星狩りの国-暁の街-


21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して


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一人旅 レット

[旅の終わりは想像よりも呆気ない。
私はターミナルのロビーから、白くて広い地平線を見渡す。]

 着陸場、遠いな…

[乗ってきた宇宙船リベルテは随分遠くに。
広いガラスの前に突っ立って、暫しの間懐かしい一時の家を眺めていた。けれど人を待たせている事を思い出せば、空のカートを押す私は急ぎ足でその場を後にする。
そのまま窓口で荷物を受け取れば、今度こそ到着口へ向かうのだ。]

(316) mzsn 2024/06/06(Thu) 23:02:41

一人旅 レット

[ホワイト・マーブル宇宙港を歩く私の色彩は、淡い花のように。
いままで着る機会の無かった柔らかな布地が空気を含めば、なんだかスースーして、それと少しくすぐったい。
慣れないそれではあるのだけれど、胸を張って歩けばなんて事は無いのだ。
だってこれは、私が選んだ私だから。]

 今、到着口出たよ

[端末越しそう言って、人混みの中に居るであろう母さんを探す。
白い靴でつま先立ちをすれば、少し高い身長はもう少し上へ。自分より背の低い女性を見つけるのは難しいなと、困った顔できょろきょろと何度も周りを見回す。]

 ちゃんと!居るってば!
 白い服と!ピンクのズボン!

[私を見つけられないと言う母さんに、私は着ている服の色を伝える。
服が変わったぐらいで娘を見つけられないなんて失礼しちゃう――、と思ったが、此処まで変わって居ればソレも仕方ないか。
襟足をアップにしたが故、スースーする首筋をたまに気にしながら大きく手を振れば、やっと母さんの顔を見つけられた。]

(317) mzsn 2024/06/06(Thu) 23:03:28

一人旅 レット

[本当は今すぐ駆け出したかったのだけれど、カートを押したままでは危ないから。だからゆっくりと歩み寄り、懐かしいその人にぎゅっと抱き付く。
シャンプーの香りは変わってしまったようだけれど――、嗚呼、間違いなく母さんだ。

転勤とハイスクールの日程がまるで合わず、5か月は離れて暮らしていた私達。
連絡その物は取っていたけれど、ラグのある映像通信とリアルは別物だから。]

 来たよ、母さん

[始めて来た土地だと言うのに、もうこんなにも懐かしい。
けれどすっかり変わった私に母さんは驚いた顔をしていて、「どうしちゃったの?」なんて聞いて来るから。

そんな彼女の顔がとっても可笑しくて、私はくすくすと笑ってしまう。その事に、母さんはまた驚く。]

 『レット、貴女――、』

 …笑うようになった
 そんな感じ、かな?

[私は今まで、ずっと世界を、自分を諦めたような顔をしていた。
けれど、もう違うの。]

(318) mzsn 2024/06/06(Thu) 23:04:14

一人旅 レット

 『服も、それに髪型も……、
  何か良い事でもあったのかしら』


[そう言って微笑む母さんの前で、私はくるりとターンしてみせる。それは何時かのアーネスト師匠のように。どう?私、カッコいいでしょう?そう言わんばかりに自信を持って。]

 良い事、沢山、沢山あったよ
 素敵な旅だった

[本当に良い旅だった。大切なモノを沢山詰め込んで、私と言う存在は此処に在る。]

 『…大きくなったわね』

[目を細める母さんに、私はふふんと胸を張って。]

 だって母さん、
 私、もう直ぐ19だよ?

[誕生日はもう、すぐそこ。
そう言って満面の笑みを贈れば、母さんは少し涙ぐんで、それでも笑ってくれた。
荷物カートを押しながら、私は思い出を語る。話しても話しても話足りないそれらと一緒に、私達は行くべき場所へ。帰るべき家へ。]

(319) mzsn 2024/06/06(Thu) 23:05:17

一人旅 レット

 ねえ母さん、
 私、新しい通信端末が欲しいな

[なんだか急に、地球に残してきた友達と連絡が取りたくなったから。
ラグがあるとはいえ、今の端末よりはずっとマシになるだろう。]

 それと、ジムにも通いたい

[自宅となるタワーマンション一角にある施設を思い出しながら。
やりたいことは他にも沢山ある。けれど、これから少しづつ始めて行けば良い。
だって、私の人生はまだ続くから!]

