21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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(179) 2024/05/30(Thu) 19:39:17
そんな大切なもの、いただけないわ。
ドロシーさんに贈った大切なものと聞いて、
簡単に受け取りますなんて言えなくて。
でも、続く言葉は……思い出が無くなるという、憂いた未来。
ねぇ、スイッセスさん。
貴方さっき、失う前に大切なものを捨てる選択肢があったら、>>142
そう言ってましたよね。
これは、捨てるとは違うのでしょうけど
──きっとこれは、貴方の勇気なのね。
(180) 2024/05/30(Thu) 19:40:08
こんな素敵な宝石が、私に似合うかなんて私自身にはわからない。
宝石の方が輝いてしまうかもしれないし、
ブローチなんて付けたのは学生時代の入学時や卒業時。
私の中に浮かぶドロシーさんのように、似合うかはわからないけれど。
情熱的な方なのね、スイッセスさん。
成功を意味するシトリン。
でも、その石言葉の中に隠されているのは……幸福。
夫を模して作られたなら長い時間一緒に居たわけではないのでしょう。
その中で、貴方はドロシーさんにこんな素敵なプロポーズを贈っていた。
嗚呼、忘れてほしくないわ、その素敵な思い出。
(181) 2024/05/30(Thu) 19:40:31
だから、──
「大切にしますね。」
消え去ることが運命づけられている思い出を、
赤の他人の私がひとつでも憶えていることが出来るのなら。
そう思って、そっとブローチを受け取って、胸元に付けた。*
(182) 2024/05/30(Thu) 19:40:51
ー 航行中:いつかの遊技室で ー
[仕事という最大の時間潰しのカードを奪われた男は、
その茫漠すぎる時を埋めるため、
宇宙船『リベルテ』の様々なところに顔を出していた。
自分から誰かに話しかけに行くことはあまりなく、
同乗者たちのやり取りの観察をしたり、
そうでなければ設備に使われているものを観察していたり。
そのときはちょうど、遊戯室の設備をぐるりと見て、
ビリヤードにでも興じていた頃か。
様々なゲームがあるなか、
男は法則性のはっきりとしているゲームが好ましかった。
ビリヤードはちょうど…物理法則という名のルールがはっきりしている。トンと弾かれた白玉からの連鎖がちょうど心地よく響いた頃、どこからか声がした>>116]
(183) 2024/05/30(Thu) 19:59:15
……、……
どう、というのはわからないが。
君はずいぶんとマクロな視線で
チェスというものを見ているのだなと思う
この手の駒取りゲームは、大物食らいというより
小物共への蹂躙と相手の思考の制御が
主眼だろうに
[もう一度、白玉を打つ。
カツン!となった音ともに転がる玉たちは、一斉にその場から逃げ回る。その先にある無限の闇に気づきもしないで、ごとりごとりとおちていく。
まるで弱き歩兵の首をハネるように]
(184) 2024/05/30(Thu) 20:07:14
まあ…
好ましく思わないならやらなければいい。
幸い、ここにはゲームはいくらでもある。
[ワンゲームを終わらせた男は、体を上げ、改めて青年の方に体の向きを変える。
そして彼のやっているゲームを覗き込み]
…ちょうど暇を持て余していてね。
AI程度が相手で退屈なら、お相手するが
[と、彼の前の席へ座ったろう。
いつか一度はあったであろう、退屈紛れの暇つぶしの一つ*]
(185) 2024/05/30(Thu) 20:12:35
社長 ツァリーヌは、メモを貼った。
(A42) 2024/05/30(Thu) 20:13:42
── いつかのスポーツジム ──
[この宇宙船に来て少し経った頃だったか。
ランニングマシーンで走るその子を見かけたのは。
ひょろっとした体躯にぶかぶかのトレーニングウェア。>>163
明らかにキャパオーバーな運動量。
それはアタイが言うまでもなくマシンに表示されているだろう。>>162
トレーニング終わりはいつもこの世の終わりみたいな顔をして座り込んでいる様子にアタイはついつい世話焼き根性がわいてニンジャカラテの組手をやめて声をかけた]
よっ!お疲れさん。
よく頑張ったな、坊っちゃん。エライぞ!
アタイはアーネスト!短い間だけど仲良くしておくれよ?
