20 ― 遺されたモノたちの手紙 ―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
[1]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
全
─── 回想・タリア04の覚醒 ───
[ けたたましいエラー音の鳴り響く中、彼女は覚醒する。]
────私はタリア。『紫花天 タリア-04』。
[ 起動してすぐに彼女は自身の名称を口にする。
エラー音に混じって、呻くような地鳴りと激しい風の音が室内にも響いていた。
上体を起こし、彼女は周囲を見廻す。
別の機械がいる様子はなく、ここには彼女しか稼働している機械はいないようだった。
この部屋は特別頑丈であるのか、揺れてはいても崩落などの危険性は低そうだ。
暫くして、喧騒は収まり、辺りは静寂を取り戻す。
彼女は、身体の収められていた長方形の装置から出ていく。]
(+0) 2024/05/14(Tue) 21:52:15
[ 覚醒前にタリア03
──私の前身の記憶がロードされていたようだが、あれは何だったのだろう。
保存されたメモリ(記憶)が起動時にこの状況に係るものだろうか、と再度ロードを試みてみる。
しかしメモリエラーが出現し、電脳部にノイズが走った。
数十回の試行を繰り返したが、いずれもノイズが発生してしまい、再生に至らない。
どうにも成らないと理解し、メインシステムの元へと向かって現在の状況を確認する。]
(+1) 2024/05/14(Tue) 22:05:01
[ メインシステムは一部破損が見られたが、サブシステムの補完が働いており、現状を把握するには特に問題がなかった。
結果、わかった事象は三つ。
一つ、突如巨大なハリケーンが発生し、この施設は放棄された。
二つ、旧人類という生物がいたが、現在は絶滅している。
原因は不明。
三つ、旧人類が絶滅したため『タリア』シリーズは凍結。
いずれ破棄される。]
破棄……。
[ 天災の影響でシステムに不具合が出て、凍結が解除された可能性。
しかしそれらしい形跡はログに残っていない。
となると自動的に解除されたことになるが、それが誰の手によるものなのかは、『タリア』の能力で探るのは難しかった。]
なんで私は、目醒めてしまったのだろう……?
(+2) 2024/05/14(Tue) 22:21:36
[――手足のしびれるような感覚――
手紙の余韻に浸ったまま、どれだけの時間を費やしたか。
その感覚が冷たい現実を呼び覚ます。]
……この、感じ。
[何度か味わったことのある感覚。
バッテリーの切れが迫っている感覚。]
どうし、よ。
[いろいろな人に手紙を送って、
返事を確約してしまった。
――そうだ、よく考えたらそんなことしちゃだめだった。
これは何時だって終わっていいほどの頼りない夢だった。]
私、止まりたかったハズなのに。
何でそれをすっかり忘れてたの――?
(+3) 2024/05/14(Tue) 22:36:27
――やだ。
やだよ。
まだ何にも、ちゃんと、話せてないのに。
――私、今、こうやって動いているんだから、何かしらの手段で、充電できたはず、だよね。
[考える、考える、考える。
うまく動かない体で、頭だけを稼働させて考える。
なにかなかったか。外発的に私が充電されるようななにか。
それさえ見つかれば――きっとそれさえ見つかれば。]
(+4) 2024/05/14(Tue) 22:38:40
[―考える中、ふっと何かを掴んだ気が、少しした―]
(+5) 2024/05/14(Tue) 22:39:52
[1]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
全
トップページに戻る