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21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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安い言い方になるが、トレンド、と言えばそうだね。
参入障壁が高い分、その見返りも大きい。
[どうやら彼は社長をやっているらしい。
ともなればどこかで人伝いに声をかけられた事もあっただろうか、何せこの参入障壁の高さの由縁は研究者の確保にあるのだから。
次の手を待つ間テーブルに置かれた名刺を手に取って眺める。
確か一度依頼があったことがあるが、その時は適任が他にいるだろうと断った。
時を渡るのではなく人を運ぶことを生業とする者の依頼なのだから当たり前だ。]
(17) 2024/06/02(Sun) 01:08:50
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夢を現実へと昇華する。
私の研究者としての価値はそこにある。
そう思っていたんだけどね。
3年前、か。過去に戻りたい気持ちはよく分かる。
しかしどうにも障害が多くてね。
なんと言えばいいか…
今の技術では、貴方が我が子の誕生を目にする頃には貴方という物体がパスタのように細くなってしまう。
ご家族の手前それではあまりに格好がつかないだろう?
(18) 2024/06/02(Sun) 01:10:58
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事業拡大…………ふむ。
[私には夢があると誰しもが語る。私には譲れないものがあると誰しもが口を開く。
だがその一歩を踏みしめ、力を得れば得るほどに夢は無機質な『目的』へと変わっていく、それが人間の力であり性であり、私もまた例外ではない。]
誰かの為に今ある環境を捨てるなど
誰でも出来るような芸当じゃない。
貴方にそこまでさせる奥様の器の大きさが窺い知れる。
[自らのためだけにホワイト・マーブルを目指す私とはまるで違う。
その言葉を素直に受け止めるとしたら、私から言わせれば彼こそが人間の善い姿に見えるくらいだが。]
(19) 2024/06/02(Sun) 01:12:01
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例えば、人と機械の違いとはなんだろう。
人が人であるための要素とは何か。
私は『感情』と考えているがこれも答えはひとつではない。
自らが人間と異なると知った時、
それでも共生を選べる者がどれぐらいいるだろうね。
[その定義は人によって異なるだろう、考えれば考えるほど奥が深い話だが。
少なくとも私は目の前の彼に、それらが備わっているように見えているわけで。
更には自らの生き様も見据えているようにも感じられるわけだ。]
(20) 2024/06/02(Sun) 01:13:11
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思うところは当然にあるのだろうが
少なくとも私は貴方のような人を
立派な人間だと、そう言いたいね。
[彼の生き方に口を挟むなど無礼極まりないだろうが、伝えられた事にはそう返させてもらおう。
彼が特段の意図を持って操作しなければ、チェスの盤面は次第に彼の方が優勢になっていっただろうか。]*
(21) 2024/06/02(Sun) 01:14:13
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─ いつかのスポーツジム・レットさんと ─
[さて、その日も私はペンギンさんなトレーナーの
「良いよ良いよ。キレてるよ!大腿筋が喜んでるよ!」
なんて声に乗せられて限界のギリギリまで頑張っていた。
もう無理、という声も出せない位へとへとにへばって
いつものようにペンギンさんが運んできてくれるタオルを受け取ろう──としたところで、あれ?と思ったのは人の声>>0だったから]
あ……
ありがとうございます、
[いつもお疲れ様という言葉に、自分がいつも体力切れを起こしているのを知られてるという気恥ずかしさを抱くも
差し出されたタオルと親切はありがたく受け取り。
やっと顔を見る余裕くらいの体力が戻れば、彼女もジムでよく見る人だと気付いて]
(22) 2024/06/02(Sun) 01:14:58
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こうしてお話するのって初めてですね。
私、サンシアって言います。
タオルありがとう、助かりました。
情けない話だけど、
いつも動けなくなっちゃうから自分で取りに行けなくて。
[ペンギンさんが届けてくれるより早く渡してくれた彼女にお礼を言って、
レットと名前を教えてもらった後は、顔を見かければ話す間柄になれた。
食堂や展望施設などでも、何度か顔を合わせる機会はあったから、その度に他愛ない会話を交わせただろう*]
(23) 2024/06/02(Sun) 01:15:56
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── キッチン>>1:246>>1:247>>1:248>>1:249 ──
そうか…ご家族とは仲が良いのかな?
