10 【R18】Sweet Star XXX Night【RP】
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杓谷 薫
記録媒体が華蓮さんの指先で壊されるのを見ていた。
私としては少し覚悟を決めてみなくてはと思っていたのだけど、そんなに変な性癖に目覚めてしまいそうな動画だったんだろうか。
まあ、今となっては確認する術はないしその必要もない。
唇を触れ合わせて、それを話した後も鼻先を触れ合わせて。
笑顔の華蓮さんを見つめて私も笑顔を浮かべる。
「私も。愛してますよ、華蓮さん。
…これからずっと、愛し続けると誓います。」
だから安心して欲しい。
守る力には欠けるかもしれないけれど、寄り添って支えて共に歩く事を躊躇わないから。
もう一度キスをして、さらにもう一度。
優しく触れ合わせるキスから、つい舌先を伸ばして濃厚なキスまで。
丁寧に、歯列をなぞり唇を辿り舌先を絡め合わせ頬裏をなぞって。
ゆっくりとしっかりと口腔を味わった後に唇を離せば、二人の間に銀の糸。
それは一瞬で消えてしまうけれど。
杓谷 薫
それから、これは暫く後での話。
病院で調べた結果、私の男性機能は限りなく自然妊娠は不可能と言うところから、ゼロではない、あるいは、と少しばかり希望のある物となっていた。
不妊治療をすれば可能性は上がると聞いたけれど…それは華蓮さんに負担が大きいからどうだろう。
私としては、華蓮さんに負担を掛けたくはないから悩むところではある。
ただ、可能性が昔より上がったことは純粋に嬉しかった。
そして、私はバーテンダーと言う夜の仕事から昼の仕事へと転職した。
バーテンダーの仕事は好きだったしマスターにも恩はあったけれど、より華蓮さんと近い生活パターンで暮らしたかったから。
マスターからの紹介で、喫茶店のバリスタとして働きながら勉強もしている。
矢張りマスターには頭が上がらない。
杓谷 薫
あと、華蓮さんの両親にも挨拶に行けたのなら良い。
華蓮さんが許してくれたらだけど。
だって、式はあげたいし、それが難しいなら写真くらいは撮りたいのだ。
華蓮さんはドレスが似合うだろうし、私は悩むけれど…どちらの衣装を着たって良い。
ただ、ご挨拶に行く時は私のことを包み隠さず話すつもりだ。
自分の性別のこと、子供のこと、肉親のこと。
…正直うちの実家とは縁を切っているような物だから、そちらに挨拶はあまり考えてないことも。
そうやって、華蓮さんと未来を築いていく。
華蓮さんと明るい未来に歩いて行きたいから。*
杓谷 薫
ご両親に挨拶に行った時は、わたしはパンツスーツでお伺いさせてもらっていた。
胸はあえて潰さないし性自認の話になると困ってしまうけれど。
私は華蓮さんを愛する一人の人間で、戸籍は男で体はどちらでもありどちらでもない。
性別を証明する為に戸籍を取っておいてよかった。
「それでも、少しでも受け入れてもらえてよかったです。
私、自分の体ばかりは変えられませんから…。」
胸を潰すことはできる。体にメスを入れてより男性らしい体にすることだって。
でも、できるなら今の自分のまま生きて行きたいから。
お土産に良いところのチョコレートを買って行ったけれど、気に入ってもらえてたら良い。
あんまりすんなり過ぎて、逆に怖くはあるけれど。
杓谷 薫
「うちの両親は、まあ、…考えが古過ぎて。
頭硬過ぎて、会わせられないと言うか…。
私が会いたくないんです。ごめんなさい。」
私の両親に会わせないのは申し訳ないけれど、素直に伝えて頭を下げる。
私が男でなくなった時に、私をみなくなった人たちだ。
私を他人扱いする彼らに今から愛を求めるつもりはかけらも無い。
もし尋ねられたら「男として育ってきた嫡子の胸が膨らんできたからって病院に連れて行ってくれないくらいには、混乱したままの親ですよ」と肩をすくめてしまうだろう。
きっと彼らの中では、私は女装に目覚めた事になっている。
体を手術した<dot>変わり者</dot>の嫁としてさか見られないなら、華蓮さんにとっても悪い事になりそうだから。
だから縁を切り、自分たちに火の粉が降りかからないようにしなければ、と。
杓谷 薫
そうして日々は過ぎていく。
最近は同性で結婚式を挙げることも少なくないようで、二人でドレスを着ることもできるし私がタキシードを着ることもできるらしい。
結婚式に呼ぶとしたら、マスターかな…？
誰か呼びたい人はいる？なんて、華蓮さんに尋ねたりしながら。
「わたしは…、わたしもドレス着ようかな…？
披露宴やるなら、お色直しみたいに。」
