
39 おひとりさまCafe7
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[古い地層近くで拾った骨の欠片を大事に抱えていた。
母親は「それは恐竜のものじゃないのよ」と
苦笑いで窘める。
幼いニコラはぶんっと首を振った。]
ぜったいに これは恐竜だよ
プトロダクティルスのつばさか
エオラプトルのしっぽ
ひょっとして
イクチオサウルスのひれの骨かも!
[「ニコラは恐竜博士だな」
父親が笑い声をあげて、母親は肩を竦める。]
(19) itutuboshi 2025/04/18(Fri) 22:45:47

***
『 いつまで 夢を見ているの? 』
[”彼女”はマット仕上げの塗料みたいな
光沢のない眸でニコラを見詰めていた。
最早、溜息など嗄れ尽くしたといった
義務的な呼吸には何の感情も窺えない。
涙ながらに詰られた時期すら懐かしく思える。
笑い顔ともなれば、
もう随分長いこと目にしていなかった。]
(20) itutuboshi 2025/04/18(Fri) 22:46:16

『 ……あなたの
子供じみたところはもうたくさん
さよなら
残りの荷物は適当に処分して 』
[淡々と告げて、”彼女”は振り向きもせず
部屋を出て行った。]
(21) itutuboshi 2025/04/18(Fri) 22:46:27

[付き合い始めの頃揃えたペアのマグカップ、
色違いの室内履きにストライプのバスタオル、
記念日に買った磁器のフォトフレーム、
旅行先のテンションで選んだ幾何学模様のタイル、
お香立て、ランプ、レースの付いたテーブルマット。
”彼女”にとって不要になったがらくたが
化石みたいに置き去りにされている。
ニコラもまた 置き去りにされたひとつなのだ。]
[子供の頃、夢中になって手放さなかった何かの骨は
とうに紛失していたというのに。
”彼女”には見透かされていた。
大人になりきれない自分を。]
(22) itutuboshi 2025/04/18(Fri) 22:46:38

(23) itutuboshi 2025/04/18(Fri) 22:46:46

……忘れたままで 良かったな
[ぽつり呟くニコラの姿は、
もう少年の容をしていない。
大人の男の手が
無意識に、胸の辺りを撫で擦った。
そうして そこに存在している筈の痛みを
確かめる。]**
(24) itutuboshi 2025/04/18(Fri) 22:46:55

/*
延長感謝です
初年度が初年度し過ぎてて
でも村の空気吸いたいなので
ゆるりと綴れる場所はありがたい
(-24) itutuboshi 2025/04/18(Fri) 22:49:29

/*
>人の擬態
一瞬シュクルががわんこなのかと思ってしまった
そんなことはなかったが、
チップもわんこっぽく見えてくる
(-31) itutuboshi 2025/04/19(Sat) 22:51:35

[痛みの記憶に沈んでいたニコラを
引き戻したのは、とても小さな呟き。>>43
耳に捉えて ゆっくり店内に目を向ける。
先ほど挨拶を交わした女性が
変化したニコラの姿に目を止める様子にも
気付く。>>45
何となく、バツが悪い心地で曖昧な笑みを向けた。
物思いに耽っていたのは
そう長い時間ではないと思われるが、
目の前の紅茶の残りは冷えている。
冷めたそれを一息で飲み干すと、
思い出したように財布を取り出した。
茶色い革財布は>>0:74
確かに少年の持ち物としては
大人びたものだ。]
(46) itutuboshi 2025/04/20(Sun) 20:23:20

[中を開きはしなかったが、
それなりに厚みはある。]
もう一杯だけ紅茶をもらえますか?
……今度は、
少しだけブランデーを入れて
[少し思案した後、注文を。
先ほどよりずっと低い男の声だ、
少し気恥ずかしくなって、こほんと
小さく咳払いひとつ。]
(47) itutuboshi 2025/04/20(Sun) 20:23:25

[できることなら思い出したくない記憶であった。
物はあるのに空っぽのひとりの部屋で
傷つきながらも
後悔の念を抱かない自分自身を
どれ程寂しい男だと判じたことか。
同じくらい あるいはそれ以上
”彼女”を傷つけただろうに。
そんなことを静かに考えられるくらいには
持ち直せているのかもしれない。
その理由ならば知っている。
充満する幸せな美味しさの気配に包まれて
元いた場所に戻るためのもう一歩を得るため
最後の一杯を待つ。]**
(48) itutuboshi 2025/04/20(Sun) 20:23:28

/*
最後に紅茶飲んで戻る予定
お腹タプタプになりそう
ラブさんの物語素敵だな
(-36) itutuboshi 2025/04/20(Sun) 20:25:06

ゆっくりでいいよ
別に 急いでいるわけじゃなし
[>>66 厨房に投げかけた声が
働き者のテッドに届いたかはわからないが。
やがて ニコラのテーブルに届けられるだろう
ブランデー入りの紅茶は、
幸福な少年時代には飲めなかったもの。]
……こればかりは
大人になった役得ってやつだね
[その香りに満足そうに頷き、口を付けた。]
(75) itutuboshi 2025/04/21(Mon) 21:20:16

[居心地の良い空間に、
どれくらい佇んでいたものか、
ゆっくり三杯目の紅茶を飲み干せば
椅子から立ち上がる。
気付けば骨のクッキーを食べて
泣きじゃくった少年も>>57
最後にやってきた女性客も>>73
席を立っていた。
ニコラの変声に驚いた様子の少年の>>56
零した笑みは
気のせいだろうか、訪れたときより
鮮明な響きを帯びてているように聞こえる。
釣られたように
ニコラは柔らかな笑みを浮かべていた。]
(76) itutuboshi 2025/04/21(Mon) 21:20:28

[今はまだ胸の中に残る痛みの記憶。
日常に戻ってからも、
キリキリ
ニコラの心を苛むこともあるんだろう。
それでも 不思議な街に紛れ込んで
魔女のいる喫茶店で過ごした
優しく美味しい時間を思い出すことは
きっと慰めになるに違いない。
そんな予感があった。]
(77) itutuboshi 2025/04/21(Mon) 21:20:39

────お先に。
[帰り際、
キャロットケーキと木苺のジュースを
注文していた娘に声を投げる。
まだ、思案している様子の彼女に。
何故だろう
子供の頃 母親の作ってくれた
キャロットケーキの味を思い出したのか
それとも。]
(78) itutuboshi 2025/04/21(Mon) 21:20:58

ごちそうさま
[会計を澄ますと、お婆さんとテッドに
お礼を一言告げて、外への扉を押した。]**
(79) itutuboshi 2025/04/21(Mon) 21:21:11

/*
ここエピって発言保留時間とか
ないんだね
お婆さんの発言見えて
慌てて削除しようとしたら投下されてた…
リロらずごめんなさい
僕もおいとま
(-49) itutuboshi 2025/04/21(Mon) 21:23:35

/*
今の今気づいたという…
こちらこそ まったりできて楽しかったです
村建てありがとうございました
お婆さんの正体も実は気になっていたのですが>>0:4
(-53) itutuboshi 2025/04/21(Mon) 21:32:37

/*
ドールさんおだいじに
ユキナさんの傷心 リアリティあるなあ
皆さんおつかれさまでした
またご縁がありましたらどうぞよろしく
(-59) itutuboshi 2025/04/21(Mon) 21:51:48

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