やかと死ねるような身分には無い。何処かで報いを受けるべきだ。
仮に寿命に至るまで最後まで逃げ切ったとしても、何方にせよヌルよりずっと早く死ぬ。
必ず最後に彼女を置いて行くのだ、彼女の祖母のように。
けれど、けれどもだ。

持って行くと良い、死んだ後のわたしの心臓を。
持って行ってくれ、今生きている、この心臓こころを。

半場押し付けるそうな感情であったが、わたしはそれで構わない。
何故ならば、何時も勝手と振舞うのが自分であるから。]

(588) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:47:42

赤い悪魔 フィジシャン

 けれどね、その代わり、
 わたしにも欲しい物があるんだ

 どうしても持っていきたい

[わたしを持っていくであれば、わたしにもくれないか。]

 わたしはヌルが欲しい
 体やパーツの話ではなく、丸ごとだ

 欲が深いからね、
 全部持って行きたいのだけれど

[1つだけなんて選べない。
だから自分が死ぬまでずっと傍に居て欲しい。]

(589) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:48:10

赤い悪魔 フィジシャン

 構わないかな

[君の一生をわたしにくれ、壊さずずっと大切にするから。
わたしが先に死んでも心臓を渡すから、だから一生傍に置いて置いてくれ。
絶対に心の小さな引っかき傷でなんて終わらせない。彼女の人生に爪痕を残さんと、言葉を紡ぐ。

困ったような笑みを浮かべてしまったが、卑怯とは言わないでくれ。
わたしは、わたしが今口にしている全ての言葉が恐ろしい。
拒まれたらどうしようと、不安を抱く自分が居るから。]

(590) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:48:20

赤い悪魔 フィジシャン

[他者を害す事しか知らないわたしの人生。
人の破滅が、絶望が欲しい。それだけあれば何も要らない。
だけれど、君だけは別らしい。]

 ……本当は恋愛感情から説明した方が
 良いのかもしれないけれど

[けれどその説明の時間すら惜しい。
好きだと言うのは簡単だけれど、率直に言えばこうだ。]

 今直ぐに、君の全てが欲しい

[その体も、わたしを欲しいと言った言葉も、心も。
真剣な表情で、真っすぐと見つめる。
どうか、何もかもを私にくれ。*]

(591) mzsn 2024/06/30(Sun) 21:48:40

自称穴掘り屋 ズィー

[用意してくれたお茶は、とても冷たいお茶。
受け取ったら、ごくごくって飲んで、ぷはっーと息を吸う]

 だぐさん動いた後の、つめてぇの
 こんなうまいんだな!!

[すごく美味しくて、ごくごく飲んでしまって。]

 ありがとだべ!
 あ、でもな。大丈夫かもしれねぇべ!

[もし盗ろうとするコがいたら、という話で、「ヌルから貰った」って言ってねって言われたら、少し考えて、そう答えた]

 あのな

[彼女ももしかしたら、目撃したかな。その理由を教える前に。
その姿を見たら、彼女はどう反応するかな。]

(592) DomanjiMarch 2024/06/30(Sun) 21:53:23

自称穴掘り屋 ズィー

 石のにーちゃん、
 小さな王様は、穴掘り手伝っでぐれてるんだべ!

[そう言って、彼女とみんなで
お茶会っていうんだって。

みんなで集まって、美味しいものを食べて。
ささやかなお祝いをしてくれた。

おいしいお菓子やお茶だけじゃなくて、
このみんなで、一緒に話せるこの瞬間。

ささやかなじゃなくて、
自分にとっては、すっごく嬉しい、楽しいんだ。

まだまだ、小さな穴掘り帝国。
少しはみんなが望む国に近づけてるかな**]

(593) DomanjiMarch 2024/06/30(Sun) 21:53:29

夜の女王の アリシア

[ありえるかもしれない未来の話。

機械の私を気味悪がらず、恐れる事もなく。
たくさんのお客さんが、私を受け入れてくれて。

やってくるお客さんは千差万別。
甘いものが好きな常連さん、酒癖が悪いけど優しい常連さん。
陽気でいつも自由に生きている、変わらない変わる人。
眩しい女王様とその第一の臣下にしてアイドル。
もしかしたら、少しヘンテコな太陽の彼もいっしょに来たりするかもね。
共通の知人を持つ、最近親しくなったあの人。
そして、唯一無二の彼女。

たくさんの別れが私を待っている。たくさんの変化が私の前に降りかかる。
それでも──変わらない物もある。たとえばこの宿から、今を知る人が私以外にいなくなったとしても──

私は知っている。
この幸せを覚えておこう。それがきっと不変の物が持てる、たった一つの、特別な役割。
それがきっと、私の幸せなんだと思う。**]

(594) Laika 2024/06/30(Sun) 21:56:07

天の声(村建て)




[今日も明日も明後日も。

この国は何一つ変わらない。

互いに争い、互いに喰らう。

女王は君臨し、その生命を世界が狙う。

みんなみんな代わりはしない。ただ一つを除いては。



機械化人類は、蒼穹の空の夢を見る。
平和になった、玉座を夢見る。

そんな世界が回ってる**]

(#16) 2024/06/30(Sun) 21:59:19

『伯爵夫人』 ページボーイ




あーーーー!もういそがしいいーーーー!!!**

(595) 眠羊一号 2024/06/30(Sun) 21:59:51



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