32 天使と悪魔R～パイも恋も焼けます～
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【独】 大学院生 ユスティ
おつかれさまでした〜〜〜！
いやぁほんとおもしろかったです。
平和に生き延びたカップルが2組も！！！
/* うっまたやすPCを好きになってしまった……
【独】 大学院生 ユスティ
悪魔同士は群れ合わないって感じで楽しかったよ！！
ルシーは地獄で煽りながらぶち犯したいタイプですね。「腰振ることもでないから僕が気持ちよくさせてやってるんだろ？」って言って、反転された時のルシーくんの悪魔っぷりを見たい……性癖すみませんでした。
【独】 大学院生 ユスティ
3日目まで読んだセーブ。
表だけ見てると4日目で「おおおやっぱりそこ噛んだあああ護衛はいったああうおあおお」って感じだったんですけど、
灰と秘話見ると3日目夜めっちゃあつい。
いや外野だからだな。当人であったなら、アレクまじ胃痛。
【独】 大学院生 ユスティ
>>12
おつかれさまでした！村建てありがとうございました。
……え、3年ぶり？と思いながらも、変わらぬメンバーと大型新人とで、長くこうした大人の遊びを続けられて本当にありがたく思っております。
それもこれもめをちゃんが村を建ててくれるから！
今後とも天悪へのお誘い、お待ちしています。天悪を吸わせろ！(ただし大型休暇のあたりにかぎる♡)
今回、サブタイトル付けに協力させていただけて楽しかったです。
ドヤ、みんなええサブタイトルやろ？
いくつか他にも案はあったのですが、めをちゃんにバッサリ「だせぇ」と言われたので、サブタイトルセンスを磨いておきます(ｼｭｯｼｭｯﾋﾟｶﾋﾟｶ)
【独】 大学院生 ユスティ
ユスプラ-ユスティの苦悩編-①
逃亡生活から一ヶ月と少し、小さなコテージを借りてふたりで住み始めた。たった三ヶ月の契約だ。
何かから逃げているわけではないが、国内を回りたいというプラムの希望をできるだけ叶えてやりたいと思う。
午前一時を回った頃、抱き潰してしまったプラムは、幸せな夢でも見ているように寝息をたてて眠っている。この調子では、昼前まで起きることはないだろう。
……心に引っかかっていることがある。プラムの魂を地獄に連れて行かないと決めた。だが彼は人間だ。命が尽きるときはやがてくる。それが何年先か、何十年先かは分からないが、できるだけ長く生きて欲しいとがらにもなく思ってしまう。
……そのあと自分は？プラムの寿命がきたら、やはりその魂をひとりじめしたくなってしまうのだろうか。それとも、人間としての死を選ばせることになるのだろうか。
どのみち永遠にはいられない。
僕たちは、まぎれもなく、違う種族なのだ。
舌打ちとともに、まぎれもなく未だ自分の中にある暴力的衝動が湧いてくる。……プラムにぶつける前に、処理しなくては。
一ヶ月の間、魂を食わずに生きてきた。
だが身体の衰えを、感じてきている。やはり僕は悪魔で、人の魂を喰って存在しているものなのだと痛感する。
眠るプラムにもう一度ちらりと目を配り、部屋を出る。
【独】 大学院生 ユスティ
ユスプラ-ユスティの苦悩編-②
最近、近所で挨拶を交わす程度の男女のカップルがいる。そこまで親しいわけではないのだが、がわとしてのユスティとしては、仲の良いご近所くらいの関係は築いていた。
昨日、来月結婚するの。と女は言った。是非結婚式に来て欲しいと。
何か飲みたい、喉が渇いた。バーでも行くかと思うと、酔い潰れた男が先客にいた。
「ユスティか……」
「酔い潰れてるなんて珍しいな、婚約者が泣くぞ」
ククッと笑って、目の前に頼んでもいないのに出てきたテキーラを一気飲みすると、改めてウイスキーをダブルで頼む。適当に男を慰めてやると「オレ、謝るよ。ユスティ〜…頼むから着いてきてくれ」なんて男は馬鹿なことを抜かした。
「……いいよ、僕もそんな気分だったところだ」
部屋の前で酔った男を拘束するのは簡単なことだった。チャイムを鳴らすと「心配したのよ！」と飛び出してくるを女を玄関の中に蹴り飛ばした。
動けもしない、声も出せない男の前で、婚約者を蹂躙することのなんと愉快なものか。女が果てると同時に、その魂を奪った。力が満たされるのが分かる。残った女の身体はただの人形だ……人はこれを死体と呼ぶのか。
羞恥と快感に満ちた女の魂はうまい。
そして、絶望に満ちた男の魂も、また。
【独】 大学院生 ユスティ
ユスプラ-ユスティの苦悩編-③
充実した感覚に満ち溢れ、海を眺めながらひとり巻いた葉を吸う。甘ったるい香りが、今は地獄に落ちた人間どもの不快な性の臭いを消してくれればいい。確かに暴力的な快感で満たされたはずなのに、僕はプラムに知られることを、ひどく恐れている、そう自覚させられた気がした。
「……大切にしたいと、確かにそう思っているんだ」
肺に入れた煙が、少しだけ心をほぐした。
鳩色の空の東側に、少しの光が見え始めた頃、プラムと暮らすコテージに戻った。
「おかえりなさい、ユスティさん」
まだ寝ているだろうという予想とは裏腹に、プラムははっきりした声で僕を迎えた。
「コーヒーでもいれましょうか？それとも少し眠る？」
でもユスティさんは、どのみち食べてからですよね、と知った口で卵やウインナーを焼いていくプラムの背を、無言のまま抱きしめる。
「なんですか？ユスティさん、火傷してしまいますよ」
ふふ、と笑いながらこちらを向いたプラムに口付けた。"愛してる"そんな言葉は、この男の前では言えない。それは僕が永遠に理解し得ないはずのものだから。
「……どうして、」
「……？どうかしましたか？」
どうして、君は人間で、僕は悪魔なのだろう。
「いい香りがするな」
「そろそろウインナーも焼けてきましたからね」
ユスティさんはたくさん食べるから、十本も焼いているんですよ。
そう笑うプラムは、僕の香りには触れることはない。(終
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