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─ いつかのシアタールーム ─
[サンシアから”クレイジーハイヤー”と聞くと。>>0:219
ぱぁっと顔を輝かせ]
それが分かるなんてサンシアはツウだねェ!
そうだよ、アレもアタイがやったんだ!
いやーホントあの時は命懸けだったネ!
ワイヤーの上を爆走する正確なテクと度胸!
それに技術のスタッフと息を合わせてワイヤーがびゅーんとなってグッ!てなる最高潮の時にジャンプする勇気!
アタイだけじゃなく他の誰が欠けてもあのアクションはできなかったよ。
いやー、懐かしいねェ……。
[肝心のアクションの説明は感覚的で伝わりにくかっただろうが、勢いと身振り手振りでわいわい説明]
あれがCGだってェ!?
ハッ!素人には言わしておきナ。
分かるヤツには分かるってモンさネ!
監督も同じ気持ちだったんだろう。
分かるヤツには分かるんだってネ。
ほら、その証拠にサンシアに出会えた。
こんなに良い出会いはそうそうないよ!
[サンシアの鋭い観察眼>>220に嬉し気にそう語る。
「俺たちは純粋なアクションで売り込むんだ。
裏方の苦労話で買った同情票なんていらねェぜ!」
アクションバカな監督の暑苦しい力説はとりあえず映画ファンの前では伏せておくのが華だろう。
あーでも。詳しくインタビューされれば言っちゃうかもなー。
お酒とご飯なんて奢られたら話しちゃうかもナァー]
[すごいねと言われれば素直にうれしい。>>0:222
それに、その言葉には包み込むような優しさを感じた。
『すごいね、ねーちゃん!』
いつも弟妹たちが褒めてくれた言葉の裏。>>0:221
見ていてくれる人がいる。心配してくれる人がいる。
その言葉だけでいつでもアタイはヒーローになれるのサ]
へへっ、あンがとネ!
アタイもサンシアと話せて楽しいよ。
[小説のネタにと言えば、サンシアもいい笑みをする!>>0:222
しかもご飯とお酒のおごりだなんて!!]
ふっふっふ、ヌシもワルよのぅー。
そんなに奢られてはうっかり撮影現場の裏話をぽろっとこぼしてしまいそうだネェー。
でも酒が入ればフカコーリョクだからネェー。
まったくしょうがないネェー♪
[なんて笑いながら映画の後はよく一緒に食事やおしゃべりをしたものだ。
楽しくて、温かくて、朗らかに笑える。
そんなサンシアとの楽しい三週間。**]
── いつかのスポーツジム:レットと ──
[頭をくしゃくしゃ撫でれればニッと笑ってみせ。>>0:226
見下ろせば呆けたような表情でしばらく見上げられ。
あれ?アタイ何かしたっけ?
あーアレか!頭を撫でたのがマズかったか!
なんか良いトコの坊っちゃんみたいだモンな。
頭撫でるのはマナー違反ってやつなのかも知れん。
なんてアタイの背が高いのが原因とは気づかない。
しかも色々と勘違いをしている!
だが、その勘違いを(部分的に)気づいて勢いよく謝罪すれば返ってくるのは複雑な事情。>>0:227]
[”戦闘服”という言葉を使うということは、
レットは常に戦いに身を置く日々を心がしているのだと思った。
そうだ、女というのはそれだけで窮屈な人生だ。
男より弱いと虐められたり搾取されたり──]
…………。
[それが昔、近所の男子に虐められ助けを求めて泣きついてきた妹の姿>>0:79に重なった気がして]
もしこの船でレットになめたマネしたヤツがいたらアタイに言いナ。
やっつけてやるからさ、グーパンで。
[そう言って拳をぐっと握って笑ってみせた。
少しだけ瞳に悲しい影を落としつつも目を伏せ、閉じて]
そーだ!戦闘服って言うならアタイのもそーサ!
見てくれよこのライダースーツ!
この一着で各種トレーニングや格闘にも対応可能。
このままバイクに乗って爆走も可能!
しかも超カッコイイ!
レットも興味があれば一着どうだい?
着るだけでヒーローになった気分になれるヨ。
[瞳を開けばいつもの調子で陽気にくるりと一回転。
戦闘服を纏う幼き同胞にウィンク一つ]
[それから話題を強引に変えてトレーニングの話を。
真面目に話を聞いてくれる!素直!>>0:228
素直なのはいいコトだ。
きっと筋肉も素直にすくすく育つはずだ!
私が瞳を輝かせコーチングの話をする。>>0:229
よし!いけるいける!!
このままパワーで押し切るぞ!!
そしてこの子を育てて筋肉の素晴らしさを……!!
って、待てーい!!!!!
と急ブレーキで自分を制する。>>0:230]
あはは……、まっ!時間が合えばネ!
[なんて苦笑しながら軽い約束を一つ。
危ないあぶない、もう少しで暗黒の筋肉面に堕ちるところだった]
[なんて、心の中で安堵していたはずが。
レットの言葉でまたアタイの暗黒筋肉面が……!>>0:231]
はうっ……!!
我が弟子よーー!!
健全な精神は健全な肉体に宿る!
任せな! アタイがイイ感じに鍛えてやンよォ!
