星狩りの国-暁の街-


5 【半突発誰歓RP村】映画 ─玉響に“なけ”─


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3-B(留年) 真宮寺 亜美歌

  自分は?言いたくなかったらそれでもいーよ。


[答えは帰らなかったかもしれないけど、
どちらにしても「サンキュ!」と礼を言って
相手に話したいことがなさそうなら今度こそ
校門へ向かい帰路に姿を消すことだろう。

亜美歌が台風のようと捉えられた時、>>140
亜美歌は紅葉を迎えたカツラの木を思い出していた。
黄色くなった葉をちぎると綿菓子のような、
醤油せんべいのような
香ばしく甘い匂いを仄かに漂わす木。

すっくと天に昇ってまっすぐ立つ幹。
しっかりと自分と言う根がありそうな雰囲気。
歯を拾ったり近づけいた人間でないと気づかなそうな
ハート形の葉の形の愛らしさ。
髪色も黄色く染まった時のカツラの木みたいで雰囲気ぴったりだなーって呑気に思う。]

(147) 2023/03/06(Mon) 23:15:21

3-B(留年) 真宮寺 亜美歌

[動じぬ落ち着きを孕む木は、
見た目に際し繊細な花をつける。

そんな印象を感じた彼女のことを
亜美歌もまた、心に刻んでいた。

彼女とはその後どうなったかって?
それは原作と映画を知る人だけのお楽しみ。**]

(148) 2023/03/06(Mon) 23:15:41

3-B(留年) 真宮寺 亜美歌、メモを貼った。

(A34) 2023/03/06(Mon) 23:20:50

3-B(留年) 真宮寺 亜美歌、メモを貼った。

(A35) 2023/03/06(Mon) 23:21:19

高校1年 鬼束瑠璃

― 冬の庭 ―

[ちゃぶ台が、こたつテーブルに入れ替えられた。
外は寒く、もう窓を開けておくこともない。

今は植木鉢がいくつか表に出されていた。
梅、花桃、そして寒桜だ。
どれも今はまだ、青い芽も出ていない。
けれどもこれから陽が伸びるに従って、まだまだ寒い中でも緑の芽を少しずつ出していくというのだ。]

2月とかなんて、本当にまだ寒いのにね。
先生、3月になったら、みんな同時に咲いているところ見れるかな。

[ノートに数式を書きながら、炬燵の隣の辺に入っている先生に何気なく問いかけた。
先生からは、全然関係ない答えが返ってきた。
一瞬、息が止まりそうになった。

『鬼束さん。
私、この3月でこの家を引き払うの。
婚約して、東京に行くのよ。』]

(149) 2023/03/06(Mon) 23:23:24

3-B(留年) 真宮寺 亜美歌、メモを貼った。

(A36) 2023/03/06(Mon) 23:24:29

高校1年 鬼束瑠璃

[先生の顔を見たまま少し固まった後、視線をノートに映す。
頭がふわふわする。
ノートを見ているが、何も考えられない。
何て言ったらいいかもわからない。
いや、おめでとうだ。
おめでとうって言うんだ。

声を出そうとしたとき、喉から出たのは小さなしゃっくりのような音だった。
また顔を上げて、先生の顔を見た。
ああ、何も言葉にならない。
また、中学の頃みたいになってしまった…

涙が静かに頬を伝った。
先生が、私の傍に来ると座って、肩を抱いてくれた。

ゆっくりと、温かい先生の胸元に顔を寄せる。
そして、いつかの中学生の頃と、全く同じように泣いた。]

(150) 2023/03/06(Mon) 23:24:50

高校1年 鬼束瑠璃

 
 
先生…
ごめんね先生、わたし、子どもだね…


[伝えたいことが何一つ言葉にならない。
胸元で啜り泣きながら、先生に謝る。
返ってきた先生の言葉は、予想をしていないものだった。]


『いいえ、鬼束さん。
貴方はもう小さな子どもじゃない。
大人よ。
大人の女性だわ。
だから私は、ここを離れるのよ。』

 

(151) 2023/03/06(Mon) 23:28:28

高校1年 鬼束瑠璃

[一瞬で涙が止まった。
思わず顔を上げて、先生の顔を呆然と見上げた。

ああ、先生は、全部知っていたんだ。
知っていて、ずっと、こうやって抱きしめていてくれていたんだ。
顔がかあっと赤くなっていく。
同時に大粒の涙がぼろぼろ溢れた。
恥ずかしいし、申し訳ないし、情けなかった。]


