26 ― 境界の先への手紙 ―
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「 ──っ、 う、ゴホゲホッ、……ぁ 」
そんなのはただ息を苦しくするだけだ。
落ち着くまでもまた時間がかかる──
身体に負荷のかかることはすべきではなくて。
ぱた、 ぱたり。
うっかり手紙にまで散った血痕を慌てて拭って、
どうにか綺麗に誤魔化せていることを祈る。
すみません。触れたからとて感染はしません、
ですので何卒おねがいします。
(112) 2024/09/22(Sun) 00:09:26
ほんとうは恨み言のひとつでも吐くべきでは?
そう、なのかもしれませんが。
私はとうに、誰になにを云えばよいかも
わからないでいるのです。
舟を見送った日からずっと。
(113) 2024/09/22(Sun) 00:12:38
…これは 静寂の海の物語とは
今となっては無縁の話。
渾沌に数多く浮かぶリージョンの一つ。
"根源倫敦"
蒸気とガス灯の古き良き町並みの住民は、一人一つ自分だけの固有の特性の能力を有する。
それを有る世界では魔法と呼び、
有る世界では超能力と呼んだことだろう。
そんな根源倫敦の街で、一つの推理小説が人気を博した。
この特殊能力があることが当たり前の世界で、
『特殊能力を持たない世界で殺人事件が起きたなら
探偵は一体どう事件を解決するのか』
そんなテーマで描かれた ドタバタ推理小説。
どこかの世界のシャーロキアンが喜びそうな
それともいちいち壮大な事件の数々に辟易しそうな物語は、いつしか根源倫敦だけでなく、その近隣のリージョンでも読まれるようになっていく…
…この本を手に取ったことがあるのなら、その物語の荒唐無稽さと…馬鹿馬鹿しいのに有り得そうなトリックの数々に、見覚えがあることだろう
(114) 2024/09/22(Sun) 00:15:22
……その作者は
ライヘンバッハの滝へと落ちて
死体も残らず消え去った。
皆が憧れた探偵の物語 それを綴った原稿と共に
まるで 物語ごと自分を殺すかのように。
その滝は、根源倫敦の間では有名だった
飛び込んだ者は死体も遺らない。
滝から落ちたものは絶対に水面に浮かんでこない。
あれは 渾沌にすべてを捨て去る
世界の綻び それそのものなのだと
近隣の人々もその穴の研究者たちも口々に人々に伝えた
(115) 2024/09/22(Sun) 00:29:50
……本の題名は
『ウィラード・ヴァンダインの探偵事件簿』
…消えた作者の名前は…
ハーヴィス・ガードロイド
滝壺に落ちたあと その行方を知るものはいない
(116) 2024/09/22(Sun) 00:33:12
ーーーーーーー ガァドは、メモを貼った。
(A14) 2024/09/22(Sun) 00:42:15
泥の男 ガァドは、メモを貼った。
(A15) 2024/09/22(Sun) 00:53:51
泥の男 ガァドは、メモを貼った。
(A16) 2024/09/22(Sun) 01:39:59
書いて送ったら忘れられるでしょうか。
ふとそう思う。
自らの懊悩を持て余し、それどころか
胞子を飛ばし悩みの種が増えるなら、
一度紙に書き出すのも恐らく有効だった様な。
この期に及んでこんなに便箋に向き合う事に
なるとは思っていなかったけれども。
レターセットならばまだある。
まだ人がいた頃は、よく書いたから。
臥せっていても思いは文字は伝えられた。
(117) 2024/09/22(Sun) 02:06:19
身体を飛ばしてくれぬは欠点だが、
それは余りにも無いものねだりだ。
ペンを手に取る。
まだぎこちないままではあるが、
衝動の赴くままに連ねたい心地だった。
(118) 2024/09/22(Sun) 02:08:27
疼躊化葬 コルデリア から "トラッシュ" イオニス へ、秘密のやり取りが行われました。
疼躊化葬 コルデリア から "トラッシュ" イオニス へ、秘密のやり取りが行われました。
疼躊化葬 コルデリア から "トラッシュ" イオニス へ、秘密のやり取りが行われました。
疼躊化葬 コルデリア から "トラッシュ" イオニス へ、秘密のやり取りが行われました。
ぱたり ぱたり。
ただでさえ読み難い弱々しい文字は、
ところどころインクが滲んで崩れて。
また数度咳き込み身体を揺らす。
酷い手紙だ、誰にも見せられたものじゃない。
ペンを取り落として、見たくないものから
目を逸らすように、臭い物に蓋をする様に。
封を閉じた。
(119) 2024/09/22(Sun) 02:37:39
