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21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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……妹さんは。
いえ、そんな話しは立ち話で
することではないですね。
……入ってください。
[そうだ、私はつい自分と彼女の事ばかり考えてしまったが、彼女はもしかしたら妹の件で私に助力を求めてきたのかもしれない。
部屋に招き入れるのを一瞬躊躇った。彼女が怖がったらどうしようと。
でも、ここまで来てくれた事を鑑みて私は身体を引いて室内へと彼女を案内する。]
(197) CClemon 2024/06/05(Wed) 18:45:18
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[私の部屋はまだ随分と簡素だ。家具はベッド(寝乱れの一つもない)、テーブル、ソファ、本棚といったところ。
キッチンには珈琲を淹れる道具だけが置いてある(私は独りであれば人間の食事を取らない。)
でも、お気に入りの観葉植物を置いたり、好きな色のカーテンを掛けてあったりと、趣味的なところでは私の色が出ていた。
また、彼女から頂いたサインとカラントが描いてくれた私の絵(私が珈琲を点てている後ろ姿)を額に入れて壁に飾ってある。
風呂やトイレは未使用のまま綺麗に掃除してある。
そんな感じの部屋を彼女がどう感じたか、私にはわからない。
私は彼女にソファを薦めた。]
珈琲、飲みますか?*
(198) CClemon 2024/06/05(Wed) 18:45:41
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ー ホワイト・マーブル宇宙港 到着口 ー
[未来を見つめる輝かしい若者と別れ、
男はアンドロイドや自動音声の案内のもと『リベルテ』から立ち去る。
もとより場所への執着が薄いため、船から離れることには特に何か思うこともない。
大切なのは『どこで』過ごしたかではなく
『誰と』『どのような』会話をしたかなのだから。
様々なことがあった。
また話したいと感じることがあった。
まだ、自分にも何かあるような気がした。
…それをあたえてくれたのが『リベルテ』だった]
(199) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:00:46
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……
…………もしもし。私だ。
『あ、もしもしツァーリさん?
よかったわ!やっとつながった…!ほっ…!』
今、ホワイト・マーブルについた。
これから家に向かうから、家で待っていてくれ
『え〜〜〜?うふふ。そうね、そうね〜
うふふふ。じゃあ早くお出口に来なくちゃね?』
[しかし、ここからは日常の話に戻る
ここからなら通信がつながるだろう。
男は通信端末を取り出し、妻が出るであろう番号にかける。ホワイト・マーブルに到着したことと家で待機するような言葉。体が弱い妻に無理などさせられないという合理的判断なのだが…]
(200) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:04:15
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………………
…………………………………
[到着口のゲートを通った瞬間。
男は視線をそらしたくなった。とても。
人ごみの中に 恐竜のきぐるみが 立っている。]
『きゃ〜〜〜!あなた〜!一ヶ月ぶり〜!
ようこそホワイト・マーブルへ!うふふふ!
どう?とってもきれいな宇宙港だと思わない?』
…………………………。
[全身ピンクの可愛い色合い。
こっちを見て、めちゃくちゃに小さい手を降っている。
さらにいうと、この恐竜のおててをつないでいるのは、恐竜パジャマみたい服を着てる3歳くらいの男の子。その脇には、ベビーカーを押しているメイドロボ(恐竜の被り物をしている)。
恐竜一家が、めちゃくちゃこっちに、手を降ってる]
(201) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:10:15
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…………。
……………………。
『あら?ツァーリさん?どうしたの?
あ、さてはあまりの可愛さにびっくりしちゃった?
うふふ〜、いいでしょ?サプラ〜イズ!