先生は、大人だね。
優しいね。
…ずっと迷惑をかけていたんだね。
ごめんなさい、ごめんなさい…

 

(152) 2023/03/06(Mon) 23:29:11

高校1年 鬼束瑠璃

[さっき以上に泣く私の身体を、先生は正面から抱きとめて、背中をあやすようにゆっくりと叩き続けた。

先生は、優しい。
そういう所が、好きだった。
世界で一番大好きだった。

涙が収まるまで、先生はずっと自分をあやし続けてくれた。]**

(153) 2023/03/06(Mon) 23:29:43

【赤】 高校1年 鬼束瑠璃

― 記者の自宅訪問7 ―

女教師はね、きっともう、春からもう駄目なんだなって、そう思っていたと思いますよ。
鬼束という高校生の好意はわかりやすく女教師に向けられていましたから。

けれども、この四季は、女教師にとってもとても貴重な、素晴らしい一年だったと、そう思います。
もしかしたら、鬼束という高校生に流されてもいいと、そう思ったときもあったんじゃないかと思います。
でも、ここは教師としての分別を保ちましたね。
もしこのままずるずると教え子に流されていたとしたら、わたしはきっと、この教師を許せなかった。

若い先生が初恋の相手、よくあることですよね。
それは、一時の、青春の、気の迷いなんですよ…

(*48) 2023/03/06(Mon) 23:31:23

【赤】 高校1年 鬼束瑠璃

 

あ、雨が降ってきましたね。
記者さんは傘持ってきましたか?
ビニール傘で良ければ1本差し上げますよ。


[平屋の屋根を、ぽつ、ぽつと雨が叩く音がしてきた。
その音の強さを聞くに、どうやら大降りにはならなそうだ。
立ちあがると、縁側の方へと向かい、少しがたがたする窓を開け、庭へ降りる用のブロックに置いてあるつっかけを履いて外に出る。]


すみません、洗濯物を取り込ませてください。
すぐ終わりますんで。


[実際に取り込みはすぐ終わり、再び籠を持って縁側の内側に戻った時点でも、自分の身体はさほど濡れてもいなかった。
とはいえ、髪は少し濡れたので、取り込んだばかりのタオルで軽く拭う。]

(*49) 2023/03/06(Mon) 23:33:35

【赤】 高校1年 鬼束瑠璃

 
すみませんね、あ、見えました?
今は寒桜が綺麗に咲いているんですよ。
大家さんの都合もあって鉢植えですけど。
春はまた別の花がきれいに咲きますよ。
ネモフィラに、ディモルフォセカに、デイジーに…

え、映画で出てきた庭みたいって?


[少し遠くを見るようにした後、私は記者あてに微笑んだ。]


そう。本当に、こういうことがあったんです。
私、やっぱりこの町が好きなので。
2年ほど離れた後、戻ってきて、ここで一人で住んでいるんですよ。
移り行く庭の花々は、今もずっと、綺麗です。
変わらず鮮やかに咲く花々を見るたびに、私は花々とあの子と共に有ったあの一年のことを思い出す…
 

(*50) 2023/03/06(Mon) 23:36:47

【赤】 高校1年 鬼束瑠璃

[そして視線を一旦外した後、また笑った。]


なんて、冗談ですよ。
田美院先生の小説じゃないんですから。

ね、記者さんは映画は全部見ましたよね。
あのあと、皆はどうなると思います?
私はきっと、みんな幸せになったって思います。
悩んで、泣いて、挫折して、だけどみんな、幸せになったんだって、そう思ってますよ。**

 

(*51) 2023/03/06(Mon) 23:38:21

3-B(留年) 真宮寺 亜美歌

―秋・文化祭/美術部展示前―


[穏やかに笑う姿へ安堵し微笑み返した後輩部員。>>75
真剣な目つきにかつて彼女がいた日々を思い出し、
原作でも懐かしさを覚えていたシーン。

片付け忘れのメモに後輩たちは気づいていない。>>65
揺れる髪に隠された表情すらも。]