[握手の流れからガシッと手を握りしめ芽生える師弟愛。
やっぱりこの子、素質がある!(筋肉的な)
それからの三週間。
ジムで会えばアタイは愛弟子に熱心にコーチングをした。
トレーニング後には並んでプロテイン(牛乳割り)を飲んで。
とても楽しくて充実した時間を過ごせた。
これもレットのおかげだ、ありがとう。*]
―― ――
[気づけばこの旅ももうすぐ終わる。
館内アナウンス>>#2を聞きながらまだ見ぬ惑星に思いを馳せる。
存外に楽しい旅だった。
知り合いもたくさんできた。
昨日なんかはサンシアとシアタールームで映画裏話を話したり>>19、ここでよく寝ていたカラントを起こしてやったりもしたななんて思い出したり]
あのアドリブはアタイが監督に言ってできたシーンなんだ。
『俺はお前たちをいつだって守ってやる』
本当はこれだけの短い台詞。
でもサ、どんなに大切でも弟妹でも、現実じゃずっとは無理なんだ。
だからヒーローだけじゃ弟妹を守れない。
大切なのは自分で自分を守る力。
『だからお前たちもいつか自分を守れるように強くなれ。
自分を守れるヒーローに、お前たちもなるんだ。
できるさ、だってお前たちは俺の自慢の弟妹なんだから』
[そうしてヒーローは弟妹を守るために最終決戦の地へ向かう。
アドリブで出来た映画の台詞を諳んじながら]
そーいや、あの売店のたまごボーロの人元気かネェ?
まさかまだ菓子選びで迷ってる……ワケない、よな?
[ふっと思い出した売店で悩む人を思い出す。>>0:217>>0:223]
―― 回想・売店のたまごぼーるの人 ――
[たまたまアタイが地球に残した弟妹を思い出して子供の好きそうな駄菓子の売られた売店を覗くと、仕立てのいいスーツ姿の男がたくさんの菓子の前で立ち尽くしているのを見かけた。
これは……、ははーん。子供へのお土産に悩む父ってヤツだな!
サンシアと見たファミリー映画であーいう不愛想な父ちゃん見たコトあるし。
アタイはぴぴーんと来て子供ウケのいい駄菓子なら任せろ!とその男性に声をかける]
アンタさァ……、分かるよ。
子供へのお土産で悩んでるんだネェ。
任せときな!アタイが最高に子供にウケる菓子を選んでやンよ!
[ぐっと親指を突き立てて笑顔を見せる。
そうして相手の子供の年齢層や性別などを聞き
ふむ、とアタイオススメのお菓子を一つチョイス]
[うんまーい!(テーレッテレー!)
そんなキャッチコピーと共に数百年愛されるお菓子を紹介]
これなんかどーだい? ねるねるねるね!
粉と粉を水で混ぜてねるねるするお菓子さネェ。
これなら小さい子供でも喉を詰まらせない。
しかもウマい。
そして何より……
[ぐぐっと溜めて最も重要なこの菓子の強みをアピール]
親と一緒にわいわい菓子を作って食べるんだ。
子供にとっちゃこれ以上なく盛り上がるってモンだよ。
[思い出す弟妹とねるねるした日々。
なぜか子供はこういった作る系の駄菓子が大好きだ]
他にも作る駄菓子は種類が多いけどこれが入門編かネェ?
まっ、騙されたと思って一つ買ってみなよ。
作り方が分からないって時はまたアタイを見つけて声かけとくれ。
大体昼間はカフェで昼飯食ってるからサ。
[そう言うとアタイはねるねるねるねを押し付けてその場を去ろうと……]
あっ、そーいや自己紹介がまだだったネ。
アタイの名はアーネスト。
機会があったらまた会おうじゃないか。
んじゃ、アタイはこれで。
[自己紹介がまだだったので自分の名を名乗る。
相手の名前は言われたら覚えているし、言われなければまた会う時に聞けばいいと軽やかな足取りで去っていくだろう。*]
他にも作る駄菓子は種類が多いけどこれが入門編かネェ?
まっ、騙されたと思って一つ買ってみなよ。
作り方が分からないって時はまたアタイを見つけて声かけとくれ。
大体昼間はカフェで昼飯食ってるからサ。
後はシアタールームかスポーツジムとかかネェ?
[そう言うとアタイはねるねるねるねを押し付けてその場を去ろうと……]
あっ、そーいや自己紹介がまだだったネ。
アタイの名はアーネスト。
機会があったらまた会おうじゃないか。
んじゃ、アタイはこれで。
[自己紹介がまだだったので自分の名を名乗る。
相手の名前は言われたら覚えているし、言われなければまた会う時に聞けばいいと軽やかな足取りで去っていくだろう。*]
―― カフェ ――
[もうすぐ昼飯時の時刻、アタイはカフェに来ていた。
カフェは好きだ。
いや、正確にはアタイはこの船のカフェが好きだ。
今まで仕事だ弟妹の面倒だのでカフェでのんびり時間を過ごす時間なんてなかった。
だから、ここのカフェで出されるコーヒーも。
それを出してくれるスイッセスさんの周りを流れる穏やかな会話や雰囲気も大好きだった]
あー……、なんかじーちゃんの家とかってこんな感じなのかネェ?
