21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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[せっかく食堂に来たのだから、何か食べて行こう。
ケーキとか、ジェラートとか、ジュースとか。何でもいいや。
設けられたテーブルの間を縫うように歩き、出来るだけいいポジションを探ってみる。
そんな時だったか。
香ったのは、珈琲豆の香ばしい香り。
周囲を見渡せば、カウンターの中に男性が一人。不思議な道具を扱うその人の方へ、気まぐれに足を向ける。
その道具類はいつかの映像記録――、古い映画等で見た珈琲ドリッパーと言う品で、リアルでは初めて見る物だった。
その頃には、不機嫌を抱えた自分より興味深々な自分が勝っていて、吸い込まれるかのようにカウンター席に納まっただろう。]
(150) 2024/05/31(Fri) 21:59:21
[よくよく記憶を探ってみれば、この眼鏡の人は、いつもカウンターの中に居た気がする。
単に、それが当たり前の光景になっていたから気づけなかっただけ。
当たり前を当たり前だとスルーして日々を過ごして居た事を少し反省しつつ、カウンターの彼に話しかけた。]
こんにちは、
あの、それって、
手動の珈琲ドリッパー?ですか?
私、初めて見ました
なんだか楽しそう
[興味深そうに手元を覗き込み、言葉を漏らす。
自宅にあった家電類はほぼ全て自動化されていて、何かアクションを起こさなくとも、何時でも望む結果が手に入った。
自分一人の朝も、目が覚めれば暖かい朝食がテーブルに用意されていたし、カーテンのシェードは光を感知して勝手に開閉、部屋は知らない内に掃除されている。
仕組みを知らないブラックボックスに囲まれて育った世代。手動で何かするなんてレトロ趣味な人だけ。
かく言う自分もアイロン掛けルーチンが、そのうちの一つに数えられる。>>17]
(151) 2024/05/31(Fri) 21:59:41
[彼の居たカウンターからは、不機嫌を振り撒く自分の入室が丸見えだっただろうが、さて彼は気づいていたか。
一人の船旅は虚しいだけ。
メニューにあるジェラートに心を躍らせていたのは最初の内。>>0:56
食堂なんて、食事を口に運ぶ行為のみを行う、とうに昔に飽きた場所。
だから、いつもの私はつまらなさそうな顔をするばかり。
けれど今は、そんな気分も雰囲気も、すべて揃って放り出し済み。
今は歳相応好奇心の赴くまま、初めて見る品を観察していただろう。
彼から珈琲の話が聞ければ、何度もそれに目を瞬かせ、不思議そうに仕組みを観察する。
もし香り高い珈琲が振舞われたのならば、ちびりちびりと口にし、満足そうにしていただろう。]
(152) 2024/05/31(Fri) 22:00:46
[そんな時間を過ごしながら、ふと思い出した話題を口にする。]
あの、突然失礼な事を聞いてしまう、
と、思うんですが
[それは、珈琲とは全然関係ない話題。]
恋に落ちるって、
どういう感じ、なんでしょう
[人生経験豊富に見える相手に、若者が落とす小さな疑問。
……まさか彼がアンドロイドとは夢にも思わない。]
(153) 2024/05/31(Fri) 22:01:17
[ずっと引っかかっていたのは、元同級生からの突然の連絡。今日の不機嫌の原因その物。
一か月と言う長い船旅の中、気になる相手を見つけたか聞かれた事。
付き合えば?とか、そのまま駆け落ちしちゃえ等と言う揶揄いの事。
冗談にしては行き過ぎなソレが、自分にとって、とても不愉快だった事。
話を強制的に切り上げるような返信をして、携帯端末を自室ベッドの上に放り出して来た事。
そのまままっすぐ食堂エリアに来た事。
聞かれれば、そんな言葉が幾つも出てきただろう。
私は、珍しく饒舌に、私の事を語る。]
感覚、刺激の類は
ニューロンネットワーク上に発生する
電気信号って習いました
感情も脳深部、システム上で発生する物だって
(154) 2024/05/31(Fri) 22:01:50
ホルモン分泌からなる恋愛感情も
本当にその一部なんですか?
