20 ― 遺されたモノたちの手紙 ―
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[夜鷹は、とある一室の前にて立ち止まり、
懐かしそうに、扉のなくなった入り口をくぐる
入り口のプレートは、まだ微かに文字を残す
『新生人類 培養・孵卵室』
無数に立ち並ぶ巨大な試験管は割れ
幼子たちが浮かんでいた人工羊水の海は
今や、永遠に貯まることなく、その活動を停止している]
(57) 2024/05/11(Sat) 18:42:16
うん、初めて会った頃には予測できないくらい、
ダニーは最後には、ボクのことを、
人間みたいに愛するようになったよね。
でもおばさんは、最期の最後まで、
「墓守」はあくまで機械だ、って譲らなかった。
ダニーとボクと3人だけになっちゃったときは
ほんっと、喧嘩多かったよね〜ふたりとも〜!
[ 人型のモノは膝を地から放し、
この島における最後の人類の墓とは別の
無銘の墓石の前に歩を進めた。 ]
それでもさ、喧嘩しながらでも、
皆がいなくなったこの島で生きていくために
あなたとダニーが精一杯手を取り合ってたのも、
ボクは、ちゃんと見てたよ。
(58) 2024/05/11(Sat) 18:44:18
島の電気系統が今でも生きてるのは、
クリスおばさんが徹底的に改良してくれて、
何かあった時のマニュアルまで
残してくれたおかげだし!
最近はウィスキー手に入らなくて、ごめんね。
どこかで年代物でも残ってたら
いいんだけどな〜。
……ところでねえ、クリスおばさん。
あなたはやっぱり「人間と機械の恋」なんて
あり得ないって、今でも言っちゃう? 言っちゃう??
「そんなバカは貴様だけでいい」とか?
(59) 2024/05/11(Sat) 18:46:36
……実際、どうなんだろうね?
アルバートも技師先生も、そういう話全然しないし。
見回り終わったら、また手紙書いてみよう。
こういう話って手紙でするもの〜
だった気もするし。……だったっけ?
(60) 2024/05/11(Sat) 18:47:16
火葬想 イサリビ から 焉命愛 マリールア へ、秘密のやり取りが行われました。
火葬想 イサリビ から 焉命愛 マリールア へ、秘密のやり取りが行われました。
[…幼子たちの話だ。
人類が施設の外の世界に適合できなくなった頃、
人々は、せめて、次代を生きる子供たちに、
外の世界で生きられるチャンスを与えようと、
その稚すぎる魂と身体に祝福を付け加えた。
外敵のいない試験管の中で育てられた幼子たちは
人類とよく似て、やはりどこか違っていて
無垢な魂と、清らかすぎる身体は、
外の世界には不釣り合いだった]
…それでも君たちは
本当に、たくましく、育ったな
[そんなハンデを乗り越えて、彼らは大きく成長した
試験管を出て、24の年月が立った頃、
月のよく輝いたあの日、彼らは新たな土地を目指し
後継を残すことなく飛び立っていった]
(61) 2024/05/11(Sat) 22:29:33
[彼らだって生きていた。
君たちだって愛し合っていた。
私達だって、きみたちのことを。
…今はどうなのだろう。
君は、外の世界で…美しいものを、見れたかい?]
(62) 2024/05/11(Sat) 22:37:57
碇星魄 インダラクス から 焉命愛 マリールア へ、秘密のやり取りが行われました。
[夜鷹の思考が、電気信号へと変わる
それは流れ流れて、ノイズを含み、ざらつき…
それでも、絶えることなく、無数の空へと飛び立つのだ]
(63) 2024/05/11(Sat) 22:46:24
月季天 ジブリール から 火葬想 イサリビ へ、秘密のやり取りが行われました。
月季天 ジブリール から 火葬想 イサリビ へ、秘密のやり取りが行われました。
月季天 ジブリール から 火葬想 イサリビ へ、秘密のやり取りが行われました。
月季天 ジブリール から 火葬想 イサリビ へ、秘密のやり取りが行われました。
[ 書き終えたものを慎重に転送処理し、
ふうっと嘆息に似た『息を吐く』。
無論、機械人形に呼吸機能は存在せず
搭載された空気清浄機能がその代用となる。
いわゆる「 God bless 」だ、などと
こうした無駄な機能のひとつひとつを
スラング交じりで喜ぶ収監者も嘗ては居たことを
重要度ゼロのフォルダに在る
無数の記録を探れば見つけられるのだろう。
彼あるいは彼女
―― 文字列からは相手の形状や
ヒト型であれば男女無性の別は読み取れない ――
からの手紙を今一度読み直し 『思う』。 ]
(64) 2024/05/12(Sun) 08:06:34
はーいアルバート、今日もありがと〜!
このお手紙、元軍用機の勘で
なんかイイ感じの機械に届けるか託すかしちゃってねえ〜。
あっ手紙開けるなよ? スキャンするなよ? なんてね〜。
でさー、石工できる機械はまだ見つからない感じ?
あっ あとさ! 年代物お宝ウィスキーの情報求ム!
もう本土でもウィスキー生産しなくなったらしいけど
おばさんへのお供えでやっぱり欲しいんだ〜。
それとね〜あとダニーん故郷のお花とー…
ああ、それとさ〜そうそう! SAW-
(65) 2024/05/12(Sun) 08:16:35
「オマエさあ、もういい加減、
島を出ちまっていいんじゃねェの?」
(66) 2024/05/12(Sun) 08:16:55
……………言ったでしょ。
ボクの役目はまだ続いている。
ボクは「墓守」のシリーズ機。
ヒトの死を弔い、眠る場所を守る役目。
ボクは、ボクの守る墓所から離れてはいけない。
墓所を荒らす悪い人間なんて、もう
来ないだろうし、いないだろうってのは解ってるよ。それでも。
人間の消失とともに役目を失った
他の機械とは、違うんだよ、ボクは。
(67) 2024/05/12(Sun) 08:26:07
「……、そういうトコだけ正常に稼働しやがって。
聞いたオレがバグってたわ、悪ィ」
そういうこと〜。
それにさー、本土の港町って、
重機組織と軍用機組織のワルいやつらが
オイルでオイルを洗う戦争を毎日続けてるんでしょ?
こわ〜い! か弱いボクは上陸できないし〜!
「しれっとフェイク発信するんじゃねェこのポンコツ!!」
[ 実際のところ、イサリビは本土の件の街について、
「治安はそこまで悪くないらしい」と認識している。
解った上で、元軍用機を相手にこのような
性質の悪いジョークを生成し発話していた。 ]
(68) 2024/05/12(Sun) 08:48:27
「あー、で、話変わるがよ。
オマエが言ってた花らしいモン見つかったわ。
……花っつっても、球根だけどよ」
球根? あ、ホントだ。
で、なんの花? これ。
「ヒガンバナ、って言われてたかね。
奴さんの国じゃァ墓場で植える習慣があったんだとか。
こっちの土壌と気候で育つかは知らねェけどな」
へー、そんな花あったんだ?
ありがと! 寝てから植えてみる〜!
(69) 2024/05/12(Sun) 08:57:40
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