ルーリ

［　─────数分後。

　　限界が来た俺は
　　死にそうな形相でフェスから離れたのだが
　　カボチャ頭の目がぐるぐると渦巻いているだけで
　　人目に出せないほどの表情は隠れ、
　　俺への体裁は保たれた。

　　フェスを眺めていた数分間の間、
　　目立つカボチャ頭が腕を組み
　　フェスを監督するかのような威圧を放ち
　　眺めていたせいか、これまた周りの人の注目を
　　浴びていたのだが、本人の知らぬところである。　］

　

ルーリ

　　今度こそ……酒を……飲むぞ


［　人のいない落ち着ける場所………を目指し
　　ぜえぜえと息切れをしたまま
　　再びバーへと向かった。　］**　

　

アデルファ

Departure

　　えーっ。
　　ジョンも先生もなんで〜？
　　>>72、>>136、>>222

［二人の顔を交互に見る。

　先生の言葉には眉根を寄せて。
　どんどん寄せて。
　ぎゅっと寄せて。]

　　突っ返す……それは…
　　それは名案かもしれない！！！
　　遠足が終わったら突っ返す！

［ポン、と手を打ち眉目を開く。

　先生の掌の上に乗せられているとは気づけない。]

アデルファ

［どれくらいたったか。
　またねって約束して>>223
　ジョンを見送る。

　人狼（Werwolf）の毛並みにも
　木漏れ日が落ちる。
　彼は記憶の中のアイツより
　ずっと野性的で数倍逞しい。肌の色も違う。
　同じ金髪でも全然似ていない。

　でもたった一度だけ似てると思ったことがある。

　あの三日月（クレセントムーン）の晩に。>>73
　月の銀を弾く狼姿のジョンに。
　触っていいかいって聞いた時。>>89

　その時いいよって答えてくれてたら。
　一度だけぎゅっとさせてもらったかもね。］

アデルファ

［ジョンと別れた後、
　シロクマさんやら>>0:311
　でっかい南瓜頭のマジシャンは>>142
　まだ近くにいただろうか？
　遠目には見えた気がしたけど>>146
　どのタイミングだったかな？

　会えても掛け違ったとしても
　キラキラした雑踏の中を歩き始める。]**

アイスポップ

商店街

［この町は程よく田舎で心地よい。
　なんせ羽目を外しても誤魔化しやすい！素晴らしい！

　やり過ぎたりはしないぞ。
　私は理性のある問題児。
　来年から出禁になったら嫌だからな！］


　　よ〜し、記念にひとつっと

［周りに見つからないように、
　雪で小さなオバケ雪像を作って
　元からあったカボチャ飾りの隣に並べておく。
　明日には溶けていそうだが
　こっそりアイスさん参上！アピールだ。

　さて、折角だし買い物も……］
　

アイスポップ

　
［いい夢のおまじないをくれたマギ>>0:282と、
　仮装手伝いをしてくれたゾンビくん>>0:311に
　お土産を買っていくべきだよな。

　ちなみに私は自分で冷凍出来るので、
　食品もわりと幅広く持ち帰れるのだ！
　これ地味にすっげー便利。自慢。
　持てる量に限りはあるけどな。］
　

アイスポップ

　
［マギにはポストカードと
　ハロウィン商品らしいオバケ型ハンカチ

　ゾンビくんには
　オータムフィールドタウン産の野菜を
　たっぷり使ったオムライスなんてどうだ？
　ブロック型に氷固めてそのまま鞄に突っ込む。
　食中毒とかよくわかんないけど
　本人がそもそも腐ってるんだし
　ちょっとくらい許されるだろ。

　自分土産お菓子も忘れない。
　紅葉形のチョコレート、アーモンドガレット。
　地元の……栗？オータムらしいものだ。
　これも買って行って誰かに加工を頼むか。］
　

アイスポップ

　
［そして……
　私の戦いはまだまだこれからだ。

　〜Trick or Treat　time〜］
　

アイスポップ

　
［カボチャマンにクッキーを貰えたので
　戦果０は免れたが、
　これで満足する私ではないのだよ。

　町ゆく人をよく観察して目星をつける。
　仮装をしていればハロウィン用のお菓子を
　持っている可能性は高そうだ。

　……お、あそこの人間(モブ)、
　豪華なコートを着ているな？
　じわじわと距離を縮める。
　やつが振り向いた時に勝負をしかける。
　さて、結果はどうだ────］*

