10 【R18】Sweet Star XXX Night【RP】
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【赤】 比嘉 志朗
［彼が努力したか、呼吸に合わせて弛んだか
機会を逃さず押し込んだ。
きもちいい、けど足りなくて。
じれったくて、はやくだしたくて、くらくらする。
波が過ぎるのと馴染むのを、眉を顰め堪えながら待つ間も
ずっと彼を見ていた。
見て居ろと言われたから。
……だけじゃない。
眩しいものでもみるみたいにうっとりと目を細めて
は、と甘ったるく震えた吐息を零した。
快と不快が入り混じった生々しい彼の表情を
俺が作り出しているのだと思ったら、堪らなく愛おしくて
目を、離せる筈もなかった。］
【赤】 比嘉 志朗
［目を反らせないからだけじゃなく、可愛そうな声が可愛くて
キスをしたいのに唇を塞げなくて疼いた下唇を自分で食む。
推定前立腺。実際は知らない。
最初は微細な反応だった場所を丹念に開発したおかげで
随分過敏になった場所が擦れたのだろうと理解したのは
呻きに息を詰めた分だけ、喰い絞められたからだ。
思わず喉の奥で太く笑えば
ふてぶてしくも可愛い子ぶった普段とは
まるで似つかない、凶暴な男臭い声になったか。
よかった、辛いだけじゃなくちゃんと気持ち良くしてやれそうだ。
そんな期待が少しだけ持てたきがして、楽しくなってしまって］
【赤】 比嘉 志朗
［彼の指示は全部挿れることが前提だったけれど
指で届いていたであろう凡その長さで一度止める。
無理矢理押し入ってやりたい衝動をやり過ごすのに
少し苦労した所為で、声を掛けるのに少し不自然な間が開いた］
だいたい、はいりました…けど。
…つらくない、ですか？
［すっかり息が上がっている所為で途切れ途切れの声で問う。
表面上は気遣うみたいな言葉。
いっそこのまま無茶苦茶にされたほうが楽だろうに。
考える余裕もなさそうな彼にこの上赦しを求めて
何時も通り、選択する負荷を与えるのは
果たして本当に彼にとっての最善なのか
何時も悩んでた疑問が頭に過って……］
【赤】 比嘉 志朗
［……けれどもう、考えるのも億劫で、
感じた違和感に則って、普段とは違う選択を］
無理なら、早めに言って下さい。
途中でやめられるか、わりと、怪しいので。
［返事を待たずに浅く引き抜いて、
もう一度同じくらいまで押し込む。
隙間を埋める潤滑油が掻き雑ぜられてぐちゅりと、
本来濡れもしない場所に似つかわしくない音を立てた。
最初に挿れた時と変わらないゆったりとした動きから
始まった律動は緩やかに速度を増して行き
指で届かず触れた事のないその先を
切っ先で押し広げるみたいに、
抽挿を繰り返すうちに、少しずつ深くまで］
【赤】 比嘉 志朗
すっご……せんぱいと、セックスしてる。
［慣らす事だけが目的の単調で、まだ緩やかな動きでも
感じるそれらしい聴覚情報とそれらしい視覚情報と
足りな過ぎて気が狂いそうな温かで心地好い刺激。
頭が回らなくて、思わず呼び名が、昔に戻る。
もっと深くまで、ちゃんと根元まで味わいたくて
彼の脚を抱え上げるべく腿を握った握力の力加減が怪しい。
気を抜くと欲望の侭揺さぶってしまいそうで
時折耐える様に呻くような音で息を詰めて、
動きを止めては、また再開する。］
【赤】 比嘉 志朗
［きもちいい。
全然足りなくて、もどかしくて、苦しくて
なのに譫言みたいに、感じ入った声がぽつりと零れた。
単純な肉の快感でなくて
彼とひとつになっている今に、胸の内が暖かく満たされる様で。
全然足りなくて、もどかしくて、苦しくても
それは確かに、嘘偽りのない言葉だった。］
【赤】 比嘉 志朗
［膚と膚とが重なった感触で、深くまで繋がった事を理解しても
その時にはもう止まれなくなっていて
汗で湿った肌を打つ乾いた音が断続的に何度か響いて漸く
遅れて理解した頭で、ああ漸くキスが出来ると安堵して
覆い被さるようにして唇に噛み付いた。
それなりの速さで打ち付け動いているのと
ちっとも整わない呼吸に口が忙しいせいで
じっくり深く味わう事が出来なくて、
何度もじゃれ付くようにして、彼の吐息を食んだ。
腰骨が当たる振動が伝うのが心地良くて
切なげに目を細めた。
身体を折った分だけ意図せず中で角度を変えたものが
それまでと違う角度で容赦なく中を抉れば
彼が望む箇所も刺激することになったか。］
【赤】 比嘉 志朗
［心地好く絡み付く肉襞に扱かせるみたいに
遠慮も配慮もすっかり消え失せた腰使いで
蹂躙する無意識の自分の行動で
とうに通り過ぎて終わりの判らなくなっていた限界が
気付いた瞬間にはもう目と鼻の先に在った事を理解した］
っは……───、 せんぱい…
イきそう。
ぁ゛ っ、… イく…───ッ！
［一緒に、なんて。夢見がちな事を強請る隙もなく
言葉にして正しく自覚した途端、もうだめで。
酷く急いた声で連ねた宣言は普段通りの
