25 【R18】異世界の門と恋の彼方
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高嶺聖子
指輪さ。
[不意に口に出す。
そう言えば発端はその話で、
ちゃんと返事してなかったなと思って。]
満月の日が過ぎた後に贈ってよ。
今薬指に嵌めてる魔道具を返す代わりにさ。
[そんな約束を一つ。**]
衣代和かほ
――とある日・焼き鳥屋台――
[あれ、とわずかに目を瞬かせたのは。
訪れた客に見知った顔があったからだった。
詩羽とオスヴァルトは連れ立って買い物中だろうか。
分かりやすく驚いた様子の詩羽>>78に、まぁ自分がさも異世界組みたいな顔で働いてたらなぁ、と遅れて思いつつ。
他の客相手よりほんのり柔らかな表情を浮かべた。]
うん、そんな感じ。バイトかな。
[お手伝い感覚というよりは仕事である。
他の客に聞こえぬよう小声で返す。]
元々コンビニでもバイトしてたから。
オススメはこの黒鳥と――……
[詩花が辛いもの好きとは聞いたことがなかったので。
一応普通のものから勧めたのだが、やはり自分が命名したのは特別でついつい教えたくなって伝えたら――なんと、それを選ばれてしまった。]
衣代和かほ
紅は……なかなかだよ……？
[最初は詩羽>>79の後ろ側にいたオスヴァルト。>>87
そちらを本当に大丈夫？というようにチラ見したが、同じく大丈夫？という顔で詩羽を見ながらも了承していたので、いいのだろう。
この世界の材料で美味しいトコロテンを作り上げたりと、この2人はなかなかチャレンジャーなのだと勝手な認識を追加した。
視線を交わす様子は気兼ねのなさが窺えて。
こういう雰囲気のやりとりをよくしているのだろうと思わせた。]
ミルク、買って帰るといいと思う。
[包みを渡す際にオスヴァルトには勧めておいた。
彼からの伝言>>88には頷いた後、なにかを探すようにそっと周囲の建物の屋根あたりを見回すけれどすぐ諦め、2人に向き直る。
ありがとうございました、と。
こちらの店員がするように彼女>>80と彼の背を見送ったのだった。
……大丈夫かなぁ。勇者は誕生するのだろうか。**]
戦士 ランディ
［聖子が自分の世界に戻るならランディは必ずついていく。
戸籍の方はなんとかなるだろうスタイルであるが全ては聖子の決定次第である。
聖子がどちらを選んでも別れるという選択肢はランディの中には存在していなかった］
そうそう、身体が健康でないと稼げないからさ。
えっ、お尻だよお尻。
聖子のお尻は触り甲斐があっていいぞ。
［赤くなってくれるのもいいし触って揉みしだいてもとても良い。
揉み得なお尻だ。
一方のランプ肉の方は赤身で脂はあまりない。
よく動く部位だからこそ発達していて熟成させ冷凍した今旨味がとても強い。
サーロインは反対に脂がよく入った部位で脂の甘味を味わえる。
聖子が切ってくれた野菜が鉄板に並べられると骨つき腿肉～野菜をそえて～のプレートをオーブンに入れてスイッチを入れる。
後は自動で焼いてくれるのを待つばかりだ。
野菜に関しても似たような形をしていたりするらしいし味も似たようなものらしいという話を聞くとまた、ほお、と感嘆の声を漏らす］
戦士 ランディ
オッケー！
じゃあ、これくらいで。
［２～３センチとオーダーが入るとこれくらいかなと適当な厚みで切る。
大体合ってるサイズだ。
ランディのはそれの倍くらいの厚みで用意する。
それに塩コショウを振りコンロに乗せたフライパンの上で焼いていく。
用意するフライパンは二種類でランプとサーロインは別々に焼く。
片面にしっかり焼き目を入れると反対側も焼いて蓋をしてじっくり中に熱を通していく。
>>98小気味の良い音に楽しそうにしはじめた聖子をランディはにっこにこで見つめてしまう。
楽しそうにしてくれるのが一番嬉しいもので、食卓の準備もしてくれるのだから手伝わせすぎでは案件だ］
戦士 ランディ
おっ、いいねぇ。
元から大人数で暮らす用だからな。
いいねぇって言ったけどBBQってなんだろ。
焼肉パーティーかな。