2^(2x1)
1.お菓子を貰った　　2.お菓子を奪われた
　

プラミア

回想：隣のお弟子さん

　…ふうん、そうなんですね。


[少し濁されたように感じる返答に>>193
あたしはやっぱり、深く追求することはしなかった。
対価の持ち合わせもなかったしね。

ハーフの人にはハーフの苦労があるんだろう。
そう思うと、人魚の薬の話も
なんだか意味深に思えてくる。勝手な想像だけど。

ところでこの時は気にしてなかったんだけど、
『人間やめる』がそういう標語になるのも
人間界特有っていうか、今思うと身内ネタじゃない？
アデルファさんの出身を聞いてから
あらためて苦笑の意味を考えて、
ああ、なるほどな、って納得しちゃった。]
　

プラミア

　

　12歳…偶然ですね。あたしも、
　故郷を出たのは12の時だったんですよ。


[その偶然に、こちらも親近感を覚えて。>>195
アデルファさんも人間の学校に通ったりしたのかな…？
なんて小さい頃を想像してみたけど、
家出というわりとヘビーな単語が出れば>>196
口に出すタイミングを見失ってしまった。]
　

プラミア

　

　そう、なんですか。
　アデルファさんも大変だったんですね…

　あ、シフさんなら知ってます。
　通ほ、じゃなくて、
　親切な方ですよね。渡し守さん。


[あたしも町に来たばかりの頃お世話になった。
お仕事柄、新入りに出会いやすいのかもしれないけど
いろんな人を助けてるんだな〜と思うと
脳内のいい人ゲージが勝手に上昇して行く。]
　

プラミア

　
[アデルファさんの年齢計算は難しかったけど>>197]


　なるほど…じゃあやっぱり先輩ですね


[というところに落ち着いたので言葉遣いもそのまま。
で、すっかり忘れた頃…というわけでもないけど
わりと最近？出た年齢の話>>198
その意図がすぐに掴めず、あたしは首を傾げた。]


　？　どういう意味ですか？
　…ああ、でも確かに見た目なら
　かなり追いつきましたよね、あたしも。
　…そっか、それならもうすぐ同い年だ。
　よろしくお願いします？

　

プラミア

　
[だから敬語いらないよとか
その場で言われたかどうかはともかく、
もっと砕けた態度でいいってことかな？というのは
これまでの付き合いを考えればなんとなく察せたから。
彼には少し、ですますの使用頻度が下がったかも。
別に敬語だからって
親しくなれないわけじゃないんだけどね。

でもそうか。
今年のハロウィンが終わって
冬が来れば、あたしも18歳だ。
そしてその次の年には彼を追い越す。
そう思うと、不思議な感じだった。]**
　

アデルファ

Happy Halloween magic

　　Wow（わぁお）！！！！！

［今日この叫び声をあげたのは何度目だ？
　けど、一番びっくりしたのは確かだ。
　だってだって、宙に浮いたんだ！

　他の子ども達が触っても何も起きないから
　油断してた…！>>143 ]

　　えええええ？ナニコレ、空も飛べちゃう？！

［特撮かなー？なんて騒ぐ周囲の人間達以上に
　自分自身が騒いでいたかもな？！

　……しまった、今は剣がない！
　咄嗟にキメポーズでごまかすことができない！　**］

アイスポップ

　
　　くらえ！
　　トリック……ん？

［人間（モブ）が振り向いた時に気付いた。
　顔に包帯を巻いている。

　む、これはミイラの仮装か？
　いや待てよ、透明人間の仮装か？
　待て待て、実はこれは仮装ではなく
　中二病の可能性が……なんだお前は……

　この一瞬の迷いが命取りになった。］
　

アイスポップ

　
　「Trick or Treat！」


　……アッ


［謎包帯野郎の口元が僅かに弧を描く。
　策士かよ。
　まんまと先手を打たれた。］
　

アイスポップ

　
［しぶしぶ手持ちのゼリービーンズ小袋を渡し
　何の戦果も得られないどころか奪われた。
　ちなみに透明人間の仮装だったらしい。］


　　チクショウ……してやられた……！
　　人間のくせにやるじゃねぇか……ｳｯ

　　おのれ……おのれぇ……。


［５分後には忘れそうな憎しみを抱え、
　とぼとぼと肩を落としそのまま町を行く］**