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21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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[男の質問は、当然ながら不躾で無礼なものだったろう。
お前には心があるのか?なんて、聞かれる側からすればドキッとするものだ。ましてや、家族にまでその存在を疑われていたとなるとなおさら…。
…しかし、その老人はどこか拙いながらもその心のメカニズムを教えてくれる。プログラムが先か感情が先か。彼にとっては、感情は自然に生まれ出るということ…>>339>>340>>341>>342]
…そのように認識すれば、とっさの判断のとき、
より『オリジナル』に近い反応をすることができるだろうな。
何かを模倣するとき、最もいい方法は、
自らがそうであると思いこむ暗示の手法だ
それと同様の理屈であるならば…理解できる。
[そのように、男はスイッセスの言葉に納得したようだった。
同時に、アンドロイドのAIができていることが、おそらく自分にはできていないということもなんとなく把握した。つまり、何かの共感に必要な『思い込み力』が足りていないのだ]
(354) 2024/06/01(Sat) 23:40:27
![](img/flag.png)
さすらいのライダー アーネストは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A71) 2024/06/01(Sat) 23:42:24
(355) 2024/06/01(Sat) 23:42:35
![](img/flag.png)
[実物を持って来たのは正解だったみたい。
持って来たのは私に合うように作られたものとはいえ
すごく特殊なサイズというわけでもなかったと
確認すればわかる話。
それはさておき。
目の前の彼女も好き、は分からないらしい。]
好きかどうか、って難しいね。
流行、って言うのかしら
そういうものはこの船に置いてあった雑誌で
少しだけ見てみたりもしたのだけれど。
(356) 2024/06/01(Sat) 23:49:19
![](img/flag.png)
[どう?似合ってるでしょう?と言わんばかりに
自信満々に素敵な服を着るモデル。
その姿が自分とかけ離れたものだったからか
あまり見てもピンとこなくて見るのをすぐやめた。
眩しかった。
これが自分だと主張しているように見えて。]
(357) 2024/06/01(Sat) 23:50:26
![](img/flag.png)
黒に金色の髪が映えるし、緑の差し色も素敵ね。
……でも、なんだかあなたは満足していないみたい。
[そう見えてしまうってだけだから
そんなことないって言われたら気のせいかしら、と
付け足すのだけれど。
……好きなものが分からない私達。
まさか選ぶのも苦手だとは知らないけれど
似た者同士かもしれないな、なんて。]
(358) 2024/06/01(Sat) 23:50:44
![](img/flag.png)
そうね、いつもは淡い色が多かったから…
紫、とか。明るいオレンジも試せたら素敵だわ。
[ここにはもう、理想を押し付けるあの人はいないから。
これじゃなければ似合わないと服を選ぶあの人は
―――もう、いないから。]
(359) 2024/06/01(Sat) 23:51:06
![](img/flag.png)
どんな、自分…………。
自由、でありたいわ。
籠の中で独りで歌うのではなくて。
(360) 2024/06/01(Sat) 23:51:21
![](img/flag.png)
自己紹介していなかったわ。
私はドルチェ。よろしくね、レット。
私が案内してもらった後はね。
レットがなりたい自分を探しに行こう。
だって、好きが分からないのは、
お互い様なんだもの。
(361) 2024/06/01(Sat) 23:51:43
![](img/flag.png)
……なんだね、意見があるなら言うように
[ゴーグルを軽くかけてみせたとき、目の前の老人アンドロイドが、明らかに止まったことで>>344>>345、人間マシーンの方は少し怪訝そうな顔で彼を見ていた。
当然だろう。まさか、スイッセスの中で新たなスーツ紳士の爆誕が起こっているなんてことは、堅物頭男には想像も尽きようがないのだ。
想像してみよう。絶海の船の上…
フルフェイスヒーローとカフェマスターが、
敵勢力に囲まれ銃を構えられている…
そこにさっそうと現れるスーツ紳士ヒーロー!
彼は敵勢力に向かって真っ向からこう告げるのだ…
『そんなことをしていていいのか?
貴様らの銃の乱射のおかげであと4分33秒で船が沈むぞ?』
どーーーん!いきなり傾く船…
滑り落ちていく敵陣営…そして颯爽と助けるスーツ紳士…
…ちょっと夢を盛りすぎた気がする。が、そんな姿を…]
(362) 2024/06/01(Sat) 23:51:55
![](img/flag.png)
[ 花が咲いたように微笑んで。]
……不思議。
自分の好き、は分からないのに。
レットに着てみてほしい色はあるなんて。
[私、あなたには空の色のような
水色の服を着てみて欲しいな、って思ったり
春を思わせる薄桃色の花のような色を
纏ってみて欲しい、と考えてしまうの。
私が淡い色と反対の色を選ぶなら。
あなたもそうしてみたらいいんじゃないかなんて。
素人考えだけれど。
何故かな。
似合うんじゃないかと思ってる私がいるの。]*
(363) 2024/06/01(Sat) 23:52:31
![](img/flag.png)
……かっこいい?
[さて現実のスーツ紳士は、普通にスーツ紳士なので、
突然零された賞賛の声に、驚きの声を漏らす。
そう、全く持ってそのような賞賛が来ると思っていなかったのだ
少しキョトンとした顔で、しかし、老紳士が続けた言葉に、少し考え込む素振りを見せる]
……ヒーローになる。か。
私は正直、勧善懲悪物のヒーローの良さはよくわからない。
結局のところ、あれも互いの理屈をぶつけ合った結果、敵をねじ伏せただけに過ぎないとも言えるからだ。
[…ゴーグルを翳しつつ、男はまた一つ思案する。
そして、声を漏らす。]
……人の気持ちを、心から理解したいと思ったのは、思えばこれが初めてかもしれないな…君のように、分析の結果出た反応であるということに気づけないほど、私も思い込めればよかったものだが
[…ヒーローに、今更憧れるなんて、おかしな話と思うだろう?
男は、そういって…『心』を持った『隣人』に心の一部をさらけ出した*]
(364) 2024/06/01(Sat) 23:58:48
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