27 【身内RP】Happy Halloween Field Trip!【R15】
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【赤】 ルーリ
［ ｱｱ。 ］
［ ｺﾉﾏﾏﾄｹﾚﾊﾞ。 ］
ﾄｹ、ﾚﾊﾞ………
［ ｷｴﾙｺﾄｶﾞ……。 ］
ｷｴ……………
【赤】 ルーリ
［ 喉の熱さは胃へと流れ
そして全身へと侵食していく
傍から見れば
酔って過呼吸になったぐらいだろう。
アデルファが近付こうとすれば
手を伸ばし止める。
俺が負けるわけがないだろう。 ］
【赤】 ジョン
［その日。
ちょっと出かけてくるからと、
叔父夫婦に娘を任せて山を降りた。
あれから10年くらいは経っていただろうか。
それでも、見知った顔に声をかければ
酷く驚いた顔をして固まってしまった。
次の瞬間にはオオカミ少年かの如く、
「カレヴィだ！カレヴィが来た！」
なんて叫ぶんだ。
そして、銃や武器を手にした人たちが
飛び出してきて、囲まれてしまった。］
【赤】 ジョン
最近起こった事件の犯人は
やはりお前だったんだな。
［なんて問い詰められる。
なんのことかさっぱりで、否定するけど
聞く耳すら持ってもらえない。
まさに寝耳に水な話だった。
その時点で逃げていれば良かったのだろう。
でも話せばわかってもらえると、
そう信じていたんだ。］
【赤】 ジョン
［とても最悪なタイミングだったらしい。
この小さな町で、殺人事件が起こったという。
それも連続して。
町の人は
姿の見えない犯人に俺を充てることで、
どうしようもない不安や憎悪を向ける
矛先にしていたんだ。
俺ではないけど、もしかしたら一族の
誰かの可能性がある。
そう思えば、段々否定も出来なくなって。
子供を殺されたと泣き叫ぶのは、
昔仲良くしていた友人だった。
リュヌも同じように殺したんだろうと、
責め立てる言葉も深く刺さる。］
【赤】 ジョン
あの時殺しておけば……！
［憎悪が、恐怖が、膨らみきっていた。
怪物かと見紛うほどの怖い目が、
全て俺に集まる。
俺には、止めることが出来なかった。］
【赤】 ルーリ
お前も寂しいだろうが
相手も寂しいんだ
だが俺が消えた時
お前の方が寂しくなれと俺は強く思っている
だから
いいぜ、俺をよく見て、眼を見て
止めてみせろ
そして
止められなかっ時に後悔も積み重ねるといい
【赤】 ルーリ
［ チラリと見たそいつの表情に
痛さを感じていればにっこりと笑おう。 ］
これが俺の悪戯だ
［ 噛んだ箇所から血が滲んでいた。
勿体無いと舐め取ってみる。
………ふーん、味の感想は機会があればな。
今はズキズキする痛みに悶えるといい。 ］
【赤】 ダアト
───この、馬鹿……ッ！！
［苛立ち紛れで、罵る言葉が
酷く単純になったことが悔やまれる。
もっと言葉を尽くして罵倒してやりたかった、と。
後で思い返した時に、何度も思った。］
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