久しぶりに会うんだから、びっくりさせようと思って♪
ほら!アーちゃんもモルちゃんも恐竜さんでかわいいでしょ?うふふ!』
……………………………。
[…目を背けてはいけない…。
私は家族と…向き合うと決めたのだ…。
いやけどそれはそれとして目はそらしたい…男のスパコン思考能力も、流石にちょっと思考を止めたくなった。これが、夫がパスタになってやってきても面白がりそうな女の正体である。>>2:77 今までもかなり妙な笑いのツボを持っていたが、まさか、自分からやるとは]
(202) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:17:18
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(203) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:18:44
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……ただいま。
[その恐竜のきぐるみの中にいる、
細い細い身体をだきしめて。
君がここに生きて、そして回復している事実に
思いを馳せるのだ。]
(204) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:19:45
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…それはそれとして、
周りの人に迷惑だから着替えてきなさい。
子供たちは私が見ているから。
『がーーーーん…!う、うう…!
せっかく可愛かったのにいい…!』
[あ、お説教も忘れずに。
愛しの夫に怒られたピンクの恐竜は、ショックを受けつつ、メイドロボに支えられながら、フラフラとお手洗いの方に向かったであろう…。
のこされたのは、男と恐竜くん(3歳児)と恐竜くん(1歳)。]
(205) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:22:58
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『うー、ぎゃおー!かいじゅだぞー!
たべちゃうぞー!ままをいじめるなー!』
……
…………アーベント、
私はいじめている訳ではなく…はあ…
[男は自分の足をゲシゲシと蹴ってくる子供を見やりつつも、はあ、とため息をつく。
どうも、ママをいじめたと思われたらしい。叱ったのは本当なので間違いではないが、あれは絶対ママが悪いと思う。
やんちゃ盛りの男の子を見下ろしながら、
どうしたものかとおもいつつ……
…まずは、練習したとおりに]
(206) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:27:19
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…かっこいいかいじゅうだなあー。
お父さん、食べられてしまいそうだなあー。
[地面に膝をついて。
小さな子どもと目を合わせて、
愛しい妻が戻ってくるまでの短い時間の
小さな怪獣劇に付き合ってやるのだ*]
(207) sleepsheep 2024/06/05(Wed) 19:29:29
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― ショッピングモール:スイッセスと ―
[わたし出来心だったんです…嘘をつくつもりなんて無くって…。
そう言いながら両手で顔を覆い、かつ丼につられて素直に暴露するレットちゃんの姿があったかもしれないし、無かったかもしれない。
かつ丼は美味しいからね。
若者は食欲に素直。>>115]
(208) mzsn 2024/06/05(Wed) 21:01:57
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[最初はバクバクと煩かった自分の心臓も、時間がたてば通常運転に。その後は彼の優雅なエスコートに身を任せる。
私…と言うより母さんが部屋を取ってくれたのは、スタンダードよりランクの高い、スーペリアダブル。
一人で過ごすには広すぎる部屋だったが、船内で友達が出来たら同室に泊まるなどして楽しく過ごせるようにと言う、母さんなりの配慮である。
……結局その部屋でパジャマパーティーをする機会は無かったのだが。
故に、二人の足はそちらの区域の方へ。
端から見れば、腕を組み仲睦まじく歩くおじいちゃんと孫であっただろうが、自分にとっては初めてのエスコート。過ごす時間を大切に、大切に。>>116
けれど話し出せば、止まらなくなってしまうのが、私と言う子供であった。]
(209) mzsn 2024/06/05(Wed) 21:02:25
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[ホワイト・マーブルでもいい出会いがある。>>117>>118
自分の中にじんわりと染み込んでいく彼の言葉に小さく頷きながら、私は踏み出す勇気を抱くのだ。
レディ、なる単語が出れば頬を染め僅か視線を泳がせたものの、自分も大人の仲間入りが出来た気がして、とても誇らしく思った。
そうしていれば、あっという間に目的地へと到着してしまう。>>119
解けた腕を名残惜しく思ったもののエスコートはここまでだから。
私、これからは自分で立派に歩いて行ける。]
(210) mzsn 2024/06/05(Wed) 21:02:53
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スーさんも…スーさんにも、
良い事がいっぱいありますように!