［友人を呼んでもいいし家族が増えても平気なほどに広い家だ。
どちらかと言えば家族が増えて欲しいところであるがして。
フライパンの蓋をあけると中から肉の焼けた良い香りが広がっていく。
最後に度数が強めの香り良い酒を入れてフランベすると焼けた肉を皿に乗せる。
続いて焼いて出た肉汁と脂が残ったフライパンの上にスライスしたニンニクに似た野菜を投入してブドウ酒を投入し塩コショウで味付けをすると出来たソースは小皿に入れておく］
よし、聖子～、焼けた肉持っていってー。
［運搬をお願いすると唐突に返ってきた返答に目を瞬かせて、少しして快活で非常に嬉しそうな笑みを浮かべる］
戦士 ランディ
ああ！ もちろんだ！
最高の結婚指輪を用意しとくな！
［そう約束するとグリルしていた骨つき腿肉も出来上がる。
こちらは防熱手袋を嵌めたランディがプレートを木製の受け皿に乗せる。
野菜プレートの蓋をあけるとこちらも肉汁で美味しそうに蒸しあげられており、その上に支えに乗せていた骨つき腿肉をでんと乗せてテーブルに運ぼう。
ナイフもフォークも準備よし。
焼きたての肉ほどに食欲をそそるものはなしだ］
聖子は何飲むー？
ブドウ酒はそこそこあるぞ。
お茶はいつものやつ。
［そう、薬草茶だね。
求められた飲みものも用意すれば席について手を合わせて二人でいただきますと声を合わせよう**］
高嶺聖子
[BBQ、まあ大体焼肉パーティだと思って間違いない。>>104
でも家でBBQパーティするってなんだかアメリカンな感じだよねえ。
などと思っている間にもランディが肉を焼いてくれる。
香ばしく脂の乗ったステーキに、蒸した骨付きのモモ肉。
並べられたお皿に、おお…と感嘆の声をあげた。
何だかんだこんな豪勢な食事、こっちに来てから初めてだし。
なんならちょっともったいないような気すらする。]
わー、すごー！美味しそー！
じゃあお酒飲んじゃおっ。
[ランディにはそう告げ、いただきまーす！と、
すっかり習慣になったように二人で一緒に声と手を合わせ、
分厚いお肉をナイフとフォークで切りわけて頬張ろうか。]
高嶺聖子
ん、おいし～～！！
これぞお肉って感じ。
[量的に全部は食べられないので、
色んな部位をちょっとずつ頂くことにしよう。
サーロインはとてもコッテリジューシーな、
肉！！！って感じの味だし、
ランプの方は赤身多めだけど柔らかく、
お肉の旨味が強くてこっちもオイシイ。
腿肉の方もよく火が通っていてほろほろ口の中で解ける。
一緒に野菜を食べながら、ぐびぐびとお酒を傾けて
機嫌よく美味しい美味しいと言って頬張り。
存分に食事を満喫したことだろう。**]
戦士 ランディ
［聖子がお酒オッケー日のようなのでそれならと地下のセラーからブドウ酒を何種類か持って来ることにしよう。
栓を切ったブドウ酒は芳醇な香りを漂わせてくれる。
それを木製のコップに注ぐと頂きますと一緒に乾杯もしよう］
んぁぁぁ～、美味い！
噛みしめると肉汁が溶けだしてくる！
噛み応えも十分あるしやっぱ肉だな、肉！
聖子の切ってくれた野菜も美味しいぞ。
この……なんだっけ、タマネギ？
とかブロッコリーとか言うんだっけ、聖子の世界だと。
［ランディは相変わらず沢山食べる。
沢山食べてよく動く、動いた分だけ食べたものが肉体になっていくのである］
戦士 ランディ
骨つき腿肉は切らずにかぶりついた方が美味いぞ～。
行儀は悪いけどな。
［傾けて減った杯にはブドウ酒を注いでいく。
聖子が断らないならだ。
食べ終われば皿やプレートはすっかり空になり腹は満たされていた。
食事を満喫してもらった聖子にはソファで休んでもらうとして食器やプレートを流しに運んだランディは蛇口に魔力を流し込み全自動洗浄モードを起動する。
流しに置いておいた食器たちが勝手に浮かび上がると水流や石鹸の泡が渦を巻いて取り囲み、最後には風がまた渦を巻いてついた水滴を弾き落として横の食器ラックに並んでいく。
実に便利なものでお手軽簡単なものだった］
戦士 ランディ
はぁ～、食った食ったぁ。
ちょっと休憩したら戻ろっか。
