星狩りの国-暁の街-


6 ― まだ、ちいさな手紙 ―


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みつかい ヌンキ


 ……、
 母さんたちの家にもちゃんと寄るよね?

[「でなければわざわざ連れて行かない」と叔父は頷く。

 星内での有線の電話が辛うじて通じる程度の、都市部からかなり遠くの僻地に、ヌンキの両親ときょうだいは住んでいる。
 一族の中で都市部に出てきているのは、個人の意思で都会を目指してきた叔父や幾人かの親類と、「御子」だと判ったその日から惑星の民の期待を背負わされ、都市部での高度な教育を求められたヌンキくらいだった。]

(9) 2023/04/23(Sun) 17:10:13

みつかい ヌンキ、メモを貼った。

(A5) 2023/04/23(Sun) 17:19:52

ほしあつめ サダル、メモを貼った。

(A6) 2023/04/23(Sun) 17:58:25

ほしあつめ サダル

[ポールには、本当にたくさんの星から生徒が集まって、一緒に勉強してる。
だから、僕たちが普段使うのは、どんなにぎこちなくても銀河語。

エリトラから来た子も、遥か遠いカイオウから来た子も。マリクから来た僕も。
どんなに慣れなくても、どんなに難しくても。故郷の言葉を使うことは殆ど無い。

だって、マリク語を喋れるのは、先生やガクシャの人くらいしかいないから。それは皆も同じ。
先生も普段は銀河語で話すし、お願いしても、僕たちの故郷の言葉で話してはくれない。
学校では、なるべく銀河語で話すのがルールなんだって。

最初は慣れないけど、少しずつ、少しずつ、簡単な言葉から覚えていく。話せることが増えて、仲良しになる、よく話す子が増えてくる。

寮暮らしにも慣れて、窓から沢山の建物が見えるのにも慣れて。
言葉が難しいのにもなんとなく慣れて、生活ができるようになって。

ちょっとだけ、故郷が懐かしくなった。]

(10) 2023/04/23(Sun) 18:21:42

ほしあつめ サダル

[その気持ちに特別な意味があるわけでは、多分、ないんだけど。

手紙を書くとき、ちょっと考える。マリクのことや家族のこと。
もし、マリクに住んでたら、書くこと変わってたのかもって。]

(11) 2023/04/23(Sun) 18:26:53

ほんのむし エルナト

[今日の仕事も滞りなく終了しました。いよいよ充電後に次のブロックに作業移行できそうです。
一つの仕事を終えて、次に移る。これは快いものを胸に生じませます。
まるで一冊の本を読み終えて棚に戻し、次の本を棚から取り出すように。

文字で構成された暗黒の宇宙空間において、僅かずつでも前に進んでいるというのは大きな安定を私の思考回路にもたらします。

今日持ち帰ったのはいわゆる恋愛小説でした。
私には愛はわかりません。
主人公として記された彼女も愛というものを知らなかったのですが…]

………ううん。

[本を置いて考えます。ありうべくもないもしもの可能性について。
もし、私が……]

(12) 2023/04/23(Sun) 20:20:55

ほんのむし エルナト

…わかりません。一人で考えていても。

[ちょうど手紙が今日も届いています。有り難いことです。文字通りなかなかないということです。2通。紙媒体と電子形式。

といっても、電子の方は覚えのあるものですが。]

……尋ねてみるのもいいかもしれませんね。

(13) 2023/04/23(Sun) 20:21:41

みつかい ヌンキ、メモを貼った。

(A7) 2023/04/23(Sun) 20:42:20

みつかい ヌンキ、メモを貼った。

(A8) 2023/04/23(Sun) 20:50:50

けんきゅう シトゥラ

[エミュルグの基地に行きたい。
そう伝えたときのおじいの顔!]


 宝石を探したいんだ。んーと、宝石じゃないんだけど宝石みたいかもしれなくて
 だからエミュルグに逢いに行って来る


[エミュルグっていうのは、惑星エウクィの夜の部分に住んでる王。
綺麗なものが好きで、宝石とか昔の半導体とかを蒐集してるって有名なんだ。

この星、昼の地域は過酷だし、夜の地域は瘴気が多い。

発着場だとか星の主要な設備は、温度と天候の安定してる薄暮の地域にある。
おじいとシトゥラが住んでるのもその中級層。
今まで一人で夜の地域に行きたいなんて言ったことなかったんだ]

(14) 2023/04/23(Sun) 23:10:45

けんきゅう シトゥラ



[おじいのラメミドリの眸が、ぎゅっと狭まる。
おでこのところに皺が寄るのを見つめた。
「危ないだろうが」
短い言葉に思わず笑っちゃう]


 メンテナンスいつもサボってたけど
 ちゃんと受けてから行くね

(15) 2023/04/23(Sun) 23:11:10

けんきゅう シトゥラ

 ちょっとの間だけ
 お手伝いできないけどおじいはちゃんとご飯たべて
 あとお手紙きたら受け取っといてね?