私、お祈りする事しか出来ないけれど、
ずっとそう思ってますから!
[私は、両の拳をぎゅっと握りしめ、精一杯に声を張り上げる。
自分が出来る事なんてほんの一握りで、手が届かない事の方がうんと多い。
スーさんの事もそう。自分が独り立ちしていて、何かを沢山持って居たのならば、彼の未来を少しでも変えられたのかもしれない。
私本当に、とても弱くてちっぽけだ。
けれど願わずにはいられない。>>120
彼の旅路に奇跡があって、沢山の思い出と共にあれますように、って。]
(211) mzsn 2024/06/05(Wed) 21:03:25
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お元気で、
…また何処かで、会えるといいですね
[泣き顔は見せなかった。
だって、別れの言葉には笑顔で答えたかったから。
今は泣かないよう、去る彼の背中を見送った。*]
(212) mzsn 2024/06/05(Wed) 21:03:36
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― 某老人ホーム ―
[例え思っていた人物だったとしても、特にこれといった話をしたこともない相手だ。
様子だけ伺おうと近づいたその時、向こうがこちらに気が付いた>>107]
ああ、いや、今事務室で用事を済ませてきたところでな
というか、アンドロイド…
[今この時も全くもってそうは見えない。
ただのきびきびとした老人だ。
思わずまじまじと彼の顔を見る自分の顔を、彼もまたまじまじと見てくる>>108
いや、顔というか、髭か?なぜ?
すると、再び向こうからこちらに話しかけてくる。
やはり、思った人物で間違いないようだ]
(213) wallander 2024/06/05(Wed) 21:24:00
![](img/flag.png)
ああ、やっぱり同じ船の
リベルテの食堂で見かけた記憶があってつい…忙しいところを邪魔してしまったようだな
[彼の手に握られたモップの柄を見ながら話す。
似合っているような似合っていないような…]
…失礼だが、てっきり入居者だと思っていたよ
まさか、働いている、しかも、アンドロイドとはな
驚いたな、全く人間に見える
[言いながらじっと彼を見つめた暫くの後、ふと目をそらした。
アンドロイド相手とは言え、好奇の目で見すぎてしまった。
それとも今の時代、彼ぐらい精密なアンドロイドでも、好奇の目で見るような人間はもはや居ないのだろうか。
暫くそっぽを向いたのち、聞いた。]
(214) wallander 2024/06/05(Wed) 21:24:41
![](img/flag.png)
俺は、ここの入居を取りやめて今から地元に帰るつもりだ
ここは、いいところか?
ここには、いつまでいるつもりだ?
あんたには、自分の意志でどこかに行きたいという気持ちはあるんだろうか
[アンドロイドというものがどういう生き方をしているのかわからない。
そもそも、何でまた彼がおそらく単身で地球からホワイト・マーブルまでの旅をしたのかも知らない。
まさか老人ホームで働くために地球から出稼ぎにきたとも思えない。
この旅は、彼にとって何だったのだろうか。
彼に聞きながらも、最後には自分がアンドロイドというものについて考えているような質問を零してしまった。]**
(215) wallander 2024/06/05(Wed) 21:26:59
![](img/flag.png)
―― スイッセスさんのアパート ――
[ドアをノックするとすぐに返事があった。>>195
いる!この向こうに。スイッセスさんが。
そう思うと胸の鼓動が早くなった気がした。
ドアが開くとアタイを見て驚いたように目を見張るスイッセスさん。
――よかった、まだ覚えてくれていた。
記憶が消去されていないと教えられていたけれど、
こうして直にスイッセスさんの変わらない姿を見ると安心するんだ。
挨拶をされれば>>196]
……はい、お久しぶりです。
えっと、元気です。そっ、それに妹も、
[伝えたいコトがいっぱいあるのに上手く言葉にならない。
部屋の中へ促されれば丁寧にお辞儀して中に入れてもらおう。>>197]
(216) sakura-mochi 2024/06/05(Wed) 21:52:52
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