21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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でも。
もしそう見えたのなら、それは
この船で出逢った人たちと
たくさんお話し、考え助けられた結果では
ないかと思いますよ。
[彼女はとても謙虚な女性だ。その言葉は人を傷つける事など決してないのではと思えるほどに、柔らかい。真綿のようにふわふわとしていた。]
…ええ。ドロシーは生前のスイッセスを
とても素敵な伴侶であったと言っていました。
「大好きなおとうさん」と。
…息子がいると、妻は夫の事をお父さんって
呼びますからね。
(293) 2024/06/03(Mon) 20:26:24
…リーンさん。
良かったら、貴女のご家族のお話、
もう少し伺っても?
楽しかった思い出を教えてください。
好きな食べ物や、一緒に見た映画でも…なんでも。
[そんな他愛ない会話をしたいと考えたのは、私がドロシーや生前のスイッセスについても少し話してみたいな、雑談をしたいな、と思ったからで。
そうして私たちはもう少し共に緩やかな時間を過ごせたであろうか。
この船で過ごす最後の夜の過ごし方として、
優しい刻が、宇宙のようにどこまでも、どこまでも広がっているような気がした――。]**
(294) 2024/06/03(Mon) 20:27:26
曇硝子 スイッセスは、メモを貼った。
(A82) 2024/06/03(Mon) 20:28:55
ー バーにて:シャムと ー
[ゆるりと進む彼との会話は、
暖かなぬるま湯にゆったりの身を浸すような感覚がある。
自分より長く生きているぶん、
自分より遥かに多くのものに慣れてきたのであろう。
男の見解を語るまでもない。彼の顔や雰囲気にある貫禄は、彼が彼自身の旅をずっと続けていたことを表していて…その中で得てきた『慣れ』は、数えられないほどにあるのだろう
…けれど、やはり。
ほんの僅かな間だけ息をつまらせた彼に、>>283
少しばかりの思考・分析。]
(295) 2024/06/03(Mon) 20:34:03
…そうですね、とてもとても楽しみです。
家族と再会するのが…
優しい、に該当するかはわかりませんが、
それでも、これは良いことなのだろうとは思います
[男は、笑う彼に一度クスクスと同じく笑ってみせる。
しかし、少し目を細めるようにして前を向くと、
少しばかりの淡々とした言葉。]
…自信はありませんけどね。
これまでの人生、諦めてばかりでした。
…私の『終着駅』がまだ先にあると知って…
幸せな終着点にいつかたどり着けるだろうかと、
考えるべきことがたくさんあって…
……けれど、少しだけ…
扉に手を伸ばしてみようと思ったから
(296) 2024/06/03(Mon) 20:40:41
[多分だが…>>286と、
言葉を切った彼の心はなんとなく察しがつく。
彼は旅をしている。この航行のことではない。
もっと途方もなく大きな旅を、今までもこれからも
男の終着点とは違う方向を向いていることが分かる。
過去のことは振り返るな、とも
ここまで来たのに勿体無い、などとは言わない。
惑星間の移動ごときでは、きっと足りはしない旅路に]
…どんな場所に流れ着くのであっても
貴方が心から終着駅だと思う場所が、
きっと貴方にとって必要な場所なのでしょう
[*セックス・オン・ザ・ビーチ*を注ぎ、カウンターを滑らせ彼へと届ける。
これからも、旅を続けるだろう彼に]
(297) 2024/06/03(Mon) 20:49:19
(298) 2024/06/03(Mon) 20:50:43
[……バーは静かな時を告げる。
寡黙な男は、カクテルを飲み干し、
しばらく静かにそこにいただろう。
雑談等を交えながらも、
かちりこちりと針をすすめる時計の音が静まったとき、
男はそっと席を立つ。
彼の旅路とは別の方に、歩むように**]
(299) 2024/06/03(Mon) 20:54:03
─夜・通路にて─
[わたしの笑顔が陰らないように、と願ってくれるスイッセスさんに、わたしも感謝の気持ちを述べましょう。>>292
スイッセスさんから見たわたしが優しく穏やかに映ったように、わたしから見たスイッセスさんもそのように映って。……それは本当に、まるで人間そのもののように。
だから生前の奥様のことを、「大好きなおとうさん」と呼ばれた過去のことを話すスイッセスさんの言葉に、暖かな気持ちになりながら、目を細め話を聞きました。]
素敵なご夫婦だったんですね
[お子さんの話も、奥様のことも、それ以上は聞きません。でも、彼らが素敵なご夫婦だった、それだけで十分なのです。]
(300) 2024/06/03(Mon) 20:55:42
…わたしの?
