22 【完全RP村】機械人類は、蒼穹の空の夢を見るか
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―いつかの夜:オーネスト―
[礼とともに差し出されたのは、藍色の綺麗なビー玉だ。あのコの持ち物のひとつのようだった。]>>325
ありがとう。大事にするよ。
[ぼくに任せるということは、引き取る様な相手がいないということ。彼の体は全部土と一緒になる。連れて帰ったコを忘れたことはないが、形に残るものを持っていてもいいだろう。]
どういたしまして。
またね、オーネスト。
[彼の姿を見送ってから、お友達を袋に入れる。今日はこのまま帰ろう。帰って、このコを焼いて、ビー玉を入れる器を探そう。]
(436) 2024/06/21(Fri) 21:20:17
[あのとき、彼が何を思ったのか。ぼくが聞くことはない。>>323
家族を拾わなかったかと聞いてくる人がいる。ぼくが攫ったと、殺したのだという人がいる。
毎年花を贈る人のことを、彼が聞いてきたことはない。
ぼくから話をふることも、ないだろう。]*
(437) 2024/06/21(Fri) 21:20:44
葬儀屋 ヌルは、メモを貼った。
(A91) 2024/06/21(Fri) 21:22:59
自称穴掘り屋 ズィーは、メモを貼った。
(A92) 2024/06/21(Fri) 21:23:44
路地裏:古物屋にて
[古ぼけた扉をそっと開くと、たしかべる?とかいう楽器の音と共に、どうにも古臭い品々が私を出迎えた。
歯車仕掛けの動かない懐中時計に、何に使うのかもわからない電動機(円盤に針を刺して何をするんだろう?)など……用途がわかるのは時計だけね。
店に入り、服に隠した機械腕をおもむろに取り出すと、底を盛った靴に違和感を持たれぬよう大げさに音を立てて扉を閉める。
カウンターに座る老婆は、顔を隠し片腕がゴツい義手、といういかにもな格好の来客にも関わらず、楽しそうに笑って私に声をかけてきた。]
『おや、これは珍しいお客様だ。もしや夜の女王んトコの放浪娘かい?』
──ええそうよ。私を知ってるの?
[想定と違う声掛けに一瞬戸惑うが、すぐに平静を取り戻す。聞いた話では老婆の一言目は定型句だったはずで、正体バレも相まって無いはずの心臓が跳ねたような気分だった。もっとも、ネタばらしはすぐに行われたのだが。]
『有名だからね。特にその腕は』
そう。それでおばあ様、わたしお店のためにお買い物に来たのだけれど?
『ひひ、普通なら可愛らしい言葉のはずだが、お嬢ちゃんの場合はどうも違うようだ。いいだろう――だが。
「
ウチは古物専門の店だ。お嬢ちゃんはこんな所で一体何をお求めだい?」』
(438) 2024/06/21(Fri) 21:24:05
[簡単な符号。例によってお酒の勢いで楽し気に話してくれた優しいお客様によると、これはとある商取引専門の闇組織、名前は何といったかな……その取引現場の入場券らしい。]
……「時計を探しに来たのだけど、ここにはガラクタしか置いていないの?」
『ん……おや、止まっているねえ。これは失敬、奥に主人が居るから持っていって直してもらいよ。』
ありがと。それじゃあね、おばあ様。
『これは老婆心からだが、お前さんはきっと自分で思っているほど安全ではないよ。あまり無理をするものでは無いと思うがね』
……それでも、逃げるくらいなら出来るわ。
[カウンターを抜けて奥へ進もうとする私に投げかけられる言葉は、当然に理解しているつもりだった。
懐中時計を握りつぶさないよう人の腕に持ち、暗い廊下を抜ける。
簡易な電灯に照らされた先、機械式の灯に照らされた下り階段をコツコツと下る。]
(439) 2024/06/21(Fri) 21:25:28
──意外と読めるのね。もっと複雑に暗号化されてると思ってた。
[帳簿を見る。銃火器に電磁機器、その類の記録を探せばすぐに見つかった。
ハックを恐れて紙にする、というのは原始的だが手段を絞れるという点と誰とでも手段を共有できるという点では効果的だ。そして、だからこそ私にも簡単に閲覧出来る。
前時代的と少しの侮りがあったかもしれないが、しかし長居はするものではない、と取引相手を端からさらう。
朝の王、BloodSun、etc……見慣れた名が並んでいれば顔がひきつるのは仕方の無いことだと思う。
死の商人とはこの事ね、と溜息をつく。さらに見れば、その流通量が露骨に増えていて――
不意に扉の開く音。振り返れば銃を持った男がこちらの様子を窺っている。]
『……誰の客かな?この部屋への立ち入りは許可されていないはずだが』
……ええと、ごめんなさい、道に迷ってしまって。
『誰の客かと聞いている』
[銃を構える男。侵入経路を聞き出したいようだが、答えたところで開放されるわけではないだろう。強行突破で脱出する以外の選択肢は無い、と即座に判断して機を窺う。]
(440) 2024/06/21(Fri) 21:26:02
知ったとてあなたたちを害そうという訳ではないし、大人しく帰して貰えると助かるのだけど。
……もしかして私を知らないの?けっこう有名だと思うんだけど、あ、変装のせい?
