5 【半突発誰歓RP村】映画 ─玉響に“なけ”─
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
[1]
[2]
[3]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
全
全て表示
「その場所を包むのは静寂であり、静かな喧騒だった。
人の気配に居心地の悪さを覚えるものの、本を開けば、その内容に集中すれば、気配は遠のいていく。
近所の図書館も、コミュニティセンターも、人の気配に満ちていた。
学校生活では受け入れているはずのそれらから、飯島は逃げたがっていた。
知り合いの声も、明るい喧騒も、それらの作り出す空気からも遠い。
他者と関わり合いを持たない空間に安堵して、飯島はペンを走らせる。
午後は委員会の活動届を出している。
ただ、家に帰りたくなかった。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋**
(*35) 2023/03/06(Mon) 18:06:25
― 舞台裏/海藤くんの歌! ―
えっ、本当にやってくれたんですか?
1時間で? えーすごーい!
[>>*30海藤くんが作詞してくれたのを教えてもらって、素直に感嘆し拍手する。
でも、中身をの読み解くと映画の海藤くんも重ねられてるみたいな気がする。
へ〜、ふーん!
ウキウキとどんな音が合うのか文字を追い考え始めるのはとても楽しい。
とても!楽しい!
この様子はメイキング映像で出ることはなかったけれど。
後日、Nixにしては珍しいバラードとして、曲と共に歌声が込められたものが海藤くんのところにとどけられた。
言葉を引くことも足す事もなく。
彼が許可してくれたなら、監督さんや原作者さんへも伝えて、本当にサウンドトラックやDVDやBDの特典となるかもしれない。]*
(*36) 2023/03/06(Mon) 18:13:43
『 その部屋には、見覚えのある作品がたくさんあった。視線を少しだけ下に落とすと、想像した通りの名前がある。知らない物には知らない名前がついていて、新入生の作品なのだと分かった。
目を閉じると、鼻をつく画材の匂いがする気がした。結月は彼女たちの手を知っていた。背中を知っていた。笑い声を知っていた。美味しいバウムクーヘンの味を知っていた。
ここには、結月が夢を見ていた頃に過ごした世界があった。
知っているものがたくさんあって、知らないものだってあるのに、結月の名前だけがどこにもなかった。
みんなに置いて行かれたような気がして、自分が捨てたんだと思い出した。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]*
(*37) 2023/03/06(Mon) 18:40:07
[本当は美術室のシーンは茜の台詞が入るはずであった。
だが、彼女はわあ、と泣きに泣いて。演じているものには見えないほど、その感情は――生。
松本役の行平はハッとしたのはカットの声がかかったから。
『ここで切ります』
カメラチェックに通ればシーンはokだ。竹村茜役のNixは眼を腫らしてタオルで顔を拭いている。
本当に熱演だった。
きっと映画の中でも注目シーンになるはずだ。
行平は手応えを感じた]
(*38) 2023/03/06(Mon) 19:33:58
『 母方の祖父母の家は海から遠く離れた場所にある。
小学一年生の春休みに遊びに行った時、わらびを取りに行った。連れていかれたのは草の生い茂る山の中腹だった。
初めての経験にわくわくしながら身を屈めたのに、家族の袋ばかりが膨らんでいく。
「ぜんぜん見つかんないよ!」
「大丈夫。一度見つけちゃえば簡単だから」』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
(*39) 2023/03/06(Mon) 19:42:53
『 悠然とした背中を、遠くからこちらを見ていた視線を忘れた訳じゃない。噂も知っていた。けれど、それらを繋げる理由がどこにもなかった。だから、学校の中で何度すれ違っても気づかない。
これからもずっとそうであるはずだった。
"1本目"を見つけられたとしたら、きっとこの時だ。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]*
(*40) 2023/03/06(Mon) 19:46:10
[竹村茜は、自身を夢見がちだったと批判せざるを得なかった。
自分の想いを込めたあの歌で、若しかしたら何かを思い緩やかに嫌がらせは収束するのではと思っていた。
けれど、それは叶わなかった。
自分の歌では、奴等の心は動かせない。]
[「─玉響に“なけ”─」一部抜粋]*
(*41) 2023/03/06(Mon) 21:00:56
『亜美歌という生徒の魂は勢いを増したのではない、
・・・・・・・・・・・・・・
ただ元の力を取り戻したに過ぎない。
本来持ってる魂のエネルギーを100とすれば
今までの生活で使っていたのは60から70.
肉体が耐える限度70と仮定すれば
バランスは取れていた。(例えの話として)
だが皮肉にも大人の一部が
亜美歌魂に憎悪と憤怒の炎を灯す。
>>1:34>>1:35>>1:36>>1:37>>1:38>>1:39
反骨心に怒り衝動……どれだけ努力を重ねても
表に出なかった>>1:40>>1:41
亜美歌の底力と魂の唸り、全力を引き出した。』
(*42) 2023/03/06(Mon) 21:15:37
『覚醒といえば覚醒、エンジンフルスロットル状態。
むしろオーバーヒートする勢いだろう。>>1:139
しかしそれは代償を生む。
結論から言えば
亜美歌の予感は──当たっている。>>1:135
描いて衝動をぶちまける度
体が悲鳴を上げそうな
脳や肉体が灼き切れそうな感覚。
熱き魂のうねりは内側から
自らを燃やし尽くす炎みたいだ。
事実その負荷は
亜美歌の肉体を少しずつ蝕んでいく。
芸術の高みへ。その先へ。>>0:343』
[ 『─玉響に“なけ”─』抜粋]
(*43) 2023/03/06(Mon) 21:15:57
(*44) 2023/03/06(Mon) 21:16:27
─舞台裏・NGシーン1─
[幸阪退部直後のシーン。>>107
バァン!!と廊下側の窓が勢いよく開く音。]
ユッキー!!
