【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

[リトリコが拒むのでないなら、そのまま彼女の俺よりずっと柔らかくて細い身体を抱きしめる。痛くないように、優しく。けれどしっかりと、包む]


俺の方こそ…俺の前に現れてくれてありがとう、リトリコ。

…あなたがここにいるのは色々な事があった結果だってわかったから、その全部を喜んではいけないのはわかってる。

でも、それでも…　俺と会って俺の事を好きだって言ってくれた事…本当に嬉しいんだ。

それに、リトリコが俺が思ってたよりずっと強く生きてる人だってこともわかった。だから、それがわかってうれしい。
リトリコは、俺が思った以上に素敵な人だった。
…話してくれてありがとう。

いつか見てみたいな。リトリコのいた砂の国…

[そうして言葉を止めて、月明かりに照らされるその顔を見つめた]

……「月」が綺麗だね。

[もう一度その言葉を口に、触れ合うほどの距離でその顔をじっと見つめ続ける。本当に、触れ合うほどの近くで*]

【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

だから、もっと自信を持ってくれていいって、思うな。
俺は本当に…リコリトに憧れて、こう言っちゃなんだけど…
ちょっといかれちゃってるぐらいなんだ。

[腕の中に包み込んだ温もりと優しい香りがこうしているだけで伝わってくる。
色々な過去の事も俺に逢うためだった、そう言ってくれたのに胸が詰まって、
腕の中に納めた彼女の髪を撫でていた。

言葉は少し自信なく聞こえたけれど、背中に回る腕に、控えめながら確かな思いを感じた気がする。その腕の力は少し強くなって、俺も彼女を自分からもっと引き寄せた。]


照らし続ける。ずっと。だから…


[その続きの前に、柔らかくて温かく、湿った感触を唇に受けた。
それでなんだか、色々考えていたことが弾けた。]

【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

リト、、リコっ…

[抱き寄せる腕が確かに力を増して、両腕でしっかりとその体温を確かめる。
微かに唇を離したまま月明りの下の顔を見つめ、今度はこちらから唇をかわし合わせた。

柔らかく湿った場所同士をぴたりと重ねてしっかりと、もっと長く。
重ね合わせたまま息をついて、一度小さく離して見つめ、でもまたその唇に戻っていく。

二度、それから三度。でも、その都度愛おしくなる。]


……どうしよう。まいったな。
焦る必要なんてないのに、このまま離したくない…
もっと知りたい、もっと近づきたい、好きだと思いたいって…思っちゃってる。


[何度目かの口づけの後、ぽつりとそんな言葉が漏れた*]

【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

そうかな。なかなか気遣いが足りないって言われてしまう事もあるけど…
…でも、リトリコにとって俺の言葉がそうだったらいい。

そうなるなら、いつでも、いくらでも。
言葉に出して言うから。


[だけど、俺の気持ちは、リトリコの言葉でものすごく揺れた。
どうしたいか、どうするか、本当にいいのか。
それを躊躇う気持ちが、言葉一つで溶けて消えた。]


”もっと”……いいの？

[もちろんもっとと請われたらいくらでもそうしてしまうだろうけれど。
熱に浮かされたか、酩酊しているのか…
その気持ちのままでもいいというなら、そのまま突き進んでしまおう。]

【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

リト、リコ……

[ついて、離れて。また触れ合って。昼間のダンスではないけれど距離を取り、またくっついて、唇同士で2人だけのチークを踊った。]


そっか。同じ気持ちなんだ。
なら……

早すぎたりはしないよね。

[刹那に燃え広がる思いもあるんだろう。
燃え尽きてしまわなければ、それでいい。
きっとそれはない。だから、彼女の誘いにうなづいた。]

【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

うちは両親と家族がいるけれど、俺の部屋は離れを改装して使ってるんだ。
弟と妹はもう戻ってきてるはずだけど…
今日は祭りから戻らないって言ってきててさ。

ああ、でもちょっと首飾りの細工で色々広げたままで、散らかってはいるんだ。

だから…リトリコの部屋…行っても構わないかな。
ゆっくり話すならそっちの方がいいかもしれないし、

…リトリコの事をもっとよく「知れたら」うれしいなって。思うんだけど。
…どう、だろう？

[手を引きながら、そう尋ねた*]

【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

そうかもしれない。
…だから、気を付けないとな。

[こんな風に一緒にいる事にいつの間にか慣れて、
それが当たり前になっても、それを蔑ろにだけはしてはいけないと、そう思うから。]