[私は幼い頃から独りでいたがために家族の本来ある姿を知らない。少々手探りで言葉を返してしまうことになるのは心の中で謝っておこう。
思い出に踏み込むのではなく、思い出を分けてもらうくらいが今の私にはちょうどいいはずだ。
オーブンから漂う匂いはだんだん香ばしく、しかし私の勘違いか、一つ気になったことがあった。]
バターは使ってないのかな?私の気のせいだろうか。
[だからなんだという話だろうが、もしそうなら何かこだわりがあるのだろうかと聞いてみたくなったのだ。
彼女が空の色を考える前、一言だけ私は間に挟ませてもらっただろう。]
(24) 2024/06/02(Sun) 01:17:26
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小説家 サンシアは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A10) 2024/06/02(Sun) 01:18:07
オズの魔法使いは、結局は自分次第だというお話だと思ってる。
脳みそが無いと欲しがるけれど、そんなものがなくても考えることのできるかかし。
心臓が無いと欲しがるけれど、既に心を持ち合わせているきこり。
勇気が無いと欲しがるけれど、十分な勇気を持っているライオン。
そして……──
「……ぁ、サンシアさん」
主人公のドロシーも、最初から行きたい場所に帰れた。
(25) 2024/06/02(Sun) 01:18:08
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静かなその場所で名前が呼ばれたものだから、>>1:325
いえ、きっと呼ばれなくても話声が聞こえればそちらに向いたのだけれど、
この一週間の間は食堂やカフェを利用していたからか
乗船客の何人かも顔見知りになった。
サンシアさんもそのひとり。
指先で追いかけていた文字を閉じて深く腰掛けていたソファから立ち上がる。
表紙を見せて、これを読んでいたのと、
「懐かしいのを見つけたの。
サンシアさんも、何か探しに?」
返却を終えたところとは気づかずに、
手ぶらの彼女がこれから借りるのかとばかりにそう問いかけて。*
(26) 2024/06/02(Sun) 01:18:18
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そうか。
それなら明後日は答え合わせといこう。
[否という答えに頷きを返して、オーブンの方へと振り返る。
先入観は時として邪魔になるものだと思ってはいるのだが、それでも事象を目にした後、答え合わせをするという彼女の提案に、私もまた少なからず救われた気もした。
しかし彼女の独り言を聞く私の表情が場に似合わず真剣になってしまうことは、彼女には出来れば悟られていないことを願いたい。]
(27) 2024/06/02(Sun) 01:18:18
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[人はしばしば過ちを犯す。
例えば、物事をより正確に図るとすれば、誰が言ったかではなく、何を言ったかで判断しなければならない。
しかしそれが出来る人間が少ないことを私はよく知っている。誰が言っていたからただしい、と。そんなくだらない弁論を何度耳にしたことだろう。]
(28) 2024/06/02(Sun) 01:19:11
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望郷 グリーディアは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A11) 2024/06/02(Sun) 01:19:58
[彼女が出した答えの意図を独り言が紐解いてくれて、腑に落ちた私はそういう考え方かと一人感心をしていたのだが。
クッキーに話題が移ると思わず笑ってしまった。
彼女の言うことが確かにそうだと、思わされてしまったからだ。]
全くもって君の言う通りだな。
確かに君の言うことなら信じてしまいそうだ。
考える前に先ず食べてみればいいのにね。
[彼女の厚意に甘えてクッキーをひとつ、もらえばほのかな甘みにどこか安心感さえ覚えていた。
まさか本当に塩っぱいのかとまだ心のどこかで疑っていたのだから仕方がない。]
(29) 2024/06/02(Sun) 01:21:02
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私が思うに、ステレオタイプは害悪だ。
それを気にしないことを強さというのなら、私は御免こうむりたいね。
まして人にその強さを求めるなど以ての外だろう。
[クッキーを堪能しながら、彼女の独り言を思い返す。
きっとこの話は解決を目指すような話ではないはずだ、が、そのレッテルという悪魔の所業は私もよく知っているせいで我が事のように考えてしまった。]
知らない事よりも、知ったかぶる方が、相手にとっては毒になるともう少し皆には知ってもらいたいところだね。
[形は細かく違えど、彼女もまた同じような苦労をしたことがあるのだというのは伝わっている。だから彼女の言っていた独り言に今更頷きながら、困ったように苦笑してみせた。
こればかりはどうにも、どう受け止めるかという話になってしまいそうだから。あまりいい話ではなさそうだ。]*
(30) 2024/06/02(Sun) 01:23:21
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― とある日のシアタールームでのやり取り ―