じーちゃんなんてアタイにはいないけどサ。
[いつかそんなコトをスイッセスさんに零したコトもあったろうか。
自分は孤児で親の顔を知らないコト。
おじいちゃんがいればアンタみたいな人がいーなとか。
姉としてヒーローとして気を張らなくていい相手との会話は初めてで存外に居心地のいいものだった]
/*
削除したのはアレだ。
昼間のカフェとかだけ場所指定するのはよくないなと思ったんだ。アーネストって他にも色んな場所にいるもんね。
―― カフェ(スイッセスさんとの回想と現在) ――
[今日もアタイの服装はライダースーツだ。>>62
たまにトレーニング終わりの服装がラフなTシャツに東方の文字で「見敵必殺」「悪即斬」などと書かれたものにジャージズボンの時もあるが、その時はその時だ。
ちなみに、このライダースーツ一着しか服がないわけではない。
他にも色違いや別ライダーのもの(素人目では判別が難しい)を着回しているので何も問題はないのだ。(たぶん)
それはそれとして声をかけられれば>>64
嬉しそうに目を輝かせながらスイッセスさんを見上げて挨拶]
あっ!こんにちはっ、スイッセスさん!
そーなんだよ。雪国星雲ってヤツを見てたのサ。
でも、んー……なんだろな?
雪みたいな白いもこもこがぶわーって集まっててアタイには雪国より羊雲星雲ってカンジかな?
まぁどっちにしろ、今日も星がキレイでいいコトだ!
[雪国星雲の感想を言った後そう笑顔で締めくくる]
[アタイの身の上を話すとスイッセスさんも自分のコトを話してくれた。>>63
最初は人間じゃないコトに驚いたが、すぐにそれも気にならないほどスイッセスさんを好きだと思っていた。
だって10年間も奥さんを愛して家族として暮らしてきたんだ。
そんな人(機械だけど)が悪いヤツじゃないってネ!
むしろ超いい人じゃん!
こんな人がアタイのおじいちゃんだったらいいのになーなんて思えば、照れて頭をかくスイッセスさんを思い出してその人間らしさに愛嬌を感じもする]
『えーっと、こーいうのってアレだ!
”テセウスの船”ってヤツだろ?
テセウスさんが持ってた船をちょっとずつ部品を変えてー
最後には元の部品は全部変わって無くなってー
んで、それは本当にテセウスさんの船? ってヤツ!
アタイは無論テセウスさんの船だろって思うね!
体が変わったってサ、思い出までは変えれないだろ?
一緒に旅した思い出は変わらず船にあんならサ。
そりゃーもうその船は本物のテセウスさんの船なンだって!』
昔聞いた小難しい思考実験の話を思い出して熱弁したコトもあったか]
[最後にはその小難しい思考遊びにうぅーんと唸りながらも、
結論はブレずに一つ。
『つまり、アタイにとってはスイッセスさんはスイッセスさんなンだよ。
何者にも代えがたいただ一人なんだよ。
この船を降りて記憶が消えるなら。
アタイがスイッセスさんの思い出を持って生きていくサ。
そーすりゃ、少しでもスイッセスさんが生きた証がこの世界に残ってく。
だから、思い出はサ。簡単にゃ消えないよ』
だからここで終わりではないのだと、
寂しさが少しでも和らぐのならと、
アタイはそう熱く語ったのを覚えている]
[そう語り合った日々を思い出しながら。
珈琲を淹れてくれると言うなら待ってましたとばかりの笑顔で頷く]
わあ!スイッセスさんの珈琲だ!
ありがとう、もちろんいただくよォ。
あっ、じゃーアタイはカウンターに座ろうかな。
スイッセスさんが珈琲を用意してくれるトコを見るのが好きなんだ。
[言うが早いか身軽に隅の席を立つとカウンターに位置を変える。
そうして頬杖をつきながら珈琲が出来上がる様子を見守るのだ。
ちなみに、なぜ彼だけ「さん」付けなのか?
それは彼がおじいちゃん(製造年とか関係なく)だからだ。
年長者は敬わなければならない。
だからこその「さん」付けなのダ。*]
―― 売店にて、ツァリーヌさんと ――
[声をかければ二度見され。>>56
ん?と首を傾げつつ見守り。
仮面ライダーと言われればなるほどそうかとわははと笑い]
いいや、撮影なんかじゃァないねッ!
これはリアル!
そしてアタイは今まさに正義のパトロール中さァッ!
悪の怪人と困った人を探しているッ!!
[ビシッと台詞ごとに決めポーズを変えて宣言。
――しかし言い終えた後の微妙な沈黙に耐え切れなかった。
ヤダ、このままだとアタイただの不審者じゃん。
慌てて本来の子供へのお菓子選びの助言を申し出て場を繋ぐ]
[子供の年齢と性別を聞いてふむと思案。>>58
そして、やはりここは王道でと差し出すねるねる。
顔を顰められても気にせずねるねるの素晴らしさをアピール!
ねるねるはいいぞ、世界が平和になる。
いずれはガンにも効くはずだ(効きません)
子供たちとの接し方についてぽつりぽつり語る彼に>>59]
……そっかァ。子育てってのは戦争だからねェ。
その頃の子供ってのは親からの愛情とか、戸惑いとか、そーゆー感情の機微に聡いモンだからネェ。
親が困ってたら子供も不安で怖くなってくるもんサ。
大変かもしンないけどサ。
アタイから言えるのは、一度子供と同じ目線に立って一緒に遊んだり笑ったり飯食ったり寝たりして子供の生活の中に「お父さん」がいるのが普通になってくれればコッチのもンなんだけどネェ。
まァ、この日常の積み重ねが「戦争」なワケだけど。
[子供たちとの接し方についてアタイの経験を元にしみじみ語る。
――何か他にないものか。
小さな男の子たちの気を引き父親を歓迎する。
そんなヒーローじみたアイテム――……]
……あ、あった。もう一つ。
[自分のゴーグルに手をかけピーンとくる。
そのままゴーグルを外せば男に向けて差し出して]
これ「仮面ライダー・エース」の俳優が撮影で使ってた本物のゴーグル。
アタイ、職業はスタントマンなんだ。
これはアタイが新人の頃にエース俳優からもらったものサ。
ほら、柄の部分に擦れてるけどサインもあるだろ?