[けれど、そういう物だけじゃあ片付けられないとも、記録で読んだことがある。]
人を愛する……
愛おしく思う仕組みって、
一体何なんでしょうね
[眼鏡の向こうを真っすぐ見つめながら、疑問を投げかける。*]
(155) 2024/05/31(Fri) 22:02:27
一人旅 レットは、メモを貼った。
(A31) 2024/05/31(Fri) 22:04:45
― ショッピングモール:ドルチェと ―
なら、
お店の人に、サイズ確認してもらお
[実物があるなら話が早い。>>179
彼女につられるよう、手提げ袋を一瞥する。
きっと、ウエストや胸部等の細かい数値も分かる筈。
フルオーダー品であると言う所までは知らないのだが、店員は問題なく対応してくれるだろう。]
(272) 2024/06/01(Sat) 14:08:40
[好きな物がよく分からないと笑った彼女に向って、私は困ったような笑みを返す。>>180>>181]
私も同じ
好きな物って、よく分からないや
周囲の人が好きな物なら、
何となく分かるんだけどね
[ハイスクールの同級生が好んだ服、流行っている色、異性受けするファッション。
何度も一人で選んでみたけれど、結局自分は最後まで良く分からなかった。]
私の服は、地球で買ったフォーマル系
だから、もう少し別なの区域が該当かな
……好きかどうかは、よく分からない
[そう言いながら、羽織るジャケットの襟を摘まみあげる。>>185
黒い布地に、目の色に合った明るいグリーンのライン。
母さんと一緒に選んだ、レディメイド。
買い足しなら一人で出来るけれど、選ぶ事だけは、ずっと苦手だったから。]
(273) 2024/06/01(Sat) 14:09:13
[いつもと違う服を選ぶと言う事は、いつもと違う自分を選ぶと言う事。
系統であろう『女の子らしい』ファッションでは無いものを選びたいという言葉に、やや思案する。>>183
普段身に纏っているらしい、白や茶色、桃色等の優しい色じゃなくて、もっと別な――、]
違う服、なら、
強いビビットな色を選ぶのもありかも
[そういう物を、思い切って手に取ってみてもいいかもしれない。
勿論、彼女が気に入るならだけど。
でもきっと、似合うと思うよ。
私多分、貴女の手助けがしたい。>>186
好きな物が分からないと言った彼女に、少しだけ自分を重ねてみる。]
(274) 2024/06/01(Sat) 14:09:44
貴女は、
どんな自分になりたい?
[それは自分にも問う言葉。
一人旅の日付を重ね、毎夜自問自答を繰り返す。
私って何?私って本当に此処に存在するの?
私はいったい――、
どんな形をしているのだろう。]
(275) 2024/06/01(Sat) 14:09:57
私、レット
あなたは?
[案内するなら『貴女』のままではなくて、貴女の『名前』が必要だと思ったから。>>187
私は笑顔でそう尋ねた。**]
(276) 2024/06/01(Sat) 14:10:28
一人旅 レットは、メモを貼った。
(A50) 2024/06/01(Sat) 14:27:20
― いつかの食堂エリア:スイッセスと ―
[その人は、とてもやさしくて親切で、まるで御伽噺に出てくる魔法使いみたいな人だった。
テーブルの上に並んだ道具達は、リアルワールド上では初めて見る物ばかり。>>182>>184
1つずつ丁寧に説明される道具や工程に何度も目を瞬かせ、歳相応な表情を浮かべただろう。
振舞われた珈琲は、どことなしか輝いて見える気がする。
薔薇の花が描かれたカップを両手で包み込むように持ち、出来立てのソレを少しずつ口にすれば、何処か満たされたような気持ちになった。
苦みの中に酸味があって、香ばしくて、これはきっと大人の味。>>188]
(281) 2024/06/01(Sat) 17:03:58
[その後、切り出したのは恋の話題。>>189>>190
ハイスクールの元同級生達が好んで、けれど私が知らない世界の話。
みんな気になる人が居たり、実際に恋人が居たり、くっ付いたと思ったらすぐ別れたり……、それが当たり前。
けれど私には何も理解できなかった。
何故なら私は、恋愛と言う物の存在は知っていても、恋愛をしたことは無かったから。
だから、私には分からない事。
それを揶揄われて、ムッとしたんだと思う。
私が「まだ」って言う事、皆知ってる筈なのに。]
(282) 2024/06/01(Sat) 17:04:24
[知らない世界の話を紡ぐ彼を、私はじっと見つめる。>>191
食堂のざわめきは、既にはるか遠く。
言葉の他にあるのは、洗浄の為の水音と、器具同士が触れ合う音だけ。