[まだ行っていいとは言ってない。おじいはブツブツ文句言うけど、禁止はしないんだ。
おじいは優しい。
シトゥラのこと放っておいてるみたいだけど、気にかけてくれる。
安全に過ごせるように
好きなものを楽しめるように]


 メンテナンス
 うんうん、ちゃんとフルコースで受けるよ
 夜に溶けちゃうのやだし

 メンテ中に新しい本の研究しなきゃ、忙しい!


[ぴょんと跳ねて、倉庫の棚を渡ってく]

(16) 2023/04/23(Sun) 23:37:46

ほしあつめ サダル

[でも、ポールに来て、よかったことも沢山ある。
勉強は楽しいし、他の子供と手紙交換するのだって楽しい。
色んな人の話を知れて、お返事に悩んだり、考えたり、それは多分、マリクにいたら出来なかったことだ。

でもやっぱり、故郷が懐かしく、寂しく感じるのは、きっと自分の生まれた星に住まう人から手紙をもらったから。

海のある星に住む。海を大切にしている人。海と一緒に生きている人。
その人に返事を書くのに、僕も星集めとして手紙が書けたらって。そう考えて。

でも、僕はもう厳密には星集めではないから。ポールに住むマリクの人として、自由に手紙を書くんだ。]

(17) 2023/04/23(Sun) 23:55:09

ほしあつめ サダル

[嬉しいな。今日は沢山の手紙が届いた。

本当は、他の子どもたちみたいに、色々な便箋やシール、インクで工夫をしてみたいと思う。
綺麗な手紙の送り主には、綺麗だと思ってもらえる手紙を返したい。
簡素な手紙の送り主には、僕とのやり取りを少しでも楽しんでほしい。

でも僕は留学生で、面倒を見てもらっていて。そうでなくても、あんまりわがままを言うのはよくない。
先生からもらったレターセットには、封をするものがなかった。だから、シールだけ、わがままを聞いてもらった。

僕が自分で選んだシールは、まだ半分も使われてない。
一枚、もう一枚、枚数を使うたび、僕に楽しく、勉強になる時間をくれる。

僕が手紙を送った人にとっても、そのようなものであれば、嬉しいな。]

(18) 2023/04/24(Mon) 00:24:02

けんきゅう シトゥラ、メモを貼った。

(A9) 2023/04/24(Mon) 08:41:04

みつかい ヌンキ

[学校の教室でも、家庭の事情で明日から暫くヌンキが学校を休む旨が教員から伝えられる。
 ヌンキが帰って来たら授業のノートを見せてあげるとか、逆に自分が休む際にはヌンキがフォローしてくれとか、そんな話が他愛なく(?)交わされながら――。

 昼食後の長い休み時間に、教室……ではなく図書室で、今日届いた2通の手紙を読むことにした。
 明日の出立で慌ただしくなることを思えば、今日は初めから落ち着いたところで手紙を読みたい気分で。]

(19) 2023/04/24(Mon) 09:24:49

みつかい ヌンキ

[封筒の一つは、まるで大人が仕事で使うような印象の窓付封筒。
 けれども宛先は窓の中ではなく、封筒に直接、ヌンキの目にも拙いと解る字で書かれている。
 郵便受けでぱっと見た時は叔父宛ての手紙だと勘違いしかけたものだが、宛名書きは間違いなく自分だった。]

(あれ。これって……)

[それは確かに、自分が手紙を送ろうとした相手の星からの手紙。
 けれどもそれを書き記したのは「代表の人」ではなく――]

(あ。そうだ。そうだった。
 ジェイロにも、外からの人が来てるんだ)

[その「外からの人」のひとりが、「代わり」に綴った返事を読み進める。]

(20) 2023/04/24(Mon) 09:25:10

みつかい ヌンキ

[……この手紙を、同級生からの茶々入れが来ない図書室で開いたのは正解だった。
 随所での助詞の脱落もあり滑らかには読めない、拙く幼い字で綴られた文章。
 その中で語られていた話に、ヌンキは暫く目を伏せる。
 豊かな自然や眠る資源の収奪の話まで、詳しく聞いていた訳ではないけれど――。

 一方で、手紙の送り主自身のことも、問いへの答えという形でその手紙には綴られていた。]