これをあげれば子供たちも大喜びなンじゃないか!?
よかったらアンタにやるよ。
[事も無げにニッと笑って迷わず差し出す。
エース俳優からもらったゴーグル。
思い入れはあるが、子供の喜ぶ顔には代えられない。
むしろここで渡さずして何がヒーローか!]
[もし、遠慮されるようなら――]
いいってコトよ、他にもゴーグルのスペアはあるしサ!
どうしてもタダが気になるなら、
お値段高めの酒一杯奢ってくれりゃイイよ。
さァさ!騙されたと思って!
[そうして半ばグイグイ押し付けたりしつつ]
[感謝されれば気分も爽快だ。>>61
別れ際に教えてくれた名前を覚えつつ]
ツァリーヌさんか、覚えとくヨ!
また子供の悩みがあったら聞くぜェ。
アタイは子育てのプロみたいなモンだからな。
それじゃ、会えたらまたどこかで!
[色んな期待を手渡したならまたパトロールの続きをしようか。
なんてったってアタイはさすらいのライダーだからネ!**]
/*
えっ、スイッセスさんアタイの話を聞いてくれるの?
優しい、ありがとう。
おじいちゃんの珈琲おいしーね!(唐突な幼児化)
―― カフェ ――
[スイッセスさんは褒めるのが上手い。>>91
アタイが喋るだけで一服の清涼剤だなんて言ってくれる。
なんか語彙も豊富で知的だし、こーいうのを「紳士」って言うんだナって。
今まで会わなかったタイプの相手に妙に照れてしまう。
アタイが例えた羊雲に、宇宙牧場と返ってきて
単語のチョイスについ笑ってしまう]
ははっ、たしかに!
それに牧場だと羊の他にもヤギとか鶏もいそうで賑やかそうだ。
ヤギも鶏も白いし、羊と似たようなモンだろ。
よかったな羊、仲間が増えたぞー。
[窓の向こうの星雲(そもそも雪国なのだが)に呼びかけてみせ]
そーいえば、アタイが書いたサイン。
大事にしててくれてるかい?
へへっ、いやなに。サインなんて頼まれたのは初めてでネェ。
こう見えても舞い上がってンのサ。
[以前頼まれて書いたサインのコトを聞いてみる。>>94
部屋に飾られていると知ると照れくさそうに笑ってみせて。
自分がスタントで出演した映画を知ってくれる人がいる。
しかも、俳優や監督じゃなくて裏方のアタイにサインを頼んでくれた。
それが嬉しくてアタイは生まれて初めてのサインを書いたんだ。
こうっ、絵心のないアタイでもイイ感じに!イイ感じ、に…!
そうして出来た渾身のサインはアタイの名前をイイ感じに崩してぐるっと円で囲んで、周りに星とか散りばめて、花とか(子供の画力並み)描いてみたモノ。
あんなモノでも満足してくれていたら嬉しい]
[話しながら隅の席からカウンターへ移動する。>>95
羊たちよアディオス・アミーゴ!
緩慢な動きのスイッセスさんが転ばないかと心配しつつ
そういえば、アンドロイドなんだから転ばないよな、なんて。
至極当たり前なコトに思い至り彼の様子を見守る。
お湯が沸く様子を見守りながら世間話を。>>96]
んーん、今日は朝に軽くストレッチしただけだネェ。
ニンジャ・カラテなんかの本格的なのは夜にするつもりサ。
スイッセスさんにも見せてやりたいネェ。
ニンジャ・カラテの組手!
一応ここでも簡単な型は見せれるけどサ、組手でしか見せれない迫力はさすがにカフェじゃなァ。
営業妨害で放り出されちまう。
もしそうなったら助けておくれヨ?
[ははっと軽い冗談を投げかけつつ]
[弟や妹の話をと言われれば喜んで話そう。>>96
スイッセスさんに目を細めて笑いかけ]
おっ!スイッセスさんも子供好きかい?
いいよネェ、子供ってのは可愛くて元気いっぱいでサ。
まあ生意気なヤツとかイタズラするヤツとか、
困った子もいるけどみんな違ってみんな可愛い!
アタイが育った孤児院じゃ年長の子が下の子を面倒見たりしててサ。
アタイが赤ん坊の頃から育てた子も何人かいるよ。
一番手がかかったのはノチェロかな。
夜泣きがひどくって偏食も多くてサ。
あー、でも子供の頃に苦労したのはヘレスかもしれない。
内気な子ですぐ抱え込んじまうからへそを曲げた時に機嫌を直すまでに時間がかかってさ
[他にもたくさん、苦労話や嬉しかった話をしようか]
[親に捨てられなかなか心を開かなかったアヘル。
でもアタイの誕生日には折り紙の花をこっそりくれたコト。
看護師を目指すと言ったノリア。
学費の工面や勉学で苦労の連続だったが今では病院で看護師として働いているコト。
それから、それから――]
ビューは優しくて可愛くてアタイの自慢の妹だけど、サ……
おひとよし、なんだよな。
人よりも優しいから他人の苦労をわざわざ背負い込んだり、
イジメられたりもして……
アタイはそのたびにグーパンで守ってやってたっけ……。
[今まで楽しく弟や妹の話をしていたが、
ビューのコトとなると口が重くなる]
[こぽこぽと優しいお湯を沸かす音がする。
ああ、夕飯の支度をする音を思い出す――。
しばしの沈黙の後]
スイッセッスさん。アタイはネ、
ヒーローになるためにホワイト・マーブルに行くんだ。
[ニッと作った笑みはどこか焦燥を帯びてカウンターの上で握りしめた両手は震えていた]
[事の始まりはビューが地球で出会った影のある男と結婚するのだと言い出した時から始まった。
『彼はとても優しい人なの。
孤児の私にも一生守ってやるって、幸せにするって』
『でも、彼はとても不幸な人なの。
意地悪な両親にいつもいじめられてて――』
『彼と決めたの。ホワイト・マーブルに移住するって。
そこで私たち結婚して幸せになるの』
『ううん、私が彼を幸せにしてあげるの!