そう言えば来た道の途中で可愛い小物が売ってた店があったな。
帰りに寄ってみる？
［ランディは食後の薬草茶を持って聖子の隣に座ると身体を抱き寄せてすっかりと寛ぎモードに入る。
いちゃいちゃとスキンシップしながら緩やかに時間をすごして帰途につこう**］
高嶺聖子
[乾杯し、食事タイムを満喫する。
ランディの豪快な食べっぷりを見ていると
何だかこちらも楽しくなってしまう。>>109]
うん、お肉おいし～。
なんだかんだゴツいお肉食べると幸せって感じするよね。
はは、ま～あたし切っただけだけどね。
そうそう、タマネギとブロッコリー。
異世界なのに似たような野菜あるってのもおもろいよね～。
えっ…こう？？？
[言われるがまま大きな口を開けてお肉にかぶりつく。
口周りもべたべたになってしまうが
まあランディが気にしないならいいか。
お酒も勧められるままにぐびぐびと飲み、
こっちもおいし～と上機嫌に笑う。
ちなみにお酒はかなり強い方なので
飲んでも特に酔いつぶれたりはしない。]
高嶺聖子
は～お腹いっぱい～…。
こんな食べたの久々かも～。
[食べ終わった後はソファで
お腹を摩りながら少し休む。
ご馳走になったわけだし、
普通に洗い物くらいするかと思ったけれど、
何と食洗器（代わりの魔道具）もあるらしい。
なんなら食洗器より便利かも。魔法ってスゲー。]
そうだね～。
あんまり遅くなんないうちに帰んないと…。
あーいいね、じゃあちょっとだけ寄り道しちゃおっかなー。
[なんていちゃつきながらのんびりと寛ぎ、
程なくして帰路についただろうか。**]
彫金師 スカリオーネ
[さて、異邦人たちが現れて月の半分が回った頃。
市場で時折、怪しげな露天商にフラフラと吸い寄せられていくコウと
それを叱りながら首根っこを捕まえて引き摺る元冒険者の姿が
時折目撃されたとか。]
桐木虹介
[ランニングがてら、外に出る機会もずっと増えた。
怪しげな露天、怪しげな売り子の声にひきつけられては]
え、だってすっごく効くって言ってますよ。
[ねぇ、と売り子に同意を求める。
叱られながらもなかなか諦めがつかなくて
並ぶ商品をを名残惜しそうに見つめながら
首根っこをつかまれて引きずられていく。]
戦士 ランディ
［浅い意味での食後の休憩が終わればランディと聖子は帰路につく。
一応一通り中を見直して魔石を交換し、出入り口の扉にも施錠の魔法と物理的な錠をかけておく。
基本的に防犯はこれで大丈夫だろう。
帰り道は非常にのんびりした足取りだった。
聖子の歩調に合わせているからきっとお肉で満たされた腹が歩くことを拒否しているのだろう、わかる。
かぶりついて肉を食べると心が満たされるしお酒もまた心の栄養剤だ。
気分がいいのに歩くなんてとんでもない。
手を繋いで歩きながらのんびりと散策をして話をしていた通り小物店に向かおう。
途中で>>114大先輩に首根っこを掴まれた>>115異邦人を見かけるとランディは首を傾げる］
なぁ、聖子。
そっちの世界だと首根っこ掴まれるのが流行なのか？
［いや、掴んでるこっちの世界の風習なのだろうか。
初日にも見たなあという光景に笑いながら小物店に到着すると中に入って陳列されている首飾りや指輪などの装飾品や置物を見ていこう］
彫金師 スカリオーネ
そんなものに頼るな。
大抵ぼったくりの偽物だ、本物がそんな値段で買えるか！
[同意を求められていた売り子は、そんな滅相もないとなおも売り付けてこようとするが
目つきの悪い人相で人睨みして黙らせると、コウを店から引剥がす。
親に菓子をねだる子供ような、それを叱りつける親のような姿はどうやら後輩やその担当異邦人にも見られていたらしく。
こういう行動が、なんだかんだで面倒見のいい部分なのだとバレてしまう要因なのかもしれない。
首根っこを掴んで持ち上げるほど、コウが小さい訳では無かったから
ずるずると引き摺っては、宿舎の方へと帰っていくのであった。]*
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