[そう言って可能なら頭をくしゃくしゃ撫でていたかもしれない。
どこか孤児院にいる弟や妹に重なってつい子供をあやすような眼差しを向けて接してしまう]
(186) 2024/05/30(Thu) 20:27:42
[しかし、お互いの自己紹介でその子が”坊っちゃん”でないと知ると大慌てで頭を下げて合掌しながら謝罪する]
えっ!坊っちゃんじゃない!?
そりゃ可愛い嬢ちゃんに悪いコトしちまったねェ。
スマン!勘違いしてた!
前に男の恰好で歩いてるトコを見てたからつい……!
[以前ちらと見た男装姿。
そして性差を感じない薄い体躯。
勘違いしていた自分のそそっかしさを恨みながら、
ではなぜ男装していたのかについては詮索しなかった。
人には人の事情ってモンがある。
だからアタイがとやかく言うコトでもないかと思うのだ。
レットにはレットの事情があるのだろう。
子供に見えてもソコは尊重するべきだ]
(187) 2024/05/30(Thu) 20:28:44
[気まずさから話題を変えるように(やや強引に)
トレーニングの話に話題を切り替える]
それにしてもそのトレーニング量……、
レットにはまだ早すぎだと思うがねェ。
運動や体作りってなァ継続が大事なんだ。
自分の無理のないペースで毎日できるコトをコツコツやる。
んで、ウマい飯をたらふく食って寝る。
そうすりゃ筋肉は裏切らず育ってくれる!
筋肉ってなァ一生の友。
10sのダンベルはいつ持っても10sで裏切らねェ。
レット……、筋トレってのはいいモンだぜ?
[若干の筋肉信仰を滲ませながらレットに懇々と語る]
(188) 2024/05/30(Thu) 20:30:05
[そこまで話してふと、
これは筋肉の素晴らしさを知らない若者に筋トレの楽しさを教えられるチャンスなのではと目をキラキラ輝かせてレットを見つめる]
そうだ!
よかったらアタイがコーチングしたげようか?
マシンやAIでもやってくれるけどサ。
やっぱ生身の誰かと一緒のがモチベも上がりやすいだろ?
あっ、もちろんお互いの時間が合う時だけンなるけど。
[若者に筋肉の素晴らしさを広めるチャンス! だが!]
(189) 2024/05/30(Thu) 20:33:45
[そこまで話して初対面でグイグイ迫りすぎたのに気付く。
なんてこった!思春期(?)の子ってのはアタイが思う以上にデリケートだってのに!
昔、思春期なのにグイグイ行き過ぎてウザがられた妹弟たちの顔がちらほら思い出され、熱弁からの急ブレーキ!]
アッ!ダあァッ!悪い、初対面からグイグイいきすぎたねェ……。
も、もちろんレットが嫌じゃなければだけどサ?
あはは……
[照れ隠しと反省を滲ませながら自分の頭をガシガシ搔きながら苦笑する]
(190) 2024/05/30(Thu) 20:36:22
[それからいくつか会話を交わしただろうか。
キリのいいトコロで改めての自己紹介をしようか]
まァ、これからジムに来れば顔を合わせるだろうからサ。
お互い楽しくいこーじゃないか。
あらためてよろしく、レット!
ヒマな時にでもこのアーネストおねーさんと遊んでやってくれヨ?