お姉ちゃんみたいに! 私が彼のヒーローになるの!』
そう言って男と旅出つビューをアタイは止められなかった。
恋は盲目ってヤツだね、アタイの声はあの子には届かなかった]
[それでも何度か遠距離で手紙のやり取りをしていた。
最初の頃は幸せそうな内容が多かった手紙。
でも、徐々にビューの手紙から幸せが減っていく。
そして増えていく不幸の数。
病気になっただの、殴られただの、男が人が変わったようだだの、
そうして、ビューからの最後に届いた手紙には――
『たすけて おねえちゃん』
震える筆跡でか細く綴られた一文。
アタイはいてもたってもいられず地球を飛び出し、現在に至る]
[ふぅ、と少し疲れたような溜息を吐きながら]
宛名からビューの住所の場所は知っている。
叶うならアタイはビューを助けたい。
そんでもって、ビューを弄んだ男をグーパンで殴る!
ヒーローは倒すべき悪がいてこそのヒーローなのサ。
あの子は勘違いしてたんだ。
ヒーローなんてのは平和な世界で目指した時点で終わりなんだ。
結局、自分を救えるのは自分。
ヒーローは困った人が立ち上がるために手を差し出し力を貸すしかできない。
それをあの子は分かっちゃいなかった。
[悔し気に表情を曇らせながら、ぽつり]
結局アタイの行動も行き当たりばったりなやつサ。
ホワイト・マーブルについてビューのトコに乗り込んで、
それで事態が好転するかも分からない。
拒まれるかもしれないし、行方知れずかもしれない。
運よく助けられたとして病気で衰弱したビューは回復するのか?
分からない、それでも、それでも。
「助けて」と言われれば助けるのがヒーローだ!
この先どんな結末が待ち受けていようと
アタイは戦おうと思うよ。
[震える手をぎゅっと握りしめながらアタイは真っすぐスイッセスさんを見つめた]
[それから少しバツが悪そうに笑いながら]
……っと、ごめん。
随分と長い話になっちまったネェ?
しかもかなーり重い話だろ?
ホントはここまで話す気はなかったンだけどネェ。
スイッセスさんといると気が緩んじまう。
[気まずそうに頬を指でかきながら、
少し不安げに瞳を伏せた。*]
/*
「DV男に騙された妹を救出するためあの星へ行く!」
この一文で済む内容をすごーく長く書いてしまった。
読みにくかったらごめん。ごめん。
ちなみにホワイト・マーブルへ着いた後の展開は現時点で何通りかあります。どれがいいかなー。
── 過去・売店にて ツァリーヌさんと ──
[ぐぅッ!冷静なフォローが痛い!!>>85
子供の話をするとなかなか複雑そうなお父さんだ。>>86]
大丈夫!今からだってやり直せるサ!
1歳と3歳だろ?
じゅーぶん巻き返しできるって!
家に帰ったら会えなかった分いっぱい一緒にいてやンな!
[なんて、元気づけるように声をかけ、
ついでにアタイのゴーグルもプレゼント!
明らかに驚いた表情の彼>>87を見ても勢いでグイグイ押し付けてプレゼント成功!]
[いやー、今日もいいコトしたな!
なんて呆然とするツァリーヌさんを背に、ゴーグルを「やっぱりダメ!」と返却される隙を与えず颯爽と歩きだす]
グッドラック!!
[背中越しにグッと親指を突き立て。
あーあ、振り返れば珍しいものが見れたのにな。>>88
なんて歩き去るアタイは何も見ていないのであった。**]
― いつかのスポーツジム・レットと ―
[あちゃーさすがにライダースーツは早すぎたかネェ。>>99
会話を明るいほうに持っていこうとして失敗する。
レットの薄い体を見ながら苦笑い]
あはは……、まっ、目標? みたいなモンさネ!
鍛えればレットもすらりと長い手足と背なんだ、しなやかなスレンダー美女も目指せると思う!
アタシも昔は背ばっか伸びて男みたいだったモンさ。
でもたらふく飯を食って寝て体を鍛えたらこの通り!
どうだい? 筋肉の可能性は無限大だよ。
レットも結果にコミットしてみなよ。
[最後のほうの言語は筋肉と対話できる者にのみ伝わる単語だ。
うん、少し落ち着こうか、アタイ]
[それからの芽生える師弟愛!!
イイネ!夕日に向かって走りたい気分だ。
元気な返事>>100に満足そうに笑って頷き]
よーし、いい返事だ!
それでこそアタイの弟子!