「 ……ゴミ箱行き、です、……こんなの 」
つかれた。しんどい。身体が重い。
そのままずるずると倒れ込んで。
それがほんとうに何処かに行くことなど、
少しも思いもせずに。
(120) 2024/09/22(Sun) 02:40:21
机城勤務 コルンバは、メモを貼った。
(A17) 2024/09/22(Sun) 08:58:00
[リージョン界じゅうを飛び回り、様々な小世界からの
手紙を集配していくメール・トルーパーズ。
その手紙の中には、この組織や構成員に対して
直接宛てられて送られるものも存在する。
さて、この日もそうした手紙のひとひらが、
バラ・トルーパーズ内の本局に舞い込んできた。
とはいえ宛名書きにMTやその構成員の名が
記されていた訳では無かったのだが。]
ふぅむ。
[コルンバの鳩型は、くちばしに咥えたそれを、
人型の指先へと運んでいく。
人型の眼の形は、その文に描かれた文字を追い。
さらに裏返して、書かれた物語の言葉を追っていく。]
(121) 2024/09/22(Sun) 09:17:57
面白い便りだ。こうした便りが私の元に届くとは。
バラの情報機関は、このような物語を
此方に届けてはくれないからね。
[コルンバの人型の眼は、視認した紙やテキストの情報、
および人型の指、鳩型のくちばしの触覚で得た情報をも
自身の機体内のメモリに記録していく。
その後、他のメモ書きと同じように、
ひとひらの手紙を一旦、人工繊維で象られた癖毛の髪に
ヘアクリップで括りつけたのだった。]
この感想は、カラヴェラスの件が完了してから
送ってみることとしようか。
(122) 2024/09/22(Sun) 09:23:46
わたしが捨てた夢、か。
……どうなんだい、「わたし」?
[コルンバが就くその机上には、特に郵便業務とは関わりのない、
私物としての書籍が山と積まれてもいた。
その中には、ひどく傷ついた装丁の古書も一冊。]
(123) 2024/09/22(Sun) 09:24:56
こうして漸く、俺は最後の一通を確認した訳なんだが――。
「は、……?
おいちょっと待て、返事にしちゃ早すぎないか?」
驚いたあまり、思わずクロウと顔(の部分)を見合わせながらこう零したものの。
よくよくその文面を書き出しから確かめれば、アイツは此方の音沙汰の無さを案じて一方的に手紙を送ってきた、ってことらしい。
納得したと同時に、聊か恥ずかしくもなったもんだ。……この時の俺の顔、クロウのアイカメラでばっちり記録されてるんだよな?
(124) 2024/09/22(Sun) 09:38:27
――こりゃ、俺のほうからの近況報告は要らなかったか。
ついそう考えもしたが、他者づてに聞くのと当人から聞くんじゃ情報の重みが違う。だからまあ、俺から出したあの手紙については良いってことにして……。
「ああ、そういや――」
あったな、イオニスが船舶情報を取り寄せてきたっていう通知。
実のところ、全部の通知がこちらに来てた訳じゃないっていうのは、幾名かの顧客の手紙の記載から分かってはいた。というのもこの通知、紙面じゃなくて電子通信でシップに届けられるせいで、外部リージョンとの電波状況のよろしくないパンパス・コート内においては届いたり届かなかったり……という事態が起こっていたらしいのだ。
で、肝心のアイツの通知を把握していたにも関わらず今まで忘れていたっていうのは――まあ、シップの魔改造の件だとかこの王国内の探訪だったりなどで、少々立て込んでいた所為もあったのかもしれない。あと脇腹の鈍痛。
(125) 2024/09/22(Sun) 09:52:24
アイツからの手紙への返事については、この日は綴らないことにした。
入れ違いの形で俺から出した手紙が無事に向こうに届いているなら、また改めて返信を送ってくるだろうから。それを読んでからでいいだろう、と。
あのエンジニアと“女将”の魔改造を受ける前も、後も、おおよそ常に俺の傍に付き従う形でついてくるクロウを見遣りながら。
この日に届いた4通の手紙を鞄に仕舞い込んでから、俺は3通の返信を、街頭に設置されたメール・トルーパーズのポストに託していた。
(126) 2024/09/22(Sun) 09:58:47
『ええ、そろそろ国王陛下と貴族たちの
ランウェイの日も近いものね!』
そんなうわさ話を楽しげに交わす、リップグロスで煌めいたくちびるとボリュームのあるカラーを横目に見遣りながら、さ。
(127) 2024/09/22(Sun) 10:00:50
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