許しを請うみたいに甘ったれた情けない声になった。］
【赤】 比嘉 志朗
［一気に押し寄せてきた大波に呑まれるみたいな錯覚。
込み上げてきた奔流は、もう、止める事はできなかった。
どくどくと、彼の中に埋めたものに
もうひとつ心臓があると錯覚しそうなほど
過敏に感じる脈動と、頭が真っ白に染まる程の強い絶頂の刺激。
情けない声が零れそうで奥歯を噛み締めて堪えながら
今日まで男を知らなかった奥深くを、迸る熱い飛沫で穢した*］
比嘉 志朗
［結局カーテンを閉め忘れた窓に切り取られた景色は
まだ地平線に夕暮れの色を僅かに残しながらも
もうすっかり夜の色に染まっていた。
日常も、満天の星空も、なにもかも
今は、すっかり忘れられたまま
夜と共に、二人の時間は更けて行く───*］
【赤】 阿部 悠輝
[拭きそびれた水滴は違う温い水が
肌の上を落ち滑って、俺の汗と混じって垂れる。
空調に冷やされた雫は体を冷やしているはずで、
そんなのを気にしていられないくらいに
内側からの熱で茹だっていた。
睫毛に溜っている雫に、
睫毛なっげ……っていう感想と
目に入る前に拭ってやりたい気持ちを抱える。
実際には両手はシーツから一切離せなくて
落ちた雫は俺の頬横を落ちていった。]
【赤】 阿部 悠輝
[体の反射にか、中の動きにか、声の調子にか。
拡げられていく感覚が止まって数秒。
まだ戻りきらない視界に
不意に、普段よりも低い声が差し込まれて。
男臭いその声を出したやつがどんな顔をしているのか
視界を戻そうと数度瞬きを繰り返した。]
はは、くるしいし、いわかんやべぇ。
けど、すげぇ気分いいよ。
[あれだけ蕩かしてもらっても
体は100％快感に浸かってるわけじゃない。
でも、なんかそれ以上に、キモチイイって思う。
人体の本来の用途を捻じ曲げてでも繋がりたいって、
なるほどこういう感覚なんだな。人の欲って凄い。]
【赤】 阿部 悠輝
お、っ 、ア―――― ひ ぅ
[『お前、この状態で止められんの？』と>>*28。
ここに来てまだ優等生みたいな事を言ってくるのを
どうやって焚きつけるかを考えつくより先に、
内臓がひっくり返って押し戻されたかと思った。]
―――― 、 あ、 あ、あ っ ッ
[一度拡げた箇所は二度目からは問題なく。
ローションのぬめりで摩擦は心地よい熱になって
筒を押し広げては戻してを繰り返される感覚が
最初に示された、まだ指も知らないとこまで、あと少しで。
押し込まれる度、押し出されるような声は
取り繕う余裕がなくて可愛げのカケラもないけど、
……大丈夫そうだなって中で膨れてる熱に自解した。]
【赤】 阿部 悠輝
ん、ふ 、 脱童貞、おめでと。
[少しずつ動きに慣れて声が制御できるようになって、
なんか感動してる志朗に笑った。
どこかぼんやりとした顔をしたまま
自分の欲を追い詰めるために脚を抱え直される。
ぽつりと落ちた混じりけ無い本音に
満足そうに息を吐いて、揺さぶられるに身を任せた。
ここで声をかけて優等生になられても嫌なので。
躾のなってない犬みたいにがっついて、
馬鹿になって腰をふれば良い。]
【赤】 阿部 悠輝
[結構な無理を強いている股関節に一際力がかかって、
次いで内股に当たる感触で最後まで入ったらしいと知った。
その頃には余計な口をきいている暇はなくて、
開きっぱなしの唇からは浅い呼気と喘ぎが漏れるばかり。]
ア、 ア っ ひ ィ ……… ッ
[ただでさえ揺さぶられて上手く息が吸えないのに
体を折り曲げられて、口を塞がれると苦しい。
なのに、快楽に貪欲になった体は、
離れて行く唇を視線で追って、
歯形のついた唇を舐めては舌を絡め合う。
時々、がちがちになった昂ぶりの先端が
中の熟れきった箇所を強く擦り上げるから。
時々白む視界と、腰骨から這い上る強い震えに
たぶん何度かイっていた。]
【赤】 阿部 悠輝
[でも、まだ本当に欲しいものが届かないから。
早くってせがむように
シーツから離した手で志朗の腕を掴んだ。
そのうちに、奥を押し上げるように動きが止まって
体を震わせながらびくびくと腰を震わせる。
赤い顔で堪えるように目を瞑って声を漏らす様を
特等席で堪能させてもらう。
ゴム越しでも熱さを感じる気がして
受け入れている箇所がひくりと懲りずに疼くから。]
はー……… 癖になりそ。
[中でイくのも、それ以上に
こいつが俺の中でこうやって果てる瞬間を見るのが。]
阿部 悠輝
[眠っている隙に髪を弄るのが密かな楽しみだった。
いつもより跳ねの強い毛先を指で引っ張ってみたり
指を通してむずがる仕草に音もなく笑ったり。
起きている時だって、頼めば触れさせてくれるが、
無防備に寝ている様はまた違うんだよな。
今日もあわよくばと思っていたものの。
先に起きるのは無理だな、と諦念を抱いた頃、
カーテンの外の空は何色をしていただろう。*]
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