[ニカッと笑って握手しよーと片手を差し出す。
レットがアタイをどう思ってるのか知らないけどサ。
なんとなく地球に残してきた妹弟たちにどこか似たレット。
見つければついつい世話を焼いたり世間話で絡んだりしただろうねェ。
ほら、なんか放っておけなくってサ!**]
(191) 2024/05/30(Thu) 20:38:16
さすらいのライダー アーネストは、メモを貼った。
(A43) 2024/05/30(Thu) 20:47:47
――自室前――
[人とアンドロイドの差の一つに入ってくる情報量とその処理の速さ、記憶力がある。人ならざる私がその落書きに気付くのは普通だ。
しかし、そんなアンドロイドの私が人である彼女に劣る事がある。
それは、素敵な比喩。
ある遊園地にてイメージキャラクターの刻印があちこちに隠されていて、それを見つけるのがファンの間では流行っているというのは有名な話。
隠れペンギンがそれをなぞり言われたことはすぐにわかったが、その表現に思わず笑みが広がった。>>176
人というのは素晴らしい。
いや、人ではなくきっと私の隣を歩いている彼女が。]
(192) 2024/05/30(Thu) 21:07:11
[シトリンに込められた言葉を勿論私は知っている。
私を追い越して老いていく、いつか死を迎えてしまう妻が精一杯、
共にいる時間幸せであるようにという願いを込めて贈ったものだから。>>181
彼女の歩みに幸あれ。
贈り物をする時、胸が高揚するのは人らしい反応である。
私の胸にはないはずの心臓が弾んでいるように感じた。
それが行動を後押ししてくれたのかもしれない。
私の所有者の命に反しても。]
(193) 2024/05/30(Thu) 21:07:54
[宝石よりも深い輝きを称えた彼女の瞳に去来した想いはなんだったのだろう。
どんなに優れたAIも、人の複雑な心を正確に推し量る事は出来ない。
でも。
その橙が瑞々しく彼女の胸に咲いた瞬間──私はそこに亡き妻の面影を確かに見た。
小さく息を吐いて、自身の胸を抑える。
何かがそこに溢れていた。見えない何かが。
それは彼女が私の贈り物を受け取ってくれたために溢れたのだと思う。そう、きっと。]
(194) 2024/05/30(Thu) 21:12:21
── 社長との邂逅>>183>>184>>185 ──
[樹脂同士が弾き会う音は実に心地良い。
かつて貴族の遊戯として親しまれたのも頷ける。
空を切るつもりの戯言も、物理学の抱擁に包まれていく。]
戦争で国を落とす時、一人の雑兵が王を落とせばどれだけ平和か。
一人の末端社員の犠牲だけで競合他社の社長の首が取れればどれだけいいか。
そんな事ほとんど起こりえないというのに
奇跡という幻想が小さな希望の舌をを肥やす。
[人である以上、入射角を定めてもその通りに反射するとは限らない。逃げ回る軌道は法則を持たず、そのエネルギーは不可逆だ。
ひょっとしたら私の言うことも、実際にひとつのビジネスを成し得た者にとってはズレた持論かもしれないが、そうだとしても見逃してもらいたいところだ。]
(195) 2024/05/30(Thu) 21:12:44
ありがとうございます、グリーディアさん。
…本当にありがとう。>>182
[重ねて礼を述べる。目尻から零れる水滴は、人工的な皮膚を濡らす。
きっと妻の為に私は泣いている。そう思った。
…それから私と彼女は、二、三言葉を交わして別れたと思う。下船までにまた話す機会があるかもしれないし、ないかもしれない。逢ったら嬉しいと思う私がいるのは否定できないけれど。
そして私は、廊下に佇んで彼女の去り行く背中を見送ったであろう。緩く手を振りながら。]**
(196) 2024/05/30(Thu) 21:13:09
[空想や言論は脆い。しかしながら事実は雄弁なり。
彼の言葉に納得した素振りでチェスを片付けようとしたのだが、どうやら付き合ってくれるらしい。聞けば彼は今は暇なのだとか。]
好ましくなければやらなければいい。
まったく、、、その通りだ。
貴方の暇を潰せた暁には
このチェスはお開きにしよう。
[こんなに嬉しい駒を並べ直して、会話に花を咲かせながら退屈しのぎの一局を始めよう。]*
(197) 2024/05/30(Thu) 21:13:38
曇硝子 スイッセスは、メモを貼った。
(A44) 2024/05/30(Thu) 21:15:21
[表情に大きな変化が無いのが更に面白い。>>170
そういう所を、この人は気づいているのだろうか。
もしかして天然?どうかな、分かんないや。
瞬きを繰り返すたまごぼーろのおじさんの顔を、目を細め見つめ返す。
久しぶりに沢山笑った事を思い出して、少しすっきりした。]
んふふ、
こういうお菓子、懐かしいな
…大事に食べます
[ロケット達がプリントされた、ポップな幼児向け菓子のパッケージ。>>171
どこか懐かしく感じるのは気のせいでは無いと思う。
幼い頃の記憶、まだ「私」がちゃんと「私」だった頃。
自我が芽生えたばかりの、人間なる生命の幼体時代。
忘れかけてた。……私にもそんな時代、あったんだね。]
(198) 2024/05/30(Thu) 21:16:14
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