21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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――そして――
[数日後、私は借りた小さな部屋に居を構えていた。
就職先はすんなりと決まったし、新しい生活が始まる事となる。
新しい仕事はとある老人ホームでの給仕と清掃、老人たちの身の回りの世話だ。私の生活費をさっぴいた賃金はマイケルに送金される。
私の記憶は……そのまま、消されずに、在る。
あの後、マイケルは私にこう言ったのだ。
『お前の中に父さんがいるのなら、母さんも一緒にいさせてやらないと可哀想だ。だから、記憶の消去はしない。そのかわり今すぐこの家を出ていってくれ。
じゃないとまた、泣いたり怒ったりしてしまうから。』]
(57) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:23:05
[『ほら、さっさと行け。
…行けよ、父さん。』
彼自身がもう父親であるし、子供という歳でもない。
だから私を親と思っても甘えたりは出来ないのだろう。
記憶の消去をしないと宣言した彼はどこか晴れやかな顔をしていた。
そして、最低限の荷物を持って出ていく私を見送ってくれたのだった。
こうして私はホワイト・マーブルでの新たな道を歩むことになる。
スイッセス・サイフォンは故人の名前だからもう使う事は出来ない。
代わりに私は新しい名前で生きる。
スイッセス・サンとして。]**
(58) CClemon 2024/06/04(Tue) 13:24:12
―― 最終日の夜・レットへの手紙 ――
[アタイは一日の終わりにレットへの手紙を自室で書く。
早ければレットが寝る前に、遅くても明日の船を降りる前にはレットのもとへと届けられるだろう。
白地にレースの縁取りがされた上品で女性らしい便箋。
愛弟子が背伸びしてプレゼントを選んでくれたように、
アタイも少し背伸びして大人の女性らしい便箋を選ぼうか。
ホントはこんな上品なの使うの初めてなンだけど。
背伸びしすぎかねぇ、なんて少し苦笑しつつ。
相変わらず一文字ずつ丁寧に文字をしたためよう。
(学がないからこそせめて字は読みやすくキレイに、
そーしないとアタイの気持ちが伝わらないからね)]
(59) sakura-mochi 2024/06/04(Tue) 15:59:35
[そうして届ける愛弟子への感謝の手紙
『大切な愛弟子レットへ
すごくクールなネックレスをありがとう。
どんな高い宝石よりもアタイはこの石が好きだよ。
だってレットの愛情がいっぱい込められてるからね!
実はアクセサリーのプレゼントなんて初めてでサ。
驚いたけどすごく嬉しかったよ。
これからも大事に身に着けさせてもらうからね!
アーネスト師匠より』
書き終わればペン子に手紙を託してその背を見送ろう]
(60) sakura-mochi 2024/06/04(Tue) 16:00:29
会えてたらお礼のハグして頭を撫でてやりたかったンだけどネェ。
ま、仕方ないか!
[会えなくても愛弟子の笑顔が目に浮かぶようだったから。
今はそれでもう充分すぎるほどだ。
窓の外に見えるホワイト・マーブルを眺めつつ、
胸元で煌めくタフィーピンクを指先で撫で
愛弟子の未来が明るいものであるよう願うのだ。**]
(61) sakura-mochi 2024/06/04(Tue) 16:04:27
――自室(過去軸)――
[お互いに勘違いをしてしまう、すれ違う事はよくあることだ。私は急いでいた訳ではない。ただ、アーネスト側に火急の要件があると思い込んでしまっていたのだ。
そして律儀な彼女は私の為に一刻も早くと馳せ参じてくれた。
いつだってヒーローは、呼べばすぐ駆けつけてくれる。
ノックに応えて私は扉を開く。そして――
息を飲んだ。
私の反応の理由を賢い彼女はすぐ察したのだろう。
続く言葉は照れを滲ませて。その頬が桜色に染まっているのを私は見逃さない。
顔を臥せるように下を向いたって、私はちゃんと視界に捉えた。
ふ、と肩の力を抜き。]
(62) CClemon 2024/06/04(Tue) 18:05:53
……いらっしゃい、アーネストさん。
とてもお似合いですよ。
――美しい。
妻の花嫁姿を思い出しました。>>40
[純白は彼女の潔癖な心のようであるし、そしてウェディングドレスを彷彿させた。
胸元に飾られたネックレスもほんのり咲いて白を引き立てる。]
さあ、入ってくださいね。
どうぞ。
(63) CClemon 2024/06/04(Tue) 18:06:21
[私は身を引いて彼女を招き入れる。船室はVIPルーム(もしかしたら社長さんが利用しているかも?)以外は同じ構造だろう。
それでも彼女は珍しそうにきょろと、そわとする。
足取りは宙に浮いているようだ。
無重力をさ迷うように。
彼女は私が飾っているサインに気付いたようだ。
弾む声に喜びが滲んでいる。]
ええ、勿論です。
毎日眺めていましたよ。
ホワイト・マーブルで私がどんな住居に住むのか
まだ決まっていませんが、
その部屋にも必ず飾りますね。>>42
(64) CClemon 2024/06/04(Tue) 18:06:45
[眺めるだけで元気の貰える魔法の色紙だ。お礼を重ねたいのは私の方なのだが、彼女は何故か律儀に頭を下げる。
その腰の低さこそ、彼女の人としての美徳だ。
ヒーローでありながら偉ぶるそぶりは全くない。
むしろ弱き者とも、他人とも同じ目線に立つ人。
…その人格は私をまた魅了する。
おまけにこの美しいドレスだ、一体彼女は私をどうするつもりであろう?
