
3 ― 星見る手紙 ―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
全
全て表示
ー 流れ星と青年 ー
[彼女との文通はどれくらいの頻度だったろうか。
旅人である彼女。返信がすぐに来ることもあれば、中々来ないこともあったかもしれない。
とにかく返事の有無に関わらず、僕は1.2ヶ月に少なくとも1回という形で手紙を書いていた。時期によってはもっと頻繁にやり取りしていたけど、大体はそんな感じだ。
僕の近況も記したけれど、変化に乏しい毎日を送っていたから、僕から話題に挙げるのは彼女がどのような星に滞在しているのか、どんな体験をしたか、危険な目にあっていないか。そんな感じの事柄が多かった。
たまに他愛のない昔話を挟んだりしながら、たまにちょっとした書き物を書いたことなんかを教えたりして。
そんな子供の頃から続けたやり取りが続けられなくなったのは、アルカディアが本格的に寒くなり始めた頃だった。]
(226) 2023/01/13(Fri) 02:15:26

[予兆はしていた。ペンを握ってもアイデアが出なくなった。
仕事先の公園(奇しくも彼女と初めて会った公園が僕の勤務先だ)の花壇に新しい蕾がついても気づけなくなった。
本を手にとっても目が滑って文字が読み取れず、文を読むのに集中すれば内容が入ってこない。そんなことが続いた。
そうして、完全に何も、自分の近況すら書けるものがなくなって、2ヶ月どころか3ヶ月の空白を置いて、僕は彼女への手紙を四苦八苦しながら書いたのだった。]
(227) 2023/01/13(Fri) 02:16:39

青年 シャトは、メモを貼った。 
(A86) 2023/01/13(Fri) 02:45:30
影絵の郵便局員 リリスは、メモを貼った。 
(A87) 2023/01/13(Fri) 07:44:39
演者 シェルタンは、メモを貼った。 
(A88) 2023/01/13(Fri) 08:17:36
村の設定が変更されました。
村の名前
村の説明
定員: 10人 (ダミーキャラを含む)
最低開始人数: 10人
開始方法: 人狼BBS型(更新時間が来たら開始)
役職配分(自由設定時)
影絵の郵便局員 リリスは、メモを貼った。 
(A89) 2023/01/13(Fri) 09:09:43
――終業後の夜――
[長く曖昧な薄明の昼が過ぎ、真に夜の帳が落ちる時。
星の瞬く闇天の下、移民居住地にある学校の前の空き地。
そこで行われるのは、チケット代を取らない、純粋にただ「見てもらう」だけの小さな公演。
観客が手にするランタンと、木々に提げられたランプの光に囲まれる形で、その「役者」はいる。
微かな星明りと、あたたかな人工の灯りに照らし出された人間の影かたちは、同種族の目からは男性の身体に映るもの。
纏うのはシンプルなジャケットにボトムスに寒さ除けのマフラー、右耳にはいくつものピアス――ある種の文明圏における「都会っ子」のごく普通の出で立ち、ではあった。けれども――]
(228) 2023/01/13(Fri) 09:41:34

[演じられていたのは、難民の子供のひとりの祖星の古典劇を一人芝居に翻案したもの。
祖国の王に追われて最果ての島に辿り着いた姫君の物語。
音楽のない、天井もない舞台。
そこに立つ役者の姿も、声の響きすらも。
ただひとりきりの決意と希望を語る女のものとして、そこにはあった。
観客は学校の子供たちだけでなく、その親である大人たち、ただ単に通りがかりで見かけた者たちも。
姫君の凛々しい立ち振る舞いにわあっと上がる歓声もあれば、その境遇に小さくすすり泣く声もあった――そんな舞台だった。]
―――…、改めまして。
この度はご観覧、ありがとうございました。
[役者がそう終演の挨拶を述べ深くお辞儀をした頃には、「運命に負けない、孤高の姫君」はいつもの「シェルタン」に戻っていた。]
(229) 2023/01/13(Fri) 09:42:14