今のこの気持ち、いつまでも忘れないから。…本当に。

[この手を離さない。返事の代わりに細い指をしっかりと握りしめた。
彼女は顔を真っ赤にしたけれど、受け入れてくれたのだろう。恥ずかし気な様子だけど、その顔でそれと知れた。]

【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

………まあ。頑張った…かなり、ね。

挨拶がてら、遊びに来てくれたら嬉しいなって。
その時までに、きちんと片付けておくよ。
いや、いつもは割ときちんとしてるんだけど…

じゃあ、そこまでは案内お願いするよ。

[エスコートの続きとはまた違うかもしれないが、手を繋いだまま来た道を戻っていく。そこから、彼女の家に向けて。

なるべく普通に話をしていたけれど、俺の顔は多分ものすごく赤くて、心臓もはじけそうなほど脈打っていた―――――]

【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

リトリコの家

ありがとう。お邪魔するよ。

[公園から少し離れた小さな家。やはりあまり訪れたことのない、というよりは普段の生活圏からは少し離れていてあまり立ち寄る機会のなかった場所の家。

中に入ると、まず小さめとは言えしっかり本の並んだ棚に目を奪われた。]

これ…全部リトリコの？
いや、これは…すごいな。
俺の家にも専門書なら多少はあるけど、こんなには…

[一般教養的な本も結構あるのだろう。ここにある本を全部読むにはどのくらい時間がかかるだろうか。星の本は一緒に読んでみたい。そんな事を思いつつ、部屋のテーブルと椅子、ベッドと順に視線を移す。どれも淡い緑を基調とした、統一感のある部屋だ。]


……いい部屋だね。

お招きに預かり光栄です。なんて。

[ちょっとだけ冗談めかして言って笑い、それから彼女の傍に寄った。]

【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

何回言ったかな…けど、何回言ってもいいか。

……綺麗だよ、リトリコ。
誰よりも綺麗で、世界一かわいい。

信じられないほど好きだけど…
もっと近づいて、もっと知れたら…うれしい。

[頬に手を触れてもう一度唇を重ねる。それから正面からそのまま抱きしめる。
彼女を照らすのは差し込む月の光だけだろうか？

他に灯りがあったら、その時は消してしまうだろう。
そして、唇を少し話したまま、彼女の頬に右手を添え、彼女の腰に左手を添える。昼間踊った時のようにして、囁いた。
あの時よりはもっと距離は近く、抱きしめながらだけど]


リトリコの事、今からもっと愛してしまっても…いいかな？*

【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

そっか、貰い物…それなら納得いった。
これだけ全部そろえるのは大変だもんね。

[灯りをつけへ眺める部屋の中は落ち着いた色調の普通の部屋。
けれど、灯りを落としてしまえば月の光だけが差し込む空間。
それは神秘的にすら思える。

そしてその中心にいる、この空間の主である彼女。
俺の言葉にその度に可愛く恥ずかしがってくれる人。

今はこうして自ら掌に頬を摺り寄せてくれている。]

……ありがとう。

[好きと言ってくれて、否定せずにうなづいてくれた。
その真っ赤に染まった頬の熱さも、全て指し示してくれている。

好きだから、もっと愛し合いたい。同じ気持ちであること。]

【秘】 石工 アロイス > 先生 リトリコ

…かわいいよ。リトリコ…

[立ったまま、俺より華奢な体を抱きしめたまま、唇に。
それから頬に、それと昼間のように鼻先に、鼻梁に、額に…
耳にも。手を取って指にも。ひとつひとつにキスを落とした。

服の上からは微かとも思える胸元の膨らみに、そっと掌で触れる。華奢で小ぶり…あるいは控えめとも思えるその場所を、手の中に包み込んで優しく触れ回す。
もう片方の腰に回した手はちょうど臀部のあたり。
同じように優しく撫で、触れ回す。]

リトリコ、っ……　本当に、かわいい……

[語る言葉が少なくなってしまうけれど、それでも思った事をそのままに口にする。
腕の中に納めながら何度も触れて、何度も口づけて。

自分自身の興奮と高揚も、ぴたりと上から下まで身体をくっつけていればすぐに彼女にも知れてしまうだろうか。

もっと見たい、その中の姿を暴きたい。
そんな思いを抱きながら、彼女の柔らかさにしばし酔っていた*]