魔法を掛けられてしまうのは、私なのか?]
(65) CClemon 2024/06/04(Tue) 18:06:58
いえいえ、これは私の宝物ですからね。
飾るのは当たり前なのですよ。
もし何か辛いことがあっても、
このサインを見るだけで私は
立ち向かう勇気を貰えそうですからね。
…ああ、そんな。
あの手紙だけでも十分嬉しかったのですが…
貴女が悪い男を退治し、
ビューさんを無事に救い出し、
二人で珈琲を飲んでくれたなら、
私はそれだけで満たされたのですが。
でも…
(66) CClemon 2024/06/04(Tue) 18:07:10
[彼女は私の珈琲豆を受け取ってすぐ、絵葉書を寄越してくれた。
勿論それも大切にしまってある。その熱いメッセージと共に。
私は言葉を切り、彼女をもう一度見つめた。すらりとした背丈はモデルのようだし、均整の取れた身体である。スタントマンという職業、ヒーローであるために鍛えているのは伊達じゃない。
それを包む真白の美しさは、惑星ホワイトマーブルにひけを取らなかった。]
(67) CClemon 2024/06/04(Tue) 18:07:24
こんな美しい貴女に逢えたのなら。
その誉れ与れたのなら、
貴女の律義さを喜ばねばなりませんね。
[しかしこうして見れた美しい姿も、私は記憶を消されたら忘れるのだ。
私の胸がちくりと痛む。
その様子を気取られたのか、彼女は私に想いをぶつけてくる。
とても勢いのある言葉だ。>>44住所を教える事は私にとってさほと抵抗のある事ではない。
ただ、マイケルが私の見知りに誠実な対応をしてくれるか、私がそこにいるかいないかも記憶があるかも未定だったので、特に誰かに教える事がなかっただけで。
ぱちりぱちり。瞬きの後、ふっと吐く息は溶けるようで。]
(68) CClemon 2024/06/04(Tue) 18:12:03
わかりました、後で教えますね。
……本当にありがとうございます。
私の事を友と思ってくれて。
貴女は、
もし私が記憶を失おうとも、何度もでも
来てくれるのでしょうね。
本当に貴女はヒーローだ。
その駆けつける姿は。
……いえ、今の美しい貴女は。
(69) CClemon 2024/06/04(Tue) 18:12:22
[感極まったのだろうか、彼女は涙を零している。彼女の頬を伝う透明な宝石。
ああ、こんな姿を見せられたなら。
私はどうしたって止まる事なんか出来ないではないか。
あの時はおじいちゃんとして頭を撫でた。
でも今は。]
(70) CClemon 2024/06/04(Tue) 18:12:38
今の美しい貴女は…ヒロインですね。
[一歩、二歩と前に進み私は彼女の前に立つ。そして両手を広げる。
頭を撫でる方が望みだったら申し訳ないのだけれど、泣いている女性を前にして男が選ぶ行動は一つ。
この腕に彼女を抱き締める事は叶うか。
私はそっと、両腕を彼女の背中に回してみる。
包み込みたかった。
熱くて強くて。優しくて脆い彼女を。]*
(71) CClemon 2024/06/04(Tue) 18:13:25
── ホワイト・マーブル ──
新着の一件を報せると同時に、ホワイト・マーブルに到着したというアナウンスが響いた。
地球に別れを告げて、なお捨てられなかったこの電子端末に、届いたのは────
(72) clain_fain 2024/06/04(Tue) 19:10:36
リーディアちゃんへ
ご連絡が遅くなってごめんなさい。
もうホワイト・マーブルに着いてたのかな?
お父さんとお母さんがさっき私の職場まで来て教えてくれたのよ。
びっくりしたかしら?
(73) clain_fain 2024/06/04(Tue) 19:10:44
何も言わずにリーディアちゃんのところからいなくなってごめんなさい。
もしかしたら、もう忘れてるかも……なーんて思ってないわ。
だって、私たちは姉妹だから。
リーディアちゃんが大人になったように、私も大人になっているのよ。
だから、私、お仕事に出ているの。
もう8年と4か月と3日と11時間ね、離れてから。
何も言わずにいなくなってごめんね。
本当はちゃんとリーディアちゃんにお話ししようと思っていたのだけれど、
私が寂しくなっちゃうから、黙って家を出てしまったの。
(74) clain_fain 2024/06/04(Tue) 19:11:04
今もマリーちゃんとは仲良くしているかしら?
マリーちゃんの親戚の方が経営している孤児院で働いているの。
私はずっと子供の姿のままで、
成長していくことはできないから、せめてそのままで受け入れられるように。
(75) clain_fain 2024/06/04(Tue) 19:11:21
だから、びっくりしちゃった。
リーディアちゃんが地球を離れたって聞いた時。
だってずっとアンドロイドに人権を、って。
成長するアンドロイドの研究を、って。
頑張っていたのをニュースで見たから。
急にどうしてしまったの?
なにか嫌なことが会ったの?
ごめんね、私ずっと、大きくなったリーディアちゃんに
背が抜かれてしまったことを気にして会えに行けなくて。
本当なら私が傍に居てあげなきゃいけなかったのに。
でも、きっとホワイト・マーブルでやりたいことがあるのよね。
技術が進歩したそちらなら、もっと早く研究についても
他のことだって、いっぱい、いっぱい役に立つものね!
(76) clain_fain 2024/06/04(Tue) 19:11:34
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