[説明する時間にはリスクがあるし、察してくれれば話が早いんだけどな、と目線をやるがどうも本当に知らないらしい。であるならば、]
お客さんを売るのもなあ。
[堂々と活用しておいて今更な話ではあるのだが、その点から目をそらせばセキュリティ意識の低い彼らもお店の大切なお客様だ。名前も知っているし何度も話を交わしている。出来る事なら罪を背負うことなくまた顔を見せに来てほしい、と身勝手に思っているのだ。
ゆえに、アリシアにとってはこれ以上の会話は必要が無い。]
(441) 2024/06/21(Fri) 21:26:46
──ねえ、お兄さんって不運よ。
[ただ払い除けるだけでも火傷する私を止めなければいけないなんて。それにたとえ殺そうとしたって──]
そもそも止められないでしょ?
(442) 2024/06/21(Fri) 21:29:45
[即座に駆け寄り手を開く。どうやら老婆から情報が漏れたわけではないらしく、男の武器は人と軽装機械向けのライフル銃だったので手を傾けて弾く事にした。
そのまま体をひと握りすれば、口と体から気の毒な音が響く。それを床に放ると、出口の方角を想起しながら扉の外の様子を窺った。]
……あっけないのね。人ってもっと強いと思ってた。
[無論、武器が合っていないということは理解していた。しかし実際は正体を暴かれることもないし(老婆が例外だっただけで)、恐ろしく強い見張り番と遭遇したりしないし、劇的な撤退も無い。数人の警備兵を無力化するばかりで、
──そうして外の明るさが見えてきたころ、安堵よりもつまらなさを感じている自分には気付かずに。]
(443) 2024/06/21(Fri) 21:30:28
“正直者” オーネストは、メモを貼った。
(A93) 2024/06/21(Fri) 21:31:02
[店まで戻ってみると、どうやら老婆は針時計を手入れしているようだった。その造りは遠目に見ても綺麗で、これに並ぶ品質の物は公爵の蒐集品を全て集めても中々見られないと思わせるものだった。]
『早いお帰りだね、……おや。』
[服に付いた返り血を見て薄い笑みを浮かべる老婆に、少し不気味さを感じたのは仕方の無いことだろう。]
ねえ、口封じに殺されるかもとか思わないの?
『いいや?何をしていようと、人間なんざ見ればわかるモンだよ』
そう……時計、あるんじゃない。
『これは非売品さ。見かけも良いが、音が何より面白い。入った奴によって変わるのさ』
[よくわからない、と言わんばかりの顔をする私にカカと笑い、老婆は続けた。]
『今日の音は格別だったよ、目の覚める音だ。そいつは記念にやるよ、中心を押せば動くからね。』
[そうして少し釈然としないまま、アリシアは宿に戻る。「小娘の知りたがり」がどれほどの意味を持って捉えられるか──少なくとも、その判断の針を揺らす事件ではあったことだろう。
夜の女王のアリアとしては頭の痛い問題かもしれないが、自由に責任が伴うのは自然の摂理だ。調査対象を定めたアリシアは、戦略目標を特定すべくもう暫くは調査に乗り出すこととなるだろう。
逃げるだけなら簡単というのは甘い見通しだろうに──ああいや。彼女は……物足りなかったのかな?**]
(444) 2024/06/21(Fri) 21:33:14
夜雀亭の看板娘 アリシアは、メモを貼った。
(A94) 2024/06/21(Fri) 21:43:22
女王陛下とアリスと荼毘葬送
[さて、「迷惑よ」の制止空しくアリシアの手をぎゅっと握ってしまったズィー
>>411だった訳だが。
痛がる反応に気づいて手をすぐに放したことには(相手の手は大丈夫だろうと踏んだ上で)安堵のため息をつく仕草をした。
……と、ここでアリシアの手についての感想
>>413が聞こえてきた。
「女王」のこの率直な感想に対し、「機工故に」という思考が咄嗟に出てきてしまったのは、ズィーと初めて会ったときのあの反応
>>412が想起されたからだった。
なお、オクリビの機工の手は、実際すべすべである。
少しだけマットな表面加工になっていたから、「つるつる」というよりも「すべすべ」の方だ。]
すべすべ、なのですか?