(320) mzsn 2024/06/06(Thu) 23:05:59

独り立ち レット

[私は、慣れない白い靴で歩き出す。
足取りも軽やかに、へたっぴなスキップを交えて。

私と言う存在は今、きちんと此処に在るから。
だからもう大丈夫。*]

(321) mzsn 2024/06/06(Thu) 23:06:20

恋するライダー アーネスト

[サンシアは船を降りてからとても世話になった。
 病院への付き添いや警備の指示に万が一の法的措置。
 数えたらキリがないほどだ。>>311>>312

 男を撃退して転院をする時はすぐにサンシアに連絡をした。
 
 場所はサンシアやカラントの住む付近から、
 電車に乗って3駅ほどの距離の場所にあったらしい。
 驚きつつも、友達が会おうと思えばすぐの所にいるのは嬉しいものだ。

 妹と話したいとサンシアが言うから。>>313
 アタイは喜んで承諾した]


 もちろんだよ! ちょうど妹にも話してたンだ。
 「おねーちゃんの友達でアンタを救ってくれたもう一人のヒーロー」ってね。
 妹もぜひ会いたいって言ってたよ。

[目を輝かせながらサンシアのヒーローっぷりを称賛する。
 もはやサンシアはアタイの戦友。

(322) sakura-mochi 2024/06/06(Thu) 23:09:27

恋するライダー アーネスト

―― とある日・海辺の病院 ――
[妹の体調が安定している日にサンシアを病室に招待する。
 妹はベッドから身を起こし身なりを整えた姿でサンシアに丁寧に頭を下げた。

 『おね…、姉から話をきいています。
  私を助けるために尽力してくださって感謝します。
  本当にありがとうございました』

 アタイといる時より緊張した面持ちの妹。
 それでも、どこか晴れやかな顔でサンシアを見て。

 『姉と友達になってくださってありがとうございます。
  ……あの、正直とても驚きました。
  姉がこんな風に誰かに頼る事ってありませんでしたから。
  サンシアさんが姉のヒーローになってくれたんですね。
  すごいなぁ……、あ、じゃなっくて!か、感謝します!』

 最後に幼く尊敬の念を滲ませた言葉を零しつつ、
 妹はそうやって初対面の時は努めて礼儀正しい態度と言葉遣いでサンシアを歓迎しただろう]

(323) sakura-mochi 2024/06/06(Thu) 23:09:53

恋するライダー アーネスト

[それから妹とサンシアは好きな時に話をしているようだった。
 何を話しているのかはアタイがいない時は分からないが、妹に友達ができてよかった、と。
 また一つ、サンシアへの感謝の念を増やすのだ。

 『あのね、サンシアさん!聞いてよー。
  おねーちゃん好きな人がいるみたいなんだよっ!
  珈琲飲んでる時に教えてもらったの。>>183>>184>>185

  船で出会った人でね。珈琲を淹れるのが上手い人!
  それで、優しい笑顔が大好きだって!
  その人に貰った珈琲豆。
  飲んだ搾りかすまで大事に取ってあるんだよ。

  絶対恋だよー。おねーちゃんの心の春っ!
  ねえ、サンシアさんはどう思う?』

 なんて、妹はサンシアと二人きりの時に話すが、
 おいバカやめろ、やめろーッ!!
 なんて、アタイがいたらきっとそう叫んだだろうが、あいにくとアタイはいなかったからね。*]

(324) sakura-mochi 2024/06/06(Thu) 23:11:49

渡航者 カラント

― 〇カ月後 ―

[自分の生活が変わっているといわれようとも、そんな言葉には意味はない。
価値は命の中にあって失くすことはなく、誰にも奪えないもの。

ホワイトマーブルにきて、隣にいることが多くなったサンシアのように真っ直ぐでいながら、達観して、ともすれば受け取ることに不慣れで自分が誰かに与えることにしか慣れていない子がいれば、自分の趣味という在りかたと、サンシアの好奇心というものからくるもの以外にも自分には価値があるのかもしれない。

そのように人に依ってできるものは醜いかもしれないが、元々俺は綺麗ごとで救われないものよりもグロテスクだろうと救われるもののほうが好む性質だ。

そんな誰かにもないものが誰しももっているのだろう。]

(325) S.K 2024/06/06(Thu) 23:29:30

渡航者 カラント

― 老人ホーム ―

 なぁ、わりぃんだけど教えてもらっていいか?