[ノリと勢いで結成した師弟関係。
しかし、それは以外にも長続きして今も続く。
無理のない範囲でのトレーニング。
終わった後は並んでプロテインを飲みながら。
マナー違反でないならたまに頭を撫でてあげよう。
よしよし、よく頑張ったな!エライぞ!と。**]
―― カフェ ――
[ファンだと言われれば少しはにかみながら笑う。>>128]
こりゃ、ホワイト・マーブルに着いてからもスタントの仕事を頑張らなきゃネェ!
実はこの船旅の間にスタント仲間のツテを当たってたンだ。
目ぼしい仕事は何個か見繕っといたから、
ホワイト・マーブルでもまた活躍してがっぽり稼いでみせるよ。
[ニカッと笑って指でマネーポーズをとる。
願わくば、記憶がなくなったスイッセスさんのもとまでアタイのライダー特撮や映画の情報が届きますように。
そっと祈りを込めた]
[カラテの話をすればスイッセスさんの冗談>>129に思わず吹き出してもういっちょ冗談返し!]
えー、そこはアタイのピンチに覚醒したスイッセスさんがニンジャ・カラテで船のスタッフを追い出してくれる流れだろ?
ニンジャ・カラテ!
ぷっ……あっはっはっはっは!
ちょ、もーこの話はヤメ!ストップ、ストップ!
[脳内でニンジャ・カラテ無双するスイッセスさんを想像してしまいお腹を抱えて笑った。
涙まで流れてきたから両手を上げてスイッセスさんに降参の意を示す]
[子供の話になればスイッセスさんは穏やかに相槌を打ってくれる。>>130
それがとても嬉しかった。
もちろん、楽しいコトばかりじゃなかった。
みんな孤児だ。生き苦しさや悩みを抱えた子も多い。
子供の世話というだけでも大変なのに、だ。
辛くて泣きたい時もあった。
それでもここまでやって来れたのは子供たちの笑顔と愛情が確かにそこにあったから。
アタイは生まれた時からヒーローじゃなかった。
みんながアタイをヒーローにしてくれた。
家族を守る信念と困難に立ち向かう力。
助けを求める人に差し伸べる手をくれたんだ]
[そうしてぽつりと零すホワイト・マーブルへ行く理由。
スイセッスさんは静かに聞いてくれた。>>131
ビューは今は20歳。随分大きくなったモンだ。>>132
少し前まではアタイに泣きつくだけの子供だったのに。
スイッセスさんの言葉はもっともだ。
むしろ穏やかな結婚生活を送っていた穏やかな人にこんな暗い話をしたコトを少し後悔してしまう]
ごめんね、人間の中にはどーしようもない悪党もいるのサ。
それに、全部の結婚生活が全部幸せなワケじゃない。
……ままならないネェ、人間ってヤツは。
あの子は騙されたんだ、どうしようもない悪党に。
[溜息を吐きながら、目を伏せて]
[自分の矜持を話せばスイッセスさんは穏やかに応じてくれる。>>133
そしてアタイを本当のヒーローと言ってくれた。>>134
それがとても嬉しかったんだ。
本当は、すごくすごく、怖かったから。
これからの旅路が不安だったから。
ふいに涙が滲んでゴーグルが曇るから慌てて外しつつ]
……もうサァ。スイッセスさんズルすぎ。
どーしてアタイの欲しい言葉ばっかくれるンだよ?
でもサ、あンがと!
めちゃくちゃ元気出た!!
[泣きそうになったが、やはり最後には今までの不安が晴れたようにスッキリした笑顔を見せ]
[喋りすぎたと謝れば珈琲が差し出される。>>135
カップを触れば淹れたてを少し過ぎた温度だったか。
話の腰を折らないよう待っていてくれたスイッセスさんの心遣いに感謝しながら美味しくいただく]
……ん、ちょーどいい温度だ。
アタイは実は猫舌だから熱いのニガテなンだよね。
だからアタイはこれくらいが好きだよ。
それにすごくウマい。
しかもまろやかで優しい味がする。
さすがだネェ……。
[しみじみとカップの中の珈琲を少しずつ大事に飲んでいく。
だってもう明後日にはこの珈琲をもう飲むことができなくなるんだから。**]
―― カフェ ――
[唐突だが「穏やかなカフェマスターの老紳士が実は凄腕の元ヒーロー」なんて設定、アタイはすごく好きだ。ものすごく好きだ。
だから覚醒したスイッセスさんがアタイと一緒にカフェで大乱闘!>>240
なんて思いついたらもう妄想が止まらない。
最高にクールでクレイジーだゼ。
背中合わせで言葉を交わさずとも合う呼吸。
それは二人が数多の死線を潜り抜けてきたからッ!
すべての悪党(注*船のスタッフ)を倒したのならアタイはヘルメットを脱ぎ捨て不敵に笑う。
『やはり腕は鈍っていないな。スイッセス=サン』
そして二人は仲良く牢獄にガチャーン。>>241
これぞインガオホー、ナムサン。
ブッダはカジノで豪遊中だ(東方の神らしい)]
[ちょっと待て、面白すぎる。
なんてアタイは腹を抱えて大笑い。
スイッセスさんといる時間は楽しく過ぎていく。
それから色んな話をして、
仕事を続けることを喜んでくれればやる気も出る。
よーし、やるぞー!
いつか贈ったあのサインがプレミア価格になるくらい!
そーしたら息子さんもあのサインを大事にしてくれるよね?