俺は戦隊もののほうが好きだな。
[彼女がライダーものに出ているのはしっていたし、そのスタントマンとして活躍しているのも、サンシアほど詳しくその爆破シーンの細かいディティールを理解できていなかったが、それでも彼女の語り口調から伝わる熱と臨場感は理解できた。
ただそれはそれとして]
一人でなんもかんもするってのは大変だしな。
[協力しあって戦うものにも浪漫がある。だとか、荷を背負いあう姿ってのもいいよな。とか色々いったが、その一言に集約されるし、ライダーの良さを語られればそれも間違っていないから同意を示しはしたが、本当の意味でライダーが一人というわけではなくても、背負いこみすぎだとも思って見てしまうのだ]
(31) 2024/06/02(Sun) 01:25:26
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まぁ俺はヒーローに救われなきゃならない存在ってわけでもない。
[アーネストが妹のように可愛がってる存在とも、共に修行をする弟子でもない。
年齢もほぼ変わらずに、背負っている影があろうとそれを踏ませないぐらいに肩の力も抜けている。]
アーネストは騒がしくて、寝てるの邪魔して、熱くクレイジーに難儀で修行好きなスタントマン。
気が合うことを喋って気遣わずに過ごして、体に悪そうなジャンクフードも一緒に食って、そんな関係なほうが、俺の我儘は叶うんだが、アーネストにとってはどうなんだろうな。
[問いをむけたアーネストはどう思うだろうか。
ただだらだらと時折あって喋っていても、特筆する関係性を築き上げるものでもなく優先しあう熱もない。だが無視しあう冷たさもなく傍にいれば自然と言葉を交わす。
一緒にいれば筋トレをしたり映画をみたり酒を飲む。そうやって過ごした間柄だと自分は思っていたためそう言うのであった。*]
(32) 2024/06/02(Sun) 01:27:41
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夢想家 コラーダは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A12) 2024/06/02(Sun) 01:28:41
渡航者 カラントは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A13) 2024/06/02(Sun) 01:28:58
夢想家 コラーダは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A14) 2024/06/02(Sun) 01:29:17
[朝食を終えれば今日もスポーツジムにいく。
日課のそれも今日で最後と思えば辛くは…………やっぱり辛いんだろうが、喋っていた面々もよく集っている
あえれば挨拶なりなんなりができるだろう**]
(33) 2024/06/02(Sun) 01:31:54
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─ 図書室 ─
[私が呼んだ声は彼女の耳にまで届いた。
顔を上げたグリーディアさんに名を呼ばれたので>>25
こちらから近寄りつつ、手を振って]
こんにちは、お邪魔しちゃってごめんなさい。
何か面白いものでもあった?
[問いかければ、彼女が読んでいる本の表紙を見せてもらえて>>26。
一人の少女が家に帰る為、
道中に出会った仲間と絆を深めながら魔法使いの元へと向かうその物語は
Long long time agoでも補えない程古くから愛されてきたもので]
(34) 2024/06/02(Sun) 01:41:41
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本当だ、懐かしい。
小さなころ、読んだなぁ…
もう明後日には降りるから
借りてたものを返しに来た所なんだけど、
私もちょっと久しぶりに読みたくなっちゃうな。
[グリーディアさんの持つ本そのものでなくとも、
少年少女が冒険をする物語は今昔問わず数多にあるものだ。
先日カラントに話した通り、
船内で片付けようと予定していた仕事の目途はついたから
何か借りるのも良いかもと笑って合槌を打った*]
(35) 2024/06/02(Sun) 01:41:51
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小説家 サンシアは、メモを貼った。 ![](img/memo.png)
(A15) 2024/06/02(Sun) 01:43:42
── スポーツジム ──
[汗を拭きながらサンシアとベンチに腰掛けつつ。>>3
連絡先を交換した後、少しからかいすぐに話題を変えた。
……もしかしたら、心のどこかで、アタイが消える未来を想定して、無意識にそんなコトを口走っていたのかもしれない。
「自分が犠牲になっても妹を助けるのだ」と。
本の話題を出せば気を使って色々言ってくれる。>>4
なら今は本の専門家の意見に従おうか]
ン、わかった。苦手だったら中断するよ。
でも面白いと思うんだけどなァー。
アタイ乙女心より漢のロマンとか分かるし。
[「いつか王子様が」より「いつかヒーローが」派だ。
まるでキノコとタケノコのような違いだが]
(36) 2024/06/02(Sun) 01:59:53
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