「ありがとシェルタン!
このお芝居ね、お母さんがすごく好きだったの。
わたしちゃんと見たことなかったから嬉しい。」
そっか、良かった。――ありがとう。
また何かリクエストがあったら
いつでも言っておくれよ。
[その「お母さん」のいない学童は明るく笑いながら役者の手を取り、役者もまたその子に屈託なく微笑む。
そのうちに他の子供たちも、我も我もと舞台の話をねだりだし、一部の子たちの親が慌てることになるのだが、それもいつもの他愛ないこととして――]
(230) 2023/01/13(Fri) 09:49:08

─ 回想・作家の先生とお姉さんと“私”、そして“僕” ~紙の中の大冒険~ ─
(またハズレか……)
[“次”が途絶えて何度目かの「星の駅」>>139
何度目?何度目だろう、
もう数えることすらやめてしまった。]
(お姉さん、もう来ないのかな。
旅、やめちゃった?いやになった?
それともアッサに飽きた?
こっちに来れなくなった?忙しい?)
[子は賭けた、探した、お姉さん!
……人違いだった、ごめんなさい。子は1人、途方に暮れた。]
(231) 2023/01/13(Fri) 09:56:40

[子はぷらぷらと宛てもなく彷徨った。
気付いたらあの場所に居た、>>137
お姉さんと初めて出会った場所。
あの時品物を買って貰った屋台も変わってない。]
すいません、これください。
[屋台の人が声に気付いた
さっきも2人分くらいの量を買っていた子だと気付く。
しかもそれはまだ持ったままだ。
屋台の人は子に差した、聞いた。
さっき買ってくれたのがまだあるのに、と。]
ううん、いいの。両方食べたい。
出来立てとこっち両方食べる。ダメ?
(232) 2023/01/13(Fri) 09:56:53

[屋台の人は躊躇った。
でもしょげた子を見て、売ってくれた。
子はありがとうとお礼を言った。
屋台の人は聞いた、何せ子は何度も何度も
2人分ちょっとの量を買っている。
そして大体、暗い顔して戻るのだから。
子は話した、お姉さんを待っている。
お姉さんと一緒に食べたくて買った、
でもお姉さんの姿を見なくなった。
何度も何度も探したけどだめだったよ、と
ちょっとだけ、にこっと、笑みだけ作って。
2人分ちょっとと1人前を平らげた。
お店の人は、おまけをくれた。]
(233) 2023/01/13(Fri) 09:57:12

[子は思う、“将”としての権限を使えば
お姉さんの行方は分かるかもしれない。
でも、子は嫌だった。使う気になれなかった。
子が思う“将”としての権限は職権乱用。
ズルして探し当てるような風に思えて、
それで見つけて、会いに行っても
お姉さんは喜ばないような気がして。
────何より、お姉さんに会うなら
“僕”として、会いに行きたい。]
(234) 2023/01/13(Fri) 09:57:26

[あと、もし……
“お姉さんがどこにもいない”ってなったら?
子は少し、怖かった。可能性が、怖かった。
自分の行動で、いなくなった人がいる。>>211>>212
お姉さんも先生も、子にとって────
でも2人とも、会えなくなった。
子はまだ知らない、お姉さんの真相。>>23>>24
当たらずといえども遠からずの未来、その予感。
勿論未来がどう動くかなど>>23>>24>>26
艦隊を率いる将でも、読めやしない。]
(235) 2023/01/13(Fri) 09:57:41

[だから子は、努力した。別の方法で努力した。
“将”として、宇宙海賊や密航者、
指名手配犯らを取り締まった。
>>47>>48>>49>>50>>51>>52>>53
お姉さんが安心して来られるように
「星の駅」の造船所に、
たまたまお忍びで出会った
出張修理が出来る求職中の修理屋を
就職どう?と斡旋した。
造船所と斡旋した修理屋に喜ばれた。
船が壊れて行けない?お姉さん大丈夫だよ、任せて
将として正式な他銀河系星の来訪も増えた。
極秘任務>>211の名目上、
将でも動けることを利用して。
こっちから動いてみたら、どうだろうか]
(236) 2023/01/13(Fri) 09:58:04

[お忍びでも子は頑張った。
お姉さん知りませんか?って尋ねた。
尋ねた人は、誰も知らなかった、
会えるといいねって言ってくれた。
頑張ったことがいつも実るとは限らない。
将として、子としてよく知っている。
でも決してタダじゃ起きない。
何せ諦めたら(色んな意味で)試合終了の世界、
生き、考え、決め、命じることで
切り拓けたこともあるって。
将は、子は何度も思い知ったから。
またダメだった、じゃない。
お土産話が一つ増えたと思えばいい。
その分話せることが増えたと思おう、思いたい。
お姉さんならそう言う気がした。]
(237) 2023/01/13(Fri) 09:58:20