一緒に暮らし始め、指輪を選んだり、式のことを話し合ったりする幸せな時間。
入籍をするのは式と似たようなタイミングが良いかな。
これは華蓮さんに似合いそうとか、日程を擦り合わせたりしながら。
わたしは、二人の式の日を待ち望んでいる。
…華蓮さんのドレスは買取が良いなあ。
ドレスで、…と言うのは誰もが見る夢じゃない？
違ったなら完全にわたしの妄想ゆえになるけれど。*
杓谷 薫
「うん。ウエディングドレス買えますよ。
パッと検索した感じ安くて一万、上を見たらきりないけど
ここのサイトだとセミオーダーで高くて20万？
あと、マスターの知り合いのデザイナーさんとか
女装家の方を頼ってみるのも良いかもしれません。
デザイナーの卵さんを紹介してもらって安く済むかも。
…ほら、華蓮さん胸が大きいから
普通のドレスだと収まりきらないかも…？」
昔聞いた話、薄いと詰めなくてはならないし、Dから Fくらいだとちょうど良いらしいけれどつまり華蓮さんの胸だと大きすぎるかもしれない。
途中でこぼれても嫌だろうし。
そう言うわけで、華蓮さんのドレスはセミオーダーのところに頼む事にした。
ここはわたしに支払わせて欲しい。
その後の楽しみも含めて、である。
わたしのは幸い既製品でも大丈夫だったからと、ウエディングパンツスーツを選んだ。
後ろから見ると完全にドレスだが、前側は大きく開いてパンツスタイルが見えている物。
やっぱりこれくらいの方がわたしらしい気がしたから。
杓谷 薫
そうして、結婚式の日は晴れだった。
慎ましい人数での式だったし、わたしの姿に驚いた人はいたかも知れない。
それでも、わたしは幸せで。
皆の前で、華蓮さんと永遠の愛を誓う。
何度も紡いだ愛しているを、皆の前で。
病める時も健やかな時も。
指輪を交換して、みなの前で口つけて。
ああ、なんて素晴らしい日なんだろう。
少し緊張しながらも、何度も華蓮さんに見惚れながら過ごす日は。
【独】 杓谷 薫
/*
んあああ寝落ち&寝坊すいませんっ！！！
夏の暑さに負けて体力落ちてきてます…
本日は娘の林間学校？の説明会があるので、合間に返信できたら！(説明を聞けの巻
杓谷 薫
「だって。花嫁姿のとびきり綺麗な華蓮さん、
抱きたいに決まってるじゃないですか♡」
私はといえば、普段着…まではいかない。
流石に借りた衣装は返したけれど、それでも白のパンツスーツでメイクもしていて、式の時の面影を残す衣装。
ウエディングドレスの華蓮さんをベッドに押し倒して幸せすぎて笑顔にしかなれない。
セミオーダーだからこそどんな作りかよくわかっていたから、留め具を外して少し緩めて胸を露わにさせてみた。
ウエストはまだそれなりに締めてあったと思う。だからこそ、大きな胸がより際立って、ドレスでは隠せない位置に吸い付いて紅の華を咲かせる。
杓谷 薫
「愛してます、華蓮さん。
これからずっと、ずーっと、一緒です。
辛い時も苦しい時も。
楽しい時も嬉しい時も。
一緒に過ごして行きましょう。
…それはそれとして、
花嫁衣装姿って凄い燃えますね♡」
キリッと真面目に伝えたのに、最後の言葉で台無しだ。
でも絶対これはしたかったのだもの。
一度しか着る機会が無いし、二度目に着せるつもりも無いから今日私が貴女を貰う。
そのつもりで覆い被さり、唇を重ねて。
溶け合うように私達は思いを重ねて混ざり合っていく。
いつの日か。
二人の間に家族が増えていると良いな。*
【独】 杓谷 薫
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お待たせしましたー！と、私はこの感じで〆でも良いかも…と思ってます。
残り時間と自分の体力的に…。
華蓮さんはずっとお付き合いありがとうございました！
可愛い華蓮さんを独占できて薫は幸せです♡
【独】 杓谷 薫
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あと、村立てさんは両性具有PCを許可してくださりありがとうございました。
案が出た時、念の為…と確認してよかったです！
【独】 杓谷 薫
/*
わーい！ありがとうございます！
華蓮さん綺麗だ…私の方こそ本当にお付き合いいただきありがとうございます。
薫とはこれで節目となりますが、これからもよろしくお願いします。
【独】 杓谷 薫
/*
ふたなりは好きだけど、NGの方いたらなあ…と悩んでなかなか出せなかったりしますね。
攻めもできてウケもできるから美味しいと思う(完全に趣味発言
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