(*45) 2023/03/06(Mon) 22:32:25
(*46) 2023/03/06(Mon) 22:32:42
──台詞忘れたァッッ!!!
[ガラガラガラッ、ピシャンッッッ。
勢いよく廊下側の扉が閉まる。
……無言、のち窓の向こうで
ふるふる震えながら座り込む姫野。]
……すいません、もう1回お願いします……。
[その声は今にも消え入りそう。
カットの声に根岸に対し
「ごめんなさい!ごめんなさい!」と
両手を合わせて謝罪する芸歴2年差先輩だった。**]
(*47) 2023/03/06(Mon) 22:33:21
― 記者の自宅訪問7 ―
女教師はね、きっともう、春からもう駄目なんだなって、そう思っていたと思いますよ。
鬼束という高校生の好意はわかりやすく女教師に向けられていましたから。
けれども、この四季は、女教師にとってもとても貴重な、素晴らしい一年だったと、そう思います。
もしかしたら、鬼束という高校生に流されてもいいと、そう思ったときもあったんじゃないかと思います。
でも、ここは教師としての分別を保ちましたね。
もしこのままずるずると教え子に流されていたとしたら、わたしはきっと、この教師を許せなかった。
若い先生が初恋の相手、よくあることですよね。
それは、一時の、青春の、気の迷いなんですよ…
(*48) 2023/03/06(Mon) 23:31:23
あ、雨が降ってきましたね。
記者さんは傘持ってきましたか?
ビニール傘で良ければ1本差し上げますよ。
[平屋の屋根を、ぽつ、ぽつと雨が叩く音がしてきた。
その音の強さを聞くに、どうやら大降りにはならなそうだ。
立ちあがると、縁側の方へと向かい、少しがたがたする窓を開け、庭へ降りる用のブロックに置いてあるつっかけを履いて外に出る。]
すみません、洗濯物を取り込ませてください。
すぐ終わりますんで。
[実際に取り込みはすぐ終わり、再び籠を持って縁側の内側に戻った時点でも、自分の身体はさほど濡れてもいなかった。
とはいえ、髪は少し濡れたので、取り込んだばかりのタオルで軽く拭う。]
(*49) 2023/03/06(Mon) 23:33:35
すみませんね、あ、見えました?
今は寒桜が綺麗に咲いているんですよ。
大家さんの都合もあって鉢植えですけど。
春はまた別の花がきれいに咲きますよ。
ネモフィラに、ディモルフォセカに、デイジーに…
え、映画で出てきた庭みたいって?
[少し遠くを見るようにした後、私は記者あてに微笑んだ。]
そう。本当に、こういうことがあったんです。
私、やっぱりこの町が好きなので。
2年ほど離れた後、戻ってきて、ここで一人で住んでいるんですよ。
移り行く庭の花々は、今もずっと、綺麗です。
変わらず鮮やかに咲く花々を見るたびに、私は花々とあの子と共に有ったあの一年のことを思い出す…
(*50) 2023/03/06(Mon) 23:36:47
[そして視線を一旦外した後、また笑った。]
なんて、冗談ですよ。
田美院先生の小説じゃないんですから。
ね、記者さんは映画は全部見ましたよね。
あのあと、皆はどうなると思います?
私はきっと、みんな幸せになったって思います。
悩んで、泣いて、挫折して、だけどみんな、幸せになったんだって、そう思ってますよ。**
(*51) 2023/03/06(Mon) 23:38:21
―オーディション合格後―
[羽藤が今作のオーディションに合格したと聞いて、劇団のメンバーは喜んでくれた。
舞台以外でそれなりに科白やシーンもある役を演じるのは初めてだ。
こっちでええ役寄越す前に外に出よって、と座長には乱暴に頭を掻き混ぜられ、違う世界で揉まれてこいと先輩や同期にも激励された。]
「やけどお前、ええんか?」
[ロケ地はお前の故郷だろう、と。
親ほど年の離れた座長はそれを心配しているらしい。
母親と妹が家族と青年との間を繋いでくれているが、父親とは劇団に入る前に大喧嘩をしてから没交渉だ。]
そりゃあ、まだ親父と和解出来るとは思ってませんけど。
この役演ってみたかったんですもん。
今回を逃したら、一生、演じられんかもしれんでしょう?
[青年はその憂いを払おうとするようにへらりと笑う。]
(*52) 2023/03/07(Tue) 00:04:24
[実家に戻るつもりはない。
撮影時は、ビジネスホテルにでも泊まる心算だ。
映画の情報が公開される頃には、撮影はひと段落しているものだ。
撮り終えた後にどれだけ関わるかはまだ分からないが、それでも。
羽藤がどんな役を演じるのか、雑誌やTVのCMなどを通して家族が知るのは一般人と同じタイミング。
その時には青年はこちらに戻っている。
妹には怒られるかもしれないが、まぁいつものように宥めるとしよう。]
(*53) 2023/03/07(Tue) 00:05:37
座長も原作読んだでしょ。
俺と海藤は違う。
混同したりなんかしません。出来へん。
海藤と俺がもっと似てたら、こんなに演じたいなんて思わんかった。
俺とほんの少―しだけ似てて、殆ど違う海藤やから、演ってみたいんです。
[青年は、海藤と自分とを明確に分けている。
まるで友人や兄貴分のように。
なれたかもしれない自分だなんて思わない。
自分はこの世界でしか生きていけないのだから。**]
(*54) 2023/03/07(Tue) 00:06:23
[1]
[2]
[3]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
全
トップページに戻る