[その後姿は見覚えがあって、だが確信があるわけではなくて、どちらにしても仕事で来ているからと働くアンドロイドに話しかけて]

 猫好きの〇〇〇〇って人の依頼で荷物を届けにきたんだけどよ。場所がわからないから案内してもらっていいか?

 ……んで、ついでにだけどよ。たまたま同じ船に乗り合わせたときにできた友人に似てるんだけど。俺のことは覚えてるかい?

[失っても失っても、どうありたいかはその人の内側に宿って、奪われないままそこに在るものが、ここにもまた一人いたことを知ったのであった*]

(326) S.K 2024/06/06(Thu) 23:30:21

恋するライダー アーネスト

―― 某日 ――
[おっ、カラントからの着信だ。>>310
 なんだなんだ、と端末を開くと――……]

 わおっ!こいつァクールだネェ。
 ってかカラント、こんなコトも出来るのか。

[スリーヒーローズの撮影で使われていたジオラマの映像。
 街並みを見れば思い出す、あの戦い(仕事)の日々を。
 さっそく返事を送ろう。

 『アンタ個性光りすぎだろ。
  絵も描いてジオラマも作って、一体ドコに行くつもりやら。
  まっ!イイ仕事してるのは確かだけどネ。
  あ、映画のタダ券いる?
  二枚あっから誰かと行ってきなよ!
  んで、アタイの活躍をしかと目に焼き付けな!』

なんて、相変わらずの態度のメールを送った。*]

(327) sakura-mochi 2024/06/06(Thu) 23:59:11

小説家 サンシア

[アレクサンド・ロメロ。
彼が数十年に渡って書きあげた「冒険」は、一人の男の生涯そのものだ。

第一作目は青年期から始まり、
若さゆえの無謀と、希望に溢れた展開が
徐々に己の力の限界を学び、
挫折と諦めを経て、尚消えぬ熱意に再度旅立ちを選び、
若さを失いゆくことへの苦悩、それでも潰えぬ飽くなき渇望に
足掻き挑む気概は最後まで貫き通した
彼がそれまでに手に入れた最高の宝に囲まれて
寝台に横たわる彼の最期に添えられたのは



『長きに渡る枷から離れ 果て無き道へと旅立った
 我が生涯の友に感謝を捧げる

 願わくば 彼の軌跡が後に続くものの標とならん』

という一文だ]

(328) nadia 2024/06/07(Fri) 00:14:23

小説家 サンシア

[己が望み得られなかった生を、
代わりに生きてもらった男に対しての感謝であり
己の生の終わりを悟った男の最期の言葉であると知るのは、
生前の彼と作品を作り上げた者のみだ。

もう数十年前のことになる為、これに該当する人間は少なくなってはいるものの
当時の若手社員であり、最後の作品の編集を担当していた者が今は出版社の上層にいることで
アレクサンド・ロメロの名はまだ風化されず、

その曾孫を守る為の動きも早かった。

彼がいなかったら、、
サンシア・ロメロという名が広まることすらなく、
今目の前にいるスイッセス>>276に、
『宙色の鍵』が読まれることも無かっただろう]

(329) nadia 2024/06/07(Fri) 00:17:42

小説家 サンシア

─ 回想・日中 カフェ ─

 はい。
 私が作者の、サンシアです。

[これまでと打って変わって興奮した様子>>277に、
名乗れて良かったと思いながら頷きを返す。
感動した、と伝えてくれるスイッセスさんからの言葉>>278
私がそう伝わってくれたらいい、出来たら良いと願ったそのままを
受け取ってくれたと分かるもので。
読み終えても一緒に頑張れるように想えた>>279という言葉に
嬉しいという一言では表せないくらい嬉しくて、泣きそうになった]


 あ、いえ、
 違うんです、気になさらず…っ

[もしかしたら目が潤んでしまったのか、
慌てて謝られる声>>280に目を抑えたものの
申し訳なさそうに目を細められたのを見てこちらも慌てた]

(330) nadia 2024/06/07(Fri) 00:18:29

小説家 サンシア

[そんな私に、居住まいを正されたスイッセスさんから
式番まで含めた正式な紹介を受け。
光栄ですとまで言ってくれた相手に、私も向き直り]