分からないけど、それくらい頑張るぞ!と。
新天地での仕事への意欲を燃やす]
[スイッセスさんは穏やかにアタイの話を聞いてくれる。
辛い時は寄り添うように優しく。
楽しい時はお茶目な面も見せながら共に楽しく。
困った時にはそっと手を差し伸べてくれて。
健やかなる時も、病める時も共に歩んでくれる。
そんな人だった。
きっと奥さんもスイッセスさんと共にいられて幸せだったのだろう。
それはスイッセスさんも同じく。
穏やかで幸せな10年をアタイは感じるコトができたんだ]
[アタイが話し終え、滲む涙をごまかしていれば
すっと頭に伸びて添えられた手。>>243
そのまま撫でられたのなら驚いて目を見開く。
だって忘れてたんだ。
子供たちの頭を撫でるコトはたくさんあっても、
アタイの頭を撫でてくれる手は姉としてヒーローとして戦う日々でトンと出会うコトなんてなかったから。
忘れていたぬくもり。差し伸べてくれる手。
ああ――しわくちゃだけど、あったかい手だ。
堪えていた涙が一筋、頬を伝って流れ落ちる]
……あンがと。
それから、今だけはこう呼んでもいーかな?
おじーちゃん……。
[ああ、胸ン中があったかいナァ。
目を閉じてしばし頭を撫でてくれる手に身をゆだねる]
[ひとしきり涙が流れたなら、
今度こそ晴れやかに笑ってお礼を言おう。
それから少しぬるめの珈琲を大事にだいじに味わう。
……実は、アタイは言うほど猫舌でもない。>>244
ただ、熱い料理を勢いよく頬張ったり熱い飲み物を一気飲みしようとして口内が火傷で大変なコトになるコトが多いので、飲み食いの時はなるべく熱すぎるものを口に運ぶ時は慎重にゆっくりふーふーするのを心がけているのだ。
だから、少しぬるめの珈琲が嬉しいのは本当のコト。
香ばしい珈琲の匂いと優しい味わい、穏やかに流れる時間。
それはアタイたちが確かにここにいた証、思い出だ。
大丈夫、アタイは忘れないよ。
だから悲しくなんて、ないのサ。>>245]
[珈琲を丁寧に飲み終えたならもう一度お礼を言おう]
ありがとう、スイッセスさん!
……あ、そーだ!
[ぽんっと思い出したように手を合わせつつ]
アタイ、スイッセスさんが珈琲を淹れてるトコよく見ててサ。
見よう見真似で珈琲淹れる練習して自分でも珈琲淹れれるようになったンだ!
……まァ、スイッセスさんほど上手くはないけどネ。
ホワイト・マーブルへ着いてもアタイ珈琲を淹れるよ。
そンで、そのたびにスイッセスさんのコト思い出すから。
超優しいおじーちゃんで、お茶目で楽しくてー
そんでもってー……
[スイッセスさんの特徴を指折り数えつつ]
困ってたヒーローに手を差し伸べてくれた。
立ち上がる力をくれた。
カフェのマスターにして実は隠れた名ヒーロー!
[ビシッとスイッセスさんを指さしてヒーロー認定。
おめでとう、これで君も新たなヒーローだ!
しかも老紳士のカフェマスター!
こりゃ最高にクールでイカす展開だゼ!
そんな会話を終えればアタイはカフェを後にしようか。
「いい旅を!」なんて親指を立ててみせて。**]
―― スポーツジム ――
[カフェを後にしたらその後は適当に色んな場所をブラついて
一日の終わり頃には日課のスポーツジムに行く。
入念に準備運動をしたらトレーニングをはじめようか。
小気味よくランニングマシーンで体を温めつつ、
そーいえばアタイの愛弟子も順調に育ってきたな。
そんなコトが頭を過る。>>102>>103
前よりもへばる頻度も減って、
トレーニングの負荷も徐々に上げてきている。
うん、イイ順調に筋肉が育っている証拠だ。
自分自身を鍛えるのもいいが、
愛弟子を育てて鍛えるのもまた別の喜びがある]
[明日はこの船旅の最終日。
別れの前に可愛い愛弟子の体形に合ったトレーニングウェアとランニングシューズをショッピングモールで買って贈ろうかネェ、なんて思いつつ。
そーいえばこの船旅で仲良くなった人々との連絡先の交換をどうするかとも思ったりする。
顔を見れば気さくに連絡先の交換を申し出るだろう。
サンシアには本を読んで感想を伝えたいし。
純文学とかには縁のないアタイはまず少年向けという『宙色の鍵』>>32という本を読んでみようと思うのだが、どんな話なのだろう?
あれこれ考えていればあっという間にランニングのノルマ達成だ。
さて、次は何をしようか。
筋トレもいいしニンジャ・カラテの組手もいい。
まだまだ時間はあるのだからゆっくりトレーニングを消化していこう。**]
/*
>>235
ところでここのツァリーヌさんスゴク・カワイイ!
カッコイイロルとかシリアスなのも書けるのに、さらに面白いものまでイケるなんてスゴイ!!
突撃したいけど、さすがに二連続で飛び込むのはスゴイ・シツレイな気がするからアーネストはジムにおいき……。
―― 回想・バーの入り口付近・柱の影 ――
[ジムに行く前の寄り道でなんとなく覗いてみたバー。
そこには悪の組織の幹部がいた。>>235]
ぶはっ……! く、くくっ……!
[思わず吹き出しそうになり慌てて口を塞ぐ。
ダメだ、笑っちゃ失礼だ、堪えろアタイ……!