(外からの研究者の子でも、大変、なんだな)

[なんだか少し親近感を覚えながらも、ヌンキ自身の話になると小さく唸ってしまったり(つい、声が漏れた)。
 その星のすがたを直に見ている人からの、かの鳥の話にどきりとしたり。]

(21) 2023/04/24(Mon) 09:25:26

みつかい ヌンキ

[ところで惑星ジェイロ宛てに送った手紙の中で、ヌンキはいくつかとんでもない文章を綴っていた。
 しかし相手からの手紙の中でそっくりそれと同じ表現を目にした時、自分がその誤記をやらかしていたことをすっかり忘れていた。]

(え? どういう、こと?
   あれ。そんなこと書いたっけ、ぼく?)

[一旦その件は脇に置くことにして――。]

(22) 2023/04/24(Mon) 09:25:41

みつかい ヌンキ

[その人からの手紙を読み終えてから、ヌンキは暫く物思いにふけっていた――その手紙への返事を、すぐには綴れなかった。
 手紙を今日出しても、届く頃にはその人はもうジェイロにいないかも、とも考えながら。

 幾らか経ってから、もう一通の手紙の封を開く。]

(23) 2023/04/24(Mon) 09:26:27

みつかい ヌンキ、メモを貼った。

(A10) 2023/04/24(Mon) 09:26:53

みつかい ヌンキ

[窓付封筒の一番奥に、無地の白い紙が入れられていたことには――そこにとある文字と絵が描かれていたことには、この時のヌンキはまだ、気付かない。]

(24) 2023/04/24(Mon) 09:30:51

みつかい ヌンキ

[もう一つの封筒を開けようとした時、シンプルな装丁のその裏面の右下の端に、箔押しのようなが印があることに気づいた。
 でこぼこを触ってみてもその形はよく判らないので、角度を変えて箔の形を確かめる。
 図書室の柔らかい光の下でその印の色合いが変わり、リボンの形を眼前に浮かび上がらせる。]

 わ、きれ ……。

[そんな感嘆をふっと零し……周囲の目を気にして口を噤む(注意を惹きたくないというのもあるが、そもそもここは図書室だ)。
 些かばつの悪い思いのまま、封筒から取り出した手紙を読み進める。]

(25) 2023/04/24(Mon) 09:54:40

みつかい ヌンキ


(お返事だ!)

[誰にともなく宛てられた、ユオピスクからの手紙。
 それに自分が返した手紙への返答は、文字の美しさも銀河語の流暢さも、最初に受け取った手紙と変わりなかったけれど]

(海の下で、魚が踊ってるみたい)

[空白の作り方や改行の置き方に、ふっとそんな印象が浮かぶ。
 ちょうど便箋の空白の中には、水面に跳ねる魚のような絵も描かれていて――。]

(ぼくも泳げるんだ?
  ……泳げるのかな?)

[そんな不思議が頭の中に過った時。
 先ほどまで読んでいた、ジェイロからの手紙に記されていた話のこともふっと思い返された。]

(26) 2023/04/24(Mon) 09:54:58

みつかい ヌンキ



   (……ぼくは、バハラルダの外に出てもいいの?)

[その問題はともかくとして、手紙に記された問いへの返答を綴ろうとした時に、授業の再開を告げるチャイムが鳴ってしまう。
 あわてて2通の手紙を手に教室に戻ろうとした時。
 ユオピスクからの手紙に記された文章の金色のインクが、きらりと黒く見えたのが目に映る。]

 あれ? これも――…
 ……、だ、大丈夫です、戻ります、先生!

[司書の教員に少し心配される形で教室に促され、今度こそ、と図書室を後にした。
 この便箋を様々な光の下にかざして、その色の変化を確かめられるのは、もう暫く後のことになるだろう。]

(27) 2023/04/24(Mon) 09:55:23

みつかい ヌンキ

[こうして今日の授業が終わった後、ヌンキは寄り道をせずに自宅に戻っていく。
 明日からの出立の荷造りが、まだ終わっていなかったから。

 通学用ではない、旅行用のリュックサックの中に、日用品と共に。
 外の星からこれまでに受け取った手紙の束と、手紙を書き記すための封筒と便箋、筆記用具を収めていく。]

(28) 2023/04/24(Mon) 09:57:54



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生存者 (5人)

ウミ
5回 残1327pt
ヌンキ
14回 残849pt
シトゥラ
4回 残1318pt
サダル
4回 残1282pt
エルナト
2回 残1411pt

犠牲者 (2人)

ゲイザー(2d)
アルレシャ(3d)

処刑者 (1人)

テンガン(3d)

突然死者 (0人)

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