 こちらこそ。

 実は、宙色の鍵は
 小説家としての私が初めて自分の為に生んだ物語なんです。

 同じ年を重ねた方に、読んで頂けて良かった。

[作家の私と、同じ年月を生きた彼に届く物語を書けて良かった。
そう言って笑った後、彼が話してくれる感想を聞き、
作家になった経緯や苦労などは流石に面白い話でもないから濁すものの、
スイッセスさんが作品内に抱いた疑問には何でも答えただろう。

勿論、サインを下さいというお願いも、
もし相手の方が望まれるなら、スイッセスさんが感想を言い合ったという方にもサインを認めるくらいには快く応じたのだった**]

(331) nadia 2024/06/07(Fri) 00:18:59

小説家 サンシア

─ ホワイト・マーブル移住後 ─

[アーネストさんは暫く病院に付き添いするだろうし、
妹さんも知らない人が周りに居ては気が休まらないだろうから
アーネストさんの着替えを届けたりとか、
調査会社との連絡や打ち合わせは私が引き受けるくらいで、
状況が変わるまでは積極的に関わらないことにした。

そんなわけでホワイト・マーブル移住初日はともかく、
次の日から暫くは生活の基盤を整える方に集中していたのだが]

 あ、ここ良い匂いしてる。
 バケット試しに買ってみよっかな。

[元々そんなに私物があるわけじゃなく、
家具も備え付けのものでほとんど賄えたから
時間を取られるのは大量にある資料の収納くらい。
急ぎの仕事も今は無いから、そこまで慌てる必要もなく初めての一人暮らしを楽しむ余裕があった。
仕事が詰まると時間を忘れがちだから
余裕のある内に近所の把握をしようと思って出た訳だが]

(332) nadia 2024/06/07(Fri) 01:28:26

小説家 サンシア


 …あれ?


[何の気なしに寄ったパン屋さんのイートインに、
見慣れた──とはまだ言い難い姿に気付いて足が止まった。

あの返事をした後、通信を開いても送っても無かったから
こちらから声を掛けるかどうか、すごく悩んだけれど]


 …久しぶり、っていうにはちょっと早かったね。

 こんにちは、カラントさん。
 隣、座るね?


[隣に居たいと願った人相手に、偶然会えた嬉しさの方が勝ったから。
頬を赤らめながら、カラントさんに声を掛けた*]

(333) nadia 2024/06/07(Fri) 01:31:21

小説家 サンシア

[そんなこんなで、思っていた以上に早くカラントさんとの交流も始まって。
アーネストさんから妹さんの転院が決まったと連絡が来た時>>322にはカラントさんのお家にもお邪魔するようになっていただろう。

本当ならシアターやジムで共通の交流があるアーネストさんにはカラントさんとのことを伝えるべきだろうけど、
流石に妹さんのことが落ち着くまで浮かれた話を伝えるのも、気が引けて言えなかった。

改めて言うには恥ずかしくて、中々切り出せなくなるとはこの時には思ってもいなかったわけだが]


 ほんと?良かった。

 それじゃ、妹さんの体調が良い時に呼んでくれる?
 しばらくは急ぎの仕事入れないから、いつでも良いよ。

[妹さんも会いたいと言ってくれてると聞いて、
妹さんの体調に合わせて会いに行くと約束をした通り。
数日後には、彼女と初めての対面をできることになった]

(334) nadia 2024/06/07(Fri) 02:18:41

小説家 サンシア

[新しい病院は、私が住んでいる所から3駅程の近さだった。
連絡を貰ってそれ程待たせること無く訪問した病室には
全体的に細く、けれどきっと前よりはふっくらとしたのだろう女性が
ベッドの上、半身を起こして待っていてくれて>>323]


 いえ、私が手を貸せたのは
 アーネストさんが助けてって言ってくれたからです。

 それも、妹さんが助けを求めてくれなかったらできなかったことですから、
 こちらこそ、助けてと声をあげてくれて、アーネストさんに伝えてくれてありがとう。

 そして、初めまして。
 私はアーネストさんの友達の、サンシアです。
 お名前を、伺っても良いですか?


[こうして妹さんからも名乗ってもらった後は、
ビューさんへと変わった呼び方に
アーネストさんが居ない時にもお話出来るくらい距離が縮んでいった]

(335) nadia 2024/06/07(Fri) 02:19:32



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