21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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─回想:キッチン─
[何かしらの物差しに沿って生きること。正義や秩序という観点においては、それも確かに重要でしょう。でも行き過ぎたステレオタイプが誰かを傷つけていることだってある。
アンドロイドに説教されてしまえ、という言葉には思わず笑ってしまいましたが。
…普通ではない者たちの楽園、とその人は言いました。無論、普通ではない人ばかりが暮らしやすく、ステレオタイプが暮らしにくい世の中を望んでいるわけではありません。…でも、]
そうですね。
…これから出会う新しい”普通”が、わたしたちにとって“合う”ものだといいですよね。
……もちろん、コラーダさんにとっても、ですよ
[何故か、わたしのことばかり願われている気がしてしまったので、>>10わたしはそんなふうに付け足します。いえ、思い違いならいいのです。
優雅で甘い朝食。外にはまだ少し遠いホワイト・マーブル。異文化が少しずつ融け合ってマーブル状になったまっさらな土地で、わたしたちも、同じように馴染めることを願います。
そして願わくば、あなたが見る宙が、あなたの目や心に心地よいものでありますように。もちろん、それが想像通りにせよそうでないにせよ。わたしは、そう思いました **]
(86) aI 2024/06/04(Tue) 19:41:08
─到着の少し前に─
[もう間近までホワイト・マーブルは迫っていてくっきりとその姿が見えました。目を凝らせばそこで動いている人たちの姿を見ることができたかもしれません。
不思議な白い星。人間以外にもたくさんの生き物がいて、地球とは違う文化を、文明を、慣習を。築いている新しい世界。
わたしはドルチェの言葉に微笑みます>>262]
うれしい。また一緒にお食事できたらいいなあと思います。
わたしも、ここであなたと過ごす時間が好きでしたよ。
[もし叶うなら、連絡先を交換したかもしれないけれど、どうだったでしょう。そもそも地球で使っていた通信機器は、こっちで使えるのかどうかがわかりません。
使い物にならなかったらきっと、それはそれ。
出会えなかったら、それはそれ。
…でもわたし、なんとなく思うんです。またきっとドルチェとは会う機会があるんだって。連絡先も住んでいる場所も知らなくたって、何年かたって、ホワイト・マーブルでの暮らしにすっかり慣れたころ、偶然出会う、わたしとドルチェの姿が見える気がします。]
(301) aI 2024/06/06(Thu) 19:08:46
…ドルチェも、これから素敵な人生を。
鳥のように、自由に。
[わたしたちはお互いの過去のことを知りません。だけどお互いの「今」のことなら、多少なりとも知っているつもりです。
枷だと思っていた何か… わたしにとっては、周りの偏見。そこから解き放たれて、自由を求めて「今」があること。ドルチェにとっての枷が何かはわからなくても、その「今」だけなら、わたしにだってわかるから。]
幸せになってくださいね。
[だからわたしは願います。過去のことではなく、これから先「未来」のことを。
やがて宇宙船からホワイト・マーブルに降り立てば、わたしとドルチェは別々の方向へ歩いていくかもしれません。どこまでも白く続く大地に、一歩一歩、互いの足跡を刻みながら。**]
(302) aI 2024/06/06(Thu) 19:09:00
─その後─
[ホワイト・マーブルでの暮らしは、最初は簡単なものではありませんでした。
移住先を決定してから行ったわけではなかったため、まずは移住先の家を探すところから始まります。文化が違う、マナーも違う、なんなら言語が違うひとたちだって居たかもしれません。そういった地球での"普通”が通用するわけでもないひとのなかで、暮らしの仕方を覚えながら、わたしは毎日を過ごします。
家は、街のアパートメントなどであればすぐにでも入居ができたのですが、すこしだけこだわって場所を探しました。
手に入れたのはホワイト・マーブルの中でも比較的地球に近い植生の、自然豊かな場所でした。広がる筈の緑が、白く輝いて見えたのは、ホワイト・マーブルならではでしょうか。]
この場所がいいです。
[選んだのは、宙にも近い、丘の上の小さな家でした。]
(344) aI 2024/06/07(Fri) 13:25:40
[昔むかしのおとぎ話。輪廻転生の物語。ふたりのちいさなきょうだいが幻の星を見つけにいく物語。きらめく幻の星、それを目指して歩いて行けば、ずっとずっと会いたかったひとがお星さまになってふたりを待っていました。>>0:37
わたしはいま、ひとりだけれど、宙に近いこの場所でなら、会いたい星に巡り合えるかもしれません。そんなメルヘンなおとぎ話をずっと信じているわけではないけれど、それでもこの場所がわたしにとっては相応しいのだと思いました。
何もない白い家に、2枚のハンカチを飾ります。贈ってくれた社長さんにはお礼は言えなかったけれど、いつか手紙を書こうと思います。幸い向こうは有名人でしたから、きっと、手紙は届いたはずです。]
(345) aI 2024/06/07(Fri) 13:25:53
[わたしは、まだ何もないこの場所に、遠い未来の夢を見ます。
もう少しこの世界に慣れたなら、わたしたちの家をつくりましょう。庭にはカトレアとジャスミンを植えて、いつか香り一杯の花畑にしましょう。お庭にテーブルを置いたなら、いつかまた出会うはずのドルチェは遊びに来てくれるでしょうか。スイッセスさんの珈琲でティータイムも素敵です。
家のなかにはたくさんの本を並べましょう。もちろん記念すべき1冊目はあの絵本。それから庭で教えてもらった「冒険」の話や、大好きな作家さんの本も並べましょう。
あの長くて短い旅路の中で出会ったひとたち、ひとりひとりに想いを馳せます。なんといってもわたしが"リーン”になって、初めて会ったひとたちですから。忘れることなんてありません。]
(346) aI 2024/06/07(Fri) 13:26:17
今日も一日が幸せでありますように。
[うんと背伸びをしたならば、わたしはふたりぶんの魂を抱きしめて、新しい世界に踏み出していきます。
宙を見上げて、思います。
あなたは、思い通りの色の空を今頃眺めているでしょうか。]
あなたも、幸せでありますように。
[多分一生届くことのない声を、ホワイト・マーブルの宙へと投げかけます。家の中からは甘いクッキーの焼ける匂いがしました。
今、わたしの目に映る空の色は ────────── **]
(347) aI 2024/06/07(Fri) 13:26:49
─いつか─
[>>393お食事のお誘いがあれば、もちろんうれしくなって飛び上がって、一度深呼吸してから、文面を確かめたりなんかして。そうして賛成の意とともにわたしは送ります]
わたしも、とっても幸せなの
わたしの居場所を見つけたから
[窓を開ければカトレアとジャスミンの良い香りがしました。
次に会いに行くときには、いつもよりすこしだけ、あなたの隣に相応しいような明るい色の服を着ていきましょう。まだ人の目を気にする性格は治ってないけれど、でも、それもきっと生まれ変わったわたしの一部だから。
わたしはあなたに渡すために花を一輪摘みました。「幸せ」という花言葉も持つジャスミンの花を。]
わたしの、一番大切な花なの。実はね…
[あなただから話す、わたしの秘密 **]
(399) aI 2024/06/07(Fri) 23:59:48
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