恋に落ちる。
それは、今まで過ごしてきた人生をがらりと変えてしまうような、強い出会い。
自分が自分でなくなる瞬間、優先順位の組代わりに抗えず、世界の中心が他者になってしまう出来事。
それってなんだか、凄く恐ろしい。
知らないからこそ、
恐ろしく思うからこそ、
私は知りたいのだ。]
(283) 2024/06/01(Sat) 17:04:55
[だから、貴方の話も――、]
はい、
聞かせてください
[教えてください、魔法使いさん。
この世の全てを知っている人なんてきっと居ない。
けれど、貴方の物語の中に、私の知りたい何かがあるのなら、聞かせてほしい。
そのまま、紡がれる彼の思い出に耳を傾ける。
登場人物は彼。
それに、彼の可愛らしい奥さん。>>192>>193>>194
かけがえのない人との記憶で構成された、大切な、大切な物語。
人生の最果てで鳴る、静かで小さな、しあわせの音。]
(284) 2024/06/01(Sat) 17:05:52
――素敵な話、羨ましい
[素直にそう思った。
何故だろう、元同級生達の恋の話より、心の奥に染み込んで来るのは。]
素敵だけど、
ふふ、やっぱり難しいですね
[困ったように小さく笑い、カウンター席に座ったまま、子供みたいに足をぶらつかせる。
とっても難しい話。
だからこそこの項目は、科学知識やその単語類でぎゅうぎゅうに埋め尽くされているのかもしれないと、そう思った。
皆、私みたいに不安なんだ。
彼の指先につられ、私は自分の胸元に目をやる。>>195>>196
きっとまだ空っぽな其処を、見下ろして。]
理屈じゃあ、ない、
それだけでは、説明できない、物
[呟き、視線を上げる。]
(285) 2024/06/01(Sat) 17:06:31
いいえ、お話を聞かせてくださって
ありがとうございます
皆が言ってた、恋は素敵だって言ってた事、
なんとなく分かってきました
[そう言って私は笑う。
これは本音。
皆とっくの昔に、ささやかで暖かな何かを得ていたのだろう。私はそれを理解しようとしていなかっただけだ。
私もいつか、雷に打たれるみたいに、突然恋に落ちるのかもしれない。
強い衝動に突き動かされ、天と地がひっくり返る様な思いをするのかもしれない。
でもそれって怖い事じゃなくて、この人みたいに、幸せで素敵な事でもあるんだ。]
お話、嬉しかったです
それと、珈琲御馳走様でした
すごく、…すごく美味しかった
[伏し目がち、とうの昔に空になった薔薇が描かれたカップを静かに置く。]
(286) 2024/06/01(Sat) 17:07:25
私、レットって言います
レット・レジストル
[もじもじと、やや恥ずかしそうな視線で見上げる。]
また珈琲を頂きに来ても
いいですか?
[恥ずかしそうにしていたのは、目当てが珈琲のみと思われるかもしれないと思ったから。
そうでは無くて、また貴方と話がしてみたい。
そんな風に思う私が、今此処に存在したから。
こうして私は、
また一つ、船内に心地よい場所を見つけただろう。**]
(287) 2024/06/01(Sat) 17:07:50
一人旅 レットは、メモを貼った。
(A53) 2024/06/01(Sat) 17:09:26
― いつかの食堂エリア:スイッセスと ―
[可愛らしい名前などと言われれば余計に恥ずかしくなってしまうと言う物。>>310]
じゃあ、ス……、
…スー、さん、で?
[彼の好意に甘えつつも、ちゃん付けは憚られたから、さんづけで。
誰かをあだ名で呼んだ事なんていつ以来だろう。
ジュニアハイスクールの頃よりもっと前。私にきちんと、同い年の友達と言う物が存在した時代。
また一つ、昔の自分を思い出す。
私が私の輪郭を認識していた年頃が、なんだかとっても懐かしい。
スーさんが笑うのを見れば、私も笑った。
そのあとは席を立って、ぺこりと一礼。来た時とは正反対の上機嫌で、食堂を後にする。
今日は多分、とってもいい日。
急に昔みたいにスキップをしてみようと思い立ち、廊下をぴょんと飛び跳ねてみたものの、やり方を忘れてしまった事に気付くと、何もなかったかのように歩き出した。
なにもありませんでした!なにもないったら!]
(347) 2024/06/01(Sat) 23:20:14
[スーさんがアンドロイドだと言う事を知ったのは、そのあとの日付。
驚き転げ落ちはしなかったものの、
カウンター席に座ったまま、ポカンと呆けていただろう。>>311*]
(348) 2024/06/01(Sat) 23:21:10
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