21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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(19) alice0327 2024/06/04(Tue) 05:03:15
[可愛い可愛いドルチェ。
外は危ないから出ては駄目よ。
可愛いあなたにはこの服が似合うの。
可愛いあなたにはこの世界だけで十分なの。]
(20) alice0327 2024/06/04(Tue) 05:03:37
[あなたに自由は要らない。
私の愛しい娘なのだから、私の好きにしていいの。]
(21) alice0327 2024/06/04(Tue) 05:03:57
[それが当たり前だと思っていた。
ある日、少しの興味と偶然で部屋の外に出るまでは。]
(22) alice0327 2024/06/04(Tue) 05:04:10
[きっかけは鍵が開いていたから。
ただのかけ忘れというよりは
あの屋敷にいた誰かが私を外に出そうとしたのでしょう。
それに気づいたおかあさんが私の部屋に来て
私が部屋から一歩外に出たのに気づいて。
金切り声と突き飛ばされるようにして
部屋に戻されてしまったことだけ、覚えている。
何を言っていたのか、分からなかった。
ただ、これっておかしい、と。
その時違和感を持ってしまったの。]
(23) alice0327 2024/06/04(Tue) 05:04:43
[その日からだった。
おかあさんの様子がおかしくなったのは。
今まで以上に話は噛み合わない。
すぐに感情的になる。
泣いて私を抱きしめたかと思えば
私に何度も逃げないでと叫び続ける。
私には狂った歯車を戻すことは出来なかった。]
(24) alice0327 2024/06/04(Tue) 05:05:30
[―――籠から逃げた日は、
おかあさんが死んだ日だった。]**
(25) alice0327 2024/06/04(Tue) 05:05:54
― *** ―
─────私ね、母親を殺したの。
正確には見殺し、というべきかしら。
(257) alice0327 2024/06/06(Thu) 02:06:50
[詳しくは知らなかったけれど
おかあさんは病を患っていたみたい。
何かの発作だったのか、適切な処置をすれば
延命できたのかどうか。
私にはその判断なんて出来なかった。
ただ、扉は開いていたから
人を探すことくらいできたのに。
なにも、しなかった。
傍観者になることを選んだ。]
(258) alice0327 2024/06/06(Thu) 02:07:02
[本当の友人なんていなかったから。
沢山のぬいぐるみにそう告げて。
私は籠から飛び立つことを選んだ。
幸いにも、私の事を不憫に思ったのか
最低限の後押しをしてくれる人があの館にいたから
私は、どうにかリベルテに乗ることが出来た。]
(259) alice0327 2024/06/06(Thu) 02:07:17
[きっと、許されることではないでしょう。
また籠の中に逆戻りしたくはないから
誰にも打ち明けることなんて出来ないの。
情も罪もすべてあの青い星へ置いてきた。
ここでの私は、ただのドルチェだから。]
(260) alice0327 2024/06/06(Thu) 02:07:30
― 到着の少し前 ―
[知らないことだらけだった。
好き、が何かさえ知らなかった。
そんな私と好き、が何か考えてくれた人もいて
私の幸せを願ってくれた人もいて
出会いに恵まれたからかしら。
前ほど不安はないの。
どう過ごそう、って楽しみで。]
(261) alice0327 2024/06/06(Thu) 02:07:46
リーン、あなたもいい人生を。
ここでだけではなくて。
ホワイト・マーブルでもすれ違えたなら
今日みたいに、お食事しましょう?
あなたと過ごす時間が好きよ。
リーンと、だから好き。
(262) alice0327 2024/06/06(Thu) 02:08:48
[寄り添うような優しい言葉を紡ぐ、
あたたかい空気を纏うあなただからなのだ、と
そうやって微笑んだ船内での思い出を胸に、
ふと、外へと目を向ければ
ホワイト・マーブルがくっきりと見える。
地球とは違って白っぽく見える星。
あっちは海も白いって船内の雑誌で読んだ。
不思議ね、海は青いんだと思っていたのに。
おとぎ話みたい。]
(263) alice0327 2024/06/06(Thu) 02:09:10
あの星にも鳥は飛んでいるのかしら。
自由に、飛べるのかしら。**
(264) alice0327 2024/06/06(Thu) 02:09:27
― ホワイト・マーブル ―
[知らない星、知らない人と知らないものに溢れた場所。
地球でさえ知らないことだらけだったのだから
ここではもっと知らないことだらけ。
でもね、知らなくてもそんなに変だとは思われなかったの。
他所から来た人だから。
それに、知らないっていけないことではないって
知らないなら探せばいい、知ればいいって。
教えてくれた人のおかげで、
私は今日も知らない、を知っているに変える日々を送る。
暮らすために働いて、合間を縫って旅をする。]
(391) alice0327 2024/06/07(Fri) 23:46:09
[あの時一緒に選んだ服が目印よね。>>134
私、あなたとどこかですれ違えるってずっと思ってるの。
だから、知らないを探す旅路の途中、
柔らかな色を纏うあなたがいないか見ているの。
もしもどこかで会えたなら。
似合ってるよ、って微笑んで。
あの時よりずっと、好きがわかったよって。
レットのおかげだって伝えたい。]
(392) alice0327 2024/06/07(Fri) 23:46:34
[あの日、レットと選んだ服の一つ、
明るいオレンジのニットに
真っ白なカーゴパンツを身に着けて
海のよく見える街の一角に借りた
小さな部屋の中、私は綴る。]
あの時はありがとう。
今度、食事に行かない?
[あの日に交換した連絡先に>>301
今はもう、すっかり操作にも慣れた端末で送る誘い。
慣れたつもりで送って、仮に届かなくたって大丈夫。
私達、またどこかで巡り合えるから。]
(393) alice0327 2024/06/07(Fri) 23:48:19
今ね、とっても幸せなの。
空がこんなに広いんだと知ることが出来て。
あなたは、どうかな。
[船旅で出会ったひとたちの未来を想って。
あなたが幸せでありますようにと。
船旅から今日まで想いつづけて、
その想いが、私達を繋いでくれたら。
幸せなことよね、とっても。]
(394) alice0327 2024/06/07(Fri) 23:48:33
[籠から逃げた鳥は宙を渡り、
今日も自由に、飛んでいる。]**
(395) alice0327 2024/06/07(Fri) 23:48:54
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