[スイッセスさんは家族の話が聞きたいのだといいます。
…拒むことはありません。スイッセスさんに話したのは、きっと15歳よりも昔のこと。まだ父も母も姉も揃っていた時の話。家族四人で行った場所、見た映画、食べたもの。一緒に母と姉とよくクッキーを作った思い出ももちろん話します。
もしも、そんな他愛ない話の中に、なにかスイッセスさんさんとの共通項を見出して、彼が奥様との話を聞かせてくれるのならば、遮ることなく話を聞いたと思います。
きっとそれは穏やかで、静かな時間でした。もう間近にホワイト・マーブルは迫っています。
一段と白く宙を彩るその星で、……いつか。今話した「思い出」と同じくらい大切で、かけがえのない「出会い」があることを、わたしは、…願って。 **]
(301) 2024/06/03(Mon) 20:55:48
父親 ツァリーヌは、メモを貼った。
(A83) 2024/06/03(Mon) 20:56:27
ふたり旅 リーンは、メモを貼った。
(A84) 2024/06/03(Mon) 20:58:11
[私は少し背伸びをして、キラキラの世界へ足を踏み入れる。
そこでは、スーツを着た私はとても場違いに感じるのだけれど、いっとう素敵な物を選びたかったから。
ここならそれを、叶えてくれるはず。]
(302) 2024/06/03(Mon) 21:27:14
― 最終日:アクセサリーショップ ―
[そこは、ショッピングモール内にある煌びやかな店舗。
地球やその他惑星で採取された貴金属、天然石、小さな宝石で構成されたネックレス、ブレスレット、ピアスの類が、壁や棚を埋め尽くしている。
デザインは最新の流行からフォーマル、ヴィンテージ混じりな物まで様々で、何処を見て良いのか分からなくなる程の輝きで溢れていた。
私の足は、自分でもなんとか手が届く範囲の値段に設定された棚へと向かう。
ゼロが1つ所か2つも多いソレの横をおっかなびっくり通り過ぎながら、眺めるのはネックレスが並ぶ区域。]
――えっと、
[どうしよう、来たは良いけれど分からない。]
(303) 2024/06/03(Mon) 21:28:18
[棚の前、困った顔でまごつく私の横に、すかさず店員のお姉さんが登場する。
「お困りですか」と言う言葉に、ハイと小さく、素直な返事を。]
あの、
ピンク、の石が付いたネックレスを
人に贈りたいんです、けど…
[何とか絞り出した言葉に店員さんは笑みを浮かべ、「こちらです」と私を棚の一角へ案内してくれた。
凡その予算を伝え、言葉を交わしながら品を選んでいく。
これは少し大粒。
これは今風じゃない。
これは完全に予算オーバー。
幾つもの品を吟味し、
最後に自分で選んだのは、タフィーピンク色の、小粒のガラスネックレス。
透き通ったそれはどこか飴玉にも似ていて、シンプルなペンダントトップデザインと相まり、何処か柔らかな印象を抱く。
細いチェーンからなる金のショートネックレスは、今にも千切れてしまいそうなドキドキを与えるけれど、主張が激しい物はきっと邪魔になってしまうから。
そんな、贈る相手の事を一生懸命考えながら選ぶ時間は、とても楽しい物だった。]
(304) 2024/06/03(Mon) 21:29:15
[大人の女性が身に着けるに相応しい品の為、バイト代を貯めた自分なりにそこそこの奮発をしたものの、大人には全然手が届かない。
私がもっと大人で、しかもお金持ちであったなら、いっとう美しいレッドベリルとかを贈るのに……。そんな考えが首を擡げるも、それはあまりにも重すぎる!と、小さく首を振って思考を何処かへと追いやった。
小さなそれは、小さな白い箱に納まって。
箱と同じく白いリボンを結んで貰い、メッセージカードを添えれば、ほら、とっても素敵なプレゼント。
店名が入った紙袋を受け取れば、特別な高揚感を覚えた。
ニコニコな店員のお姉さんは絶対何か勘違いをしている気がするけれど、今は特に気にならない。
ありがとうございましたと言う言葉を背に、私は店を後にする。
近くに居たペンギンアンドロイド君に、アクセサリーショップの紙袋を託すと、私は小さく手を振りながら、その背中を見送った。
自分で手渡すのは、少し気恥ずかしくて。]
(305) 2024/06/03(Mon) 21:30:02
[ペンギンアンドロイド君に託したソレは、アーネスト師匠宛。]