そのままバーの入り口付近にあった柱の影に隠れるように蹲って笑いを堪える。
ツァリーヌさんはアタイのあげたゴーグルをどうやら気に入ってくれた(?)みたいだ。
だが、どう見てもその姿は悪の組織の幹部である。
おかしいナァ?アタイが付けてた時は正義のヒーローっぽかったじゃァないか、それなのに、どうしてこんなコトに――
目の前のシュールな風景に笑いがこみ上げて苦しい。
『笑ってはいけない船の旅・バー編』
ヤバイ、反則だろうコレは……!]
[アタイはしばらくその場に蹲り口元を押さえて震えていた。
頼む、誰も気付かないでくれ……!!
そんなコトを必死に祈りながら
しばらくして笑いの発作が収まればそっとその場を去ろうとしただろう。
スピード・ワゴンはクールに去るぜ。
(クールに去れたならの話だが)**]
/*
えー!誰もあの面白いツァリーヌさんに絡まないの?
じゃあアタイ、ロル拾っちゃうんだ!
でも移動しちゃった後だからなるべく齟齬が起きないようにこっそりスルーできる距離感で、ネ!
そんな感じのアーネスト。>>294>>295
/*
>>299
き、気付かれたーーー!!!
しかもめっちゃ早い!!
ツァリーヌさん、おそろしい子……!!
/*
ツァリーヌさんが面白すぎるんだがwwwwwwwww
拾ってくれてありがとね!!
面白くて優しいツァリーヌさんはスゴイ・ハンター!!
―― 回想・バーの入り口付近・柱の影 ――
[もしここでアタイが飛び出したらどうなるだろう?
震えながらもふと過る想像――。>>298
『追い詰めたぞ悪の幹部の無表情な人ッ!!
この街はアタイたちが守る!!
とうッ!ライダーキーック!!』
こうしてヒーローと悪の幹部の戦いが火蓋を……、
って!なんで笑いの火に油を注ぐマネするかナァ!?
パニック状態で思考が大爆発中だ。
必死になればなるほど笑いがおさまる気配はない]
[しかし、そんなアタイに気付く悪の組織の幹部!>>299
そしてじわじわと迫る、ハンター……!>>300]
ッ……!! っ〜……!!!
[その迫力にアタイは思わず息をのみ必死に声を押し殺す。
もはや笑いどころではない。
迫りくるハンターに怯えるアタイはまさに逃走者ッ!
正義のヒーローから追われる身に転身だ。
ドクンドクンと自分の心臓の音がうるさく感じる。
頼む、気付かないでくれ……!
逃走成功させてくれェ……!!
柱の影に蹲り必死に神に祈る]
[幸運にも祈りは神に届いたようだ。>>301
ツァリーヌハンターはあと一歩の所で引き返していく。
その様子にアタイはほっと体の緊張を解く。
だが、油断は禁物。
アタイはツァリーヌさんが展望施設のほうに向かうまでじっと息を潜めて隠れ続け――。
やったァー!逃走成功ッ!!(*賞金はないけど)
完全に立ち去ったのを見届けてから柱の影で静かにガッツポーズ。
気付けば極度の緊張から笑いの発作はおさまっていた。
よかった、本当によかった……!!
アタイは心持ちこそこそとバーを去るのであった。**]
── スポーツジム ──
[アタイがランニングを終えてマシンから降りた時
ペンギンAIより先に駆け寄ってきてくれるサンシア。
唐突でひたむきなお願い。>>323>>324
なんだかその瞳が、空気が、
『もっと遊びたい!』と一日の終わりになっても遊びをせがむ弟妹に重なって見えて──]
ああ、もちろんサ!
アタイも言いたいと思ってたトコなンだ。
また会えてよかったよ、サンシア。
[微笑ましい眼差しを向けながら、避けられなければ弟妹にしていたようにあやすように頭を撫でただろう]
[話している間にペンギンAIが持ってきてくれたタオルを肩にかけて汗を拭きつつ手ごろなベンチに腰掛けて、ぽんぽんと隣をサンシアに勧める。
そうして手元の端末からサンシアに連絡先のアドレスを送信した。
ぽんっと軽く指で押せばこれからも繋がれる。
とっても便利だ、でも、逆に言えば指先一つで切れてしまう脆さも含んでいるから、つい──]
あー、でもアタイがもしふらっと行方をくらませたりしたらサ。
サンシアは探してくれるかい?
[なんてつい子供をからかうようにニッと笑ってみせて
でも、子供相手だからあまり不安にさせないテンポですぐ否定の意を示す]
なんて、冗談だよ。
アタイはそんなヤワじゃないから安心しナ!
[そう言って親指を立てて朗らかに笑ってみせる]
[それでも不安が残るかもしれないから、アタイが簡単に消えない理由を一つ教えておこうか]
んー、実は『宙色の鍵』、まだ読めてなくてネェ。
その感想を読み終わったらサンシアに伝えたいんだよ。
ンで、サンシアに知ってほしいのサ。
サンシアの創った世界をアタイは冒険してきたよってね。
本の中の男の子と一緒にネ。
だから、サンシアとは船を降りた後も繋がっていたいンだ。
まーアタイは本なんてトンと読まないからサ、
感想は遅くなるかも知んないけど……、
それまで気長に待ってておくれよ?
[たははと最後にアタイの学の無さを笑いつつ]
[サンシアがアタイを知りたいように、
アタイもサンシアを知りたいと思ったから]
そーいや、なんでサンシアは小説家になったンだい?
あ、アタイはねー。
体力バカで度胸と根性だけは人一倍あったからスタントマンになったのサ!
それにけっこーがっぽり稼げるからネ!
[自分がスタントマンを志望した理由を豪快に語りつつ。
サンシアの小説家志望理由を聞いてみる。*]
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