(154) 2023/03/06(Mon) 23:44:00

3-B(留年) 真宮寺 亜美歌

 「はい、勿論です!」


[握られたチラシ、貰ってもいい?に
嬉しそうに頷く後輩たち。>>76
ぜひ来てくださいと歓迎の意を示す。

けど人が増え、気まずそうな表情に気づいたら
何だかすみませんと申し訳なさそうに
視線を彷徨わせた。でも本人がそれを変えたのか
すぐに空気が和らいだように見える。

見れるかは分からないとのことだけど>>76
「それはもう無理しないでください!」と
幸阪に向けて頷く後輩たち。
気持ちだけでも王配たちは十分嬉しかったから。]

(155) 2023/03/06(Mon) 23:44:16

3-B(留年) 真宮寺 亜美歌

 「ありがとうございます、
  先輩もご自分のお仕事頑張ってくださいね。
 
  ……あと、来てくださって
  ありがとうございました。」


[深々と感謝の気持ちをお辞儀で表して、
時間を気にするようなそぶりに気づけば
慌てて「すみません!」とその姿を見送った。]

(156) 2023/03/06(Mon) 23:44:44

3-B(留年) 真宮寺 亜美歌

 「先輩、来てくれたね……。」

 「うん、先輩たち知ったらきっと喜ぶよ」


[見送った後、去った方向を見つめる後輩部員。
なになに?と尋ねる合流組に後から教えると
引き継ぎと確認作業に映るのだった。]

(157) 2023/03/06(Mon) 23:45:26

3-B(留年) 真宮寺 亜美歌

 「あっ!ちょっとメモこんなとこに置いたの誰!?」


[うっかり置き忘れられたメモは>>65
見られたと気付かず>>75回収する女子生徒。
もー、と言う声を皮切りにシーンは
別のものへと切り替わった。**]

(158) 2023/03/06(Mon) 23:45:34

3-B(留年) 真宮寺 亜美歌、メモを貼った。

(A37) 2023/03/06(Mon) 23:48:16

【赤】 放送部2年 海藤コウ

―オーディション合格後―

[羽藤が今作のオーディションに合格したと聞いて、劇団のメンバーは喜んでくれた。
舞台以外でそれなりに科白やシーンもある役を演じるのは初めてだ。
こっちでええ役寄越す前に外に出よって、と座長には乱暴に頭を掻き混ぜられ、違う世界で揉まれてこいと先輩や同期にも激励された。]

「やけどお前、ええんか?」

[ロケ地はお前の故郷だろう、と。
親ほど年の離れた座長はそれを心配しているらしい。
母親と妹が家族と青年との間を繋いでくれているが、父親とは劇団に入る前に大喧嘩をしてから没交渉だ。]

そりゃあ、まだ親父と和解出来るとは思ってませんけど。
この役演ってみたかったんですもん。
今回を逃したら、一生、演じられんかもしれんでしょう?

[青年はその憂いを払おうとするようにへらりと笑う。]

(*52) 2023/03/07(Tue) 00:04:24

【赤】 放送部2年 海藤コウ

[実家に戻るつもりはない。
撮影時は、ビジネスホテルにでも泊まる心算だ。

映画の情報が公開される頃には、撮影はひと段落しているものだ。
撮り終えた後にどれだけ関わるかはまだ分からないが、それでも。

羽藤がどんな役を演じるのか、雑誌やTVのCMなどを通して家族が知るのは一般人と同じタイミング。
その時には青年はこちらに戻っている。
妹には怒られるかもしれないが、まぁいつものように宥めるとしよう。]

(*53) 2023/03/07(Tue) 00:05:37

【赤】 放送部2年 海藤コウ

座長も原作読んだでしょ。
俺と海藤は違う。
混同したりなんかしません。出来へん。

海藤と俺がもっと似てたら、こんなに演じたいなんて思わんかった。
俺とほんの少―しだけ似てて、殆ど違う海藤やから、演ってみたいんです。

[青年は、海藤と自分とを明確に分けている。
まるで友人や兄貴分のように。

なれたかもしれない自分だなんて思わない。
自分はこの世界でしか生きていけないのだから。**]

(*54) 2023/03/07(Tue) 00:06:23

放送部2年 海藤コウ、メモを貼った。

(A38) 2023/03/07(Tue) 00:12:27

3-B(留年) 真宮寺 亜美歌、メモを貼った。

(A39) 2023/03/07(Tue) 00:24:27

3-C 飯島明良、メモを貼った。

(A40) 2023/03/07(Tue) 00:36:50

学園長(村建て)、メモを貼った。

(#1) 2023/03/07(Tue) 01:49:26



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