『とっても嬉しい贈り物、
有難うございました。
ホワイト・マーブルに行っても
私、頑張ってトレーニングを続けます。
師匠のかっこいいライダースーツに
似合うアクセサリーを選べたか不安だけれど、
気に入ってくれたら嬉しいです。
大好きな師匠へ、弟子より』
[シンプルな白いメッセージカードにグリーンのインクで綴られた文字は、少し緊張していた。
けれど、伝えたいことは全部書けたから。
子供の背伸びの品、喜んでくれると嬉しいな。*]
(306) 2024/06/03(Mon) 21:30:46
一人旅 レットは、メモを貼った。
(A85) 2024/06/03(Mon) 21:32:36
― バー ―
[一見不愛想な彼が、笑いながら家族との再会がどれほど楽しみかを語る。>>296
こちらもその姿に思わず穏やかな笑みが零れる。
自分には妻も子もいない。
ずっと好きだった人は居たし、同じ主人に仕える仲間の子どもの面倒をみたことは数えきれないほどある。
けれどもこうやって伴侶を、血の繋がった子を得る機会はついぞなかった。
彼女が亡くなった後暫くは、少しだけ人のこのような話を聞くことが辛いこともあった。
あと少しの遠慮がなければ、自分にもこのような人生があったのかもしれない、と思うことがあった。
けれどもやはりそれを癒してくれたのも、主人に、仲間たちに、その子どもたちだった。
妻と子を大事にしようとする目の前の彼の姿は、彼らの姿と重なって、どうにも愛しかった。]
(307) 2024/06/03(Mon) 21:48:58
まいったな
[彼がこちらにカクテルを滑らせる。
そして、一緒に向けられた言葉>>298に思わず前髪を掻いて呟いた。
どうやら、自分の考えはそれなりに彼にはお見通しらしい。]
あんたもな、パパ
良い旅を
[うまく手元に収まったカクテルを、彼に向かって軽く持ち上げそう言った。
暫くの後、ツァリーヌの手元には、バーテンダーから小さな燻製ナッツの盛り合わせが届けられるだろう。
カクテルのお返しだ。
そのまま少し離れた場所で、お互い何かを思って飲み続け、彼が席を立った暫くの後、自分も席を立っただろう。]**
(308) 2024/06/03(Mon) 21:51:15
[誰かに贈る物をする事自体は初めてでは無い。
けれども、こういった店に入るのは初めてで、何なら母さんにもアクセサリーなんて品を送ったことは無い。
アクセサリーショップ店員さんのニコニコの理由は、この贈り物は恋人宛だろうと言う勘違いから来る物だと思う。>>305
けれどいつか私も、本当に恋人にアクセサリーを贈る日が来るのだろう。
もしくは、一緒に選びに来るのだろうか。
贈られる側なのかもしれない。
そうして、スーさんから聞いた恋の話を思い出した私は、急に熱を持った頬を両の掌で押さえながら、ショッピングモールの道端、おろおろとするばかりであっただろう。
たすけて、スーさん!>>267>>268**]
(309) 2024/06/03(Mon) 21:52:12
有象無象 シャムは、メモを貼った。
(A86) 2024/06/03(Mon) 21:53:27
――ショッピングモール――
[ガッシャアアアアアアン!
砕け散る硝子、私は両手で顔を庇いながら店の硬質硝子に思い切り体当たりしそれを割り、中に飛び込んだ。着地すると同時、くるりと華麗に身を翻してその場にすっくと立つ。
スイッセス・サン、推参ッ
そして、怯えた様子のレットに手を差し伸べた――。]
(310) 2024/06/03(Mon) 22:12:31
[というようなシーンはない。残念ながら。現実にどうであったかといえば、それは少し時間を遡って解説しよう。]
(311) 2024/06/03(Mon) 22:13:02
[私は自室にて荷物の整理をまだ続けていた。
荷物がパンパンだ。パパンがパンだ。これはもう一つ小さな鞄があった方が良いような気がする。
アーネストのサインやカラントのスケッチを綺麗に余裕を持って入れるには。
確か、船内にはショッピングモールがあったはずである。
思い立ったがなんとやら、私は腰を持ち上げて自室を後にした。]
(312) 2024/06/03(Mon) 22:13:17
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