[いつものようにアッサの街を巡っていた或る日。
書店の入り口に>>39“新刊入荷”の張り紙があった。
どんな本が入ったか、
本も好きな子はふらっと立ち寄る。>>78
平積みされた書籍達に視線を移し、
ふと目に入ったのは『星の旅人』最新刊。>>35>>27
「今までの冒険はこちら」のポップを見た。
棚、見上げた。
星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人星の旅人…… ]
(238) 2023/01/13(Fri) 09:58:33

いや多いな!?
[並べられた本の多さに、思わずツッコミ入れたら
店長さんに怒られた。ごめんなさいした。
手に取った、読んだ……何だこれ。]
(お……)
[子はのめり込む、
1冊目、2冊目……3冊目で我に返った。]
おじさん、この本ちょうだい!
[こうして子は読破するたび次の本、また次の本。
他星で購入した時もあった。]
(239) 2023/01/13(Fri) 09:58:46

[ワクワクした、夢中になって読み進めた。
何でこんなに嵌るんだろう?
やがて子は1冊1冊買うのが段々面倒になった、
棚を指差し
「すいません、ここから最新刊まで全部ください」と
一括自腹で購入し、運んで貰った。
さてここで全銀河系星かは不明だが書店あるある。
続き物は、どこかのナンバー数冊欠ける。
かと思えば同じナンバー数冊被る。
そう、子はやらかした。
典型的なまとめ買い失敗パターン。
ナンバー欠けるわ被りがあるわ。
結局欠けたナンバーの刊を買いに、
後日書店へ舞い戻る羽目になる。]
(240) 2023/01/13(Fri) 09:59:02

[結局被り含め読み上げた本は後日
欲しい人に渡すなり基地司書室に寄付したら、
意外にも好評だった。
特に将兵への評判が良かったのは将としても驚きだ。
普通に読み物として人気なだけでなく、
下げ渡しの本に「家族が喜ぶ」とホクホク顔で
プレゼントとして送るようだ。
書店の人間は新刊が出るたび
わざわざ送ってくれるようになった。]
(241) 2023/01/13(Fri) 09:59:18

─現在・現在・惑星アッサ防衛軍某基地─
(噫、そうか。そういうことか。
あの書籍に惹かれた理由は。
あの人の顔が浮かんだのは。)
[まるでお姉さんのお話を聞いてた時の>139>>179
楽しい気持ち、そのままだ。>>183]
(あの人、お姉さんは知ってるかな?
お姉さんも好きそうな本だから
一緒になって語ったら、きっと楽しいだろうな。)
[真実を知らず獅子の面の下、
将は、子の顔で再会の楽しみを心に1つ追加する。]
(242) 2023/01/13(Fri) 09:59:32

[子は、作者に感謝した。
お姉さんとの素敵な思い出を思い出させてくれた
ルクス・プエルという作家。>>27
屋敷に帰る前、
子でありレオンとして借りた部屋に立ち寄り
さらさらと書き付ける。]
(243) 2023/01/13(Fri) 09:59:43

「いやー資料館の人、芝居できたんだなー!
声の張り方とかすごかったわ。」
「低い声なのにガチで女っぽく聞こえるとか、
歌までめちゃくちゃうまいとか、いやーすごい」
[大人の観客のひとりからそんな感想が投げられた時、シェルタンは少しだけ曖昧に笑った。]
あっはは……ありがとうございます。
昔、発声についてはすごく鍛えられたんですよ。
当時は知らなかったんですが、なんでも、
役者の中でもきちんと学んでいる人は
相当限られているみたいで。
[この宿主は役者として活動していた時、特に自身のルーツを隠しはしなかった。かといって喧伝もしていなかった。
だから、彼がロサ生まれであることは、知る人ならば知っている。そして熱心に探究する者であれば、その発声法がロサの劇団で学ばれるものだとも知っていておかしくないだろう。]
(244) 2023/01/13(Fri) 09:59:58

[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
全
トップページに戻る