ふふ。アイドルとしては羨ましいですね。
[顔色は変えぬまま、それでも「機械だとは気づいていない」と示すようなフォローを入れていた。]
(445) 2024/06/21(Fri) 21:49:49
[……とはいえ改めて思考すれば、単なる「お手入れ」>>419だって普通にあり得る話だとも気づく。
彼女自身もそう言葉にしたことで、とりあえず機工の件には触れずに済みそうか。
そう、アリシアの身体は「あの」メトロポリスの技術を用いた機体、という話である。
あの生物化学に恐ろしいほどに長けた改人の国の技術。
オクリビの機体のような、ヴァルハラの影響強いそれとは異なるのだ。
……顔面の皮膚の柔さだけはメトロポリスの影響もあったかもしれないが。]
(446) 2024/06/21(Fri) 21:50:04
[そしてオクリビが「国民第一号」だということは、「女王陛下」からも直々にご紹介>>415!
ええ、とズィーに顔を一度向けて微笑んで――
その後の提案>>416に、笑顔のまま、オクリビはわりと本気で頷いた。]
ええ、ぜひとも。
女王陛下の威光の元、光輝けるステージを
皆様にご披露できれば幸いにございます。
[なぜこう真面目に答えたかというと、金策の件があったから。
とはいえ簡単にアイドルになってみて稼げる、という訳でないこともかつて憧れを抱いた少女は理解はしていたのだが。
未知の鉱脈を掘り当てるまでの資金源は、やはり必要との思考だった。]
(447) 2024/06/21(Fri) 21:50:26
[そしてこの一連のアイドル発言に、至極まっとうな感想>>417がアリシアからは返ってきたわけで……。]
アイドルのテーマに軽重の制約はありません。
重いのが好きだ、推したい、お慕いしたい、と
そういう層の方々もいらっしゃいます。
[微妙にダジャレが混じってしまったのは「そうそう」の所為だったかもしれないしそうでもなかったかもしれない。
ともあれ、ツッコミに対してやはり真面目な回答を返してしまうこの機械女であった。
―――沈むような重い思いは、今は、無い。今は。]
(448) 2024/06/21(Fri) 21:50:59
[「迷惑じゃない」>>418という言葉には、特に裏の無い素直な安心を顔色に形作り。
なんの国、という問いに、オクリビは少しだけ言葉を選びながら、答えを紡ぐ。]
資源枯渇が叫ばれるこの時代に、
それでも鉱脈を探索し、富を築く。
譬え陽の当たらぬ街の片隅からでも、
己の国を建てられるのだと証明する。
――女王陛下のそんな生き様を示しながら。
願いは、夢は、貫けばきっと叶うのだと。
人々が心から願える、そんな国です。
……ふふ。青臭いでしょうか?
[最後の一言は、「8歳の少女」にも「15歳の少女」にもいうセリフではなかったかもしれない。
この言葉には、40年前後を生きてきた「永遠の15歳」の心が、滲んでいる。]
(449) 2024/06/21(Fri) 21:51:22
[そして、更なる問いには――]
ええ。私はアイドルです。
[さっき「冗談」だと自分で言ったのは一体なんだったのか。
ここまできたらもう本当に、「荼毘葬送オクリビちゃん」として活動しなければならないかもしれない。
そんな風にすら思考する、オクリビであった。
レイが見ていた夢は、こんな形ではなかった、けれど。**]
(450) 2024/06/21(Fri) 21:51:57
―荒々しさと静けさ―
[前兆というものは、案外わかりやすい。
いつも見かけるコがいなかったり、いつもはいないコがいたり、増えたり減ったり、ここにいるとよくわかる。
特に、普段は表にいるコが動くようなときは>>438、大きなことが起こるものだ。]
♪〜♪〜
[ゆらり、ゆらり、小さな灯りがひとつ、影はふたつ。
静かな歌が、静かな夜にとけてゆく。]**
(451) 2024/06/21(Fri) 21:54:07
[ページボーイは、先に裏路地を歩く我らが公爵を追いかけていた。]
おーい!公爵!
これ、フィジシャンがわけてくれたんだ!!!
明日、アリシアに持ってくぶんももらっちまったよ!!!
やっぱ、フィジシャンが食ってる店の菓子は
ハズレがないなあ、
合わせるお茶の味とかもわかんのかなあ…?
『はっはっは。そうさなあ。
今度、試しに聞いてみるといい。
…そうだ、せっかくだから皆の意見も聞いてみようか
私はやはりシーズニア産のものが好みだが…
女中や商人はどうおもう?』
[と、雑談をしながら前へと進む。
今日は他の幹部たちも一緒だったから、
より和やかな雰囲気は深まる。ページボーイもまた、大人たちの会話に混じって道化のように明るく話を盛り上げていた…]
(452) 2024/06/21(Fri) 21:55:57
<…タッ…ポタっ、ポタっ>
んあっ…!あれ、雨か?
鼻にあたってきた…う〜〜〜
今夜は、雨降らないって聞いてたのに!
(453) 2024/06/21(Fri) 21:57:09
荼毘葬送 オクリビは、メモを貼った。
(A95) 2024/06/21(Fri) 21:57:42
案内人見習い ページボーイは、 ????? ページボーイ に肩書きを変更しました。
(454) 2024/06/21(Fri) 21:58:29
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